【ひとまず】大阪府公立高校入試日程変更 令和10年から?【先送りか?】

2024年9月27日 金曜日

8月27日のこのブログで紹介した大阪府の公立高校入試改革【大阪府公立高校入試】「府学校教育審議会」答申発表される【2026年度入試から】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

についての続報が9月25日に発表されました。

8月の段階では2026年度入試、つまり現在の中学2年生が受験する年度から変更するとしていました。しかし先のブログと同じように私立高も公立中もこの変更内容に対して懸念を表明したらしく、少なくとも導入時期を令和10年度(2028年度)へと先送りするようです。

令和10年度といえば現在の小学6年生が受験する学年です。ということは、来春から中高一貫型の私立中学に入学してしまえばこの混乱を回避する事ができるということでもあります。

もし、そのような流れが広がれば、令和10年度以降の公立高校入試は定員割れがさらに増加するのではないでしょうか。大阪府教育庁は入試の変更ではなく、府立高校の備品や設備(少なくともトイレ)のリニューアル、さらには教員の加配や実験・実習助手の導入などの後方支援を提案するべきだと思います。

【岸和田に】私立6校 合同イブニング 進学相談会 2024【6校集結】

2024年9月26日 木曜日

毎年岸和田の南海浪切ホールで開催されている私立高校合同の説明会のご案内が今年も送られてきました。大阪府南部の6校が合同で開催するブース相談形式の説明会です。9月の開成進学フェアに参加できなかった方はもちろん、その後に志望校を変えようかなと考えている受験生も是非参加してみましょう。平日ということもあり、早い時間帯が空いています。参加費はもちろん駐車場も無料です。自家用車をお持ちのご家庭はおうちの方に連れて行ってもらいましょう。

【満員御礼】開成進学フェア【滋賀】来場者の学年別割合

2024年9月19日 木曜日

こちらも学年別の集計を計算してみました。

滋賀県はそもそも中学受験率が低い地域ですから、小学生の割合が低くなっています。従ってこのデータから中学受験への関心度の変化を読み取るのが難しいのですが、中学生に関しては大阪と同じように受験学年の中3ではなく、中2の割合が高くなっています。やはり学校選びのタイミングが早くなっているようです。中2生対象の募集イベントやガイダンスが求められているのかも知れません。

【満員御礼】開成進学フェア【大阪】来場者の学年別割合

2024年9月18日 水曜日

昨日の続きですが、学年別の割合計算し、昨年との比較をしてみました。

コロナ禍前は中3生の割合が7割を超えていたのですが、昨年度は6割を下回り、今年はさらに低くなっています。同じく小学6年生の割合も下がっています。

と、いうことは・・・受験学年ではなくその前の学年の割合が増えているということです。

当日「進学相談ブース」という当社員による進学相談ブースも作ったのですが、設置した2ブースでは長蛇の列ができてしまい最終8ブースまで増設して対応したのですが、ほとんどが私学に関する質問でした。やはり大阪では私学への関心が今まで以上に高まっていると考えられます。中学受験に関してはこれからプレテストのシーズンに入りますが、その動員数にも注目していきたいと思います。

【満員御礼】 開成進学フェア(大阪会場)無事終了

2024年9月17日 火曜日

9月15日(日)に開催されました開成進学フェア(大阪会場)ですが、多くの来場者を集めて無事終了しました。予定されていた講演も全て実施する事が出来ました。ご尽力いただいた皆様に御礼申し上げます。

来場者数は速報値ですが3,705,名。昨年3,566でしたのでそれを超える結果となりました。

因みに1階会場で出店していたファミリーマートの特設店舗は13万円以上、ミスタードーナツは26万円以上の売り上げだったとの事。来場者の滞留時間が伸びたということかもしれません。久しぶりに復活した抽選会も大盛り上がり。

受験生の皆さん、ここだ!と思う学校は見つかりましたか?見つかった方はその学校に合格するための対策を、まだの方はさらにオープンスクールなどに参加してみましょう。

【秋といえば】大谷中学校・高等学校(大阪) 文化祭【文化祭・体育祭・・・】

2024年9月13日 金曜日

入試説明会や対策講座の案内ばかりしていたので、ちょっとここらへんでお楽しみイベントも紹介しておきます。

大阪の大谷中学校・高等学校では今月28日(土)29日(日)の2日間、文化祭が開催されます。こちらはもちろん在校生向けの行事なのですが、小学生女子及び保護者も見学する事ができます。

というわけで、大谷中学校志願者はもちろん、少しでも興味のある小学生は一度在校生の様子を見てみてはいかがでしょうか。事前申し込み制となっていますので学校HPよりお申し込みください。

【2027年度入学生から】京都府立大学に系属校が誕生!【優先枠】

2024年9月12日 木曜日

2022年2月28日に一人で盛り上がって書いたブログ

【速報】京都府立大学に付属高校を設置??【京都の私学に激震走る?】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

の続報が発表されました。

私の2年前の妄想では洛北?と思っていたのですが、全く異なるかたちになりそうです。

9月6日の京都府の発表では、対象高校は2校となります。1年次は農業学科群、2年次より農業バイオ科、環境緑地科に分かれる南丹市の京都府立農芸高校と、普通科に加えて、森林リサーチ科のある本校と、農業科、家政科を設置する美山分校から成る京都府立北桑田高校が京都府立大学の「系属高校」という位置づけになるそうです。

受け入れ側の京都府立大学は農学食科学部の農学生命科学科と環境科学部の森林科学科の2学科のみですから、この2校の農業系の学科からの優先枠が設けられるわけです。京都府立大学の受け入れ学科の募集人員の1割を「系属高校」からの優先入学枠にするとの事ですが、農学生命科学科の募集人員は一般選抜35名、学校推薦型選抜15名の計50名、森林科学科の募集人員は一般選抜25名、学校推薦型選抜11名の計36名ですから、それぞれで4~5名という枠になりそうです。2027年度入学生から、とのことですから現在の高校1年生以下の学年が対象となるようです。

この協定の調印は10月下旬ということですので、そこがスタートラインというわけですね。しかしこういった目的の高大連携は想像していませんでした。まだまだですわ。

【夏だ!】高松宮記念杯第75回全日本高等学校ハンドボール選手権大会【インターハイだ!】

2024年8月30日 金曜日

ハンドボールも3位決定戦を行わないので、準決勝で敗退した学校も含めたベスト4校を紹介します。

【男子】

優勝 駿台甲府高等学校(山梨県)

準優勝 香川県立香川中央高等学校(香川県)

準決勝 岡山県立総社高等学校(岡山県)

準決勝 茨城県立藤代紫水高等学校(茨城県)

昨年は準決勝で敗退した駿台甲府高校と香川中央が共に決勝戦に進み、駿台甲府高校が初優勝を決めました。

【女子】

優勝 昭和学院高等学校(千葉県)

準優勝 白梅学園高等学校(東京都)

準決勝 神戸星城高等学校(兵庫県)

準決勝 香川県立高松商業高等学校(香川県)

昭和学院高校は昨年準優勝、その前は優勝で、今年準優勝だった白梅学園高校は昨年の優勝校というわけで、どちらも安定して強豪校なのですね。

因みに、近畿大会での優勝・準優勝校は・・・

【男子】

優勝 京都府立洛北高等学校(京都府)

準優勝 大阪偕星学園高等学校(大阪府)

【女子】

優勝 神戸星城高等学校(兵庫県)

準優勝 四天王寺高等学校(大阪府)

この結果、神戸星城高校は昨年度に続いてインターハイに参加し、立派に全国ベスト4まで進んだのでした。神戸方面在住のハンドボール女子、神戸城星高校はいかがですか?

【また2校で募集停止】大阪府立大正白稜高校、福泉高校の2校、募集停止【大阪府の公立高校】

2024年8月29日 木曜日

大阪府には2012年に成立した、3年間連続で定員を下回った公立高校は再整備(統廃合検討)の対象にするという条例があります。

大正白稜高校は泉尾高校と大正高校を統合して6年前にできたばかりの高校ですが、定員を上回ったのは開校初年度だけで5年連続定員割れとなりました。また人口急増期の1983年に地域の要望により作られた堺市の福泉高校も4年連続の定員割れとなっていました。

最初に紹介した条例の規定によって、残念ながらこの2校の、2026年度以降の募集停止が先日発表されました。今の中学3年生の学年が最後の入試となります。因みに福泉高校は吉本興業のタレント、山田花子氏の母校だそうです。もちろんここはタレントを養成するところではありませんが、あのような個性的なキャラクターを育んだ学校が無くなるというのも寂しいかぎりです。

大阪府は世帯年収に関わらず、私学も含めて高等学校の「高等学校授業料無償化」が段階的に導入されていますが、この影響もあって2024年度入試では私立高校の専願率が上がりました。その結果、大阪府立高校145校のうち70校が定員割れとなってしまいました。

今後も大阪では公立高校募集停止の流れが続いていくことになるのでしょうか。

【夏だ!】第68回全国高等学校登山大会【インターハイだ!】

2024年8月28日 水曜日

3泊のテント泊を含む4日間で行われる登山のインターハイは、この暑さですから、技術や知識だけでなく、体力も勝敗には大きく影響します。さて、全国から集まった登山部、山岳部、ワンダーフォーゲル部で総合成績上位3校を紹介します

【男子】

1位 北海道旭川東高等学校(北海道)

2位 愛媛県立松山南高等学校(愛媛県)

3位 秋田県立秋田高等学校(秋田県)

旭川東は121年前に開かれた旧制中学校、松山南は133年前に開かれた旧制高等女学校、秋田高校は151年前に設立された洋学校をそれぞれルーツに持つ、超伝統進学校が並んでいます。

【女子】

1位 長崎県立長崎北陽台高等学校(長崎県)

2位 北海道旭川東高等学校(北海道)

3位 岩手県立盛岡第一高等学校(岩手県)

旭川東は男子のところで紹介しましたが、盛岡第一高等学校も144年前に設立された旧制中学校がルーツです。登山には伝統校が強いのか?とおもいきや、長崎北陽台高校は創立45年の比較的若い学校です。しかし男女とも登山部は強豪で、女子は2年ぶり3度目の優勝です。3年生が多く参加していたようですが、この持久力と集中力は今後の進路決定にも生かされることでしょう。

因みに近畿圏の最高位は男女とも兵庫県立長田高等学校の山岳部(男子は15位、女子は11位)でした。そういえばこちらも104年の伝統を持つ進学校(2024年度合格実績=東大4、京大26、阪大41、神戸大50を含む国公立217)です。中学生諸君、進学校の登山部・山岳部をめざしましょう。