上宮学園中学校にお邪魔してきました(授業編)

2018年10月17日 水曜日

大阪上本町駅近くの上宮学園中学校、上宮高校は、128年の歴史を持つ、仏教系(浄土宗)の学校ですが、2011年の共学化や昨年の中学校の再編と名称変更など、大きな改革が行われてきました。

 

さて、その中学校を今回は見せていただきました。学校正面の写真は高校の建物で、中学校はその向かいです。


中学校の校舎は廊下に生徒の作品を掲示するなど、暖かい雰囲気です。


さて、授業も見せていただきました。中3の数学の授業です。午後の疲れの出る時間帯でしたが、集中力を欠いている生徒は居ません。重要ポイントの再確認でしたが、生徒さん方の反応も良く、結構ハイペースな授業が行われていました。

こちらは英語の授業です。ネイティブの先生による英語の授業ですが、1クラスを2つに分割した小集団授業で、先生が生徒の間を回って一人ひとりの英作文をチェックしていました。

中1では週4時間、ネイティブの先生による授業があるとのことです。全教室プロジェクターも設置されていますが、今回は先生と生徒さんの直接対話を大事にする授業が展開されていました。

校舎の2階には食堂兼談話室が設置されています。サイズは教室と同じ、つまり将来的に簡単な工事で教室にも転換できるように仕込まれているというわけです。(続く)

★学校説明会特集!(星翔高等学校)

2018年10月16日 火曜日

星翔高等学校の学校説明会に参加してきました!

今年で創立81周年を迎えました。前身は「浪速工業高等学校」で、平成7年に現行の名称となりました。ですので、設置学科として【普通科】の他に【工業科】があります。また、【国際科】も設置されています。

【工業科】は[工業技術系]と呼ばれ、その中に『機械工学科』『電子機械工学科』『電気工学科』『電子工学科(=2019年度からは〔コミュニケーションシステム工学科となります〕』があります。特に2019年度からの変更点は男女募集になることです。これによって全学科で共学となります。

さらに変更点では【普通科】は、『アドバンスコース』と『キャリアコース』があり来年度から一括募集ではなく、コース別募集となると共に『アドバンスコース』は《専願のみ》の募集となります。

【国際科】は『スポーツコース』《専願のみ》で、強化クラブの生徒が在籍する学科となっています。

何と言っても学校の特徴の1つは、【工業科】の各学科でしっかりと工業系の資格が取れることです。

1年次には4学科全てを経験してから、2年次より将来の進みたい道に合わせて希望学科に進みます。

2つ目の特徴は、来年度から実施される【普通科】『アドバンスコース』の指導です。少人数制(20名)で大学受験に向けて学習の取り組みを強化する内容となっています。

生徒一人ひとりがしっかり希望の道に進むために奨学生制度も充実しているようです。是非とも学校のオープンスクールに参加してみてください。

1つ言い忘れましたが、通学は阪急摂津市駅から徒歩15分程度です。

大阪偕星学園高等学校 オープンスクール

2018年10月12日 金曜日

大阪環状線桃谷駅と寺田町駅の間にある大阪偕星学園、甲子園に出場したことのある硬式野球部(男子)、大阪春季大会で優勝したソフトボール部(女子)など強化クラブだけでなく、自転車競技部、空手道部などのクラブも全国レベルと部活動も盛んな学校ですが、国公立や難関私大にも多数合格者を出すなど、進学校としても知られるようになってきました。放課後には日本語禁止の「E-Square」というネイティブの先生と気軽にコミュニケーションが取れる部屋や多彩な講習など面倒見の良さでも定評があります。

というわけで、オープンスクールでここに書いてあることが本当なのかどうか、見てみていただきたいと思います。予約不要とのことですので、お友達と参加してみましょう。

★学校説明会特集!(梅花中学校高等学校)

2018年10月9日 火曜日

梅花中学校高等学校の学校説明会に参加してきました!

今年1月で、創立140周年を迎えました。1878年(明治11年)に大阪で最初の府知事認可による女学校として設立された学校です。

1975年に高等学校に外国語科(全日制)を設置し、1986年には中学校に英語コース設置するなど、英語教育に関して一歩先を行く学校であったようです。

2020年度には、大学入試改革に伴ってさらに英語教育が重視されている中、多くの学校でもその取り組みは多様化しています。一般的には、英会話教室や英検などを身近に思い浮かべる方も多いと思いますが、昨今の学校教育では、修学旅行が海外。留学制度もあり、ホームステイで海外文化を体験するなど様々なグローバル教育が展開されています。

今回、参加した梅花中学校・高等学校でもその流れに乗り、今年度はネイティブ教師と人間型ロボット(ペッパー君)のコラボレーションされた『イングリッシュ・オンリー・スペース』を見学させていただきました。昼食時や放課後を利用して生徒達は英語だけのスペースで過ごします。モニターから流れる映像や音声も全て英語!環境は大事な要素の1つです。

食堂には、80インチの大画面で毎日CNNニュースを放送。中庭では、イギリスのBBC放送を始め、時にはクラシック音楽が流れているそうです。『チャレンジ&エレガンス』な学校でした。

灘中学校・高等学校 入試説明会

2018年10月4日 木曜日

皆さまご存知、灘中学校・高等学校です。

1学年220名ほどの学校ですが、東京大学92名、京都大学42名、現役に限っても卒業生の約半数が東京阪神(102名)に、国公立の医学部には現役で39名(既卒を含めると93名!)が合格しているという進学校です。

入試説明会のご案内です。シンプルですが必要な情報はこれで伝わります。

10月分は終わりましたが、11月もあります。ご興味のある受験生の方は、どうぞ。

「近中のすべらない授業」 近畿大学附属豊岡中学校

2018年10月2日 火曜日

こちらは男女それぞれの寮を併設した学校です。東大阪の近畿大学附属ではなく、兵庫県の日本海側、豊岡市にある「近畿大学附属豊岡中学校」のお話です。


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9月17日に行われた「開成進学フェア(大阪会場)」にも来ていただいたこちらの学校は、「豊岡市を中心とする旧1市18町(現3市2町)の熱烈な誘致運動と近畿大学初代総長世耕弘一先生の英断によって昭和39年(1964年)に誕生した学校です。」とホームページにもある通り、地方自治体が大学に働きかけてできたという学校です。もちろん近畿大学への進学が用意されていますが、その後中学校も併設し、6年一貫の進学校としての側面も持っています。2018年度の大学合格実績も近畿大学144名に加えて京大1名、阪大2名、神戸大8名(医学科2名を含む)医学部医学科8名(神戸大、鳥取大、弘前大、近畿大学4名含む)という立派な実績です。

ご覧のように「近中模試」や「個別相談会」は学校外でも実施されるようです。しかし、その前に「オープンスクール」が学校で行われますので、まずそちらに参加してみては如何でしょうか。「近中のすべらない授業」という対策講座も開講されるようです。しかし、いやいやウチから遠いですやん、と思っている方、大阪駅から高速バスや特急列車を使えば3時間ほどで学校に到着します。オープンスクールの開始は13:00ですから、大阪駅9時38分発「特急はまかぜ1号」(浜坂行き)にご乗車の上、豊岡駅までお越しください。そこからバスに3分乗って「市民グランド前」で降りたら、もう右手に学校が見えています。2人部屋の寮(女子は個室も選択可能)もありますので、そこに住んでしまえば通学時間不要の楽しいスクールライフが待っています。いかがでしょうか。

鹿児島県立楠隼中高一貫教育校 説明会

2018年10月1日 月曜日

この春、1期生が卒業し、東京大学をはじめ国公立大学へ約半数が合格するという実績を出した「鹿児島県立楠隼中学校・高等学校」は公立の高校ですが、全寮制の男子校です。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

この学校の入試説明会が神奈川、東京、名古屋、大阪、福岡で開催されます。JAXAと提携している一貫校とはどのようなものなのか、寮とはどのような環境なのか、など興味のある男子小学生と保護者は参加してみてください。事前申し込みは不要です。

入試は1月20日(日)に実施されます。大阪市の受験生は、咲くやこの花中や水都国際中と同じ適性検査型の入試ですので、予行演習として受検することも可能です。大阪にも試験会場が設置されますのでいかがですか。

京都橘中学校 高等学校 授業見学会・学校説明会/オープンキャンパス

2018年9月26日 水曜日

Sコース20名のうちから、東京大学1名、大阪大学2名、神戸大学3名、広島大学1名、滋賀大学3名、京都工芸繊維大学1名、京都府立医科大学3名、大阪府立大学1名と合計15名の国公立合格者を出したという、なかなかパンチのある進学校になった京都橘ですが、先月、福山雅治が歌うNHKの夏の甲子園100回記念テーマソングの映像を見ていると、「TACHIBABA」の文字の入ったスーザフォン(大きな金管楽器)が目に入ってきてびっくりしました。こちらも活躍しているのですね。勢いあるなぁ。

さて、中学校と高等学校では授業見学会と学校説明会(中学)/オープンキャンパス(高校)が10月に行われます。チラシのデザインと時間帯は違いますが、日は同じです。

授業見学会は事前エントリーが必要なようです。学校ホームページをご確認ください。部活も勉強も頑張っているこの学校の秘密を見に行きましょう。

常翔啓光学園にお邪魔してきました(生徒と先生が近いぞ編)

2018年9月21日 金曜日

 

職員室の隣が自習コーナーになっています。後ろに赤本もずらりとそろっています。ここまでは他の学校でも見たことのある風景なのですが、面白いのは職員室の先生方の座席を科目ごとに色分けをした案内表示です。

 

 

これは、生徒が質問したいとき、担当している先生でなくても質問できるように、との配慮だそうです。先生からすると、普段担当していない学年からの質問も飛んでくるわけですから大変だと思うのですが、わからなくて困っている生徒の気持ちを優先したわけですね。

 

 

さて、その職員室ですが、普通は生徒が入らない先生の席の近くに生徒がいます。そればかりか生徒が先生の席に座っています。あーこらこら、と先生が注意するのかと思えば全員スルー。それもそのはず、ここでは基本的に生徒面談は職員室で行うという文化らしく、場合によっては複数の先生で生徒にアドバイスすることも日常的なのだそうです。また、大学生でしょうか、卒業生とも学内でよくすれ違います。この学校も生徒さんにとって居心地がよかったのでしょう。先生方と談笑する姿をあちらこちらで見ました。

 

中学生が使っている教室を見せていただきました。毎日のように行われている小テストがファイルされて教室の後ろに並んでいます。試験前にまとめて見直しができるようにとのことです。多くの中学生は小テストに対して、(直前に覚える)⇒(小テストを受ける)⇒(どこかに紛失)⇒(当然やった内容も忘却)⇒「ねぇ、テスト前だから何かプリントちょーだい!」という生態を持っていますが、そのようにならないように細かいところまで工夫しているという点でも、生徒をよく見ているなぁと感心しました。

 

 

この教室の後ろには「わかるまで・できるまで・とことん」という標語が貼っています。しかしこのようなスローガンは生徒の目につくように、普通は前に貼りませんか?と聞いてみると、「これは先生に向けてのメッセージです。」とのことでした。恐れ入りました。生徒目線に立った教育活動に向けて工夫を重ねているこの学校の姿勢の一端を見たような気がしました。

 

10月には個別相談会も行われるようです。興味を持った小学生・中学生は一度参加してみてはいかがでしょうか。

常翔啓光学園にお邪魔してきました(実は古墳だった編)

2018年9月20日 木曜日

60年以上の歴史をもつこの学校ですが、開校当時の建物は一つもなく、すべて建て替わっています。最後に建てられたのが音楽棟なのですが、その建築中に埋蔵文化財が発見されたとのことです。奈良時代の条里制がここにもあったという貴重な発見の説明文と共に、出土品の一部が校内に展示されています。音楽棟の床にある丸い印は、実はここに井戸があったことを示しているのだそうです。

月曜日に開催された「開成進学フェア」のミュージックフェアでアンサンブル演奏を披露してくれた生徒さん方も練習しています。音響効果も計算された真新しい音楽室は2つ、大きな倉庫もあって吹奏楽部にとっては練習環境が整ってきました。今後の皆さんの活躍も楽しみです。(続く)