2023年1月11日
関西学院大学の一般選抜の出願は1月4日~1月16日ですが、出願状況の速報値が昨夜届きました。単なる表ではわかりにくいので、横軸は昨年度入試の合格最低得点率、縦軸に出願状況の昨年比のグラフを作成してみました。
ご覧のように、昨年の合格最低得点率が低い学部が伸びています。うーん、気持ちはわかる。で、その中で法学部人間福祉が昨年も高くないのに今年伸びていないぞ。この後の状況が読めませんが、今のところ狙い目になりそうですね。
理系では全学部日程では生命環境以外は出願状況が低めですが、英数日程では工学部が昨年の5倍近くなど全体的に大ブレイクしており、なかなか厳しい戦いになりそうです。
というわけで、これから出願する受験生の皆さん、ご参考にどうぞ。
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2023年1月10日
大阪の公立中高一貫校3校の志願者数が確定(1月7日大阪府教育委員会発表)しましたので、その数値を元に過去の志願者数と比較してみました。
2022年度より大阪市から大阪府に移管されたことに伴って、通学範囲が大阪市内から大阪府下に拡大された「水都国際中学校」と「咲くやこの花中学校」の志願者数に注目していますが、昨年はその影響からか志願者が増えていた「咲くやこの花中学校」、今年は2021年度を下回る志願者に落ち着きました。一方「水都国際中学校」の志願者は昨年より50名も増えています。
適性検査は1月21日(土)、合格発表は29日(日)となっています。
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2023年1月6日
近畿圏では1月14日(土)から中学入試が始まりますが、2月4日のプレテストのお知らせが届きました。いやいや入試、もう終わっとるやん、と思いきや、現小5生を対象とした2024年度入試のためのプレテストなのです。やはり募集が好調な学校は行動力が違います。高校入試の前の週にプレテストをやるなんて・・・
国語・算数、各30分ですが試験範囲は小5までに履修した内容なので、怖がらなくてもいいです。ご興味のある小5生は是非参加してみましょう。
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2023年1月5日
かつては鉄道人材の、今ではビジネス人材の育成に特化し、就職率の高さでも定評のある阪南大学ですが、今ではほぼ5,000名の学生を擁する規模の大学へと成長しています。大学HPにも載っている5学部の紹介文をみると、その意気込みがわかります。
つまりどの学部も「人材の育成」「国際人の育成」といった文言がつづられています。もちろん就職に向けた手厚い取り組みや「50年記念館」の充実の設備なども魅力です。実際にキャンパスを訪れてみると真面目な学生さんが多い印象です。
一般入試の出願は明日からとなっています。お忘れなく。
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2023年1月4日
このブログをご愛読の皆様、あけましておめでとうございます。
ゆっくりとお正月気分を味わいたかったのですが、学習塾ですからこの年末年始も大学受験準備ガイダンスや勉強会といった入試関連のイベントなどフル稼働でございました。皆さんは初詣にいらっしゃったでしょうか?
実は、もちろんそれぞれのご家庭や地域の風習や文化を否定するものではありませんが、個人的には受験生に初詣はお勧めしておりません。現実的な理由としては、寒い時期に人混みの中に長時間いると、様々な感染症に罹患するリスクがあるよ、というものですが、そもそも我が国の「神」とは人間の予想や努力を越えた災いをもたらす「力」であって、人助けをするものではないとの立場で説明しています。「カミナリ」の語源も「神鳴り」だとされていますし、何度も氾濫を起こした河や火山の近くには必ず神社があることからもわかるように、むしろ人々の努力を無にする存在なのです。京都の北野天満宮も菅原道真公をリスペクトするために作られたのではなく、大宰府で客死した菅原道真の怨霊によって都にもたらされた幾多の災難(政敵の相次ぐ病死・事故死、宮廷への落雷や干ばつ、疫病の流行)を鎮めるために作られたとされています。各地で収穫を祝う秋祭りも、「神」による災いが無かったおかげでこれだけたくさん作物が取れました。従ってその一部をお供えして感謝し、神楽を舞って「神」も一緒に楽しんでください、という趣旨です。従って、「私は十分努力をし、ほぼ合格できるはずである。お願いですからその邪魔をしないでくださいね。」と心で唱えるのが正しく、その自信が無い受験生は初詣に行くべきではない、と伝えてきました。
とはいえ、どのように心で唱えようと罰が当たるわけでもありませんので、受験生が今年初詣に行ってしまったからといって反省しなくてもいいのですが、志望校に合格した後には是非お礼参りをして、「邪魔をしていただけなかったおかげで合格できました。入学後も頑張ります。」と心で唱えましょう。
それはさておき、新しい年になりましたので、気を引き締めて教育関連のトピックス、入試情報の収集・発信に努めてまいります。引き続きのお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
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2022年12月29日
早いもので、ついに2022年の最後のブログとなりました。今年も本ブログをお読みいただいた皆様、ありがとうございました。
高校では新指導要領(新課程)が導入され、今の1年生が新しい教科書を使う初めての学年となりました。色々と話題になっている「情報Ⅰ」という科目も2年生に回す学校もあるなど、それほど大きな混乱は無いように感じられます。しかし、彼らが迎える2025年度入試に関し、大学共通テストには「情報Ⅰ」が新設、地歴では日本史でも世界史でももれなく「歴史総合」が出題範囲となり、数学では文系でも数Ⅰ・A・Ⅱ・Bに数学Cの一部が追加されるなど、受験生の負担が増加する見込みです。履修内容や試験範囲の増加に対する賛否はさておき、難化した大学入学共通テストや出題範囲が増えた私立大一般入試を回避、つまり一般学力選抜をしない高校生が増加するのではないかという懸念もあります。新課程でレベルの上がった英語の教科書を使っている現在の中学生をみていると従来よりも学力差が広がったと感じている当社の教員も多く、大人の責任として、その格差に対する対応はもちろん、広がってしまった学力格差が今後の社会にどのような影響を及ぼすのかも考えておく必要もあるでしょう。
一方、海外に目を向ければロシアによる軍事侵略という、現代では考えられない蛮行が今も進行しておりますが、各国の環境問題に対する考え方にも影響を及ぼしています。たとえば原発を全廃し環境負荷の小さい天然ガスにエネルギーを依存することで環境問題の先進国とされていたドイツでは、ロシアからの天然ガス供給停止に対応すべく、原発全廃を延期し、エネルギー自給率を上げる方向で世論が動いています。経済性と環境負荷に加えて、自国防衛という3つの要素から最適解を求めなければならないという難しいかじ取りを強いられています。実学というものは、無駄を省き、人々の生活を豊かにしようとするものですが、何を犠牲にして、何を我慢すべきか、そもそも国家とは何か、などと考える局面ではむしろ形而上学的な思考も必要とされることでしょう。
今年のブログを読み返してみましたが、あまりに薄い内容で、ガッカリします。目先の入試に向けた情報や対策も重要ですが、そもそも何のために勉強をすべきなのかを考えさせられるような、実のある内容を掲載しなければならないなと思いつつ、引き続き出来る範囲での情報提供も行ってまいります。皆様に於かれましても、来年はさらに良い年になるように願っております。引き続きよろしくお願い申し上げます。<m(__)m>
次回の更新予定は2023年1月4日となります。

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2022年12月28日
昨年も紹介した京都府の今年度卒業予定の中学生の進路希望状況が、今年も京都府教育委員会から発表されました。
卒業予定者総数は昨年よりも204名減の22,211名とほとんど変わらないのですが、私立高校希望者は7,544名と昨年よりも148名増えています。学習すべき内容が大きく増加した指導要領の改訂で、高校の教育力がより重要となってきていますが、私学の手厚さが見直されているということでしょうか。
一方、通信制への進学希望者が451名(2021年度)⇒570名(2022年度)⇒760名(2023年度)とここ2年で約1.7倍と存在感が増してきています。
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2022年12月27日
年末年始といえば、お家でゆっくり過ごそうかな、という方もいらっしゃるとは思いますが、熱く戦っている高校生もいます。今年で102回目となる「全国高等学校ラグビーフットボール大会」(通称:花園)は本日から始まります。
近畿圏からの出場校は以下の通り。初戦日も入れてみました。
【和歌山県】 近大附和歌山(2大会連続4回目)12月27日
【滋賀県】 光泉カトリック(4大会連続12回目)12月28日
【大阪府1】 常翔学園(8大会連続41回目)12月30日
【大阪府2】 大阪桐蔭(2大会連続16回目)12月30日
【大阪府3】 東海大大阪仰星(4大会連続22回目)12月30日
【兵庫県】 報徳学園(7大会連続48回目)12月30日
【京都府】 京都成章(9大会連続15回目)12月30日
【奈良県】 天理(4大会ぶり64回目)12月30日
近大附属和歌山と光泉カトリック以外はシード校という強豪ぞろいです。因みにラグビーはケガが多いためかラグビー部そのものが無い学校も多く、初出場校が生まれにくいといわれていますが、今年は北海道の立命館慶祥高校が初出場です。こちらは初戦が12月28日。こちらにも注目です。
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2022年12月26日
2023年度(令和5年度) 滋賀県立中学校入学者選抜の出願数が確定しました。
今年は3校併せて621名と過去最低だった昨年よりも50名増加しています。ことしも県立守山中学校が最高で、4.31倍という狭き門になっています。
入試は1月14日(土)朝9時集合で、作文、適性検査と続き、最後の集団面接終了予定時刻は16:10。午前8時ころ開戦し15時頃終わったとされる関ヶ原の戦い並みの長き戦いとなっております。受験生の皆さんは実力を出し切っていただきたいと思います。合否発表(公式には「入学許可予定者の発表」)は21日(土)午前10時です。
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2022年12月23日
来月の今頃、近畿圏の私立中学校では合否が確定しているのだろうなぁ、と思いながらカレンダーを眺めていたら、帝塚山学院中学校から保護者向けの「ミニ説明会」のご案内が届きました。見ると2024年入試、つまり今からだと再来年の入試に向けた説明会です。中学入試は終わっているとはいえ、高校入試前後の超御多忙の中、実に早い募集イベントスタートです。
平日の午前中を使ったキャラバン説明会が7回も用意されています。個別相談もできるようです。小3~小5女子の保護者の皆様、昨日紹介したような多くの受験生を集めている帝塚山学院の人気の秘密を探ってみましょう。
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