【11月17日確定値】龍谷大学 公募制推薦 志願者数【狙い目情報付き】

2023年11月27日 月曜日

今日は龍谷大学から頂いた公募制推薦入試の出願状況を紹介しましょう。龍谷大学の公募制推薦入試は「スタンダード型」「英語資格試験利用方式」「高得点科目重視方式」など多彩な判定方式を選ぶことができますが、今回は学科ごとの志願動向を明らかにするため、各募集単位の「スタンダード方式」と学部合計だけの数値を切り出しています。従って各学科の合計が学部合計数とならないのでご了承ください。

まず、全学合計としては昨年比109.11%となっています。その中でまず目を引くのが2025年度に深草に移転してくる社会学部の好調ぶりです。

昨年の一般選抜での合格最低点を見ても、文系学部のちょうど真ん中くらいでしたので、この出願者数だと文系最難関の国際学部国際文化学科に迫るラインまで上昇する可能性があります。

一方で例年難易度の高い文学部についてです。合計では昨年とほぼ同数ですが、募集単位毎に見ると哲学科教育学専攻と歴史学科文化遺産学専攻が昨年よりも大きく減少しています。どちらも例年合格ラインが低い募集単位ではありませんでしたが、受験者の学力層にもよりますが、公募制推薦であまり合格者が出なかったとすれば、一般選抜での狙い目となる可能性が高いでしょう。

一方、理系では先端理工学部、農学部とも昨年比で111%超の人気となっています。判定方式の区分けが昨年と今年で異なっているので単純比較はできませんが、理系でここ2年間最難関だった先端理工学部知能情報メディア課程の志願者が昨年比で15%ほど増えていますので、さらに難化することが考えられます。一方で昨年比較的入りやすかった応用化学課程はさらに志願者が減っていますので、狙い目だといえるでしょう。

文系学部の再編に伴って2024年度募集で最後となる短期大学部は合計で昨年比6割ほどとなりました。この表からは省略していますが、2学科とも英語資格試験利用方式の出願者は0となっています。日本に短期大学の制度が作られた1950年に設置され、70年以上にわたって1万人以上の人材を輩出した龍谷大学短期大学部ですが、2026年度にはその役割を終えることとなります。