奈良大学附属高等学校 出願時の注意

2021年10月8日 金曜日

奈良にお住まいの方にとっては当然なお話ですが、奈良県にある国立大学は「奈良教育大学」と「奈良女子大学」の2つ。公立大学は「奈良県立医科大学」と「奈良県立大学」の2つです。「奈良大学」は「県名+大学」という名称ですが、1969年に設立された私立です。

この奈良大学の母体である1925年に設立された「南都正強中学校」をルーツに持つ「奈良大学附属高等学校」についてのお話です。(と書きながら思いましたが、奈良大学の方が後でできているのだから、「奈良県正強高校附属大学」にしようという議論があったかも)

入学時から特進コースⅠ類・特進コースⅡ類・文理コース・標準コースの4コース募集となっており、出願時に選択するわけですが、ちょっと注意しなくてはいけないのが、特進コースⅠ類と特進コースⅡ類は併願、つまり回し合格はなく、どちらかを選択。それぞれの基準点に達しなかった場合は文理コース、標準コースといった第2志望のコースに回し合格になるというシステムです。つまり、特進コースⅠ類と特進コースⅡ類はどちらかを選択する必要があります。理由を聞けば納得なのですが、実はⅠ類は部活ができません。つまり部活をするつもりがあるか、無いかを受験時に決断させるというわけです。進学校としての実績もぐいぐいあげているこの学校の覚悟を感じさせる入試制度なのでした。

因みに近鉄京都線「平城」駅(大阪方面からのアクセスですと大和西大寺から1駅)から徒歩10分ですので、通学圏は広いと思います。詳しくは学校HPをご覧ください。