【今からチャレンジ】樟蔭中学校入試 2月の入試日程発表【スクープ】

2020年11月25日 水曜日

東大阪市、近鉄奈良線「河内小阪駅」から徒歩4分、身体表現コースでも有名な「樟蔭中学校」ですが、このコロナ禍の中でも教育活動を止めることもなく、国際教養コースの生徒たちもスピーチコンテストで活躍するなどそれぞれのコースが元気な女子で満ち溢れています。 ところで、来年1月16日(土)は京阪神の私立中学校入試の解禁日ですが、コロナ禍の影響によって入試はどのようになるのか、心配なところです。また、年度の前半にはオープンスクールや学校説明会の多くが中止になり、中学入試の勉強を始めるのが遅かった受験生も居ると思います。そんな中で、樟蔭中学校から良いお知らせが届きました。

 なんと解禁日から1か月以上後ろの2月24日の入試日程も設定しました。これなら解禁日まで2か月を切った今の時点で、もう中学入試を断念しようかと思っていた女子も、締め切りが3か月後になりましたよ。2科目受験ですから今からでも間に合いそうです。また、体調不良のために1月入試で力を出し切れなかった場合でも出願が2月に入ってからですので間に合いそうです。 ということで、詳しくは学校のホームページをご覧ください。

【今からでも出願できる保育系・看護系】大阪信愛学院短期大学 募集再開

2020年11月24日 火曜日

本年度はコロナ禍の影響か、学校関連の許認可も例年よりも時期が遅くなっているようです。こちら大阪信愛学院短期大学も2021年度入学生から4年制大学に昇格させるという計画を2年前から発表していましたが、結局10月末の時点で未決状態となったため、昇格を1年間遅らせることになりました。4年制大学開設と併せて既存の短期大学の募集も停止する方針でしたが、その時期が1年間延期されるのに伴って、中止予定の短期大学入試を11月の段階で再開することになりました。

 その結果、多くの大学・短期大学では既に終了しつつある推薦系入試に12月からでも出願できるということになります。特に幼児教育・看護系は募集時期が早い学校が多いのですが、そこに乗り遅れた受験生にとっては助け船が出たことになります。 詳しくは大学ホームページをご確認ください。

金光大阪中学校 高等学校にお邪魔してきました 【コロナ対策】

2020年11月20日 金曜日

大阪府北東部、阪急上牧駅前の金光大阪中学校・高等学校にお邪魔してきました。いつ行っても感心するのですが、どの生徒さんも大きな声で気持ちよく挨拶してくれます。先生に聞くと、学校としては特にそのような指導をしているわけではなく、先輩から自然に受け継がれている伝統だそうです。そういえば今月引退した中日ドラゴンズの吉見一起選手もここの出身でした。あの礼儀正しさは金光大阪によるものだったのですね。

 この写真では広さが伝わらないのですが、放課後は自習室にもなる立派な食堂をのぞいてみました。ここでは焼き立てのパンも提供されており、夕方でも販売しています。コロナ対策ということでしょう、全席1方向にそろえられ、正面には透明の仕切りが付けられています。まだまだ感染拡大が収まりそうにないコロナ禍ですが、生徒の利便性を維持しつつ、感染防止の工夫がされている、というお話でした。

【当たるかな?】関西8大学 難易度予想②

2020年11月19日 木曜日

【京都産業大学】 昨年は倍率が上昇した京都産業大学ですが、今年は全体的に志願者が減少傾向です。そんな中で現代社会や情報理工の人気は根強く、昨年に引き続き注意が必要です。文系学部の中で今年の狙い目は外国語ではないでしょうか。

【近畿大学】 志願者数日本一の近畿大学ですが、昨年は公募から前期にかけて志願者が減少しました。その揺り戻しから今年の志願動向はプラスなのですが、特に募集単位の大きい総合社会は戻り切っていないように感じます。模試で厳しめの判定でも強気の出願はありだと思います。

【甲南大学】 こちらは昨年、一般入試で15%近く志願者が減少しましたが、追跡調査の結果、実は合格ラインが下がっていない(難易度は変わらない)というわけで、全体的に「やや易化」とはしましたが、実質ほぼ昨年並みと考えた方がよさそうです。但し、法とマネジメント創造は昨年のへこみが大きかったので、今年に関しては易化するのではないでしょうか。

【龍谷大学】 全体的には2年連続で減少傾向です。但し、学部の序列が変わるほどの大きな変化は見られず、文系学部の中ではやはり文が最高峰になると思われます。但し、国際は昨年に引き続き、今年も減少すると考えれば、法や経済に近づくとも考えられます。社会も狙い目になるかもしれません。

というわけで、独断と偏見(?)で現時点でのデータを元に予想してみました。今後の新型コロナウイルス感染症の影響も懸念して、早めに進学先を確保しておきたいという受験生が増えているという状況もあり、地方からの受験生の流入が減るとの話もあります。したがって一般入試の倍率がさらに下がる可能性もありますので、現時点で厳しい模擬試験の判定をもらってしまった受験生も、簡単に志望校を下げずに頑張ってほしいと思います。

【当たるかな?】関西8大学 難易度予想①

2020年11月18日 水曜日

前期入試に関して、当グループでも受験希望校の調査をしていますが、その結果を元に、2021年度入試の難易度を予想してみました。 まず、2019⇒2020というのは、前期入試(センター利用含む)の志願者数の2019年度と2020年度入試の比較です。そして、2020⇒2021というのは、今年度の志願者動向です。 その二つを掛け合わせてみると、2年間での志願者の変化率が出ます。模試の判定基準は過去の追跡調査を総合的に判定して作られているので、2年通して志願者が減少している場合は判定のほうが現実よりも厳しめにつけられていることになります。つまり強気の出願をしても合格できる可能性が高いと考えられます。

【関西大学】 全体的には易化の予想です。昨年志願者が集まった経済やシステム理工も多少落ち着くとみられます。一方昨年易化した社会や社会安全は昨年並みと考えた方が良いでしょう。

【関西学院大学】 昨年易化した総合政策や教育はほぼ昨年並みだと思われますが、昨年やや難化した国際は、逆に今年の特殊事情もあり、強気の出願がお勧めです。学部再編となる理工の志願動向は全体的にプラスですが、募集単位ごとの差が大きくなることが予想されますので、出願には注意が必要です。

【同志社大学】 昨年難化した政策や理工・グローバルコミュニケーションはいずれも落ち着くと思われますが、逆に商や法は昨年の揺り戻しが考えられますので、複数出願をお勧めします。

【立命館大学】 全体的にはほぼ昨年並み。言葉を換えれば模試の判定を信じましょう。昨年難化した文・経済・理工・情報理工は今年も厳しめの戦いとなりそうです。一方食マネジメントは昨年に引き続き易化の予想です。経営志願者は食マネ併願がお勧めです。(続く)

コロナ禍と公立高校入試(その2)

2020年11月17日 火曜日

昨日の続きです。次はこの表の一番下の集計行をご覧ください。(昨日と同じ表をもう一度貼っておきます)

これは47都道府県のうち、どの単元が試験範囲として採用されているのかを表した数字です。ご覧のように、公民の(私たちと国際社会の諸課題)、数学の(資料の活用)、理科の(自然と人間)(下に★印をつけています)は半分以上の都道府県が試験範囲にしませんよ、ということになります。いずれもこれからの社会の諸課題を考えるうえで大きな意味のある単元で、答えのない課題を扱うという意味でも指導要領改訂の看板の一つであったような気もするのですが、教科書の最後のページになっているためか、このような扱いになってしまいました。確かに今年はコロナ禍の影響による授業時数の減少という異常事態ではありますが、時代の変化に合わせるべく数十年にわたる議論とそこで決められた指導要領に基づいて作られた検定教科書の単元が、軽く扱われているようにも見えます。もちろん、都道府県によっては、これらの単元は勉強しなくていいわけではなくて、学校では扱いますよ、と大きく注記されているところもありますので、年度末の忙しい時期ではありますが、何とか入試から除外された単元についての学習も促すような機会を中学校でも卒業までに作っていただきたいものです。

ところで、山口県は、除外範囲が無い(正確には選択問題を作って乗り切る)ばかりか、新指導要領に含まれる移行措置の内容まで一部入試の試験範囲に含まれています。山口県、攻めてます。

一方、福井県は英検の加点制度を取りやめました。これも英語4技能を重視しようという今の流れと反対向いているように見えますが、実は代わりに独自のスピーキングテストを導入する準備をしているとのことですので、こちらも一歩先に進んでいます。と、このように義務教育であっても地域ごとの特色が出ています、というお話でした。

コロナ禍と公立高校入試(その1)

2020年11月16日 月曜日

2021年度公立高校入試の試験範囲についてのお話です。 公立高校入試の出題除外(入試問題に出さない単元)についての情報が、各都道府県の教育委員会から発表されていますので、その情報をまとめてみました。(教科書のページ数のみの表記など、表現方法がまちまちですので、一部表現が不正確な部分があるかもしれません。各地域の受験生は必ず各都道府県の教育委員会発表の文書で出題範囲をご確認ください。) 〇というのは出題範囲、△はその単元の中の一部が除外、▲は複数日程のうち、一部の日程では除外、×は全日程で除外という意味です。地域による差がある5科目18単元のみこの表に記載しています。

まず、都道府県別の除外状況を見てみましょう。(この表の右端に〇の数を記入しています。〇が多い場合は青く、少ない場合は赤い色を付けています。たとえば秋田県では除外範囲は無い、つまり例年通りの試験範囲ですよ、という意味になります)北海道・三重・埼玉・大阪が最も〇が少なくなっています。これらの道府県は中学校での授業の遅れがあまり取り戻せていないと判断したということですが、入試範囲から外れている部分は、学校の授業で取り扱うといわれても、演習量は明らかに少なくなると思われますので、その道府県の高等学校はその単元の学びなおしが必要になると思われます。特に、数学で「三平方の定理」が除外されている地域では、私立高校も範囲除外にするケースも多く、高校での数学の理解度に差が生まれる可能性があります。また、2年生の3学期に扱うことが多い「確率」の単元に関しては長崎県が除外としています。3月1日から突然全国で休校となったわけですから、他の地域でも同じように授業時数が不足していると思うのですが、3年生に入ってからその単元に時間を取った学校はあまりなかったのではないでしょうか。そう考えると、むしろ試験範囲から除外している都道府県が少ないことにも疑問を感じます。(続く)

【ことしもやります】薫英女学院中学校高等学校「留学フェア」【30年の歴史】

2020年11月13日 金曜日

阪急正雀駅、JR岸辺駅から徒歩圏内の「大阪薫英女学院」は英検合格者を多数輩出していることで知られている女子校です。(現時点で、86.2%の生徒が英検準2級以上に合格、英検1級合格者も4名!)と、ほぼ全員上級合格という、学校ぐるみで英検に真面目に取り組んでいます。もちろんこの学校では30年も前から本格的な留学制度が整備されていることでも有名です。

今年はコロナ禍の影響で、お隣の阪急正雀工場での「阪急レールウェイフェスティバル」は春・秋とも中止という悲しい状況ですが、薫英の「留学フェア」は例年通り開催されます。スカイプを使って留学先とのライブ中継や先輩による体験談など盛りだくさんなイベントです。今は海外への移動は大変ですが、長い目で見れば国際化・グローバル化の流れは止まることはありません。事前申し込み制となっていますので学校ホームページからお申し込みください。 お帰りの際は正雀工場の横を通ってみましょう。運が良ければ運び込まれたばかりの新型1300系を見ることができるかもしれません。

アサンプション国際中学校 今年最後のプレテスト

2020年11月12日 木曜日

中学入試プレテストもそろそろ終盤となってきました。

英語イマージョン教育(英語の時間以外も英語漬け)+PBL(課題解決型学習活動)+ICT活用(情報機器などの利用)といった最先端の教育が特徴の、箕面市のアサンプション国際高校の3年生がなんとフランス語の全国大会で15人しか選ばれないファイナリストにエントリーされたとのこと。この学校はいろんな力を身につけてくれるようです。こういった学校には中学から入学したほうが得るものが多いと思います。

というわけで、今年最後の中学入試プレテストのご案内です。詳しくは学校のホームページをご覧ください。

各地域の公立高校入試 出題範囲について(というよりそのお知らせページの体裁について)

2020年11月11日 水曜日

ところで、大阪府の教育委員会のホームページにあるのは、このような表です。

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6221/00000000/syutudaihanni.pdf

まあ、教科書ごとに具体的なページ数まで記されたわかりやすい表です。ところが、埼玉県教育委員会から示されたお知らせはこちら。

明らかに中学生が見ることを意識して親しみやすいデザインで作られています。公文書の雰囲気を出すためか角印が押してありますが、その角印でも遊んでいます。

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/documents/r3rifuretto.pdf

因みに東京はこちら。こちらも中学生向けのデザインです。(画像はなくリンクだけです)

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/files/r3_leaflet/03syutudaihani.pdf

同じように神奈川県もイラスト入りです。(こちらもリンクだけ)

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/24739/r3syutudaihanni.pdf

千葉県も2021年度から公立高校入試制度が大きく変更されますが、そのための説明ページも中学生が見る前提でのデザインです。ほんの数年前までは中学生以下はスマートホンなどの情報端末やパソコンを持っていない前提で、ネットでは保護者向けの発信が主だったのですが、これからの時代は直接中学生や小学生が見る可能性が高いため、このような表記やデザイン上の工夫が必要なのかもしれません。