【スクープ!】千葉科学大学 「特別奨学生」選抜【しかも公立大学になる?】

2023年11月24日 金曜日

公立大学の学校数は1950年には26校、1980年には34校・・・。その昔に大学を卒業した方の中には、公立大学は数少ないというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、2022年にはなんと全国で101校と国立大学よりも多くなっています(国立大学は86校)。これは私立大学から「公立化」した大学が増えたからなのです。自治体が大学を持つと、国からの予算が支給されて学費を国立大学と同額に設定することができるため、私立大学が公立大学に転換すると一気に全国から受験生が集まって大成功、となっています。

さて、20年ほど前に誕生した、千葉県銚子市の「千葉科学大学」は薬学部と看護学部、危機管理学部の3学部を持つ大学です。この危機管理学部の中には救急救命士をめざせる学科や航空機のパイロットになれる学科などが設置されており、なかなか面白いのですが、私立大学としての授業料が必要ですので残念ながら定員充足はできていないようです。

そんな中でこの大学が公立化するかも!?というニュースが飛び込んできました。もちろん銚子市の市議会などの承認が必要となりますからまだ決定というわけではないのですが、もし2025年度から公立化したとすると、2024年度入学者の場合、1年間は私立大学の学費が必要となりますが、2年目からは国立と同じ53万5800円となります。そうなれば一人暮らししてもお家から私立大学に通い続けるよりも安くなります。しかも公立大学卒業という学歴が手に入ります。公立大学になることが決まってしまえば偏差値も跳ね上がるでしょうから、今年の受験生にとっては絶好のチャンスだといえるでしょう。

「特別奨学生」案内(クリックするとPDFが開きます)

と、思っていたら、こんなお知らせが届きました。最初の1年間も国立大と同じ学費にしますよ。しかも、もし公立化とならなかったとしても、卒業までは国立大と同じ学費にしますよ、という「特別奨学生」を募集するというわけです。特に薬学部を考えている皆さん、6年間ずーっと国立大学の学費です。もう出願は始まっています。銚子市も良いところですよ。