【多彩な入試制度も知ろう】受験生のための「近大入試まるわかりセミナー」【高校1年・2年及び保護者も歓迎】

2025年5月21日 水曜日

3月に東大阪キャンパスで行われた「オープンキャンパス」は今年も多くの来場者だったようです。受験生はオープンキャンパスで大学の元気な雰囲気や充実の設備を知ることができたと思います。しかし一方で、近畿大学の入試には多様な判定方式や併願方式が用意されており、どの方式が自分に有利であるかを受験生が判断する必要もあります。

というわけで、今回紹介するイベントは、大学の様子や大学生活に関する内容に加えて入試制度をまとめて説明していただけるというありがたい内容となっています。

6か所で開催されますので、都合の良い会場、日時でご参加ください。

事前申し込みは不要、入退場自由です。

【受験生激増の】甲南大学 入試制度説明会【秘密を聞いてみよう】

2025年5月20日 火曜日

先月、こちらのエントリーで甲南大学の募集単位ごとの動向を紹介しましたが、

【2025入試結果速報】甲南大学【募集単位ごとの変化】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

受験生にとっては公募推薦、一般選抜ともに入試制度や日程の変更によって受験しやすくなりました。その結果、甲南大学全体の志願者数は増えました。一般入試の前期+中期の志願者数ですが、2023年度=16,075件、2024年度=17,746件、2025年度=25,268件となっています。つまり今春は2年前の1.57倍と激増したことになります。

少し年の離れたお兄さん、お姉さんのいる大学受験生は、甲南大学は他大学併願での受験がしにくい大学だと聞いているかも知れませんが、ここ2年で大きく制度は変化しています。一度最新情報を得るためにも説明会に参加してみてはどうでしょうか。メニューは限られますが、学食体験も用意されています。

事前申し込み制になっています。申し込みはお早めに。

【見晴らし抜群】大阪青山大学 オープンキャンパス【通学も便利】

2025年5月19日 月曜日

2年前にもこの(↓)エントリーで紹介した大阪青山大学ですが、

【奨学金も充実】大阪青山大学 3学部体制記念奨学金【受験料も割引】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

キャンパスは箕面市の北部、大阪市方面が一望できる高台にあります。ということは、毎日の通学は山登りか?と思われるかもしれませんが、阪急箕面駅、もしくは昨年春に御堂筋線と直結した箕面萱野駅からスクールバスがガンガン運行されていて、学舎の前まで連れて行ってもらえます。

それはさておき今年のオープンキャンパスも盛りだくさんイベントが用意されています。学部別体験授業やキャンパスツアーで充実の大学設備を実感しましょう。明るく広い食堂でのランチサービスも用意されているようです。楽しみですね。

【特別告知】6月21日(土)の「入試対策&交流会」ではこのブログの「中の人」が総合型選抜などについて講演いたします。高校生の皆さん、お待ちしております。

【2027年度から】武蔵大学 国際教養学部国際教養学科に「ビジネスデータサイエンス専攻」が誕生【さらに進化!】

2025年5月13日 火曜日

昨日武蔵大学社会学部の新専攻について紹介しましたが、国際教養学部でも新たな動きがあるようです。

国際教養学部は2022年に江古田キャンパスに作られた新しい学部ですが、現在ロンドン大学の学位取得も選択できるEM(経済経営学)専攻、海外留学も可能なGS(グローバルスタディーズ)専攻の2つがあり、国際的な人材育成カリキュラムが組まれていますが、今回新たに「ビジネスデータサイエンス専攻」の設置が発表されました。こちらもEMと同じくロンドン大学の学士号取得が可能となっていますので、英語とデータサイエンス両方ができるカリキュラムとなっています。これは就職の際にも強い武器となるでしょう。しかし、同時に2専攻を開設するとは、武蔵大学恐るべし。

【2027年度から】武蔵大学 社会学部メディア社会学科に「情報社会デザイン専攻」が誕生【さらに進化!】

2025年5月12日 月曜日

旧制高校を起源とする東京四大学(学習院大学、成蹊大学、成城大学、武蔵大学)の一つである武蔵大学は東武グループの前身の根津財閥の創始者によって開かれた大学ですが、新制大学に転換した時には経済学部からスタートしており、実社会に通用する人材育成では定評があります。1969年に創設された人文学部社会学科が社会学部に昇格したのは1998年。2004年には社会学部にメディア社会学科を増設するなど時代に合わせたリニューアルが行われてきましたが、2027年からそのメディア社会学科に「情報社会デザイン専攻」を設置する計画であることが発表されました。

大まかにはAIやデータサイエンスに関する学びに特化した専攻なのですが、カリキュラムを細かく見てみると本気度がわかります。 プログラミングやデータサイエンスの基礎を1年生で学び、2年生以降でAIプログラミングや社会調査、社会統計、多変量解析などデータの意味や分析法を学び、さらに「計算社会科学・ネットワーク社会論系」「メディア分析・デジタル消費社会論系」「先端技術・コンテンツ社会学系」「公共政策・ソーシャルデザイン系」の4分野から選択履修するという計画のようです。このように先端技術に関して実践的かつ意欲的なカリキュラムになっています。2027年度から導入(現在高校2年生以下の学年が対象)となっています。興味のある高校生は大学HPなど今後の情報に注意しておきましょう。

【授業料+教育充実費が50%OFF!】神戸女学院大学 共通テストスカラシップ制度【しかも4年間!】

2025年5月9日 金曜日

2025年度入試から導入された神戸女学院大学の学費割引制度である「共通テストスカラシップ」についてです。大学入学共通テストの5教科型のみでの判定ですが、事前に設定されている基準を超えていれば、1・2年は無条件で約半額、そして入学後の成績が条件を満たせば3・4年でも割引が続くという素晴らしい制度です。共通テストの基準は学部によって異なりますが、生命環境学部は52%、それ以外は55%とそれほど高くなく、共通テストの平均が上がった今春の受験生は特にラッキーだったわけですね。

この春の出願者は167名とのことですが、自己採点後に出願できるのでほぼ全員合格していると考えられます。その内の40名が入学したとのことですから共通テスト利用としては高い歩留まりとなっています。外国語、国語、数ⅠAは必須ですので、数学が不得意な文系の受験生でも数学が足を引っ張らない程度に頑張れば国公立並みの学費で卒業する事が可能となります。

というわけで、次の受験生は国公立志望でなくても、大学入学共通テストは受験しておきましょうね。

【大学受験生は】摂南大学 オープンキャンパス【大学を見ておきましょう】

2025年5月7日 水曜日

5月の連休も終わりました。大学受験生はそろそろ受験校を考える時期になってきたと思います。

その大学をめざしている受験生はもちろん、まだ決め切れていない受験生もひとまずオープンキャンパスに参加して情報を集めてみましょう。

摂南大学は1975年(昭和50年)に開学した「若い」大学ですが、実は大阪工業大学と共に1922年(大正11年)に設立された工業専修学校をルーツに持つ大学です。

従って工学部(現:理工学部)の1学部からスタートしたのですが、その後社会のニーズに合わせて国際言語文化学部(現:国際学部)や経営情報学部(現:経営学部)など文系の学部を、さらに薬学部、看護学部など医療系の学部も増設し、現在では9つの学部を持つ総合大学へと発展してきたのでした。

ご覧のように都市化が進んだ後に拡大してきた大学ですので、まとまった校地を確保するのが難しかったと思うのですが、薬学部、看護学部、農学部が設置されている枚方キャンパスには薬用植物園や農場も併設されており、広々しています。その分野をめざしている受験生は必見でしょう。

ところで、7月20日のオープンキャンパスでは、このブログの「中の人」が講演することになっています。受験生の皆さん、お待ちしております。

【今年の募集も絶好調】大阪工業大学 今年度入試について【次年度もさらに加速?】

2025年5月1日 木曜日

昨年夏のオープンキャンパスで、このブログの「中の人」が講演した大阪工業大学ですが、

【夏だ!】大阪工業大学 オープンキャンパス【話してきました】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

その講演には絶大な効果があったようで(嘘)受験者数は増加したようです(増加したのは本当)。

特に調子が良かったのは女子に人気の梅田キャンパスの「空間デザイン学科」で、公募制推薦で5倍近く、一般前期Aでは6倍以上の実質倍率となる盛況ぶりでした。機械工学科も今年は実質倍率4倍以上と難化しました。

女子優遇制度も好調で、昨年よりも多くの女子受験生を集めたようです。在学生女子(4回生)の話によると応用化学科にも女子が増えたようで入学時よりもキャンパスが華やかになったとの事です。

神戸大学など国公立との併願先にもなる生命工学科も人気急上昇したのですが、そのわけは・・・

他大学にはない本格的な実習を含む臨床工学系の講座が注目されたということでしょう。最初に紹介した空間デザイン学科に迫る実質倍率となりました。

というわけで、大阪工業大学をめざす諸君、夏のオープンキャンパスに参加して、このブログの「中の人」の講演を聞いて、対策をしましょうね。

(ゴールデンウイーク期間に入りますので、次の更新は5月7日となります。次回もお楽しみに。)

【速報】京都ノートルダム女子大学 学生募集停止【今年の1年生が最後】

2025年4月25日 金曜日

「このたび、学校法人ノートルダム女学院は、2026(令和8)年度以降の京都ノートルダム女子大学における学生募集停止を2025年4月22日開催の理事会において決定いたしました。」(以上 4月25日更新の大学HPより引用)

64年前の1961年に創設された、比較的新しい大学ではありますが、1990年の京都市営地下鉄北山駅開業によって通学の便も飛躍的に向上し、京都3女子大(京都女子、同志社女子、京都ノートルダム女子)の一つとして広範囲から安定して学生を集めていました。

しかし、学部・学科の改編に関しては保守的で、英文、家政、教育という旧来の女子大の枠組みに留まり、薬学看護医療系や理工系分野を導入した同志社女子や京都女子と明暗が分かれてしまいました。

今年度の入学者数は出揃っていませんので、2021~2024年度募集について近畿圏の女子大の充足率ランキングを作成してみました。京都光華大学(仮)、園田学園大学、神戸松蔭大学は2024年度募集時点では女子大でしたので集計に入れていますが、2023年度募集から共学化した神戸親和大学はランキングから抜いてあります。

すると、京都ノートルダム女子大学は2022年度募集から既に深刻な状況だったことがわかります。2024年度には定員を40名減らし、今年度は新たな「学環」を、2026年度には新学部の新設も計画していたようですが、意思決定が遅すぎました。

現時点で当グループ出身者も在籍していますが、彼らだけでなく、在校生、卒業生の皆さんの事を考えると心が痛いです。

【衝撃!】文部科学省 私立大学の学部・学科新設の審査基準を厳格化【私大ピンチ】

2025年4月22日 火曜日

「文部科学省は21日、私立大学が学部や学科を新設する際の審査基準を厳格化する方針を固めた。現在は、学生数を収容定員で割った「定員充足率」が5割以下の学部が一つでもあれば新設を認めていないが、これを7割以下に引き上げる。文科省は近く有識者会議に提起し、早ければ2029年度の設置に向けた審査から適用する考えだ。」読売新聞オンライン4月22日6:46配信より一部引用

この記事によると、現在2024年度の調査で私大598校中、入学定員充足率5割未満が7%(43校)、7割未満が19%(113校)あるので、現行の基準で引っかかる43校に加えて、いままで助かっていた(?)70校も学部・学科の新設ができなくなります。

時代の変化や受験生ニーズに合わせて学部・学科をリニューアルしていくことは、私立大学にとって生命線なのですが、今回発表された方針が実現されることになれば、定員充足7割未満の学部がある大学にとっては大打撃となります。収容定員充足率が8割未満の場合は修学支援制度の対象から外されるという別のペナルティもあるので、このダブルパンチを食らった段階で学生募集はより厳しくなるわけです。従って大学としては定員を減らすか統廃合といった道しかなくなるわけです。

ここ数年、教育系の募集状況が良くない大学が増えており、今年に入って募集停止を発表した大学も数校ありますが、これを機に教育系学部廃止の動きが加速するかもしれません。教員養成機関の減少は、将来の教員数の減少に直結します。現在衆議院で審議入りしている教員の給特法の改正程度では、教員不足の解消は難しいかも知れません。