【祝】東京経営大学 新規開学【東京経営短期大学でも東京経済大学でもありません】

2024年9月6日 金曜日

全国に100か所以上の簿記専門学校やその他多数の専門学校を運営する「大原学園」は2006年に「大原大学院大学」を開校させましたが、4年制大学はありませんでした。そこで東京都千代田区に新たに大学を設置するという申請を出したところ、先月末に認可されたようです。ちょうど次年度から募集停止になる「東京経営短期大学」が4年制大学に転換したのか?と誤解しそうですが、違います。東京経営短期大学は千葉県の市川市にあり、運営法人も創志学園ですので、閉校後は東京経営短期大学のキャンパスを岡山に本部を持つ環太平洋大学の施設として利用するようです。

「東京経済大学」とも見間違えそうな大学名となりましたが、東京経済大学は関西大倉中高も作った大倉喜八郎によって124年前に創設され、数多くの経済学者や代議士、首長などを輩出している伝統校ですので、間違えないようにしましょう。

今回認可されたのは経営学部経営マネジメント学科のみですが、入学定員は350名、3年次編入の定員は150名と単科大学としては結構大きな規模になりそうです。募集の日程や方式といった詳細は、今後の発表を待つことにしましょう。

【祝】福井県立大学 恐竜学部 認可される【国内初】

2024年9月5日 木曜日

今まで国公立大学で恐竜に関する勉強がしたいと思えば、東京大、京都大学、東北大学、北海道大学、九州大学といった旧帝国大学や信州大学、千葉大学、金沢大学、新潟大学、愛媛大学、高知大学などの理学部の地球科学系に入学し、その分野の研究室を選ぶ、という方法しかありませんでした。つまり総合的に恐竜について学べる「学部」は存在しませんでした。しかし恐竜を含む古生物学は世界的にはメジャーな学問ですから、日本のこの分野での立ち遅れが懸念されていました。そんな中、ついに国内初となる恐竜学部が先日認可されました。

実は福井県立大学には恐竜研究所があって、東北大学の大学院生を受け入れるなどの活動を行ってきましたので、福井県立大学に恐竜学部を設置するのは当然の成り行きだったわけです。但し定員は一般前期で15名、学校推薦型や総合型選抜などを含めた合計人数でも30名。なかなか狭き門です。

早稲田大学の教育学部や日本大学理学科など私立大学でも恐竜に関する研究や教育を行っている大学があります。岡山理科大学の地球生物学部にはそのものずばりの恐竜学科があります。恐竜を学びたい受験生はこちらもチェックしておきましょう。

【祝】追手門学院大学 理工学部 認可される【ついに1万人規模へ】

2024年9月4日 水曜日

追手門学院大学が2025年4月の開学を目指し、文部科学省に設置許可申請をしていましたが、8月末にこちらも無事認可されました。入学定員200名の理系学部が誕生します。

分野としては理学が1分野、工学が3分野の4学科に分かれています。

大学全体としては、収容定員が800人増えることになりますので、既存学部と併せると9,860名となります。基準の1.05倍まで入学させると1万人を超えることになります。20年前は経済、経営、文、人間の4学部だけのこじんまりした大学でしたが、ついに10学部を擁する総合大学となりました。

【祝】桃山学院大学 人間教育学部の設置が認可される【学部新設】

2024年9月3日 火曜日

今から145年前、大阪市西区川口に英国聖公会によって女学校が創設されました。その5年後にはその近くに男子校の小学校を設立します。女学校は戦後プール学院中学校高等学校となり、1950年に短期大学を、1996年には4年制大学を開学させました。

一方男子校の方は、鶴橋駅近くの、現在大阪赤十字病院があるあたり(当時の地名は桃山)に移転したので、学校名は桃山学院となりますが、その後現在地の昭和町に移転します。そして1959年にはその校地で併設する形で桃山学院大学の開学となりました。

このように姉弟の関係だった2校ですが、2018年にプール学院大学の教育学部を桃山学院が引き継ぐことになり、桃山学院教育大学が誕生しました。

しかしプール学院時代から引き継いだ設備の老朽化や桃山学院大学からのアクセスの問題もあり、和泉中央の桃山学院大学に統合して新学部にしてしまおう、となったようです。

既存の教員組織や教育実績があるわけですから、文部科学省の認可が下りないはずはないと思っていましたが、正式に認可されると一安心ですね。

というわけで、桃山学院教育大学をめざしている皆さんは入学後、桃山学院大学に通うことになりますのでお楽しみに。

【もうすぐ出願開始】近畿大学 文芸学部 総合型選抜【チャンスを広げよう】

2024年9月2日 月曜日

なんか思ってたんと違う台風に振り回されているうちに9月になりましたが、9月といえば総合型選抜の出願時期、というわけで、今回は近畿大学文系の中でも人気が高い文芸学部の総合型選抜を紹介します。

まず、エントリーは9月4日からです。学科、選考によって出願条件が異なりますが、例えば芸術学部の舞台芸術専攻では「演劇・ダンスなどの活動を証明できる活動記録やmp4の映像データを有する人」とありますので、演劇部やダンス部の部員なら動画は当然持っていると思いますのでエントリーできるのでは?

第一次審査である書類選考の結果発表は10月9日で、第二次審査は10月26日です。そこで必要となる小論文や口頭試問の準備は今からでも間に合います。

ともかくエントリーして入学できるチャンスを広げてみましょう。

【夏だ!】大和大学 オープンキャンパス【学校に行こう!】

2024年8月8日 木曜日

オリンピックで寝不足なのに夏の甲子園まで始まってしまい、受験生にとっては誘惑の多い夏となってしまいましたが、同学年は同じ条件だから、その誘惑を振り切った者勝ちになるはず。

それはさておき何度もこのエントリーで紹介した大阪府吹田市の大和大学でもオープンキャンパスが開催されています。この週末を逃すと次は9月14日ですので、お忘れの方は是非お申し込みください。

【出願数日本一】近畿大学の総合型選抜【さらに総合型選抜導入。しかも併願可】

2024年8月7日 水曜日

2024年度入試の一般入試だけでものべ出願数146,827件(近畿大学プレスリリース2024年3月28日)と11年連続で日本一を誇る近畿大学ですが、これだけの受験生を集めているのですから、大学側としては公募制推薦入試と一般選抜だけで十分だと思うのですが、何とあえて手間のかかる総合型選抜を本格導入するとの事です。まさに鬼に金棒、弁慶に薙刀、虎に翼・・・。

ご覧のように新たに4学部で導入とかなり本格的になってきました。総合型選抜の試験要項冊子も80ページととても詳しい内容となっています。

さて、総合型選抜といえば専願扱いの大学が多いのですが、近畿大学の総合型選抜は併願が可能です。この試験要項冊子の17ページに入学辞退に伴う返金の手順まで説明されています。というわけで、近畿大学志願者は受験機会を増やすためにも総合型選抜からチャレンジしましょう。そのためにはまず、この冊子を手に入れてくださいね。

【夏だ!】大阪工業大学 オープンキャンパス【話してきました】

2024年8月5日 月曜日

大阪工業大学でも夏のオープンキャンパスが開催されていますが、8月3日、4日はどちらも大盛況。景品の手提げ袋と学生がデザインしたマフラータオルが足りなくなるかも!という状況。世の中理系が増えている?

そこで、入試問題傾向とその対策についての講座で話をしてきました。受験生と保護者の皆さんはメモをしながら熱心に聞いていただき、終わってから質問が頂けるなど真剣そのもの。

暑い中集まっていただいた受験生の皆さん、あと数か月がんばりましょう。

次回のオープンキャンパスは枚方キャンパスにて11日に開催です。まだ申し込みできますよ。詳しくは大学HPからどうぞ。

【特に今の高2以下の学年は】甲南大学の理系が進化する【注目すべし!】

2024年7月31日 水曜日

昨年度から公募制推薦入試の制度をリニューアル、今年は一般選抜の日程も含めて大きな入試改革が行われる甲南大学から2026年度からの学科改編に関するお知らせが届きました。

まず、理工学部の改編が行われるようです。

現在の「物理学科」、「機能分子化学科」を、「環境・エネルギー工学科」、「宇宙理学・量子物理工学科」、「物質化学科」の3学科体制に再編するそうです。

たとえば環境・エネルギー工学科では再生可能エネルギー産業で活躍する人材を育成するなど、いずれも最先端の研究・教育が行われるようです。

しかも岡本に新たに理系の校舎を竣工予定!今でも結構キャンパスは建物で占められている感じですが、建て替えするのでしょうか?発表されているイメージ図では大きな吹き抜けのある交流スペースや広大なラボなどを設置することが構想されているようです。というわけで、都市型キャンパスの甲南大学の理系学部、注目ですね。

【夏だ!】大阪成蹊大学 オープンキャンパス(その2)【学校に行こう】

2024年7月30日 火曜日

続けてデータサイエンス学部の入試イベントです。こちらは参加してレポートを提出すれば総合型選抜のエントリー型に代えることができるという特典付きです。ともかく参加して権利だけ確保しておくというのもありだと思います。この分野に興味のある高校生は参加してみましょう。