【大学改革】京都女子大学 新学部設立【急加速】

2023年3月9日 木曜日

1899年に創始された顕道女学院をルーツに、1910年に高等女学校として創立された京都女子大学ですが、新制大学になってから50年間、途中で2部を設置していた時期もありますが、学部としては2学部で運営されてきました。1999年からは、10年間かけて現代社会学部、発達教育学部、法学部を増設するという緩やかな変化を見せていましたが、ここに来て一気にペースアップ、今年から新規募集のデータサイエンス学部に加えて、次年度は心理共生学部の認可申請中とのお知らせが来ました。あっという間に7学部体制となりそうです。

入試でも大きな動きがあるかもしれません。女子の皆さん、京都女子からのお知らせにも気を付けておきましょうね。

令和5年度 大阪府 公立高校 一般選抜 出願数確定

2023年3月8日 水曜日

大阪府公立高校の一般選抜の出願は3月7日で締め切られましたが、大阪府教育委員会から出願数が公表されました。

旧学区別に概要を紹介します。

【旧1学区】

出願倍率が1.5倍を超えているのは大阪府下で4校ですが、そのうち3校は旧1学区に集中しています。府下最高の1.68倍の激戦となる春日丘、1.56倍の豊中、今年定員が1クラス(40名)減少した茨木の1.51倍となっています。茨木の出願数は昨年の579名から562名と17名しか減少しませんでしたので、倍率が上昇したというわけです。一方、希望調査では定員未達だった7校は定員割れが回避されましたが、2校は未達となっています。旧1学区合計での平均倍率は1.25倍と高めになっています。

【旧2学区】

こちらは全体的にバランスの良い倍率となりました。最も高い所でも四條畷と東、昨年は茨田を除いて8校もあった定員割れが、今年は4校となっています。この地域の平均倍率は1.13倍と落ち着いています。

【旧3学区】

今までの中学校校長会の進路希望調査と似たような傾向になったのがこの地域です。昨年8校が定員を下回りましたが、今年は7校となっています。そのうち4校が4年連続、3校が3年連続となっています。この地域の平均倍率は1.14倍です。

【旧4学区】

進路希望調査では2倍を超え、昨年の入試でも1.44倍と狭き門だった三国丘が今年は1.59倍の激戦となっています。希望調査では1.14倍と落ち着いていた岸和田が1.31倍と増加しており、泉陽も1.31倍ですので、上位は高めの倍率になっています。そんな中で今年定員増をした鳳が1.04と落ち着いています。定員割れは4校ですが、その内2校は3年連続となっています。旧4学区の平均倍率は1.13倍と落ち着いています。

試験は3月10日(金)、合格発表は3月20日(月)です。受験生の皆さん、体調に気を付けて頑張りましょう。

京都府 公立高校 中期入試 志願者数【入試は明日】

2023年3月7日 火曜日

3月8日に行われる京都公立高校中期選抜の志願者数が発表されました。

京都市・乙訓通学圏の状況ですが、昨年大人気だった鴨沂高校は今年は揺り戻しで下がりましたが、それでも1.38倍となっています。中期選抜での募集が少ない桂高校の植物クリエイト科と園芸ビジネス科は受験生が少し増えただけですが、倍率としては大きくなっています。山城通学圏では人気の城南菱創高校が1.58倍と高倍率ですが、中学募集も行っている南陽は1.19と落ち着いた倍率になっています。京都市・乙訓通学圏と山城通学圏のみデータを貼り付けておきます。

受験生のみなさん、希望の高校に合格できるように頑張ってください。

【今からでも】常磐会学園大学 総合型選抜入試【まだ間に合う】

2023年3月6日 月曜日

以前このエントリーでも紹介した、

常磐会学園大学 総合型選抜 エントリー開始 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

幼稚園教諭養成で歴史のある 常磐会学園大学からご案内が届きました。

総合型選抜入試に絞っていたけれども、いい結果とならなくてがっかりしている幼児教育系の進学を希望する受験生の皆さん。朗報です。今からでも出願できる「総合型選抜」入試があるよ、という朗報です。

しかも今年は入学金が半額になるそうです。出願は13日まで。まだ間に合います。

大阪府 私立高校の専願率

2023年3月3日 金曜日

今年2月に行われた大阪府の私立高校入試で、本年度1000名以上が志願した24校について分析してみました。まず、志願者数ランキングは毎度おなじみ近畿大学附属が1位、2位は浪速、3位以下桃山学院、上宮、大阪と続きます。一方この24校の中で専願率(ここでいう専願率とは外部募集枠に対する専願者数の割合です)のランキング1位は大阪学院大学、2位は興國、3位以下は関西福祉科学大学、履正社、大阪商業大学と続きます。2020年~2022年の平均を基準として、今年の専願率が1.4倍以上と大きく伸ばしているのが、履正社、あべの翔学、追手門学院の3校です。関西大倉は専願率が一番低くなっていますが、これでも例年よりは高めになっています。

今日から大阪公立高校の一般入学者選抜の出願です。進路希望調査ではとても高倍率になっている学校もありました。どうなるのかとても心配です。

京都文教中学校 スタートダッシュ説明会

2023年3月2日 木曜日

今から119年前の1904年(明治37年)に浄土宗によって烏丸松原(烏丸四条よりちょっと南の東側)にある因幡薬師(平等寺)に設立された「高等家政女学校」という女子校がルーツです。その後生徒の増加に伴って1916年(大正5年)当時四条寺町にあった大雲院(現在の高島屋の一部。その大雲院は大倉財閥が所有していた岡崎公園南の地に1973年に移転)に、さらに1930年に岡崎公園南の日清紡績工場跡の現在地に移転しています。

因みに明治期の京都市街には鐘ヶ淵紡績(今のカネボウ)や東洋紡績、日清紡績などの大規模な紡績工場が多数存在し、繊維人材育成のために官立の京都高等工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)が設立されたほどです。現在左京区松ヶ崎にある京都工芸繊維大学は1968年まで右京区花園の、現在の京都先端科学大学附属中高と府立山城高校の間にあったので、今でも嵯峨野に桑畑を持っていたりするのですが、そのキャンパス跡地は現在花園団地となっています。先に述べた各紡績工場の跡地も今では高野団地や京都大学熊野寮、花園大学などとして利用されています。

閑話休題、高等家政女学校はその後、「京都家政学園」となり、学制改革後も中学校、高等学校、幼稚園、短期大学、短期大学付属小学校、大学を次々に設立していきましたが、1995年には「京都文教」と法人名称を変更し、校名も順次変更されました。中高は創立以来女子教育が行われていましたが、100周年を迎えた2004年から共学化しています。

前置きがやたら長くなってしまいましたが、「京都文教中学校」が今月、学校説明会を開催します。受付は本日から始まっています。ご興味のある小学生は是非お申し込みの上、100年ほど昔にはここには紡績工場があったんだな、前の道には路面電車が走っていたんだな、この学校はそれよりも古い歴史をうけついでいるのだな、と過去に思いを馳せながらご参加ください。

関西大学 2023年度 一般選抜分析(理系)

2023年3月1日 水曜日

同様に、理系学部についてもグラフ化してみました。

【全体的に変動は少ない】

例えば環境都市工学部の建築学科はご覧のように倍率、合格最低得点率、共に理系最難関ゾーンに位置しています。関西学院大学の学部改編の影響も受けなかったということから、阪神間~北摂よりも、大阪市内~大阪府南部の受験生が多いということでしょうか。また、化学生命工学部の化学・物質工学科(グラフ中では「化・化」と省略)を見ると、倍率は1.9倍から2.3倍とほぼ変動がなく、合格最低得点率もほぼ変わりません。生命・生物工学科に比べて女子が少ないといわれていますが、昨年の入学者で30%と年々増加していますので、化学を志す女子の皆さんもご心配はありません。

というわけで、新高3の皆さん、そろそろ学部選びを始めておいてくださいね。

関西大学 2023年度 一般選抜分析(文系 その2)

2023年2月28日 火曜日

(昨日と同じグラフを貼っておきます)

【総合情報と社会安全学部の倍率変化】

データサイエンス人材に対する社会の需要は高まりつつありますが、総合情報は倍率、合格最低得点率共に上昇基調にあります。また、共に千里山キャンパスではありませんが、リスクマネジメントに関する幅広い研究が行われている社会安全学部も実質倍率は上昇しています。それでも合格最低得点率は6割前後ですので来年も狙い目ではないでしょうか。

【学国語学部の人気は続く】

コロナ禍の影響で国外との往来が制限されたこともあり、多くの大学で志願者が減少した国際系、語学系ですが、関西大の外国語学部はその影響をあまり受けず、合格最低得点率だけをみると、2021年度、2022年度入試でも社会学部に続く難関となっています。先に述べたように今年は社会学部が下がったことから、法学部と並ぶ文系最難関を維持しています。

言語分析や地域言語文化といった研究領域と、通訳や異文化コミュニケーションといった実践領域を組み合わせた教育プログラムの魅力が受験生に伝わったということでしょうか。

関西大学 2023年度 一般選抜分析(文系 その1)

2023年2月27日 月曜日

関西大学から2月に行われた一般選抜の合格最低点が発表されました。

そこで、全日程の平均得点率と全日程の平均実質倍率で散布図を作成してみました。

すると・・・

【社会学部と法学部の激変】

2021年度、2022年度には合格最低得点率が60%程度だった法学部が、一気に文系学部最難関に躍り出ました。競争倍率も3倍台から一気に7倍となっています。その一方で常に文系学部の中では最難関に位置していた社会学部が倍率こそ変動がないのですが、合格最低得点率が文系学部の真ん中になっています。今年から得点調整の方式が変わったようですので、その影響も多少あるかとも思いますが、ちょっと変動が大きすぎます。因みに塾生データからは関西学院や立命館に受験生が流れたとも考えにくく、今まで関西大の社会学部を志願していた上位層が就職に強い法学部に流動したのかもしれません。(続く)

【新課程入試】京都産業大学 2025年度 共通テスト利用方式(共通テストプラス)概要

2023年2月24日 金曜日

京都産業大学も、2025年度の新課程入試に関する情報を公表しました。

現段階では共通テストのみで合否を判定する「共通テスト利用入試」と、共通テストと大学一般選抜の英語の試験を併用する「共通テストプラス」と呼ばれる方式についての情報です。

まず、「共通テスト利用方式」の方ですが、文系学部のみ表にまとめてみました。要するに英語はどの方式でも必須で、文系学部なら地歴・公民・理科・情報の中に高得点科目があれば有利、但し国語が必須になる学部や方式も有り。経済学部は数学ができておいた方が有利、といった感じでしょうか。

「共通テストプラス」方式でも、理学部の物理科学科と宇宙物理・気象科学科以外では「情報Ⅰ」が選択できるようになっています。「情報Ⅰ」は新しい科目なので対策が難しいのですが、ここで高得点が取れればとても有利になりますので、「情報Ⅰ」の準備をあまりせずに共通テストを受験する、という考えはもったいないようです。

一般選抜に関する情報は今後の発表を待ちましょう。