2020年8月5日
4年前に100周年を迎え、校舎もリニューアルした大阪市城東区の開明中学校のお話です。 大阪環状線、京阪の京橋駅近くという都会の学校なのですが、4年前に8階建ての校舎に建て替え、グランドも人工芝といった学習環境になっています。5階には屋上庭園付きの明るい食堂や、地下には温水プールがあり、生活環境としてもすぐれています。中学校では私立にしては珍しく給食も提供されているそうです。
さて、進学校としての実力にも定評があり、卒業生が265名といった規模の学校なのに、2020年度入試では東大1名、京大14名、国公立医学部6名など国公立大学合計150名(うち現役でも98名)といった進学実績を誇っています。つまり、一番自慢なのは校舎ではなく授業、というわけで「授業見学会」という企画なわけですね。
各回に人数制限が設けられていますので、事前に学校HPから申し込む必要があります。1か月前から申し込み受付開始となっております。詳しくは学校のHPをご確認ください。
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2020年8月4日
下北沢成徳高校といえばバレーボールの強豪としても知られる世田谷区の女子校ですが、小田急線と京王線が交差する下北沢駅から鎌倉通りをわずか徒歩4分、駅前の商業地を抜けて住宅地になったあたりにそびえたつ4階建ての新しい校舎が見えてまいります。「国際」「特進」「進学」の3つのコース制と、3か月を1つの単位とする、つまり1年間が4学期に分ける「クォーター制」によって集中的、かつ十分な時間数の授業を展開しており、進学実績も向上しています。今年は夏休みが短縮される学校が少なくないのですが、こちらの学校では元から長期休暇を設けない4学期にすることで、勉強のペースを乱すことがないというメリットもあるようです。
8月22日のオープンスクールでは 公開講座が用意されています。いずれも魅力的な内容ですが、残念ながら今年は人数制限があるようです。というわけで、気になる講座があれば早めの申し込みをお勧めします。但し、希望の講座でなくても、この学校の雰囲気を味わうことはできますので、これって何だろう?という講座に申し込んでみるのも一つかもしれません。新しい出会いがあるかも?です。詳しくは学校のHPをご確認ください。
因みに、周囲に高い建物が少ないので、校舎の上の階に行くことができれば、学校からの眺望もお楽しみに。
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2020年8月3日
6月末にこのエントリーでも紹介した「京阪神カトリック男子校フェア」ですが、大好評のうちにあっという間に定員に達したとのことで、第2回目が開催されることになったようです。というわけで、今回は前回参加できなかった方向け、ということになっています。前回は保護者のみの来場が多かったそうですので、お子様にも話を聞かせたいなというご家庭もあると思いますが、そちらは各学校のオープンスクールや入試説明会にご参加ください。
先着順となっております。お申し込みはお早めに。
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2020年7月31日
でも、全企業というのは小さい企業も含まれるので、元々自営業の家に生まれた人も多いので世襲制社長も多いはず、と疑うあなたのために、一部上場の大企業2128社(2018年末)についてのランキングを作ってみました。もちろん大企業の中には創業家が株式の大半を握っており、発言力が強いケースもありますが、「社長」という役職は実力が無ければ成り立たないものですから、世襲は少ないと考えられます。
すると、社長になれる?度ランキング1位は東京大。2位が慶應義塾大、3位が京都大。そのあと一橋大、早稲田大、と続きます。うーむ高偏差値オンパレード・・・というわけで、大企業の社長を目指す皆さんはひとまずこれらの大学を目指して頑張りましょう。もちろん大企業の社長さんを目指すのであれば、合格後にもっと頑張ってください。
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2020年7月30日
先日、インターネットで「社長の出身大学、日本大学がトップ」という帝国データバンクさんの記事、https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p200713.pdfを見かけたので、東京商工リサーチの企業データベースを元に資料作成をした朝日新聞社の「大学ランキング2021」でウラを取ってみました。
こちらは2018年12月の資料を基に、全国3401136社の社長さんの出身大学をランキングにしたものです。帝国データバンクは2020年6月時点のデータですから数値は一致しませんが、ランキングは似たようなものとなっています。
ベスト5はどちらのデータでも、つまり2年経っても変わりません。日本大学が圧倒的な1位。ベスト5位まで鉄壁の順位です。 しかし、日本大学は学生数も多いから社長の数も多いのではないかしら、と疑うあなたのために、2019年度の学生数をくっつけて、その数で社長の人数を割って、「社長になれる?度」ランキングを作ってみました。
すると、第1位は慶應義塾。さすが陸の王者。第2位は日本大学。ほらほらやっぱり強いですよ。2年前の志願者減がたった1年で戻ったのも納得です。第3位は中央大学。伝統の法学部の評価も高いのですが、企業家育成の面でも流石でございます。そのあと、明治大学、東京大学、早稲田大学、甲南大学、愛知学院大学と続きます。(続く)
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2020年7月29日
今年はコロナ禍による影響で、夏休み期間が短くなったうえに、休みになっても思い切った旅行も憚られる雰囲気のため、例年のようなわくわく感の無い7月ですが、そんなもやもやを吹き飛ばすかのような元気な案内が届きました。
毎年夏休み恒例となった、追手門学院大手前中学校の、小学生向けの夏のイベントです。以前は「夏休みわくわく寺子屋」という名前だったと思うのですが、今回は2025年の大阪・開催万博記念として「万博」に格上げです。例年通りの宿題応援教室やクラブ体験に加えて、今年も「ボルトボルズ」のサイエンスショーが開催されます。(小ネタ:「ボルトボルズ」は松竹芸能所属のタレントです。開成教育グループでも数年前に来ていただきました。科学的なネタで大変楽しめますので、これを無料で見れるだけでもお得ですよ。)
というわけで、小学生の皆さん、いつもよりは短い夏休みですが、追手門学院大手前中学校で楽しい思い出を作ってみては如何でしょうか。
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2020年7月28日
関西大学からオープンキャンパスのご案内が届きました。 新型コロナウイルス感染症の影響で、リアルタイプのオープンキャンパスがなかなか開催できない状況の中で、やはり実際のキャンパスには行ってみたいという要望も少なくないと思います。そのような受験生の気持ちに応えるため、関西大学は考えてくださったようです。個別相談はZoomを使ったオンラインで、キャンパス見学は予約制ではありますが実際に千里山での開催です。人数を区切っての予約制というわけで見学会も感染予防にも、もちろん配慮しています。個人に応じた疑問質問ができる相談会と実際のキャンパス体験が両立できるというわけですね。予約は既に始まっています。アクセスは添付画像内のQRコードからどうぞ。
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2020年7月27日
それでは、規模は関係なく、辞退率が少ない順に並べたらどうなるか、というのがこちらです。(4%未満の20大学だけ抜粋)医科大学・教育大学など志望動機が堅そうな受験生が集まる大学が上位に来ています。筑波技術大学は聴覚・視覚障がいがある受験生限定ですので、志願倍率でも1.3倍と高くはないのですが、高い基準を設けて合格者は78名に絞り込んでいます。辞退は1名のみですから第一志望率が高いことがわかります。しかし、7.7倍の高倍率を潜り抜けて合格したのに東京芸術大学を辞退した2人はその代わりにどこにいったのだろう?あなた方のおかげで大学が定員割れになっているじゃありませんか。ああ、インタビューしたい・・・。
因みに公立大学(80大学202学部)の平均辞退率は18.0%。こちらも規模に関係なく辞退率が4%未満の大学を並べてみると、国立と同じような結果になりました。見方を変えればこれらの単科大学は、ほとんど募集定員通りの合格通知しか発行しませんので、ボーダーラインでの出願には要注意、ということになるわけです。因みにこのリストにありませんが、下関市立大学は450名募集のところ、544名、つまり1.21倍もの人数を入学させたので、おそらく文部科学省に怒られたと思います。別に知り合いでもないのですが一応入試担当の方を弁護しておきますと、この学校は例年辞退率が高いので、正確に歩留まりを読むのは難しいのでした。
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2020年7月22日
以前このエントリーでも紹介した茨木市の総持寺駅近くに引っ越しした追手門学院中学校・高等学校に関する情報です。教室の仕切りが外れてオープンスペースにできる教室を含む新校舎に移転して2年目、先生方もその施設を生かした全く新しい教育活動を行っていますが、このコロナ禍のおかげ(?)でICT教育のスキルも大きく向上したそうです。 そこで、それらの進化した授業を見ていただこうというのが今回の企画。小学生向けの日常に根差したテーマをどのように切り取るのかが楽しみです。
いずれの体験プログラムも定員制となっております。お早めにWEB経由でお申し込みください。因みにこちらの学校様は「開成進学フェアオンライン」でも中学校と高等学校を別に申し込むなど募集に積極的です。まだ入学していない段階も含めて生徒を大切にする姿勢が感じられますね。
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2020年7月21日
まだ最新の統計データがありませんので2019年度(平成31年度)入試の結果が文部科学省のホームページ (https://www.mext.go.jp/content/20200330-mxt_daigakuc02-000006206_1.pdf)に公開されていますが、数値を見ていてあることに気が付きました。全国82大学401学部の国立大学の募集定員総数95380名に対し、合格者数が105084名。私立大学にきついこと言っておきながら合格させすぎじゃないか?定員の1割以上超えていますよ!と思って入学者数を見ると97907名。つまり7177人(6.8%)も入学を辞退したことになっています。
国公立大学の一般入試については、前期日程で合格になれば、後期は自動的に不合格という風に、国公立間での併願ができない仕組みになっていますが、別に合格したからといっても入学の義務があるわけではありません。もったいないような気がしますが、国立に合格したが、他の私立大学や浪人(または海外の大学や起業?)を選ぶ人がいてもおかしくないわけです。そこで、募集定員が2000名以上の大規模国立大13大学について、辞退率の少ない順に並べてみました。
1位は京都大学。この辞退した9名にインタビューしたい。けど周りにいない。続きはマスコミにお任せしましょう。2位は東京大学。46名も辞退しています。慶応義塾大学の医学部の滑り止め?で東京大学を受験したという人の話を聞いたことがありますが、東大にそんな使い道もあるのですねぇ。しかし、全体の募集人員が日本で2番目の規模(最大は大阪大学)なので割合としては小さくなっております。3位は名古屋大学。中京地区No.1校ですから合格切符を頂いたのに辞退する人は限られるでしょう。(続く)
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