【申し込み】追手門学院中学校 オープンスクール【早い者勝ち】

2020年7月22日 水曜日

以前このエントリーでも紹介した茨木市の総持寺駅近くに引っ越しした追手門学院中学校・高等学校に関する情報です。教室の仕切りが外れてオープンスペースにできる教室を含む新校舎に移転して2年目、先生方もその施設を生かした全く新しい教育活動を行っていますが、このコロナ禍のおかげ(?)でICT教育のスキルも大きく向上したそうです。 そこで、それらの進化した授業を見ていただこうというのが今回の企画。小学生向けの日常に根差したテーマをどのように切り取るのかが楽しみです。

いずれの体験プログラムも定員制となっております。お早めにWEB経由でお申し込みください。因みにこちらの学校様は「開成進学フェアオンライン」でも中学校と高等学校を別に申し込むなど募集に積極的です。まだ入学していない段階も含めて生徒を大切にする姿勢が感じられますね。

国公立大学の入学辞退率①

2020年7月21日 火曜日

まだ最新の統計データがありませんので2019年度(平成31年度)入試の結果が文部科学省のホームページ (https://www.mext.go.jp/content/20200330-mxt_daigakuc02-000006206_1.pdf)に公開されていますが、数値を見ていてあることに気が付きました。全国82大学401学部の国立大学の募集定員総数95380名に対し、合格者数が105084名。私立大学にきついこと言っておきながら合格させすぎじゃないか?定員の1割以上超えていますよ!と思って入学者数を見ると97907名。つまり7177人(6.8%)も入学を辞退したことになっています。

国公立大学の一般入試については、前期日程で合格になれば、後期は自動的に不合格という風に、国公立間での併願ができない仕組みになっていますが、別に合格したからといっても入学の義務があるわけではありません。もったいないような気がしますが、国立に合格したが、他の私立大学や浪人(または海外の大学や起業?)を選ぶ人がいてもおかしくないわけです。そこで、募集定員が2000名以上の大規模国立大13大学について、辞退率の少ない順に並べてみました。

1位は京都大学。この辞退した9名にインタビューしたい。けど周りにいない。続きはマスコミにお任せしましょう。2位は東京大学。46名も辞退しています。慶応義塾大学の医学部の滑り止め?で東京大学を受験したという人の話を聞いたことがありますが、東大にそんな使い道もあるのですねぇ。しかし、全体の募集人員が日本で2番目の規模(最大は大阪大学)なので割合としては小さくなっております。3位は名古屋大学。中京地区No.1校ですから合格切符を頂いたのに辞退する人は限られるでしょう。(続く)

【スクープ】大阪桐蔭 新クラス設置【さらに進学校】

2020年7月20日 月曜日

進学校としての地位も揺るぎない大阪桐蔭ですが、高等学校に新たなクラスを設置するというニュースが飛び込んできました。

京大合格を目指すⅠ類、難関国公立を目指すⅡ類、体育・芸術分野で才能のある生徒をさらに伸ばすⅢ類というコース建ては変わりませんが、Ⅰ類の最上位の30名を集めて「エクシード(EX)クラス」を設置するとの事です。学力上位の生徒を固めて合宿や補習を行い、モチベーションアップも含めて京大合格までがっちり指導しようというクラスになりそうです。2021年スタートとの事ですので、2024年度大学入試ではどんなことになるのでしょうか。さらなる進化が期待できそうです。

大学入試センター試験 受験者数 ②

2020年7月17日 金曜日

それでは、現役率はどのような推移なのでしょうか、すると・・・

といった推移です。現役率が最低の2004年といえば、1986年生まれが18歳になった年ですが、それから下の世代は10年間にわたって「ゆとり教育」の世代となります。したがって既卒者にとっては入試問題の範囲が減ることになりますので、 既卒者が漸減していったのではないでしょうか。また、AO入試など総合型推薦入試が広がりを見せてきた時期でもありますので、現役の割合が増えてきたと考えられます。それからも18歳人口そのものも減少に転じ、現役率は上昇を続けます。指導要領の改訂と現役率の関連は、脱ゆとりに舵を切った2013年度入試(1995年生まれ)には一時現役率が下がっていることからも説明がつくような気がします。(過去問中心の学習では不十分になったため、現役率が後退した?など)指導要領ではなく、入試システムの変更も現役率に影響を与えるわけですが、令和3年から入試制度が変わるということで、前年からすでに既卒者が減っていることがわかります。

今回の大学入試制度の変更が、予定されていたものよりも後退していますので、最難関志願者の中には強気の出願で浪人している人もいるようですが、全体的には現役志向が強かった今年の入試でしたので、次年度も現役率は上昇するのではないでしょうか。

大学入試センター試験 受験者数 ①

2020年7月16日 木曜日

今年1月に最後を迎えた大学入試センター試験の報道資料を基にまとめてみました。

単位は「万人」です。例えば今年の令和2年度大学入試センター試験の現役生452,235人、既卒100,376人、高卒認定等5,088人の合計557,699人(前年より19,131人減)が志願(願書を提出)しましたので、その数値を丸めて記入しています。因みに高卒認定等の5,088人のうち、高卒認定試験合格者は4,319人、外国の学校修了者が364人、高等専門学校第3学年修了者が195人、などなど全体の1%未満ですが、高校卒業以外の受験資格を持つ受験生も少なくなかったことがわかります。(続く)

【思考力と】智辯学園奈良カレッジ 入試説明会【表現力】

2020年7月15日 水曜日

文部科学省が新しい学力観を提唱し、大学入試も総合型の推薦入試を導入するなど、従来の学力以上に思考力や表現力が重視される方向に進んでいますが、先行する形で中学校入試では従来の教科ごとの知識や技能を測るだけではなく、文章や図、絵などを使って解答する「表現力型」の入試や、科目の枠を超えた「適性検査型」、与えられた資料を基に、その場で考えをまとめる「思考力型」の試験を導入する学校も増えてきました。ここ智辯学園奈良カレッジはこの春も京都大学4名、大阪大学4名、神戸大学4名など、難関大学への合格実績を出している進学校ですが、中学入試ではいち早く思考力型の入試を取り入れています。

さらに、次年度からは算数で表現力を問う問題を導入するなど、思考力養成に対する理解と対策が進んでいる学校の一つだといえるでしょう。

詳細は今週末の説明会でお聞きください。当日はスクールバスの運行が予定されていますが、新型コロナウイルス感染症予防として、今回は特別に自家用車での来校も可能なように準備していただいているようです。事前予約が原則ですが、当日参加も可能ですので、小学生とその保護者は一度説明を聞いてみては如何でしょうか。

【こちらも】大阪信愛学院短期大学が共学の4年制大学に【スクープ】

2020年7月14日 火曜日

昨日に引き続き大阪信愛ネタです。次は同じ場所にある短期大学についてです。2年制の「こども教育学科」と3年制の「看護学科」からなり、13年連続就職率100%と社会からの評価も高い女子短期大学です。

それが、なんということでしょう。4年生の共学の大学に生まれ変わるではありませんか。 今の学科をそのまま引き継ぐ形で、「教育学部」と「看護学部」を設置し、それぞれ80名募集という計画のようです。但し、現在申請中とのことで、募集要項の発行はできないようですが、正式決定し次第、詳細が発表される見込みです。この分野に興味のある「男女」は情報に注意しておいてくださいね。

【スクープ】大阪信愛学院中学校・高等学校 入学金全員免除【全員対象!】

2020年7月13日 月曜日

京阪関目駅から近い大阪信愛学院は、136年の歴史を持つミッションスクールで、保育園~小学校は共学なので「女学院」の「女」が取れていますが、2年ほど前にこのエントリーでも紹介したように、中高は女子校で、そのメリットを生かして学習面だけでなく、スポーツ、文化面も含めて質の高い教育活動が行われています。

ここで、スクープ。今回の新型コロナウイルス禍に関して、家庭のオンライン環境整備補助の名目で数万円を支給した私学もありましたが、まだ入学していない子どものいるご家庭にも経済的に影響を受けた家庭も少なくないのではないでしょうか。というわけで、なんと、大阪信愛学院(中・高)は次年度入学者に対して『学びを守る支援』として「入学金全員免除」の方針を発表なさいました。しかも全員対象、条件もありません。この学校を運営する教会のシスターの皆さんの御決断とのことで、公平・公正な制度となっております。

私立中学・高等学校はお金がかかるから行きたくても行けなかった皆さん。チャンス到来です。ひとまず学校の説明会に参加してみましょう。

兵庫県 公立高校 倍率推移(第3学区)

2020年7月10日 金曜日

さらに引き続き、兵庫県の公立高校の倍率推移です。今日は神戸市よりも西方面、明石~高砂~多可町方面の第3学区です。昨年度は倍率が上がりましたが、今年は全体的に落ち着いています。そんな中で京大・阪大・神戸大への合計合格実績25名を誇る進学校明石北が第1志願で定員マイナス30名、99名の第2志願からの流入(つまり第1志願不合格者)も少なく、入学者数がまさかの定員マイナス8名と本当の定員割れになってしまいました。明石城西も同じく入学者数が定員マイナス9名。いずれもここ数年では珍しい状況となりましたが、次年度は揺り戻しの可能性もありますので要注意です。

各学区の平均倍率推移を見てみましょう。ご覧のように全体的に下降していますが、今回は紹介していない第5学区はここ5年間定員割れ状態が続いており、今年はついに平均倍率も充足率も0.9倍を下回りました。但し第5学区は進学連携校方式(指定の中学校以外からの合格者は募集定員の18%以内に限られる)という縛りがあり、倍率は地域の中学生徒数の影響を受けるため、決して人気が無い、というわけではありません。74年前に創設された水産学校をルーツに、今でも海洋科学学科を併設し、敷地内に寮のある香住高校や、旧制中学校から107年の歴史を持ち、観光グローバル類型も設置する生野高校、旧制女学校から113年の歴史を持ち、地域連携のアクティブラーニングを行っている出石高校などなど、各校では独自の施設やコースによる魅力的な教育活動が行われています。(終わり)

兵庫県 公立高校 倍率推移(第2学区)

2020年7月9日 木曜日

引き続き、兵庫県の公立高校の倍率推移です。今日は学校数も多い第2学区。地域北部の人口動態も影響し、近年では全体的に落ち着いた倍率になってきています。その中で難関校として第一志願だけでは定員割れの続く川西緑台は、85名といった第2志願者数を見ていただければわかると思いますが、それより難易度の高い高校の第2志願校といった使われ方になっていますので、合格ラインが下がっているわけではありません。

また、昨日と同じルールで倍率の変化が大きい学校の学校名を緑で塗っていますが、特に総合学科として特色のある科目設置や科目選択の自由度の高い伊丹北は根強い人気もあるのですが、毎年極端に倍率が乱高下している学校です。今年の出願動向も要注意です。(続く)