大学合格別進学先割合の推移【同志社】

2023年4月13日 木曜日

いやぁ、このブログ、見る人には見ていただいているようで、早速反響をいただきました。ありがたや、ありがたや。で、どのような反響かといえば、この状況(特に同志社合格者は同志社か国公立以外への入学がほぼゼロ)はたまたま今年だけなのか、または次第にこのようになっていったのか、というご質問です。

そこで、過去5年間(つまり2019年~2023年)に関しても同様のデータ計算を行い、比較の資料を作ってみました。

コロナ禍直前の2020年度入試は、「その他」が少し増えていますが、これは早慶上理などの首都圏の私大への入学者がいたからです。この年度の入試は大学入学センター試験最終年度による「超安全志向」といわれた年ですが、国公立への入学者が3割を超えるなど、最後まで戦った受験生が多かったように思えます。共通テスト元年の2021年度入試でも国公立進学割合が高く、共通テストの数学が難化した2022年度はその影響もあったのか、国公立への入学者割合が減少しています。しかし、首都圏を含む「その他」進学者は順次減っており、コロナ禍をきっかけとした関西からの首都圏大学への進学減少は、まだ戻り切っていないのではないでしょうか。