2025年2月2日
理系に関しては今日が初日になる関西大学ですが、昨年通りの出題形式でした。生物はタンパク質の構造に関する大問2の中で、小問として糖尿病に関する出題がありました。糖尿病は単元でいえば生物基礎の「恒常性の維持」の内容ですが、こちらもおろそかにしてはいけませんよ、というメッセージを感じました。ところで物理の出題範囲が今日の関学とダダ被りしていました。不思議なこともあるものだ。英語の長文に中津のからあげの話が出ていました。これはこれで和みましたね。それはさておき明日は平日。電車の時刻など間違えないようにしましょう。
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2025年2月1日
立命館大学も本日から一般選抜が始まりました。問題入手の時刻が遅かったので、解答作成頑張りました。新課程初年度ということで出題傾向についても注目していましたが、出題形式は変わらないとはいえ、英語が難しくなっている。日本史に近代史が出題されていて中国との関係あたりが分厚くなっている・・・。これは受験生びっくりしたのではないでしょうか。
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2025年2月1日
関西学院大学も今日から一般選抜スタートです。
全体的に昨年とほぼ同じ傾向でした。英語は長文3つという構成も変わりません。物理の大問1、スマホの3D方向センサーを題材にした力学の問題、なかなかの良問です。大学入学共通テストに出題されても不思議ではないクオリティーでした。
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2025年2月1日
今年も関関同立の入試が始まりました(同志社は2月4日が初日)。問題の入手は予定では18:00頃ですので、その日の出題範囲については21:00前後にこちらにアップしていきます。さて、今年の関西大学の出題は・・・
いやぁ、さすが関西大学 問題傾向を変えて受験生をびっくりさせるような意地の悪いことはありませんでした。
英語の大問1のB、いつもの段落並び替えですが、イギリスの食生活が変化した理由についての説明文ですが、理由が並列なので、順序の決め手を探すのに手間がかかったかもしれません。また、総合情報の数学は計算が煩雑な3乗根を含んだ2重根号が出題されました。小問3の自然数条件については論理的に確証を得るためには時間がかかりそうな問題でした。明日以降も日程を残している受験生は気持ちを切り替えて臨みましょう。
塾生の皆さんは、私たちの作った英語の解答が会員サイトに上がっていますので、そちらも参考にしていてください。
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2025年1月31日
大阪府南部、南海沿線を主な範囲とする旧4学区です。今年は400名も定員を減少させたこの地域ですが、現段階の平均倍率は昨年度の同時期調査の1.08倍に対して1.02倍と大きく減少しています。現時点で泉陽が定員の1.55倍と高倍率になっていますので、鳳は現時点よりも倍率が上がると考えた方が良いでしょう。1クラス定員を減らした久米田は1.53倍という人気の高さになっています。これだったら定員を減らさなくても良かったのでは?という気もします。
【大阪府全体のまとめ】
約6万人規模の2025年度の大阪府の中学校卒業予定者数は今年度約1000名減、それに合わせてでしょうか、大阪府の公立高校の入学定員も、今回紹介した学校の合計で1000名の減少となっています。しかし公立高校希望者は昨年度同時期比較で約2000名減少しています。例年4000名規模の通信制の希望者が昨年よりも大きく増えているという情報も現時点でありませんから、その分私立専願が増えていると考えられます。今後の調査結果にも注目しておきたいと思います。
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2025年1月30日
近鉄沿線を主な範囲とする旧3学区についてです。
定員を160名減らしたこの地域の平均倍率は1.06倍。昨年度の同時期調査では1.09倍でしたから、全体として落ち着いた状況となっています。
昨年度まさかの定員割れだった富田林は今年も厳しい数値となっています。地域的には少し離れますが、学力ゾーンとして近い八尾もぎりぎりですから、富田林は今年も落ち着いた倍率になるのではないでしょうか。河南も同じような状況です。総合学科の今宮は昨年進路講演会にお邪魔しましたが、先生方の対応、生徒さんの反応、校内での雰囲気などいずれも素晴らしいもので、人気が高さも納得です。
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2025年1月29日
北河内(淀川以南の大阪府北部)を主な範囲とする旧2学区です。地域合計で定員は240名、6クラス減少です。地域の平均倍率は昨年度同時期の調査で1.01倍でしたが、今年は現時点で0.98倍、28校中18校が定員に満たないという状況になっています。昨年度は出願時点で1.10倍だった寝屋川が今年はまさかの未充足です。とはいえ昨年同時期の調査では1.01倍で、そこから盛り返していますし、四條畷や東からの流入も考えられるので、まさか本番で定員を割ることは無いでしょう。
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2025年1月28日
大阪府の第2回進路希望調査が発表されました。昨年度は多くの公立高校が定員割れを起こしましたが、本年度はどのような状況なのでしょうが。高校数が多いので、所在地の地域別にみていきましょう。職業科やエンパワメントスクールなどの総合学科は除外して集計しています。各旧学区内の学校の並び順はざっくりと難易度順なのですが、昨年度は定員割れが多く、不合格者の最高偏差値のデータを得ることができませんでしたので、目安程度にご覧ください。
北摂(淀川以北)を主な範囲だった旧1学区をみてみましょう。(扇町あたりまでは阪急沿線という解釈で含めています。)
昨年定員を下回った高槻北など5校が1クラスずつ定員を減らしてこの地域では200名の定員減少となっています。しかし平均倍率は昨年度同時期の1.16倍から1.15倍と減少しています。
昨年度も定員割れした槻の木は、240名募集で現時点153名の希望に留まっています。大学進学実績も高い学校ですから、そのような志向の受験生にとっては狙い目となっています。現時点で茨木西以下の6校も定員を下回っていますが、今後他校からの流入の可能性もあるでしょう。
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2025年1月27日
既に出願が始まっている千葉県の公立高校入試ですが、1月23日付で千葉県公立高校「志望校状況調査」が発表されました。
(参考)千葉県高校受験情報サイト(https://www.chiba-koko-jyuken.com/)
こちらに掲載の数値を元に、我々の教室のある第1学区と第2学区のみまとめてみました。表中の偏差値は少し古いデータを使っていますので、参考程度に留めてください。倍率の高いところを赤色、低い所を青色に塗っています。
【第1学区】
幕張総合、千葉、千葉東が高倍率となっています。特に幕張総合の総合学科は3校が統合されて生まれたという歴史もあって640名募集というマンモス校ですが、そこに1000名以上の希望者が集まっているという状況です。
【第2学区】
船橋、薬園台(普通)、船橋東、八千代(普通)といった難関校に希望者が集中していますが、津田沼や船橋柴山も高倍率になりそうです。松戸の芸術も人気ですね。
出願後に志願変更も可能です。この数値も参考にしてみてください。
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2025年1月24日
東大・京大をはじめとする超難関大学への志願者が増えているとの報道がありましたが、その理由として大学共通テストの易化が挙げられていました。(◆私の心の声=いやいやそれだけで難関校志願者が激増?東大や京大の2次試験の問題見たことあります??1か月で準備できないと思いますけど。)確かに共通テストの点数が伸びず、最難関大をあきらめた受験生が少なかった、と考えることもできますが、実は「今年の受験生は強気」というのはもっと前から始まっていたと思います。
今年の高校3年生は新課程初年度。新しい科目や教材に対して「わたしらの学年モルモットやねん」といいながら、たとえば「情報Ⅰ」は問題集や参考書も少なく、過去問も無い中で、自分で道を切り開いてきた「たくましい学年」なのです。
当グループには毎年4~5000名の大学受験生が在籍していますが、今年度は年内入試の割合が高い中堅以下の大学の受験者数が減少する一方、難関私大や国公立の志願者が増えています。この傾向は関西、首都圏とも共通です。つまり半年以上前から「よーし、一般選抜まで頑張って第一志望校に行くぞー!」と考えている受験生が増えたことになります。そしてそれに向けて、受験で必要な科目を中心に強化してきていたわけです。
入試が年々早期化しているのは、早く受験を終わらせたいという「弱い」高校生が増えているから、との説もありますが、最後まで自分を高めたいと考えるストイック高校生も増えているとすれば、二極分化していると考えるべきでしょう。
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