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開成教育グループ


【大学いろいろランキング】博士号累計人数(新制大学以降)ベスト20

2025年4月2日

大学の研究力は、教員が発表した論文の本数や、引用された回数などでも判断されますが、その論文を読んでもらおうと思えば著者に博士号があった方が良い、ということになります。但し博士号を得るには3年間以上博士後期課程に在籍して研究を行う(課程博士)か、論文を書いて審査してもらう(論文博士)のどちらかとなるのですが、大学側としてもそれを判断するだけの知見を持った組織が必要となります。

というわけで、今までにその大学から博士号をもらった人の累計人数ランキングは大学の研究力をある程度表す、というわけで紹介します。

1位は東京大学。2位を大きく離して6万人以上が東大の博士号を持っています。アジア諸国からの留学生も多く取得しているようです。

2位は京都大学。ノーベル賞など国際的な学術賞を受賞する研究者が多い事でも知られていますが、博士課程に在籍しても博士号が取れない(いわゆる「単位取得退学」)大学院生も多く、中でのハードルは結構高いです。

3位は大阪大学。工学部や基礎工学部、医学部など理系分野を中心に多くの論文が発表されるなど、研究力の強い大学の一つです。

現段階では4位の東北大学ですが、2023年に国内で唯一の国際卓越研究大学に指定されましたので、こちらも今後研究力が大幅に進化する事でしょう。しかし7位までが旧帝国大学に占められているというのがよくわかります。但し次年度は東京工業大学と東京医科歯科大学を合算しますので、6位になると思います。

研究者にとって、博士号は一つの目標になるのですが、分野によっては必須というわけでも無いそうです。逆に博士号を得てもオーバードクターともいわれる研究職に就けない浪人状態の方もいらっしゃいます。

「博士号」とかけまして、「足の裏に付いたご飯粒」と解きます。そのココロは、「取らないと気持ち悪いけど、とっても食えない」

おあとがよろしいようで・・・

【大学いろいろランキング】通信制大学 在籍数ベスト20

2025年4月1日

朝日新聞社刊「2025大学ランキング」は大学に関する様々な数値をまとめてくれている資料で、見ていて飽きないのですが、その中からいくつかご紹介しましょう

今年も新たに「ZEN大学」という通信制の大学が誕生しましたが、実は通信制を併設している大学も結構あります。その中で在籍数が多い20大学を紹介しましょう。

1位の放送大学は現在では私立大学の扱いですが、1983年設立当時は文部科学省によって「国立」に分類されていました。法改正によって私立となった現在でも各地の学習センターの多くが国立大学の敷地に設置され、国立大学とも単位互換協定を結んでいる特殊な大学です。在学期間は最大10年間となっており、入学者数の約6倍の学生が在籍しています。実際には年度が異なるので妙な計算になりますが、卒業生数(c)÷入学者数(b)によって、入学者のどの程度が卒業しているかを計算してみると、45.0%。通信制の中では高い方だと思います。

(8位の日本福祉大学では入学者数より多くの卒業者がいたことになりますが、これは年度がずれているためでしょう。つまり、この数値は大まかな目安としてご覧ください)。このリスト内の20大学平均で37.9%。年度による入学者の変動かも知れませんが、ご覧のように中には1割を切っている大学もあるようです。いずれにせよ通信制の大学は一般の大学よりも卒業のハードルが高いようです。

【兵庫県の私立小中高】ひょうご私学 春の学校説明会2025【灘中高の体育館に大集合】

2025年3月31日

兵庫県の私立小中高の合同説明会が今年も開催されます。例年であれば夏ごろに開催されていましたが、今年はそれに加えて5月開催の説明会も用意されています。

今回は灘中高の体育館での開催、ということですが、時間帯によっては混雑することも考えられます。午前中が長蛇の列なら、ご近所でランチをしてから午後の時間帯に参加するなど時間に余裕を持ってご参加ください。事前申し込み不要、途中退出自由、入場無料となっております。対象は兵庫県民だけではありませんので、兵庫県以外の近畿圏の皆様もどうぞ。

【獣医師さんの卵】獣医師国家試験 大学ごと合格率ランキング2025

2025年3月28日

獣医師の国家試験の結果も厚生労働省から公表されています。全国で1036名の合格となっています。獣医学部は全国に17大学ありますが、今年現役での合格率が80%以上となった12大学を紹介します。

ご覧のように国立大学が支配的なのですが、公立大学として唯一獣医学部のある大阪公立大もランクインしています。

20名~40名規模の国公立大学を入れると合格率が乱高下しますので、平均受験者数が80名以上の6大学(結果的に私大のみ)のランキング推移をグラフにしてみました。

すると、酪農学園大学、北里大学、日本獣医生命科学大学はいずれも順位を落としたのに対し、今年2回目の卒業生を送り出した岡山理科大学は大きく順位を上げ、私立大学としては麻布大学に次いで2位と躍進しました。学部設置のときにはごたごたしましたが、教員・学生の皆様の涙ぐましい努力が感じられる数値だと思います。

合格者はこれから2年間以上の臨床研修に臨むことになります。

【歯医者さんの卵】歯科医師国家試験 大学ごと合格率ランキング2025

2025年3月27日

歯科医師の国家試験の結果も厚生労働省のホームページ上で公表されています。歯科医師の数を抑制するという方針からでしょうか、2000年頃は9割前後だった合格率が2004年から7割台に、2014年からは6割台まで低下していましたが、今年は12年ぶりに7割台に回復しました。

国内で29の歯学部が(日本大学歯学部と日本大学松戸歯学部のように、同じ大学で2つの学部を設置している場合もあり)あるのですが、そのうち新卒の合格率が9割を超えた13大学のランキングを紹介します。校名は現在の大学名に統一しています。

おおお。1位が大阪歯科大学。天満橋の附属病院のお世話になったことがありますが、大規模な歯科ってインパクトあります。全員合格おめでとうございます。4位までは私立が独占し、5位から8位は難関国立が並びます。今年も全国で2千人以上の歯科医師が1年間(またはそれ以上)の臨床研修をはじめることになります。

【お医者さんの卵】医師国家試験 大学ごと合格率ランキング2025

2025年3月26日

2月~3月といえば入学試験、卒業式のシーズンですが、国家試験の時期でもあります。今年も3月14日に厚生労働省から医師国家試験の大学ごとの合格者数が発表されました。その情報を元に、日本の「医学部医学科」82大学のランキング(20位まで)を作ってみました。

新卒(つまり受験時は現役)での合格率です。

な、何と今年は4大学で全員が合格!千葉県成田市に2017年に開設された国際医療福祉大学医学部は多くの留学生を受け入れ、授業は英語でも行われるなど先進的な教育方針が特徴的です。今年3回目の卒業生を送り出しましたが、3か年合計で384名の国家試験受験者に対して不合格は僅か2人という驚異の合格率となっています。

昨年お邪魔した兵庫医科大学も今年の不合格者は1名のみと高い合格率を誇っています。因みに海外の大学の医学部を経て受験した「認定」という枠では新卒168名中合格は96名、合格率57.1%と日本国内のどの大学よりも低くなっています。海外医学部への留学については詳しく調べてからにしましょう。

医師というのは国家試験に合格すれば医療行為ができるのかといえば、この後2年間以上の臨床研修と3年以上の専門研修が必要となります。なかなか一人前になれない世界ですね。

【時代の流れと逆行?】大和大学 入試変更点 その2【学力重視へ】

2025年3月25日

(昨日の続き)

③出題範囲の拡大

公募制推薦でも国語に古文が追加されます。つまり近大、龍谷タイプにするというイメージですね。一般選抜でも古文が追加されます。また、数学も公募、一般とも文系でⅡ、B、C が追加されます。一般の理系では選択制だった数Ⅲが必須となります。

④試験時間の増加

例えば保健医療学部の公募制の英語は60分から90分に、一般選抜では75分から90分に変更されます。他の学部も一般選抜の国語や理科が60分から75分となりますので、問題数が増えるということでしょう。

⑤記述方式の追加

こちらは2027年度入試からですが、マーク式の解答方式から、記述式を導入すると予告されています。記述式が全体のどの程度占めるのかはまだ発表されていませんが、もしかして国公立併願が多い同志社を狙い撃ち?

というわけで、普通に考えればこれだけハードルを上げると受験者数が減ると思うのですが、入学者の学力層をさらに上げようと考えた結果、このような方針になったのでしょう。

多くの大学が総合型選抜や検定利用の枠を増やし、教科入試でも範囲や科目数を減らすなどで受験生にとって受けやすくする方向に流れていますが、まさにその逆だと思います。より学力を重視しようというこの方針、良いと思います。

(オープンキャンパス来場者の列。この後こんな話を聞くことになろうとは・・・。)

【時代の流れと逆行?】大和大学 入試変更点 その1【学力重視へ】

2025年3月24日

3月20日(祝)に大阪府吹田市の大和大学でオープンキャンパスが開催されました。お天気にも恵まれ、多くの来場者を迎えたようでよろしいなぁ、というほっこりした話を書こうと思っていたら、そこで驚きの発表がなされました。

①総合型選抜を縮小

年々導入校が増えている総合型選抜、旺文社の集計によると、私立大学の総合型選抜による入学者割合は2016年度の9.4%から2024年度では17.5%と増加の一途を辿っていますが、大和大学では3学部で次年度より廃止します。

②英検による英語のみなし得点を縮小

段階的に設定されていた英検のCSEスコアによるみなし得点ですが、次年度から縮小、さらに2027年度入試からはCSE2300未満のみなし制度は廃止するようです。英検だけでは大学側が必要とする英語の学力が測れないとの判断でしょうか。

(続く)

【大阪・男子校】明星中学校 学校説明会【小学生対象】

2025年3月21日

今年も多くの受験生を集めた大阪メトロ・環状線の玉造駅の近くの明星中学校では4月に次年度向けの初めての説明会が開催されます。

数年前、夏の土曜日にお邪魔した時には、屋上プールでは水泳部が、音楽室では吹奏楽部が、教室ではディベート部が、チャペルではグリークラブが、屋上にはテント張りの練習をするワンゲル部が、グラウンドからはサッカー部の元気な声が響き渡り、まるでドラマのワンシーンのように全員が全力で部活に取り組んでいる姿が印象的でした。

というわけで、小学生男子および保護者の皆さん、一度学校を見に行ってみてはいかがでしょうか。申し込みは明日からです。

【指定校枠もぎょうさん!】ノートルダム女学院中学高等学校 オープンスクール【小学生対象】

2025年3月19日

以前このエントリーでも何度か紹介した京都東山のノートルダム女学院中高ですが、今年も春のオープンスクールのご案内が届きました。

昨年と同じように英検準一級に半数が合格など、元気の良さが感じられるチラシなのですが、この学校の教育力が評価されているということでしょうか、指定校推薦の枠がとてもたくさんございます。これに関しては大学とのお約束で「必ず」とはいえないのですが、恐らく増えることは合っても減ることはないでしょう。

というわけで、小学生女子及び保護者の皆さん、いつも元気なノートルダム女学院を見に行ってみましょう。