【また】大阪府立高校 再編整備(案)【府立高校が減るかも】

2022年8月31日 水曜日

大阪府立高校が減少するかも、というニュースが飛び込んできました。

「大阪府教育委員会は、少子化などの影響で高校に入学する生徒が減っているとして、大阪・平野区の平野高校など3つの府立高校について、再来年度(令和6年度)以降の入学生を募集せず、令和8年までに段階的にほかの高校に統合するとした再編整備の案をまとめました。」(NHK NEWS WEBより)

この報道によると、検討対象になっているのはいずれも旧3学区の「かわち野」「美原」「平野」の3校で、いずれも他校に統合という形での閉校を検討しているとの事です。時期は2023年度入試(今の中3)が最後の入試となり、その学年が卒業する2026年3月に廃止、というタイムスケジュールが示されています。府議会の意見なども踏まえて教育委員会で検討され、11月には最終方針が示されるとの事です。「かわち野高校」は学齢人口急増期の1974年に作られた盾津高校と1980年に作られた加納高校を統合して2004年に生まれた総合選択制の学校、「美原高校」はこれまた同じ時期の1975年に作られて体育専門コースも持ち、英語数学では少人数授業を展開している学校、「平野高校」も1980年に作られ、いまでは3つのコース分けに加え、習熟度別の少人数授業を行うなど、いずれも公立高校でありながら工夫した学校づくりが行われていました。しかしこの3校はいずれも240名募集だったのですが、2018年度から定員割れが続き、2022年度入試ではそれぞれ2クラス減の160名募集としたにもかかわらず、結局4年目の定員割れを迎えたことから廃止検討対象となったようです。

少子化の影響とはいえ、在校生はもちろん卒業生やそこで日々尽力されてきた先生方の心中を察するに、なんとか方針変更にならないのかと願うばかりです。