高校ごとの大学合格実績2024(兵庫県)近畿圏国公立大学

2024年10月18日 金曜日

まずは上位20校です。大阪公立大や兵庫県立大が入ってきますので、順位が難関10国立と変わってきます。ベスト10のうち公立高校が8校入っています。4位の加古川東から大阪公立大に26名(学校HPでは27名)合格していますが、地理的にもちょっと意外です。

同じように散布図を作成してみましたが、これもあまり相関が無い、つまり同じ基準偏差値でも学校による合格実績の差が大きくなっています。これから高校受験をする中学生は、その理由にも注意しながら学校説明会を聞いて、学校選びの参考にしましょう。

高校ごとの大学合格実績2024(兵庫県)難関10国立大学

2024年10月17日 木曜日

続いて兵庫県の高校の大学合格実績ランキングです。

まずは難関10国立大学のランキング、上位20校です。

1位は安定の灘。因みに国公立の医学部合格者数は現役で34名、既卒込で70名でした。旧帝大医学部合格の数字は重複するので単純加算はできませんが、それを割り引いてもほぼ全員が難関10国立か国公立医学部に合格しているようです。

3位の神戸大附属中等は昨年の10位から大躍進。1学年100名規模ですから、東大京大併せて11名というのは1割を占めていることになります。公立では長田、姫路西、神戸、加古川東が10位以内にランクインしています。

高校入学時の難易度と占有率の散布図を作成してみました。

高校募集のない学校は除外しています。大阪と違ってあまり相関が無いようです。つまり兵庫では、灘は例外ですが、入学時の難易度が高くても、進路には幅があることがわかります。

高校ごとの大学合格実績2024(大阪府)産近甲龍佛

2024年10月16日 水曜日

今回は産近甲龍+佛(今後、京都滋賀とも併せたランキングを作る予定なので、下ごしらえ)でランキングを作ってみました。

1位は昨年と同じ八尾、2位は昨年21位だった鳳。近畿大の合格実績が92名増の382名というのが大きな理由です。11位の泉陽の近畿大学実績は元資料では427ですが、学校HPでは314と発表されているので、学校発表の数字で計算しています。

こちらも分散図を作成してみました。

近畿大学系列の近大泉州は例外として、ほぼ偏差値55近辺の高校が集中してランクインしていることがわかります。産近甲龍佛を考えるなら、高校入学の段階でこのラインの高校をめざしておく必要がありそうです。

高校ごとの大学合格実績2024(大阪府)関関同立

2024年10月15日 火曜日

関関同立の占有率も集計してみました。

昨年9位だった春日丘が2位にランクイン、逆に昨年6位だった千里が同志社と立命館の合格者が4割以上減少して15位になっています。立命館大と関大に強い三島も安定のランクインです。

分散図を作成すると、入学難易度との相関が無いことがわかります。一般選抜では入試科目が少なく、出題傾向の変化が少ない関関同立ですから、正しく対策をしておけば合格できるというわけですね。

高校ごとの大学合格実績2024(大阪府)近畿圏国公立

2024年10月11日 金曜日

次に近畿圏の国公立大学の合計合格者数を卒業生数で割ってみました。昨年度から元資料に福知山公立大学が掲載されていないので、除外して集計しています。あれ?昨年トップだった茨木が8位。昨年よりも40名も減っています。念のため高校のHPでも確認しましたが、間違いなさそうです。大阪大の合格者数が20名以上減っていますので、京大以上に強気出願した受験生がいたのかもしれません。

同じく分散図を作成してみました。

これも難関10国立と同じような傾向になりました。文理学科ではない富田林、泉陽、春日丘でも卒業生の3割程度が国公立に合格しています。

高校ごとの大学合格実績2024(大阪府)難関10国立大学

2024年10月10日 木曜日

今年も毎日新聞社刊行「サンデー毎日増刊 大学入試全記録 高校の実力」という本を買ってしまいました。436ページにデータが詰まって1870円。私にとっては安いぞ。

そこで、大阪府の高校についてデータ化してみました。

まず、最初は旧帝国大学+東工大(ああ、この名称もこれで最後かぁ)+一橋大+神戸大の難関10国立大学合格者数を卒業生数で割った「占有率」でランキングを作ってみました。SSというのは高校入試での開成公開テストでの基準偏差値です。要するに入学時点の難易度だと思ってください。

まずはベスト20校です。

ほお、北野は7割近くが難関国立に合格しているのですね。2位の大阪星光も半分を超えています。さすがですね。

それではこの割合と入学時の難易度で分散図を作成してみました。

すると相関係数R^2=0.77と強い相関が出ました。これらの大学をめざすのなら、まず高校入試から頑張る必要があるようです。

【和歌山の学校だけど】初芝橋本高等学校 「学校説明会inなんば」【大阪府民が約半数】

2024年10月9日 水曜日

初芝立命館中高、初芝富田林中高、初芝橋本中高を運営する学校法人大阪初芝学園が「利晶学園」と名称変更したニュースは5月にこのブログで紹介しました【スクープ】初芝立命館中学校 高等学校が「利晶学園大阪立命館」に【校名変更】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp) 。それに伴い初芝立命館は「利晶学園大阪立命館」と校名変更したのですが、それ以外の2校の校名変更はありませんでした。その中の一つ、初芝橋本から説明会のご案内が届きました。

今回の会場はなんばパークス。確かに初芝橋本の在校生の半分ほどが大阪府民なので大阪で説明会をするのも合理的です。

立命館大学とも提携している初芝橋本高校に興味のある受験生は参加してみましょう。

【楽器経験のある女子】ノートルダム女学院 オーケストラクラブ推薦入試制度【大歓迎】

2024年10月7日 月曜日

ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」・・・世界中の人が知っているクラシックの名曲で、2楽章の一部の旋律が「家路より」と名付けられ、下校時のチャイムとしても使われているので日本でも有名ですが、この全曲を2024年4月にびわ湖ホールで全曲演奏したのが、このノートルダム女学院のオーケストラクラブなのです。

オーケストラとは弦楽器5部(バイオリン2チームにビオラ、チェロ、コントラバス)に管楽器、打楽器が加わった演奏形態のことですが、ここ400年弱の間に作られた多くの管弦楽曲・交響曲がこの編成で再現できるようになっています。この4月にノートルダム女学院の中高生が、1893年にドボルザークが楽譜に書いた通りに、当時と同じ構造の楽器を使って手分けして音を出したら、131年前にニューヨークのカーネギーホールのお客さんに与えたのと同じ(いや、それ以上の)感動を、びわ湖ホールでも与えることができたというわけです。(正確に言うと、ドボルザークの手書きの楽譜をドイツの出版社が清書して印刷したのですが、ドボルザークの書き間違いと出版社の清書し間違いをドイツ在住のブラームスらが校正したので、初演楽譜と違っている部分があるようですが、演奏者でなければ気がつきません。)

閑話休題、このような演奏形態をクラブとして持っている学校は京都市では文化都市といえども5校(洛星、同志社、同志社女子、京都女子、京都ノートルダム女学院)の私立のみとなっています。

前置きが長くなりましたが、ノートルダム女学院中高では、「オーケストラクラブ推薦」という制度があります。合奏経験のある楽器経験者(特に弦楽器)はもちろん大歓迎されるのですが、そうでなくてもピアノなどの楽器経験があれば初心者でも戦力になれる教育力がこのクラブにはありますので、大丈夫です。ひとまず一度相談してみてはいかがでしょうか。びわ湖ホールの舞台、気持ちいいですよ。

梅花中学校・高等学校 チアリーディング部 創部20周年記念公演

2024年10月4日 金曜日

日本には多くのチアリーディング部がありますが、その頂点を決める「チアリーディング日本選手権大会」というのが毎年8月に開催されています。

過去16年分の優勝~3位までの学校名がウィキペディアに落ちていたので、それを元に日本チアリーディング協会のHPも参考に表にまとめてみました。今回の主役である梅花中高大を太文字で示しています。

【中学校の部】

梅花女子中学校のチアリーディング部は創部4年目にはいきなり優勝しています。しかもたまたまというわけではなく、2018年まで連続して準優勝以上です。

【高等学校の部】

歴代の優勝校を見ると、箕面自由学園と梅花の2校の校名しか出てきません。特に箕面自由学園はここ16年間で優勝か準優勝しかありません。全国大会は池田のアゼリアホールで良いんじゃないかな。

【大学の部】

箕面自由学園には大学がありませんので他の大学名が入ってきます。しかしこのようにまとめてみると梅花女子大の安定した強さが際立ちますね。

と前置きが長くなりましたが、梅花中学校・高等学校のチアリーディング部は創部20周年を迎えるそうですが、その記念公演が12月に開催されます。全国レベルの演技を間近で見ることができるチャンスです。ご興味のある皆さんは是非ご覧ください。

【韓国行きチケットが】建国中学・高等学校オープンスクール【当たるかも?】

2024年10月3日 木曜日

大阪住吉区の建国中学・高等学校からオープンスクールのご案内が届きました。韓国系の学校ですが、半分くらいは日本国籍の生徒が在籍しているこの学校は、日常的に日本語、韓国語、英語が飛び交っており、以前お邪魔した時にはドラマを使った中国語の授業まで行われていました。いろんな言語ができたら便利ですね。

こちらのオープンスクールもその自慢の韓国語講座とキムチチゲの給食がセットになっており、クラブ体験も用意されています。

というわけで、韓国系のルーツでなくても、韓国の言語や文化に興味のある小中学生は参加してみてはいかがでしょうか。

因みに参加すると景品が頂けるそうですが、抽選景品に韓国行きのチケットが含まれているそうです。これは熱いぞ!