(昨日の続き)
③出題範囲の拡大

公募制推薦でも国語に古文が追加されます。つまり近大、龍谷タイプにするというイメージですね。一般選抜でも古文が追加されます。また、数学も公募、一般とも文系でⅡ、B、C が追加されます。一般の理系では選択制だった数Ⅲが必須となります。
④試験時間の増加

例えば保健医療学部の公募制の英語は60分から90分に、一般選抜では75分から90分に変更されます。他の学部も一般選抜の国語や理科が60分から75分となりますので、問題数が増えるということでしょう。
⑤記述方式の追加
こちらは2027年度入試からですが、マーク式の解答方式から、記述式を導入すると予告されています。記述式が全体のどの程度占めるのかはまだ発表されていませんが、もしかして国公立併願が多い同志社を狙い撃ち?
というわけで、普通に考えればこれだけハードルを上げると受験者数が減ると思うのですが、入学者の学力層をさらに上げようと考えた結果、このような方針になったのでしょう。
多くの大学が総合型選抜や検定利用の枠を増やし、教科入試でも範囲や科目数を減らすなどで受験生にとって受けやすくする方向に流れていますが、まさにその逆だと思います。より学力を重視しようというこの方針、良いと思います。

(オープンキャンパス来場者の列。この後こんな話を聞くことになろうとは・・・。)