【歯医者さんになるのは】第117回 歯科医師国家試験 合格状況【結構難しい】

2024年3月19日 火曜日

今年度実施の歯科医師国家試験の合格状況が15日に厚生労働省HPにて公開されました。合格率は平均で66.1%。つまり難関である歯学部に合格し6年間通ったとしても3人に1人は歯科医師になれないということです。これって厳しすぎませんか?

というわけで、2001年以降の合格率を調べてみました。すると・・・

2003年までは9割前後の合格率が2004年から7割台に急落、2014年からは7割を下回るようになり、2022年には61.6%にまで低下。これは厳しい。

また、学校別の合格率では、国立11大学合計で78.8%、公立の歯学部は九州歯科大学1校のみですが73.5%なのですが、私立は62.0%と厳しい数字になっています。但し私立はどこも厳しいのかといえばそうではなく、東京歯科大学は131名中128名合格(97.7%)、昭和大学歯学部は118名中104名(88.1%)など高い合格率を誇る学校もある一方で、合格率が50%を下回っている学校もあり、差が大きくなっています。

というわけで、歯学部に合格しても、そこがゴールではなく、そのあとの頑張りも大事ですよ、というお話でした。