2024年2月に行われた第118回医師国家試験の合格者数は厚生労働省のHPに公表されていますが、それによりますと、10,614名出願、10,336名受験で合格は9,547名、合格率は92.4%という結果でした。今年度の歯科医師国家試験は66.1%、薬剤師国家試験は68.4%、獣医師国家試験は72.7%の合格率でしたので、それに比べると合格率が高い試験なのですが、それでも大学による差があります。
そこで、全国82の医学部医学科で合格率のランキングを作ってみると、1位は自治医科大学の100%、2位は国際医療福祉大学の99.2%、第3位が兵庫医科大学の99.1%、4位が産業医科大学99.0%、5位が順天堂大学98.5%と私立大学が上位を独占しました。
私立大学の医学部といえば学費が高いというイメージもありますが、その分確実に医師に育ててくれるというメリットがあると考えると悪くない選択かも知れません。
2017年に竣工した西宮キャンパス(医学部)の教育研究棟は12階建て。営業時間外の食堂利用はもちろん、小集団で学習できるスペースが随所に設けられており、最上階の6年生用自習室は24時間営業。その他売店や書店など学生用の設備が設けられています。

というわけで、どのような大学なのか実際に見てみましょう。