大学入試センター試験が行われました

2017年1月16日 月曜日

今年の大学入試センター試験は寒波到来の中、土曜・日曜の2日間にわたって行われました。昨年より1万2199人多い57万5967人が、全国の691カ所の試験場で試験に取り組みました。1日目は北日本を中心に、2日目の15日は西日本でも、積雪の影響などで、交通機関の運休や遅れが相次ぎ、試験開始時間の繰り下げなどが行われました。大学入試センターによりますと、試験時間の繰り下げは過去10年間で最大規模となり、計約1万2千人に影響があったとのことです。

積雪や公共交通機関の遅延・運休などによって試験会場に時間までにたどり着けなかった場合、会場全体の試験時間を繰り下げる場合もありますが、人数によっては、遅刻した受験生のみ他の部屋で時間をずらして実施するなどの対応が行われます。これからも私立大学の一般入試や国公立大学個別試験などで悪天候や交通機関のトラブルに巻き込まれる恐れもありますが、そのような場合でも落ち着いて、安全を第一に、ともかく遅れていてもあきらめずに試験会場にたどり着くようにしましょう。また、不測の事態が生じた場合、連絡先が受験案内に詳しく書いている場合もあります。そのためにも、事前に注意事項をよく読み、必要な連絡先などは携帯電話に登録しておくなどの準備もしておきましょう。

今回の大学入試センター試験を事故や体調不良などで受験できなくても、1週間後の追試験を受験することができる場合があります。その申請は明日火曜日までとなっていますので、受験できなかった方は受験案内の追試験の申請方法を確認してください。追試験の会場は全国2か所となっています。昨年は東日本で114名、西日本で62名の合計176名が、それぞれ東京芸術大学と京都工芸繊維大学で追試験を受験しています。

センター試験受験後は、自己採点を元に出願校を選択することになります。ここからはデータとの勝負です。自分が目標としていた点数を下回っていても、平均点が下がっていれば強気の出願もできるわけです。主な3教科に関しては英語、数学はやや易化、国語は難化していると見られますが、ともかく分析を行う各社から木曜日以降に大体の集計結果が発表されますので、それも参考に出願校を決めていきましょう。