関西学院大学も今年度の入試が始まりました。初日の出題内容は・・・

毎度おなじみ日本史の史料問題は選択肢の消去法である程度絞られますが、各時代について深く学んでおかなければいけないなぁと感じさせる問題でした。今日は理系科目もありましたが、生物は「発生」にテーマが偏っていました。いったい何があったのだろう。
それはさておき、明日も入試を控えている受験生、頑張りましょう。
関西学院大学も今年度の入試が始まりました。初日の出題内容は・・・
毎度おなじみ日本史の史料問題は選択肢の消去法である程度絞られますが、各時代について深く学んでおかなければいけないなぁと感じさせる問題でした。今日は理系科目もありましたが、生物は「発生」にテーマが偏っていました。いったい何があったのだろう。
それはさておき、明日も入試を控えている受験生、頑張りましょう。
明日から関関同立の入試が始まりますが、今年もその日の出題について、その日のうちにその傾向や出題単元をお知らせしたいと思います。複数の学校が重なる日は夜10時を過ぎるかもしれませんが、受験生の皆さんは次の日の朝に確認して、直前での対策に活用してもらえればと思います。
教育関係の皆様に業務連絡です。このブログの中の人は夕方から十三の教育技術研究所にこもります。ご連絡は早目の時間帯でお願いします。
この1月13日、14日に行われた大学入学共通テストの自己採点を集約し、分析されたデータがこの木曜日あたりから各予備校で発表されています。受験生は国公立大学の出願のために、各大学のボーダーを確認している事とは思いますが、ベネッセ駿台による分野別志願動向の資料を元に分野別の動向を予想してみます。
まず、国公立大学です。
分野別の募集人数は、経済・経営・商学系統なら指数101(平均で1%増)なのですが、志願者指数は98(平均で2%減)となっています。そこで、この志願者指数を募集人数の指数で割ってみると、平均倍率の増減がわかります。その数値(b/a)を見てみましょう。
国際関係学系統は募集指数が99ですが、志願者指数が102となっており、この分野は昨年よりも狭き門になると考えられます。同様のことが歯学系統でも見られます。
というわけで、平均倍率が上がりそうな分野では手堅く、下がりそうな分野では強気の出願という判断もあるかと思われます。
次は、共通テストを利用の私学です。
コロナ禍によって大きく打撃を受けた語学系統や国際関係学系統は人気が回復しています。一方志願動向が下がり続けている教員養成系統では志願動向94に対して募集動向が84と大学側がこの分野での募集枠を大きく減少させていますので、結果的には昨年よりも狭き門となっています。
今後の出願の参考にしてみてください。
共通テストになってから、長めの会話文で作られた問題文や生活に根差した設定など、賛否両論のあった数学ですが、4回目ということでしょうか、数学の本質的な力を測るように改善された印象です。
数学ⅠAでは複素数、三角比、統計、確率、平面図形とバランスよく出題されていました。三角比の影の長さやn進法といった中学入試をヒントにしたかのような出題もありました。
数学ⅡBは、対数関数や定積分に関する本質的な出題や丁寧な誘導もあり、空間ベクトルの問題は、会話文形式ではありますが、わずか2行のみとシンプルな作りに戻っています。
平均点は昨年度並みかやや高くなるだろうと予測しているのですが、各予備校はマイナス予測(特にベネッセ駿台は各7点以上の下落と予想)としています。大学入試センターによる中間速報が楽しみです。
昨年は第1問で2つの論説文が出題されましたが、今年は文章1つに戻りました。文字数は昨年よりも1000文字ほど多くなっていますが、内容も含めて読みやすい印象でした。
文学的文章の第2問は現代作品ではありますが、難しい語句も使われており、言葉の知識も必要とされました。
古文は昨年並み、漢文も七言絶句とそれに関連する3文のみといったシンプルな問題でした。
国語全体の平均点は昨年よりも「やや上昇」と考えられます。(続く)
第4回目となる大学入学共通テストが1月13日、14日に行われました。既に自己採点も終わっていると思いますが、今年の出題について気がついたことを書いてみたいと思います。
【英語 リーディング】
何だか去年よりも文字が多いような気がします。告知チラシの問題が2つ出題されましたが、第2問のクラブ活動勧誘チラシの問題では、設問が難しく、何度も本文に立ち返る必要がありました。第4問のアンケート結果のグラフを元に意見をまとめるという内容で、これも時間を食った受験生が多かったのではないでしょうか。
難易度としては昨年よりもやや難しくなった印象です。
【英語 リスニング】
これは直接聞くことができないので、受験生にインタビューしてみたのですが、「思っていたよりもできた気がする」という声が多かったようです。こちらの平均点はアップでしょうか。(続く)
本日(1月12日)は、立命館大学の共通テスト方式の出願締め切りです。出願がまだの方のために参考までに去年の合格最低得点率を示しておきます。
高かった数値を濃い赤色に、低い方を青色に塗っています。
ご覧のように文系なら国際関係学部の3科目型が最も高く、経済学部の7科目型が最も低くなっており、理系なら建築都市デザイン学科の7科目型が高く、電気電子工学科の7科目型が最も低くなっています。
去年の建築のみ異常値になっていますが、一般的に科目数が多い方が低めのラインとなっています。これを参考にもう一つ出願してみてはいかがでしょうか。
大学受験生の皆さん、いよいよ大学入学共通テストが近づいてきました。
初回から平均点にばらつきのあった共通テストですが、4回目ということでそろそろ安定してくるかともいわれています。傾向に関しては、例えば数学では長距離走やバスケットボールなど実生活(?)を題材にした出題で、会話文形式もあり、答えが先に与えられていて途中を補う問題が毎年出題され、国語でも本文を読んだ人がまとめた「ノート」や複数人による会話文の空所補充が定番となるなどパターン化されつつあります。共通一次試験から綿々と受け継がれているマークシート方式による解答ですから、出題にも限界があるのは当然なのでしょう。
さて、実は今回が旧課程最後の試験となります。というわけで、今までに練りに練って作り貯めていた名作(迷作?)が出題されるのではないでしょうか。受験生の皆さん、あまりにも手間のかかりそうな名作(?)に出会ってしまったら、サクッと回避して得点可能な問題に注力しましょう。
健闘をお祈りしております。
奈良県奈良市の奈良教育大学の南、高円芸術高校のちょっと南の丘の中腹に、ゆったりとした校地を持つ奈良佐保短期大学は、奈良女子大学および奈良女子高等師範学校の同窓会組織である「佐保会」によって1931年に作られた各種学校を元に1965年に開かれた短期大学です。食物栄養や幼児教育、生活福祉といった就職に直結する専門分野で定評があり、附属幼稚園を3つも運営しています。
しかし、短大の収容定員360名、募集定員180名に対して2023年度入学者数が77名と厳しい状況となり、2024名入学者についても、例年2月、3月に実施される一般選抜からの入学者が5%にも満たない状況から、年内入試でほぼ大勢が判明したとの判断でしょうか、12月23日の理事会で2025年度からの募集を停止すると決定されたようです。社会人や留学生の受け入れなど様々な手を尽くしたにもかかわらず、残念な結果となりました。
地域に愛された伝統校が消えることとなり、寂しいかぎりです。
2024年はどのような年になるのでしょうか。現状を踏まえ今後の入試について私なりの考えを書いてみたいと思います。
大学受験では旧指導要領世代の最後の入試を迎えるわけですが、私立大志願者の半分以上が既にどこかの合格切符を持っているという状態ですのであまり悲壮感はありません。国公立も含めて強気な今の高校3年生、最後まで戦う受験生も多いようです。次の高校3年生(現時点の高校2年生)はコロナ禍による影響を中2の時から受けた学年ですが、高校入学時から授業や学校行事もほぼ正常化したのも影響しているのでしょうか、生徒間の人間関係、学校との信頼関係も含めて昔に戻ってきたように感じます。大学受験は各種推薦系入試の広がりもあり、早期決着の傾向が年々強くなってきましたが、この学年からは専門分野や受験校選びに十分時間をかけた上で、2025年度入試では総合型選抜の利用が増える一方で指定校推薦を利用しない受験生が増えるような気がします。
高校受験について、全国的にはそれほど大きな動きはありませんが、大阪府に関しては「高校授業料完全無償化」のニュースによって受験生がどのように動くのか注目です。因みに大阪府の中3生の人数は、昨年の約66.800人から今年は約66,500人と300人ほど減少しているのに対し、大阪府下の公立高校の定員は増加していますので、定員割れとなる公立校が増えるのではないでしょうか。今の中1年は高校入学時点から完全無償化になる学年ですから、私立専願者の増加などの動きも考えられます。
中学受験に関しては、近畿圏に関してはあと半月ほどで答えが出るのですが、12歳人口の減少に対し、中学受験に参加する子どもの割合が上がるため、実人数としてはほぼ変わらないと思われます。但し、現在の小5、小4の学年では受験熱が高まってきていますので、次年度以降の増加が考えられます。首都圏では都内の私立中学校の定員合計よりも中学受験に参加する人数が2020年度以降超過するという過熱ぶりですが、この傾向はさらに強まってくるのではないでしょうか。
などということを、この冬は不作だったそうで職員の皆さんでも手に入らなかったという貴重な「近大みかん」をいただきながら考えていたのでした。公募推薦での出願が5万件を超えた近畿大学にあやかりたいものです。