【スクープ】明浄学院高等学校 2022年度から 藍野学園と協力関係

2021年9月14日 火曜日

★本記事に関して、一部未確認の内容がございましたので、謹んで修正させていただきます。「藍野高校の移転」に関する内容は取り消しさせていただきます。

今年も吹奏楽部は全国大会への切符を掴むなど、100周年を迎えた元気な女子校、明浄学院高等学校ですが、運営する法人が茨木市にある「学校法人 藍野大学」に変更される見込みとなりました。大阪観光大学も明浄学院の運営でしたが、そちらは切り離して高校だけの法人変更となるようです。その恩恵(?)として、明浄学院から藍野大学や藍野短期大学、同じ法人が運営するびわこリハビリテーション専門職大学に進学するときには入学金が免除になるという特典が設けられるようです。

ところで100年間女子教育を貫いてきた明浄学院ですが、2024年から「一部共学化の構想あり」との情報を得ました。

明浄学院は、地下鉄の文の里・昭和町、JR阪和線の美章園、近鉄の河堀口と各線から徒歩圏という交通至便な場所にありますので、広い範囲からの受験生が期待できます。因みに既に2024年に向けて、新校舎の建築が行われているようです。これから「明浄学院」は大きく変わりそうです。

開成進学フェアオンライン2021 来週末いよいよ開催!

2021年9月13日 月曜日

昨年から大きくリニューアルした、「開成進学フェアオンライン」がいよいよ来週土曜日から開催されます。中学入試・高校入試に関する最新情報や入試問題研究、受験生への応援メッセージなどのコンテンツ満載。9月25日、26日にはライブでの学校説明会もあります。まだ、内緒ですが毎日夕方にはライブでの「終礼」も企画中。塾に行く前にスマホ見てね。

いろいろな学校を巡るとコインがたまる、それによってメイン画面が変わっていく、しかもたくさんコインを貯めた人にはクオカードが当たるかも、という楽しい仕掛けもあります。

事前エントリーも好調です。現時点での学年構成はこんな感じです。

ここで学校の先生方への業務連絡です。今回開成進学フェアオンラインに参加していただいている学校はもちろん、そうでない学校の方も大歓迎ですよ。エントリー時の学年入力欄に「学校関係者」という選択肢もあります。お待ちしております。

エントリーはこちらからどうぞ

近畿圏はこちら

開成進学フェア2021オンライン (kaisei-group.co.jp)

首都圏はこちら

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大阪府公立高校入試、グローバル系学科の志願動向(3)

2021年9月10日 金曜日

(中学生の人口減に対し、変わらない募集定員)

また、中学生の人口減少に伴い、大阪府公立高校全日制の定員合計は後期入試に一本化された2016年には43,668名だったものが、2021年には34,903名と2割以上減少しています。しかし、先に挙げた14校の定員は2016年の1.280名から2021年の1,255名とほとんど変化がありません。募集停止した大阪市立西高校英語科の80名の減少を加えると8%減となりますが、実は2019年に大阪市立水都国際高校が80名の募集を開始していますので打ち消され、つまりここ5年間で定員はわずか5名減と実質変化はありません。各学校ではグローバル系の学科の定員は少なく、ダウンサイジングが難しいという硬直性が、結果的に倍率低下につながっています。

(グローバル教育の一般化)

中学校の英語教材も改訂され、実際の会話場面を想定したような内容も多く取り入れられています。さらに高校の指導要領も2022年度から「英語表現」という科目が、「論理・表現」とさらに実践的な内容になるなど、普通科に在籍していても実際の場面でも使える英語教育に変化しています。また、普通科であってもオンライン英会話や、コロナ禍の今年は難しいですが、海外研修を行っている学校も珍しくありません。つまり、あえてグローバル系の学科に所属しなくても十分な英語学習や異文化体験が行われるため、英語の授業時間数が多く、ネイティブスピーカーを用意しているグローバル系の学科の魅力が相対的に薄れているともいえるでしょう。

しかし、逆に言えば、高校入試段階で英検などの外部資格向けの学習もしたことがなく、英語がそれほど得意ではないが、英語力は付けておきたい、という中学生にとっては公立高校のグローバル系の学科を受験するのは、今はチャンスだという事になります。語学力は常にアップデートしていくことが大切ですので、長い目で見れば、レベルに応じ効率的な学習方法を身に着けることが大切です。中学生の皆さんは、複数の私学と公立高校の違いを比較して、自分の状況に適した学校を選んでいただければと思います。

大阪府公立高校入試、グローバル系学科の志願動向(2)

2021年9月9日 木曜日

学校ごとの状況がこちらです。複数の学科を持っている学校は、第1志望者だけでカウントしています。2021年度入試では14校中8校が定員割れを起こしており、普通科を志願していた受験生が第2志望のグローバル系学科に回されるという事態も珍しくなくなりました。

箕面高校のみ2倍を超えていますが、それでも4.68倍でピークだった2018年度に比べると大きく低下しています。どうしてこのように低下しているのでしょうか。

(英語学習の低年齢)

まず、一つに英語力取得の低年齢化が挙げられます。小学校でも英語が教科化されましたが、英検等民間検定の低年齢化は進行しており、高校に入ってから英語力を取得する、というニーズの低下が考えられます。実は2017年度から大阪府では英検等外部資格の取得者は、例えば英検2級なら80%、英検準1級なら100%の得点が保証されるみなし得点方式が導入されており、高校受験の段階で英検2級以上を取得している受験生が年々急増しています。(2017年度344名→2021年度2290名)2021年度入試では北野高校出願者の、なんと約8割が2級以上取得者です。もちろん英検などの民間検定だけが英語学習ではありませんが、彼らにとって英語との戦いは既に高校受験の前に終了しているわけです。それに伴い高校で英語を特化して学びたいという中学生は減少しているのではないでしょうか。

(私学との関連)

次に、考えられるのが私立高校との競争です。グローバル系の学科といっても、公立高校ですので経済的に大きな負担となる長期間の海外研修や少人数授業の実施には限界があります。その点、私立高校の中には1年前後の長期留学や、海外の高校と提携して両方の卒業資格を得られる、中には海外の有名大学への進学に有利になる国際バカロレアのディプロマ取得ができるなど、大きく異なるカリキュラムを備えているところもあります。また、大学進学準備を考えたとき、高校の3年間ではなく、中学からの6年間の中に海外研修を配置しているカリキュラムは安心感が違います。つまり、皮肉なことに英語力やグローバル感覚への関心の高まりと、それに応える私学の学習環境の向上が、相対的に公立高校のグローバル系の学科の競争率低下につながっているとも考えられます。(続く)

大阪府公立高校入試、グローバル系学科の志願動向(1)

2021年9月8日 水曜日

我が国のグローバル化は年々進んでいます。企業は生産年齢人口がピークアウトした30年ほど前からグローバル化に舵を切っており、日本を代表するような自動車やエレクトロニクス系メーカーも生産拠点も市場も海外に依存しています。それに伴い社内での公用語を英語にする、または入社や昇進の条件にTOEICなどのスコアを要求する企業も増えてきました。さらに近年のGAFAをはじめとするIT系企業の台頭に、我が国のグローバル化はさらに加速しています。そのような社会環境で戦える人材育成の重要性はさらに増してきているといえるでしょう。

しかし、一方で出口の見えないコロナ禍の影響は、人や文化の交流に急ブレーキかけました。教育の分野にも大きな影響を与えています。昨年春からの一斉休校は2021年度の高校入試における出題範囲の削減など大きな影響が出ましたが、今年に入っても引き続き学校行事の延期や縮小、海外への語学研修、修学旅行の中止や、国内であっても宿泊を伴う語学研修の実施が難しいなど厳しい状況が続いています。このような中で、グローバル系学科では入試にどのような影響が出ているのでしょうか。

ここで、大阪府公立高校のグローバル系の学科を持っている14校の志願倍率を過去7年に関してまとめてみました。(2020年に英語科を廃止した大阪市立西高校は除外しています。)

まず、平均倍率です。

2015年入試までは、グローバル系の学科は前期入試(2月に行われる入試)でしたので、高倍率でしたが、後期日程に1本化された2016年度にひとまず1.55倍という落ち着きを見せます。次の年度には若干の揺り戻しが見られますが、それ以降4年連続で低下が続いています。2021年度入試では、ついに平均倍率が1.07倍と過去最低を記録しました。(続く)

【開成進学フェア 参加校紹介】東葉高等学校【首都圏】

2021年9月7日 火曜日

今回は千葉県の「東葉高等学校」についてです。今から96年前の大正14年、JR船橋駅と東船橋駅(当時はありませんでしたが)の間に作られた「船橋実科高等女学校」がルーツです。その後「船橋高等女学校」「船橋学園女子中学校・高等学校」と校名を変えながら女子教育を続けてきましたが、1996年に東葉高速鉄道飯山満駅近くの現校地に移転して、現校名に改称、2005年から共学校になりました。登録有形文化財の現在の校門は、今の校地が豪農近藤家の屋敷跡で、その門を校門に転用したものだそうです。今では1学年400名前後(男女ほぼ同数)の規模の学校となっています。東葉高速鉄道は東京メトロ東西線とつながっていますので、三鷹~勝田台にお住まいなら、乗り換えなしで通学可能です。校舎は高台にありますので、東京方面の眺望も良好です。白いグランドピアノが置かれ、自然光が降り注ぐ豪華な1階の「エンデバーホール」では講演会やダンスドリル部の発表に利用されているようです。

今年までは「特進」「選抜」「進学」の3コース制でしたが、次年度から「S特進」「特進」「進学」と名称が変わり、「S特進」で国公立入試に対応したカリキュラムが用意されています。というわけで、3年後の大学合格実績も楽しみです。

共学になってもう16年になりますが、女子校当時の名残でしょうか、「作法室」(和室)や「食物室」(本格的な調理実習室)もあり、書道室、美術室も本格的です。フルコースの食べ方を学ぶテーブルマナー講習会をはじめとするマナー教育もこの学校の特徴です。

詳しくは開成進学フェアオンラインでご確認ください。

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【開成進学フェア 参加校紹介】浦和麗明高等学校【首都圏】

2021年9月6日 月曜日

埼玉県といえば、県立でも浦和高校という男子校と浦和第一女子高校という女子校が存在するなど、別学が多い地域なのですが、場所的には浦和第一女子と線路を挟んで反対の東側に85年前に作られた浦和女子洋裁学校という女子校をルーツとする浦和麗明高等学校についてです。

JR浦和駅から上り、川口方面に乗車しますと向かって左手、第2閉塞信号を過ぎたあたりにJR社宅が4棟小高い丘に建っていますが、その端からちらっと見えるのが体育館、校舎はちょうどJR社宅の蔭になっています。浦和駅からは徒歩8分です。

一時期は商業科を設置していたこともありますが、2015年には小松原女子高等学校から現学校名に変更、2018年には校舎を立て替えて共学化(今年度男女はほぼ同数)した急激に変化を遂げている注目の学校です。

共学化を機に、進学校化に大きく舵を切り、予備校のように大学合格実績を玄関の外に貼りだすようになりました。共学化1期生による2021年度入試で国公立+大学校23名、早慶上理7名、GMARCH36名など素晴らしい大学進学実績を出していますが、学校行事の整理、毎日の小テスト、細かなコース分け、長期休暇の講習など、先生方の努力の結晶が実を結んだ形です。しかし、決して詰込み型の教育ではなく、それぞれ12ほどの運動部や文化部での活動も推奨され、キャリア教育も含んだ総合学習、映像授業やDMM英会話の導入など、ICTを活用した学習活動も行われています。

詳しくは開成進学フェアオンラインでご確認ください。

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【開成進学フェア 参加校紹介】城西大学附属城西中学校・高等学校【首都圏】

2021年9月3日 金曜日

池袋から東京メトロで一駅の要町駅と西武池袋線で一駅の椎名町駅の間は、大正時代から昭和にかけて、「池袋モンパルナス」と呼ばれる画家や音楽家、詩人などの芸術家が多く住んでいた文化の香りのする地域で、今では立教大学や立教池袋中高、都立千早高校が、椎名町の隣の江古田駅前には日本大学芸術学部があるなどの文教地区ともなっています。鉄分の多い方は大江戸線の試作車両が静態保存されている千早フラワー公園といえばピンとくるでしょう。そのような地域のど真ん中にある城西大学附属城西中学校・高等学校についてです。

中学校は100名ほど、高校からはそれに加えて200名ほど入学し、今年の高3生は346名となっています。交通の便も良いため、埼玉県からの通学者が2割以上、その他神奈川や千葉からの通学者もいるようです。男女比は男子:女子=3:2と、若干男子の方が多くなっていますが、スポーツ推薦のCSクラスの大半が男子ですので、普通クラスはほぼ男女同数になっています。

進路については「城西大学附属」ですから城西大学への推薦枠もありますが、2021年の進学者は12名、城西国際大へは25名、日本医療科学大には4名と、系列校への進学者はむしろ少数派で、国公立や難関私立に挑戦する生徒の方が多くなっています。

理学部と薬学部がある城西大学や系列の日本医療科学大の影響もあるのでしょうか、学内には化学、生物、物理の各実験室があり、3年間で約100種類の実験が行われるなどSTEM教育にも力を入れています。そのため薬学、看護、その他医療系に進学する生徒の割合も高くなっています。

部活は陸上部と軟式野球部が強豪ですが、その他グリー部(混声合唱)や弦楽部などの文化部も含めて活発に活動しているようです。 因みに、ウィキペディアによりますと、陸上短距離のサニブラウン、歌手の橋幸夫、つのだ☆ひろ、木の実ナナ、野々村真なども卒業生なのだそうです。

詳しくは開成進学フェアオンラインでご確認ください。

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【開成進学フェア 参加校紹介】岩倉高等学校【首都圏】

2021年9月2日 木曜日

JR上野駅の入谷口からは道を渡るだけ。日本には珍しい軌道遮断式(鉄道の方を止める)の公道との踏切がある 東京メトロ上野検車区も近くといった好立地にある岩倉高校についてです。何と今から124年前の明治30年に鉄道人材育成のために「私立鉄道学校」として開校、その6年後に日本に鉄道の必要性を説き、日本鉄道会社の設立に積極的にかかわった岩倉具視の遺徳を偲んで校名を「岩倉鉄道学校」となりました。戦後、普通科も設置するようになり「岩倉高等学校」となったそうです。

最新設備の図書館や体育館があり、スカイツリーが見える屋上の運動場を備えた、地下1階、地上10階の中央館や、鉄道運転シミュレーターがある実習棟など、設備は充実しています。校地には建物が集中しているため、西東京市に野球部、サッカー部が利用できるグラウンドがあります。

「普通科」は希望する進路に合せて4コースに分かれています。それに加え、設立時からの伝統が受け継がれた「運輸科」が設置されており、運行技術や旅客業務を学ぶことができます。進路に関しても、普通科からは国公立7名(2021年度)をはじめとして難関大学への合格実績がありますが、運輸科からは進学に加えて、JRはもちろん、東日本一円の鉄道会社に就職しています。鉄道業界を目指しているのなら、まずはこの学校も知っておくべきでしょう。

男女比ですが、ここ数年は、普通科で男子:女子=2:1、運輸科は50:1と男子の割合が高くなっています。

というわけで、詳しくは開成進学フェアオンラインでご確認ください。

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【開成進学フェア 参加校紹介】淑徳巣鴨中学高等学校【首都圏】

2021年9月1日 水曜日

今から102年前の1919年に設立された女学校をルーツに持ち、1992年に男女共学、1996年に中学校開校、2003年に新校舎完成と、ここ30年ほどの間に急成長を遂げている「淑徳巣鴨中学高等学校」についてです。

地下鉄都営三田線西巣鴨駅から大正大学の前、明治通りを歩いて7分と通学には便利な場所にあります。中学校は1学年120名前後、高校からは300名ほどが入学して1学年400名前後という規模の学校です。男女比は男子:女子=42:58と若干女子の方が多くなっています。

高校は「選抜」と「特進」の2コース制で、さらに進路志望別に選抜コースの中で3つ、特進コースの中で2つに分かれます。高校からの入学生は3組以降のクラスに所属し、1組、2組の中学から進学してきた生徒とは別クラスになります。

学校内には女子校だった頃の名残でしょうか、和室の作法室や本格的な調理実習室があります。さらに鏡張りのダンス室、新しい校舎にも鏡のある多目的ホールがあり、ダンス部やエアロビクス部、ソングリーダー部にとっても恵まれた練習環境となっています。

ところで淑徳巣鴨といえばアーティスティックスイミングの鈴木絵美子、競泳の長谷川涼香、池江璃花子といったメダリストを生んだ学校ですので、部活動も盛んです。水泳部に加えて世界大会出場の空手部、全国大会レベルの剣道部やバトミントン部などの運動部はもちろん、全国学校ギター合奏コンクールで金賞を受賞した部員70人以上のギター部や筝曲部、合唱部、吹奏楽部、音楽研究部、と音楽系のクラブが5つもあるなど文化系のクラブも充実しています。

というわけで、詳しくは開成進学フェアオンラインでご確認ください。

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