• 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【神戸学院大学・理系】

    (昨日の続き)一方理系はどうだったのか見てみましょう。

    こちらの大学の理系は理工系ではなく、医療系や栄養系ですが、文系に比べると年度による変動は大きくはありません。しかし総合リハビリテーション学部の理学療法学科の合格最低得点率はここ3年間で55.9%から63.4%の範囲(細かく言えば、今年の1日目の合否ラインは70.9%)で変化しているのに対し、作業療法学科は42.8%から63.4%(今年の2日目は69.6%)と変動が大きくなっています。次年度以降の受験生は、7割得点をめざして準備しておく必要があるでしょう。

    一方で薬学部の実質倍率が1.2倍から1.4倍と低調となっています。この大学特有の問題ではなく、国家試験の平均合格率の抑制などによる全体的な薬学部人気の落ち着きが、ここにも表れているということだと思います。次年度以降大きく倍率や合格最低得点率が跳ね上がることは考えにくいのではないでしょうか。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【神戸学院大学・文系】

    これまで関西8大学の今年の入試について書いてきましたが、それ以外の大学はどうだったの?というご質問をいただきました。というわけで、ひとまず神戸学院大学について今年の状況をまとめてみました。

    他の大学と同じようなグラフを作ってみたら、今年は合格最低得点率が思いっきり上がっています。例えば人文学部は2024年度には倍率1.1倍で合格最低得点率が34.8%だったのが、2025年度には1.8倍、51.9%、そして今年は2.7倍、61.8%とこの3年で全く違う難易度になっています。現代社会学部現代社会学科は今年8.8倍、71.3%と狭き門となっています。過去問演習の時に過去の合格最低得点を確認することは大切ですが、このように急上昇している場合は余裕を見ておかなければなりません。(続く)

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【近畿大学・理系医学部東大阪以外】

    こちらも入試問題が異なる医学部と、先に紹介した東大阪を除いた理系をまとめてグラフ化してみました。

    するとこちらも東大阪の理系と同じように、昨年とほぼ同じ形になっています。農学部の水産学部の倍率と合格最低得点率は見事に3年間ほぼ同じ。工学部、生物理工、産業理工学部に関しても、倍率がそれほど大きく変動しませんでした。次年度以降の受験生は、当日何点取ればよいのか、という目標も立てやすいと思います。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【近畿大学・東大阪理系+看護】

    近畿大学の理系といえば、「水産」や「情報」など話題性の高い学部でも知られていますが、今日は東大阪と堺に開設、今年から募集を始めた看護学部に関してグラフにまとめてみました。

    入試科目(問題)が異なるので看護学部と他の理系を単純比較することはできないのですが、看護学部は17.2倍と情報学部の初年度のような倍率となり、合格最低得点率も70%の難関となりました。医学部移転と合わせての学部開設は、話題を集めたということでしょう、優秀な受験生が集まったようです。

    しかし、それ以外の募集単位に関しては、文系の動きに比べるとあまり変化がみられません。募集単位ごとの序列もほぼ同じでした。次年度以降の受験生にとっては、併願作戦が立てやすそうです。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【近畿大学・文系】

    近畿大学は、出願数日本一が2024年度入試まで11年間続いていましたが、2025年度入試では千葉工業大学に抜かれて2位、で、2026年の今年は、といえばめでたく首位奪還!ですが、大学にとってめでたいということは、受験生にとっては厳しいということで、今年の近畿大学も倍率、合格最低得点率共に上昇しました。

    一般選抜で昨年も11倍以上となった総合社会学部の心理は、倍率こそ9倍弱とわずかに下がりましたが、合格最低得点率は近年で最高と難化しました。また文芸学部文学科の英語英米文学専攻もそれに迫るレベルとなりました。今年の近畿大学文系では、比較的合格最低得点率が低かった募集単位も軒並み上昇し、「狙い目」学部はなくなりました。なかなか厳しい年だったといえるでしょう。

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  • 【2029年~】東京23区内への大学の移転、定員増が急加速?【2028年にこの法律が失効すれば・・・】

    「地域における大学の振興及び若者の雇用機会の創出による若者の修学及び就業の促進に関する法律」という法律を御存知でしょうか。平成30(2018)年6月1日に公布された法律ですが、簡単にまとめると、首都圏一極集中を抑制しましょう、という内容です。その第十三条には、東京23区内にある大学は定員の増加をしちゃダメですよ、第十四条には、このきまりを守らない大学に対して、文部科学大臣が本気で怒ることができるよ、という趣旨が書かれています。この法律は時限立法で、附則の第二条に「第十三条及び第十四条の規定は、令和十年三月三十一日限り、その効力を失う。」と書いています。

    つまりこの附則を修正する法案が提出されず、このまま失効したとすると、2028年3月以降は、大学が23区内に学部を移転したり定員を増やしたりすることが再び可能になるというわけです。

    (ご興味がある方は元の条文をお読みください。地域における大学の振興及び若者の雇用機会の創出による若者の修学及び就業の促進に関する法律 | e-Gov 法令検索

    学びの環境という点では、校外の緑あふれる広々としたキャンパスも魅力的だと思いますが、やはり就職活動や、研究活動の一環としての企業や中央官庁への訪問などを考えると、やはり不便だともいえるでしょう。この規制が無くなれば2028年4月から、校外にキャンパスを持っている大規模な私立大学が、23区内にキャンパスを移転する動きが加速すると思われます。

    いま郊外にキャンパスを持つGMARCHなどの大学群が23区内に流入すれば、人気が一気に高まりますし、その次のランクの大学もその影響を受け、何らかの動きがあるでしょう。というわけで、2029年度入試では首都圏の大学の難易度が大きく動くかもしれません。2029年度入試といえば今の高1生が影響を受けることになります。初めての中間テスト期間を迎えている首都圏の高1生諸君。テスト期間が終わってもがんばりましょう。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【龍谷大学・理系】

    理系に関しては、分野ごとの募集人数と希望者数によって難易度の序列ができているという状況です。言い換えれば、実質倍率が高ければ、合格最低得点率が高いという相関が強いことから、募集単位ごとの志願者の学力帯はほぼ同じだとも考えられます。

    【出願・合格者数】学部単位でまとめると、先端理工学部の共通テスト利用(前期+中期)の志願者数は前年比120%、人数では196人増えていますが、一般選抜(前期+中期)の志願者数は前年比88%と減少しています。これは文系の逆で、国公立受験者層が多く集まっていると考えられます。先端理工学部の実質倍率は、一般(前期+中期)では2.0倍➡1.8倍、共通テスト利用(前期+中期)1.8倍➡1.5倍と同じような動きとなっています。

    【トピックス】農学部の実質倍率(一般+共通テスト利用合計)がここ3年で2.7倍➡2.4倍➡2.7倍と変動しています。つまり隔年現象を起こしているわけですが、合格最低得点率はほとんど動いていません。つまり受験者の学力層の変化は少ないと考えられます。入試は抽選ではありませんから、2027年度には倍率が下がるだろうから狙い目だ!といった考え方はどうかと思われます。

    先端理工学部に関し、数理・情報科学課程や、環境生態工学課程など、合格最低得点率が4割前後の募集単位もあります。4割ということは、入試3科目のうち、1科目が不得意でも他の2科目で取り返すことができれば合格ラインに到達する可能性があるということです。過去問演習で2科目だけでも相性が良いと判断できれば、チャレンジするという考え方もできるのではないでしょうか。

    詳しくは7月12日に新大阪丸ビル別館にて開催予定の「関西8大学大研究」でお知らせします。お楽しみに。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【龍谷大学・文系】

    学部改編や移転など、ここ数年何かと話題の多かった龍谷大学ですが、今年の入試はどうだったのでしょうか。

    【出願・合格者数】一般+共通テスト利用(前期+中期)での志願者合計数では、昨年比112%、人数で6,813名増となっています。しかし、共通テスト利用だけを見ると、昨年比109%と全体の伸びを下回っていることから、国公立大学併願受験者層よりも、公募制推薦などで他大学を不合格になった受験者の流入が多かったのでは?と考えることもできます。合格者数を見てみると、共通テスト利用は昨年比105%と多くの合格を出しているのに対し、一般(前期+中期)では昨年比87%と絞り込まれています。これに伴い実質倍率も昨年の4.8倍から6.2倍へと上昇しています。

    【トピックス】今年は特に、共通テスト利用とそれ以外の実質倍率の差が大きくなっています。社会学部の共通テスト利用は1.9倍であるのに対し、一般(前期+中期)は10.9倍、同じく経済学部の共通テスト利用は1.7倍であるのに対し、一般(前期+中期)は7.4倍など開きがあります。龍谷大学をメインで考えている受験生は、学校推薦型選抜(指定校制)であっても共通テストの受験が必須となっていますので、最初から共通テスト対策を行う方が近道なのではないでしょうか。

    詳しくは7月12日に新大阪丸ビル別館にて開催予定の「関西8大学大研究」でお知らせします。お楽しみに。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【京都産業大学・理系】

    (昨日の続き)

    一方、理系では分野ごとに異なった動きとなりました。

    【出願・合格者数】学部単位での合計数ですが、共通テスト利用を除く一般選抜の出願数を見ると、理学部は38名減、生命科学部は12名減に対し、情報理工学部は325名増となっています。それに対し、合格者数は理学部3名減、生命科学部6名減とほぼ変わらずとなりましたが、情報理工学部は104名の減少となっています。それに伴い競争率も昨年の4.1倍から6.6倍へとなりました。

    【トピックス】人数だけを見ると、情報理工学部が一気に難化した、と判断しそうになるのですが、合格最低得点率はほぼ変わっていません。つまり学力上位の受験者が増えたのではなく、合格ラインよりも下の出願が増えただけ、と判断することができます。一方これまで一人勝ち状態(?)だった理学部の宇宙物理・気象学科は倍率、合格最低得点率共に低下しており、他の募集単位との差が小さくなってきています。同じ理論で行けば、こちらは学力上位生の志願が減少していることになります。それでも理系の中では最も合格最低得点率が高く、それなりの準備が必要であることには変わりありません。

    詳しくは7月12日に新大阪丸ビル別館にて開催予定の「関西8大学大研究」でお知らせします。お楽しみに。

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  • 【「関西8大学大研究」コラボ企画】近畿圏私立大学2026年度入試を振り返る【京都産業大学・文系】

    出願数の昨年比較など、ざっくりした情報は以前お知らせしていますが、その詳細が明らかになってきたので順次紹介したいと思います。

    大学によって、最新情報が出てくるタイミングが異なりますので順不同ということでご覧ください。今回は京都産業大学です。

    【出願・合格状況】全学部の合計数ですが、一般選抜の前期+中期で、昨年比126%、人数にして5,000名以上、共通テスト利用も含めると7,774名の増加です。それに対し合格者数は昨年比94%と絞り込みましたので難化したことになります。

    【トピックス】多くの募集単位で合格最低得点率が2ポイント以上上昇しています。特に2年前には合格最低得点率が59.0%とお手頃感があった外国語学部のアジア言語学科は昨年度61.5%➡今年度64.0%と連続して上昇しています。また、今年から募集のアントレプレナーシップ学環は30名募集(一般選抜では20名)と人数は少ないですが、133名の出願に対して、合格者数は23名、合格最低得点率も69.7%と文系最難関となりました。次年度以降の動きにも注目です。

    詳しくは7月12日に新大阪丸ビル別館にて開催予定の「関西8大学大研究」でお知らせします。お楽しみに。

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