2025年11月17日
このブログの中の人は、30年以上前に中学受験のクラスを担当していたのですが、当時は個別指導の塾は少なく、集団指導の中学受験のクラスでは4年生からのカリキュラムが決まっていて、途中から入塾してくる生徒は、個人の頑張りで追いつく必要がありました。入試科目も大阪、京都は4教科、兵庫県は3教科が多く、それに合わせて塾の時間割も4教科がセットになっていました。教科数も多かったので習得するのに期間が必要だったということでしょう。また手続き的にも各学校の説明会に参加し、募集要項、願書の入手(当時はオンライン出願どころかインターネットも普及していませんでした)まで個人の責任で行う必要がありました。つまり6年生の後半になってから中学受験を思いつく、などという受験生はいなかったように思います。しかし、今ではまだお子さんが小学校低学年から私立中学の説明会に参加する保護者がいるかと思えば、6年生の秋口に中学受験を思いつくご家庭もあるなど、多様化してきたように感じます。
と、前置きが長くなってしまいましたが、15日の土曜日、常翔学園中学校の「Jテスト2」(2回目のプレテスト)は700名以上の受験者を集めるなど大盛況だったのですが、この時期になっても説明を聞きたいという小6生の保護者の要望が多いらしく、ついに今月末と来月に入試説明会を追加することになったようです。小6生とその保護者が対象です。説明会の後、施設見学もできるようです。せっかくですから食堂もごらんください。こちらの食堂ではパンを焼いており、在校生は焼き立てのパンを食べることができます。オリジナルクリームをつかったクリームパンや変わった生地のクロワッサンなど個性的なパンも楽しめます。個人的にお薦めはメロンパンです。というわけでお楽しみに。(しまった脱線した。ちゃんと学校の説明を聞いてください。)
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2025年11月14日
【旧4学区】
※一度掲載されていたリスト及び本文を修正しました。昨年度の定員数(緑色に塗っているところ)が誤っていました。お詫びして訂正いたします。
いずれも昨年度は定員割れとなった鳳、高石、りんくう翔南、成美の4校はいずれも定員減となります。定員160だった福泉が募集停止となりますが、地域としての定員減は約360名、9クラス分となっています。
【総合学科(エンパワメントスクール・ステップスクール)】
学科としての特殊性もあり、今まで定員変動は少なかったこの8校ですが、次年度募集では淀川清流が1クラス減、箕面東が2クラス減となっています。昨年通りの出願数だと大きく定員を超えることはなさそうですが、これらの学校は不合格者を出さないのが公教育としての使命だと思います。この募集枠を維持していただくことを願っております。
今年の中学3年生は高校入学時から「授業料無償化」が適用される学年です。授業料に関しては公立と私立との金額の差が無くなるわけですから、私立の専願率が上がるともいわれています。各中学校での進路希望調査など今後の情報に注目したいと思います。
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2025年11月13日
【旧2学区】
地域2番手校、寝屋川高校は昨年度まさかの定員割れを喫しましたが、今年は1クラス減となるようです。香里丘も同じく1クラス減です。
昨年度大きく定員を割ってしまった長尾は思い切って2クラス減。大正白稜は募集停止となりますので定員としては120名減となりますが、昨年度の出願数は33でしたので、地域への影響は限定的だと思われます。今回が最後の入試となる門真西は1クラス減の4クラス募集となります。地域として約360名、9クラス減という大きな減少となっています。
【旧3学区】
昨年度、わずかに出願数が定員を下回った地域2番手の八尾高校は1クラス減となります。もし昨年度と同じ出願数となれば、1.13倍となる計算です。要注意ですね。
どちらも安定して多くの受験生を集めている清水谷、布施がまさかの1クラス減。高倍率注意です。懐風館は今回で最後の入試となります。3クラス募集となっています。地域としては約200名、5クラス減となっています。(続く)
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2025年11月12日
11月10日(月)大阪府の公立高校の募集定員が発表されました。
現在大阪府の公立高校には学区制度はありませんが、検索性を高めるために、旧学区ごとにまとめてみました。もともと学区に属していなかった学校も、地域に応じて割り振っています。
定員変化については、昨年度の最終値との比較ですので、日本語指導が必要な生徒向けの枠などで数名の差が出ているところもありますが、無視してください。また、過去の倍率で1倍を下回った時にはピンク色で塗っています。
【旧1学区】
北野が1クラス増、茨木が1クラス減。2023年度に戻った感じでしょうか。茨木はかなりの高倍率になるかも・・・。
高槻北は2年連続1クラス減。今年は定員充足できるでしょうか。その他5校が1クラス減で、地域としては約200名、5クラス分の減少となっています。(続く)
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2025年11月11日
京都市を流れる鴨川の左岸、今は川端通となっている通り沿いの五条と七条の間に明治2年(1869年)に「下京第31番組小学校」が開校し144年の歴史を紡いできたのですが、平成26年(2014年)に近くの中学校と統合され、義務教育学校となりました。その跡地に移転してきたのが京都府南丹市園部町に2012年に工芸学部のみの単科大学として開学したばかりの京都美術工芸大学。2016年に建築学科の設置に併せてこの地に新たなキャンパスを作りました。2022年には工芸学部から建築学科を独立させて定員150名の建築学部ができました。
建築学部となった初年度の2022年度は150名の定員に対して163名の入学となりましたが、そこから連続して1回も定員割れを起こすこともなく、2025年度募集では196名(定員の1.31倍)の入学者となっています。大学全体としても250名の定員に対して293名の入学ですので、安定軌道に入った感じです。
因みにこちらの大学はグループ校として京都建築大学校という専門学校を持っており、Wスクールシステムによって2年修了時に建築士の受験資格を得られます。つまり在学中に建築士(一級、二級、木造)の資格を得ることも可能です。2024年度には在学中に一級に2名、二級に47名、木造に62名が合格しているそうです。というわけで、建築士をめざす皆さん、こういった道もあるよ、というお話でした。
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2025年11月10日
2015年に開校した鹿児島県立楠隼(なんしゅん)中学校、高等学校については、2017年にこのエントリーでも紹介しましたが、
宇宙に一番近い学校 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ
2029年度から高校募集を取りやめ完全中高一貫校になりますが、その完全一貫一期生となる2026年度中学募集から女子も受け入れることになりました。
公立でしかも全寮制の公立中高一貫校という点では広島県叡智学園中学校・高等学校と似ていますが、広島叡智学園の方は海外進学をする卒業生の方が多く、ちょっと目的が異なります。
楠隼高校では初年度から多くの卒業生が国公立に進学していますが、2025年度の大学合格実績は、九州大3名、筑波大2名、北海道大1名、その他国公立に十数名、それも半数以上が理系となっています。2024年度は京都大理学部、大阪大基礎工学部、東北大理学部などこれまた理系の最難関に合格者が出ています。
2026年度の中学入学生から全寮制ではなく、通学も認められるようになるようです。とはいえ、今までの在校生は全員寮生で、あと3か年行われる高校募集も男子のみで入寮が条件となっているので、通学生はごく一部となるでしょう。
水色のリボンのついた女子用の制服も決まり、現在女子寮の建設やプールの改修がなされているそうです。宇宙をめざす小学生、いかがでしょうか。
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2025年11月7日
大阪府摂津市の大阪薫英女学院は長期留学と英検の合格率の高さで有名な中学校・高等学校ですが、バスケットボールや駅伝でも全国的に知られている学校でもあります。
高校から「スポーツ・特技コース」が設置されており、スポーツで活躍する生徒の多くはこのコースに属しているのですが、実は芸能活動をしている高校生も受け入れているそうで、かつてはNMB48のメンバーも在籍していたそうです。芸能活動をしていると、授業に出席するのが難しそうですが、そこは学校側の特段の配慮によって単位認定が行われる仕組みになっているようです。まるで東京の堀越高校みたいです。
芸能だけでなく、ゴルフやスケートボードなど世界を転戦する競技を行っている女子も対象になるとのことです。
気になる方は、学校HPで調べてみましょう。
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2025年11月6日
進路ガイダンスでお邪魔した記事三田松聖高等学校でしゃべってきました « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログを書いたのはもう3年前。最近時が経つのが早いわぁ。
1954年に湊川家政高等学校という女子校として神戸市兵庫区でスタートしたこの学校は、1956年に三田市に移転。2004年には共学化して現校名になっています。
スポーツも盛んで、先月滋賀県で開催された国民スポーツ大会にも8名の生徒が出場したそうです。一方で特進コースはもちろん総合コース、進学アスリートコースも含めると、卒業生の半数以上が4年制大学に進学する高校となってきました。
こちらの高校でも入試説明会が開催されます。一度広々とした学校を見てみてはいかがでしょうか。スポーツも勉強も思いっきりできる環境が揃っています。しかも駅から徒歩5分ですから通学は楽々です。説明会は予約制となっていますので、学校HPをご確認ください。
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2025年11月5日
以前このエントリーで紹介した内容が正式発表となりました。(先月の記事↓)
【スクープ】神戸野田高校 中学校 復活か?【57年ぶり!】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ
長らく募集を休止していた神戸野田「中学校」の募集再開が正式決定となりました。兵庫県私学教育課、兵庫県私学連合会双方から再開の承認がなされたようです。近畿圏では募集停止になっている私立中学校も多いのですが、逆に中学校を開設するというのはなかなか勢いがあります。南隣の医療系専門学校の跡地も手に入れ、スポーツ施設もさらに充実。神戸市では公立中学校の部活動地域移行が進行していますが、学校での部活動を楽しむのなら、私立中となりますよね。
令和9年4月入学に向けて準備を行うようです。令和9年(2027年)といえば現在の小5以下の学年から募集されるということですね。因みに2026年はこの学校にとって100周年となります。めでたいことが続くこの学校、詳細発表はこれからですが、多くの中学受験生が集まることを祈っております。
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2025年11月4日
11月に入り、急に涼しくなりました。月曜日には木枯らし1号が吹き荒れた近畿圏ですが、近所のユニクロの駐車場がいっぱい。みんな去年着た冬物、持っていないのかなぁ?
それはさておき、入試関連イベントも終盤戦。楽しい体験イベントは減って、入試対策講座など直接的な説明会が増えてきました。
こちら香里ヌヴェール学院高等学校でも入試問題傾向の解説をしていただけるとの事、役に立ちそうです。また学校の見学もできるようですが、是非校内からの眺望も楽しんでいただければと思います。閑静な住宅地の中で、遠くの高層ビル群を見下ろすことができる絶好のロケーションは気持ちいいですよ。
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