大阪市立 咲くやこの花中学校の合格発表がありました

2017年1月30日 月曜日

1月28日(土曜日)に、大阪市立 咲くやこの花中学校の合格発表が行われました。

以前、このコーナーでも紹介したように、公立の中高一貫校は大学合格実績が高いところもあり、人気です。

大阪市立咲くやこの花中学校も、今年度入試で競争倍率5.58倍と厳しい戦いでした。

20名定員のコースが4つあり、合計80名の定員ですが、開成教育グループからは44名が合格しました。

各コースでの、開成教育グループ生の占有率は御覧の通りです。特に言語コースは75%が当グループ生で占められています。

競争倍率の高い入試ですが、塾生と塾生外とで合格率にどの程度差があるのかも調べてみました。

体育実技で適性検査が行われるスポーツコースでは、塾生と塾生外とでの差はありませんが、特に言語コースでは塾生外と塾生の合格率の違いは4倍以上と圧倒的な差になりました。

「読解・作文力検定」や「漢字検定」といった国語関連の検定をはじめとして、言語教育に厚みと強みのある開成教育グループならではの結果だといえるでしょう。

残念ながら不合格の生徒も出てしまいましたが、この入試に向けて身に着けた読解力や表現力といった国語の力は、次のステージでもかならず生きてくることでしょう。

 

大阪・兵庫・奈良 私立中学校入試出願者数について②

2017年1月30日 月曜日

前回(大阪・兵庫・奈良 私立中学校入試出願者数について①)の続き

5位の育英西は立命館コースもある女子校ですが、京大への合格者も出るなど進学実績も評価されたようです。自己推薦や英検重視など多彩な入試方法も支持されたかたちです。そういえば昨年の学校説明会も大変賑わっていました。

6位の関西大学中等部は、大学の付属校ということで、電車で10分ほどしか離れていない立命館中学と比較される学校ですが、2016年度入試では2015年入試より大きく落ち込み、お得感が出ていました。つまり今年の増加は揺り戻し現象だといえますが、ICT化をはじめとした充実の設備やハイレベルな理科教育も評価されているようです。

7位の園田学園も女子校です。屋上庭園付き6階建ての新校舎が間もなく完成という施設面も追い風ですが、茶道・華道・書道・着付け・短歌俳句など女子校ならではの文化教育やマナー教育と、小規模だからこそできるきめ細かな進学指導が評価されたかたちです。

8位の雲雀丘学園は東大・京大・阪大等難関国立大への合格実績も出しており、兵庫県で進学校としての評価が定着してきました。阪急電鉄の駅からも近いため、広い範囲から受験者を集めています。

このように昨年より大きく出願者が増えた学校は、それぞれ理由があるようです。もちろん前年度に大きく増加しため、今年度は上昇率で上位にランクしていないなど、今回紹介できていない中にも、人気のある素晴らしい学校はたくさんあります。今後の学校説明会などでは、今回紹介した学校の状況も参考にしつつ聞いてみられてはいかがでしょうか。