【新6年生対象】履正社中学校 プレ・オープンスクール

2023年3月13日 月曜日

今から101年前の1922年(大正11年)に急増していた商業人需要に応えるべく、大阪市北区福島に「福島商業学校」が開校されました。修学旅行は朝鮮半島から満州国を訪れるという当時最先端のグローバルな感覚を持っていた学校でした。その後時代は戦争に突入していき、戦時中には当局の命令によって多くの商業系の学校が工業学校(という名の軍需物資工場)に転換しましたが、この学校の理事長は強固にその命令に反対し、廃校に追い込まれます。しかし終戦翌年には履正社高等学校として再興します。その後豊中市に移転、中学校を開校して、現在に至ります。

かつては校庭にブルートレイン(国鉄20系3段B寝台最後尾車両)があって、合宿所として使われていましたが、今は2017年に完成した新たな校舎が生徒の学び舎となっています。

多くのプロ選手の輩出で有名な硬式野球部に加えて、硬式テニス、サッカー、陸上競技、剣道、柔道、女子バレーボール、女子硬式野球、吹奏楽も強化クラブとなっており、Ⅲ類の生徒たちが活躍しています。

大学進学でも国公立20名、関関同立189名(いずれも2022年度、既卒生含む)と素晴らしい実績を上げています。

ここの中学校は大学受験まで6年間学ぶコースと、高校受験で外部受験を目指す3か年独立コースに分かれており、選ぶことができます。受験生はそのあたりを詳しく聞いておく必要はありそうですね。というわけで、こちらの入試イベント、第2回目、第3回目もありますので、ご興味のある方はご参加ください。

因みに、鉄道ファンの皆様、残念ながら校庭にあったブルートレインは老朽化のため既に撤去されております。また会いたいな、という方は鉄道博物館(さいたま市大宮区)で急行「あさかぜ」で活躍したナハネフ(ナ=中型ボギー車、ハ=普通車、ネ=寝台車、フ=最後尾車両)22形(履正社に有ったのと同型)がお待ちしております。