兵庫県の私立小中高の合同説明会が今年も開催されます。例年であれば夏ごろに開催されていましたが、今年はそれに加えて5月開催の説明会も用意されています。

今回は灘中高の体育館での開催、ということですが、時間帯によっては混雑することも考えられます。午前中が長蛇の列なら、ご近所でランチをしてから午後の時間帯に参加するなど時間に余裕を持ってご参加ください。事前申し込み不要、途中退出自由、入場無料となっております。対象は兵庫県民だけではありませんので、兵庫県以外の近畿圏の皆様もどうぞ。
兵庫県の私立小中高の合同説明会が今年も開催されます。例年であれば夏ごろに開催されていましたが、今年はそれに加えて5月開催の説明会も用意されています。

今回は灘中高の体育館での開催、ということですが、時間帯によっては混雑することも考えられます。午前中が長蛇の列なら、ご近所でランチをしてから午後の時間帯に参加するなど時間に余裕を持ってご参加ください。事前申し込み不要、途中退出自由、入場無料となっております。対象は兵庫県民だけではありませんので、兵庫県以外の近畿圏の皆様もどうぞ。
4年前に一部校舎のリニューアルが行われ、それに関連させて京都光華女子中高の紹介記事をこのエントリーに書きました 【やっぱり】京都光華中学校・高等学校 新校舎建築中【新築はええわぁ】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ が、3月13日(木)全面共学化するというニュースが飛び込んできました。

85年前の1940年の高等女学校設立から、新制中学、高校、短期大学、4年制大学と発展しつつ女子教育を続けてきた光華女子学園ですが、2024年度から新たに歯科衛生学科を設置した短期大学部も含めた各学校種で2026年度から共学化する事が発表されました。
近畿圏の女子大では3年前の神戸親和大学、今春から神戸松蔭大学、園田学園大学と共学化が進んでいますが、中高でも、男子校だった滝川中高が2024年度より共学化、女子校では親和中学校で今春から「共学部」の募集、神戸山手グローバル中高の共学化、2026年から園田学園高の共学化、神戸の松蔭中高の一部のコースで男女募集、現在「男女併学」(男女別クラス運営)の奈良の帝塚山高校の2027年からの共学化も予定されるなど、共学化が加速しています。京都でも2022年度より女子校だった西山高校が共学化しています。
このような環境ではありますが、中高大、短大すべてが同時に共学化するというのは驚きです。
今後の各校種の志願動向にも影響が出ると思います。注意が必要でしょう。
昨日は滋賀県立高校の合格発表の日でした。当グループの実績はまたそちらのページを見ていただくとして、次年度の日程が発表されましたので共有しておきます。

次年度(つまり現在の中2が受験する入試)からは日程が一本化されます。正確には一般型選抜はみんなが受験して学校独自型選抜は次の日希望者のみが受験するという形になります。それに伴い、合格発表も少し早くなります。
県立受験生の中で、先に入学先が確定した生徒とそうでない生徒が混在する期間が無くなるという意味では歓迎ですが、日程が一本化されるということは体調不良など不測の事態が発生した時にリカバーできる先がありませんので、併願私立は今まで以上に慎重に選ぶことをおすすめします。
大阪府の公立高校一般選抜の出願結果が発表されました。受験生を応援する学習塾としては全員合格して欲しいのですが、現実問題として入試ですから競争倍率が1倍を超えた場合は不合格があり得ます。その場合は併願受験で合格していた私立高校に入学することになるわけですが、その人数割合、つまり「併願戻り率」はどの程度になるのでしょうか。
開成公開テストの基準偏差値帯と所在地ごとに計算してみました。偏差値57~55、52~50は重なっていますが、複数のコースを持つ私立高校を併願にするには学力ゾーンが広がりますので、あえて重なりを作って集計してみました。
基準偏差値65以上というのは実は文理学科の10校になりますが、こちらは地域性が薄いのでまとめて計算しました。

すると、ご覧のような結果となりました。一般的に上位校の戻り率が高くなりそうなものですが、旧2学区だけ異常値となっています。これは地域2番手の名門「寝屋川高校」と「いちりつ高校(の全学科合計)」のまさかの定員割れが原因です。また、旧4学区では偏差値52以下の高校では、併願戻りはほとんど無いということになります。というわけで、地域や偏差値帯にもよりますが、公立高校の倍率低下が私立高校の入学者減少につながる場合もありそうです。(私立の先生方へ業務連絡です。このデータを新年度準備にご利用いただければと思います。)
東大や京大などの合格実績でも知られている西大和学園は近畿圏最難関の一つとして知られていますが、高校入試では、東大寺学園の高校募集が無くなった今では奈良県で最も厳しい入試だともいえます。入試問題も良質な難問ぞろいとなっております。

新中3向けにご覧のような説明会が開催されます。今回は学校での開催ですが、実際の通学の便も考えて、一度公共交通機関で行ってみることをお勧めします。
このチラシに使われている空間図形の問題も良くできています。興味のある方は解いてみてください。右隅に解答が印刷されていますが、画像では見えないので別に貼り付けておきます。答え合わせはこちらからどうぞ。
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大阪府公立高校の出願締め切りは3月7日(金)ですが、前日までの出願状況の「中間集計」が大阪府教育庁から発表されました。大阪府の公立高校には普通科以外に文理学科、総合学科、国際文化科などがありますが、それらをまとめて旧学区別に集計してみました(学区に属していなかった普通科以外の学科も学校の所在地から旧学区に割り振り、定員数は令和6年11月11日発表の数値を元に集計しています)。
【旧1学区】(北摂、主に阪急沿線)29校
定員合計8,560名に対し、出願者数は9,502名。平均倍率1.11
29校中11校(37.9%)が定員未充足となっています。
【旧2学区】(北河内、主に京阪沿線)28校
定員合計6,960名に対し、出願数は6,596名。平均倍率0.95
28校中18校(64.3%)と過半数が定員未充足となっています。
【旧3学区】(中河内、南河内、主に近鉄沿線)28校
定員合計7,480名に対し、出願数は7,700名。平均倍率1.03
28校中13校(46.4%)が定員未充足となっています。
【旧4学区】(泉州、主に南海沿線)25校
定員合計6,520名に対し、出願数は6,111名。平均倍率0.94
25校中19校(76.0%)と多くの学校が未充足となっています。

あくまでも中間発表時点での数値ですが、大阪府下合計で110校中61校(55.5%)が定員未充足となっています。8年前から同様の集計をしていますが、昨年に続き今年度とも異常値となっています。この結果から公立高校の統廃合の動きが加速するのでは、との地域の不安もあるでしょう。しかしそれ以前に大阪府の公立高校は1校あたりの生徒数も多く(1学年8~10クラスの学校も珍しくなかった)、学校行事や委員会活動、部活動など集団による、生徒相互の教育力の強い学校が多かったのですが、その活力が維持できるのか、の方が心配でもあります。

大阪府南部、南海沿線を主な範囲とする旧4学区です。今年は400名も定員を減少させたこの地域ですが、現段階の平均倍率は昨年度の同時期調査の1.08倍に対して1.02倍と大きく減少しています。現時点で泉陽が定員の1.55倍と高倍率になっていますので、鳳は現時点よりも倍率が上がると考えた方が良いでしょう。1クラス定員を減らした久米田は1.53倍という人気の高さになっています。これだったら定員を減らさなくても良かったのでは?という気もします。
【大阪府全体のまとめ】
約6万人規模の2025年度の大阪府の中学校卒業予定者数は今年度約1000名減、それに合わせてでしょうか、大阪府の公立高校の入学定員も、今回紹介した学校の合計で1000名の減少となっています。しかし公立高校希望者は昨年度同時期比較で約2000名減少しています。例年4000名規模の通信制の希望者が昨年よりも大きく増えているという情報も現時点でありませんから、その分私立専願が増えていると考えられます。今後の調査結果にも注目しておきたいと思います。
近鉄沿線を主な範囲とする旧3学区についてです。

定員を160名減らしたこの地域の平均倍率は1.06倍。昨年度の同時期調査では1.09倍でしたから、全体として落ち着いた状況となっています。
昨年度まさかの定員割れだった富田林は今年も厳しい数値となっています。地域的には少し離れますが、学力ゾーンとして近い八尾もぎりぎりですから、富田林は今年も落ち着いた倍率になるのではないでしょうか。河南も同じような状況です。総合学科の今宮は昨年進路講演会にお邪魔しましたが、先生方の対応、生徒さんの反応、校内での雰囲気などいずれも素晴らしいもので、人気が高さも納得です。

北河内(淀川以南の大阪府北部)を主な範囲とする旧2学区です。地域合計で定員は240名、6クラス減少です。地域の平均倍率は昨年度同時期の調査で1.01倍でしたが、今年は現時点で0.98倍、28校中18校が定員に満たないという状況になっています。昨年度は出願時点で1.10倍だった寝屋川が今年はまさかの未充足です。とはいえ昨年同時期の調査では1.01倍で、そこから盛り返していますし、四條畷や東からの流入も考えられるので、まさか本番で定員を割ることは無いでしょう。
大阪府の第2回進路希望調査が発表されました。昨年度は多くの公立高校が定員割れを起こしましたが、本年度はどのような状況なのでしょうが。高校数が多いので、所在地の地域別にみていきましょう。職業科やエンパワメントスクールなどの総合学科は除外して集計しています。各旧学区内の学校の並び順はざっくりと難易度順なのですが、昨年度は定員割れが多く、不合格者の最高偏差値のデータを得ることができませんでしたので、目安程度にご覧ください。
北摂(淀川以北)を主な範囲だった旧1学区をみてみましょう。(扇町あたりまでは阪急沿線という解釈で含めています。)

昨年定員を下回った高槻北など5校が1クラスずつ定員を減らしてこの地域では200名の定員減少となっています。しかし平均倍率は昨年度同時期の1.16倍から1.15倍と減少しています。
昨年度も定員割れした槻の木は、240名募集で現時点153名の希望に留まっています。大学進学実績も高い学校ですから、そのような志向の受験生にとっては狙い目となっています。現時点で茨木西以下の6校も定員を下回っていますが、今後他校からの流入の可能性もあるでしょう。