先週末に立命館大学からお馴染みのファックスが届きました。入試情報に関してメールで案内を頂く大学もあるのですが、やはりファックスがそのまま掲示出来て便利です。 それはさておき今年の立命館大学、2月入試では昨年よりも出願数が全体的に落ち着いていましたので、3月にもお席が空いている可能性大です。特に経営学部は一般での出願者数が昨年よりも27%減、共通テスト利用では何と半減近くと今年は穴になっています。2月では力が出し切れなかった受験生の方はどうぞ。

先週末に立命館大学からお馴染みのファックスが届きました。入試情報に関してメールで案内を頂く大学もあるのですが、やはりファックスがそのまま掲示出来て便利です。 それはさておき今年の立命館大学、2月入試では昨年よりも出願数が全体的に落ち着いていましたので、3月にもお席が空いている可能性大です。特に経営学部は一般での出願者数が昨年よりも27%減、共通テスト利用では何と半減近くと今年は穴になっています。2月では力が出し切れなかった受験生の方はどうぞ。
2014年に学校改革がスタートして7年目、つまり去年で学年全部が入れ替わった北千里にある金蘭千里中学校ですが、恒例の「きんらんせんりデー」という名前の説明会が今年も行われます。もちろん現役生徒によるクラブ発表会なども楽しみなのですが、ことしは金蘭千里を卒業した金蘭千里の教員によるトークセッションという企画が加わっています。 コロナ禍の影響もあるのでしょうか、事前予約制で、先着500名限定となっています。お申し込みはQRコード、または学校ホームページにあるリンクからどうぞ。
近畿圏の私立学校では、先月に中学入試が、先週高校入試が終わって、ほっと一息。学校の先生方、お疲れ様でした。受験生の皆さんもお疲れ様でした。しかし、何らかの事情で中学入試が受けられなかった、または受けて受かったものの、ちょっとそこに入学するのは心配、と思っている小6女子の皆さん。実はまだ入試が行われる学校があるのですよ。
全コースで若干名募集とのことですが、国算2教科入試、面接もありません。 というわけで、モヤモヤしている皆さん、もしよければひとまず出願してみましょう。
【共通テスト利用出願の減少】 大学入学共通テスト初年度という事で、昨年までのデータを信じるわけにもいかず、私立大学をメインで考えている受験生にとっては、よくわからない共通テストの準備をするよりも出題傾向が固定化されている私立大の対策をした方が確実なため、共通テスト利用での出願が減少したと考えられます。関西では関関同立に関して、昨年を上回ったのは国公立との併願者が多く、最初から共通テスト対策をしている受験生が多い、同志社の経済と政策、関学の国際、商、経済など、一部の大学、学部に限られています。立命館では食マネジメント以外の学部で、すべて昨年を下回っています。
【国際系⇒経営・経済系への流入】 昨年3月からのコロナ禍によって出入国はかなり不便な状況が続いています。近年盛り上がりを見せてきたグローバル化の流れに一度水を差された形です。しかし高2のうちに希望学部をほぼ絞り込み、学校の科目の選択を行った受験生にとっては、もはや大きな方針転換はできない状況になっています。そこで、国際系・外国語系を志願していた受験生は経済・経営系に流入することになります。関西大学では経済、商いずれも昨年よりも1割以上受験生が増えています。龍谷でも経済が12%、経営が19%増加、近畿では昨年減少の揺り戻しもありますが、経済が37%の増加となっています。関西の14主要大学(関関同立産近甲龍摂神追桃佛橘)で国際系の学部での志願が増えたのは龍谷大学しかありません。
で、最初の早稲田のお話ですが、今年は既卒が共通テスト出願者数レベルで2万人減少していることに加え、共通テストで高得点を取った受験生が多いため、難関上位校への強気の出願が予想されています。しかし大学通信の安田さんがおっしゃっているとおり、共通テストや数学必須の一部導入などもマイナスですが、全国からの流入が減少していることに加えて、入試問題も学部ごとに傾向が大きく異なり、国立との併願には使いにくい早稲田は敬遠されたのではないでしょうか。 (添付のグラフは前年までのものです。ここでも早稲田は2018年をピークに連続減少していることがわかります。)
朝日新聞によりますと、一時12万人を超えていた早稲田大学の志願者が10万人を割り込んだというニュースがありました。(早稲田大学の詳細状況については過去のブログもご参照ください。)
・https://www.kaisei-group.co.jp/nyushiblog/university/36438.html
・https://www.kaisei-group.co.jp/nyushiblog/university/36442.html
全体状況についてはこちらもご参考にどうぞ。
・https://www.kaisei-group.co.jp/nyushiblog/university/37418.html
改めて今年の大学入試の状況についての分析を加えてみたいと思います。
【社会不安による、早期決着の動き】 まだ、断続的に続いているコロナ関連の休校が、早く行先を確保しておきたいという受験生心理につながっています。志願者数1万件以上の大規模校で推薦系の出願が増えたという事は、一般入試では志願者がその数倍減少します。もちろん公募推薦を併願として利用して、ワンランク上を一般入試で狙う受験生も多数いますが、当グループでは産近甲龍の公募推薦合格者のうち、そのまま入学手続きに進むのが例年約1/3程度です。今年の人数はまだ判明していませんが、昨年よりも増えている印象です。一般入試に進んだ受験生は一人で平均5出願以上するわけですから、公募推薦で終わる受験生が1000人増加すれば、一般入試で5000件の出願が消えることになります。
【都市部への流入減】 地方から首都圏、関西圏への流入は減少しています。また、地域人口の減少幅をみると、北海道、東日本の18歳人口の減少幅が大きくなっていますから、首都圏、特に北関東に関してはその影響が大きく出ていると思われます。以前書きましたように関西では四国・中国からの受験生が減少しており、フェリーを使えば交通費もお手頃な愛媛県から大阪への受験生も大きく減少している(森ノ宮医療大学)との情報もあります。(つづく)
明日が最終日ですから、今日が最後の即日分析です。今日の立命館はセンター併用と国際関係の日程。併用の英語の長文は、環境問題と教育問題という頻出テーマ。一方、国際関係英語のほうは、1番、船舶が排出する温室効果ガスについて統計の数字が出てきます。加えて2番はヒトゲノム解析の話で語句注釈も英語(つまり、英英辞典状態)となっています。実践的な英語力と本当の読解力を見ようとしているのがよくわかります。今後の大学入試はこの方向に進んでいくのかもしれません。
いよいよ明日が最終日ですので、即日分析は今夜が最後となります。英文2番のテーマは週休3日(four-day workweek)についてのお話。最新の情報が積み込まれています。世界史は史料ではないのですが、最初にロシアの海洋進出に関する論説文の引用を読んでから設問を解く、という形式です。政治経済は1番は憲法の問題という安定の形式は変わりませんでした。
今日の同志社は文系学部。世界史選択の方は、英語でも世界史が出たような錯覚に陥ったのではないでしょうか。設問の難易度も結構高かったように感じました。その割には会話文が海外旅行に行きたくなるような読みやすい内容でした。さて、日本史は安定の古代からスタート、江戸時代、2つの世界大戦前後、といった作りです。政治経済も大問1が日本国憲法というスタイルは変わらず。ただし大問の3は世界史内容が含まれていましたので、受験生による当たりはずれはあったかな、という問題でした。
今日は共通テスト併用の立命館。したがって科目が少ないので早く公開できました。ふぅ。理系数学の大問4は立命館らしい法則性が見つかればすっきり進めますが、そこまでは手間がかかるパターン。英語は日常的な内容ですので、全体像は早くつかめるのですが、いつものように時間配分が大切な作りになっています。現代文の大問2は戦争の残忍さについての文章。問題を解く前に精神的にやられそうでした・・・。
本日の立命館の英語、日常的な内容で、読みやすかったです。世界史は安定の中国史。来年以降受験希望の方は毛沢東ファンになっておいたほうが有利でしょう。化学は初めて「会話文形式」での出題。新傾向を取り入れています。今までも大学入試センター試験に傾向が似ていましたので、次年度以降、今年の共通テストのスタイルを取り入れてくるのではないでしょうか。物理では同志社と同じ、波の屈折。こちらも次年度以降の受験生には要チェック単元となりそうです。