【時代の流れと逆行?】大和大学 入試変更点 その2【学力重視へ】

2025年3月25日 火曜日

(昨日の続き)

③出題範囲の拡大

公募制推薦でも国語に古文が追加されます。つまり近大、龍谷タイプにするというイメージですね。一般選抜でも古文が追加されます。また、数学も公募、一般とも文系でⅡ、B、C が追加されます。一般の理系では選択制だった数Ⅲが必須となります。

④試験時間の増加

例えば保健医療学部の公募制の英語は60分から90分に、一般選抜では75分から90分に変更されます。他の学部も一般選抜の国語や理科が60分から75分となりますので、問題数が増えるということでしょう。

⑤記述方式の追加

こちらは2027年度入試からですが、マーク式の解答方式から、記述式を導入すると予告されています。記述式が全体のどの程度占めるのかはまだ発表されていませんが、もしかして国公立併願が多い同志社を狙い撃ち?

というわけで、普通に考えればこれだけハードルを上げると受験者数が減ると思うのですが、入学者の学力層をさらに上げようと考えた結果、このような方針になったのでしょう。

多くの大学が総合型選抜や検定利用の枠を増やし、教科入試でも範囲や科目数を減らすなどで受験生にとって受けやすくする方向に流れていますが、まさにその逆だと思います。より学力を重視しようというこの方針、良いと思います。

(オープンキャンパス来場者の列。この後こんな話を聞くことになろうとは・・・。)

【時代の流れと逆行?】大和大学 入試変更点 その1【学力重視へ】

2025年3月24日 月曜日

3月20日(祝)に大阪府吹田市の大和大学でオープンキャンパスが開催されました。お天気にも恵まれ、多くの来場者を迎えたようでよろしいなぁ、というほっこりした話を書こうと思っていたら、そこで驚きの発表がなされました。

①総合型選抜を縮小

年々導入校が増えている総合型選抜、旺文社の集計によると、私立大学の総合型選抜による入学者割合は2016年度の9.4%から2024年度では17.5%と増加の一途を辿っていますが、大和大学では3学部で次年度より廃止します。

②英検による英語のみなし得点を縮小

段階的に設定されていた英検のCSEスコアによるみなし得点ですが、次年度から縮小、さらに2027年度入試からはCSE2300未満のみなし制度は廃止するようです。英検だけでは大学側が必要とする英語の学力が測れないとの判断でしょうか。

(続く)

【私立→私立】千葉科学大学、沖縄の法人に設置者変更【加計学園→大城学園】

2025年3月18日 火曜日

『銚子市で千葉科学大学を運営する学校法人加計学園(岡山市)は15日までに、大学設置者を2026年4月に学校法人大城学園(沖縄県)に変更するための認可申請書を提出することになったと公表した。銚子市で議論した公立大学法人化は見送られたことになる。』(千葉日報 webニュース2025年3月15日20:26 より引用

千葉県銚子市の千葉科学大学の設置者が変更されることになりました。以前このエントリーで「公立大学になる?」という記事を書きました 【スクープ!】千葉科学大学 「特別奨学生」選抜【しかも公立大学になる?】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ が、その予測は外れました。すみません。

岡山理科大学などを運営する学校法人加計学園が銚子市の誘致を受け、市有地の無償貸与や建設費の助成を受けて2004年4月に開校したこの大学は、薬学部、危機管理学部、看護学部の3学部を擁する大学です。危機管理学部には消防官、地域防災コースや救急救命学コース、航空工学・ドローンコース、パイロットコースなど特徴的なコースも設置されており魅力的だったのですが、学生募集で苦戦していたようです。もし公立大学化すれば学費が一気に国公立統一価格になるわけですから一気に受験生激増が見込まれます。そこで銚子市に譲渡という交渉に入ったのですが、市から引き受けるにあたって財政を圧迫しないように学部規模の縮小などの条件が示され、膠着状態になっていました。

この度、沖縄の学校法人が名乗りを上げ、大学の組織や規模はそのままに引き受けるということになったようです。奨学金制度なども現状を維持するとの事です。

設置者変更が認可されることを祈っております。

【衝撃!共学化】京都光華女子大学➡京都光華大学【中高短大も共学化】

2025年3月14日 金曜日

4年前に一部校舎のリニューアルが行われ、それに関連させて京都光華女子中高の紹介記事をこのエントリーに書きました 【やっぱり】京都光華中学校・高等学校 新校舎建築中【新築はええわぁ】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ が、3月13日(木)全面共学化するというニュースが飛び込んできました。

85年前の1940年の高等女学校設立から、新制中学、高校、短期大学、4年制大学と発展しつつ女子教育を続けてきた光華女子学園ですが、2024年度から新たに歯科衛生学科を設置した短期大学部も含めた各学校種で2026年度から共学化する事が発表されました。

近畿圏の女子大では3年前の神戸親和大学、今春から神戸松蔭大学、園田学園大学と共学化が進んでいますが、中高でも、男子校だった滝川中高が2024年度より共学化、女子校では親和中学校で今春から「共学部」の募集、神戸山手グローバル中高の共学化、2026年から園田学園高の共学化、神戸の松蔭中高の一部のコースで男女募集、現在「男女併学」(男女別クラス運営)の奈良の帝塚山高校の2027年からの共学化も予定されるなど、共学化が加速しています。京都でも2022年度より女子校だった西山高校が共学化しています。

このような環境ではありますが、中高大、短大すべてが同時に共学化するというのは驚きです。

今後の各校種の志願動向にも影響が出ると思います。注意が必要でしょう。

【今年の受験生向け!】中央大学 共通テスト利用 出願期間は来週から!【まだまだまだ間に合う!】

2025年2月28日 金曜日

おそらく今年度の「まだ間に合うシリーズ」はこれで最後かと思います。中央大学は3月1日から出願受け付けの入試日程が残っています。国公立での手応えに疑問を感じている受験生の皆さんは、こういったチャンスを生かしてみるのはいかがでしょうか。詳しくは大学HPをご確認ください。

【今年の受験生向け!】摂南大学 共通テスト利用入試後期Ⅱ 出願受け付け中!【まだまだ間に合う!】

2025年2月27日 木曜日

いよいよこれがラストか?3月14日まで出願できる入試が残っていました。摂南大学の共通テスト利用の後期Ⅱです。ご覧のように共通テストだけで判定されますので、共通テストでのスコアはあるけど、それを生かしきれなかった受験生は最後のチャンスです。ご覧のように昨年のデータを参考にして出願してみましょう。

【今年の受験生向け!】近畿大学 3月入試出願受け付け中!【まだまだ間に合う!】

2025年2月26日 水曜日

受験生に優しい近畿大学もまだ出願が可能です。一般入試・後期/共通テスト利用は3月1日が、共通テスト利用は3月8日が出願締め切りです。

詳細については、こちら(↓)と「いくぞ!近大」(受験生向けサイト)を確認の上、出願しましょう。

一般入試・後期&共通テスト併用方式(後期)のポイント|近畿大学入試情報サイト

近大・共通テスト利用方式の活用法|近畿大学入試情報サイト

最後までがんばって得た栄冠は、一生の宝となることでしょう。

【今年の受験生向け!】関西大学 共通テスト利用【まだ間に合う!】

2025年2月25日 火曜日

先週先走って次年度向けのオープンキャンパスの案内をしてしまいましたが、いやいや、まだ今年度の受験が終わったわけではございません。共通テストが利用できる最後のチャンスがございます。まだ出願は可能です。特に高得点の科目があった方は、ベスト方式がありますので有利ですよ。詳しくは大学HPをご確認ください。

【今年の受験生向け!】立命館大学 3月入試説明会【最後まで戦おう!】

2025年2月21日 金曜日

立命館大学からこのようなご案内が届きました。こちらは今の受験生向けです。思うような結果が出なかった受験生、もしくは現在の合格校よりもワンランク上の立命館に挑戦したい受験生は是非参加してみてはいかがでしょうか。

日程的に厳しい場合にはオンライン開催もあります。お申し込みは大学HPか2次元バーコードからどうぞ。

関西大学 オープンキャンパス

2025年2月20日 木曜日

今年から「ビジネス・データサイエンス学部」の募集を開始し、多くの受験生を集めた関西大学ですが、3月には早くも次年度入試に向けたオープンキャンパスが開催されます。関西大学は複数のキャンパスがありますが、今回は千里山キャンパスのみでの開催となっています。参加登録制となっていますのでお早めに。先日、久しぶりに誠之館(キャンパス真ん中よりちょっと奥の方)まで行ってみましたが、見た事のない建物が増えていたり、建物があったはずの場所が緑地になっていたりと新陳代謝が進んで結構きれいになってます。高校生は是非この雰囲気も楽しんでもらいたいと思います。

因みに、関西大学の2回生以上の履修登録は3月中に行われるそうですが、関大生はこれが当たり前だと思っているようです。みんなまじめだなぁ。