2017年4月20日
この4月から校名が変更になった「大阪緑涼高校(旧大阪女子短期大学高校)」で動きがあるようです。校名から「女子」の文字が消えたあたりから、共学化するのではと思い、学校の先生に昨年も突撃インタビューをしてみましたが、「いやぁ、今は何も・・・」とはぐらかされるばかり。しかしついにこのようなチラシを入手しました。来ました男女共学!女子校としての伝統を残した女子コースも残るようですが、思い切って多くのコースを男女共学にしていく方針のようです。
また、現在この高校は4つのコース制を取っています。募集時には一括募集、つまり1年生の間は「特別編成コース」という進学に特化したコースも含めて「希望制」となっており、2年次から「特別編成」「進学」「保育系進学」「看護系進学」の4つのコースに分かれていくという仕組みになっています。
しかし、これも変更されるようです。大きなところでは昨年募集停止した短期大学(生活科学科に栄養士と製菓のコースが設置されている)の設備を利用するかたちで「調理」、「製菓」といったコースの新設が可能とのことで、今後設置申請を行う方針のようですが、まだ詳細は決まっていないとのことです。(コースについてはまだ決定されたことではないので、チラシではそれっぽ~いマークで示されています。それぞれのマークが何を意味するのかは皆さんの洞察力にお任せします。)
高校としては男女共学の調理系のコースも希少ですが、さらに調理や製菓に関する資格試験の受験資格が得られるなどとなれば、インパクトがありそうです。近年大学進学の割合も高まっているこの学校ですが、それに加えて大阪の食文化を支える人材育成という新たな目的が加わるかもしれません。

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2017年4月19日
『小学6年生と中学3年生を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、全国の学校で一斉に始まった。2007年度に始まり、東日本大震災で一度中止になったため、今回で10度目。熊本地震で昨年に中止となった熊本県と大分県の一部でも2年ぶりに実施された。今年度は国公私立の小中約3万校、約212万人が参加。国語と算数・数学の2教科で実施し、基本的な知識をみるA問題と活用力を測るB問題が出された。』(4月18日付「日経オンライン」より)
この調査の本来の目的は、小問ごとの正答率を出して、生徒がよくつまずくところに対応した教材を開発したり、授業改善に生かすなどの材料を得たりするためのものなのですが、自治体ごとの平均点が公表されるようになったあたりから、様子が変わってきました。
点数を上げるために過去問演習を繰り返す学校はまだましな方で、過去には点数が取れないと思われる生徒を欠席させる、または意図的に答案を取り除くなど、点数(平均点)の信頼性を揺るがす事件も報道されていました。逆に言えば、平均点を上げるために現場が追い込まれているともいえるでしょう。
結果が判明するのは9月ごろです。都道府県ごとの平均点なども発表されるでしょうが、それはさておき、小問ごとの正答率を元にして、塾でも授業改善に取り組んでいきたいと思います。

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2017年4月18日

2016年8月4日、国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年の東京オリンピックに、「スポーツクライミング」を正式に追加種目とすることを決定しました。「スポーツクライミング」とは、人工的に作った壁を登る競技です。自然の岩場を登る「ロッククライミング」をヒントに生まれた競技ですが、こちらは安全性を確保された設備で行います。
スポーツクライミングは「ボルダリング」「リード」「スピード」といった3つの種目で競います。「ボルダリング」とは岩のようなでっぱりに、手足をかけて壁を登る競技で、時間内に何通りの登り方ができたかを競います。「リード」はボルダリングと違ってロープをかけながら壁を登ります。こちらはしたから何番目のポイントまで登ることができたかで評価されます。「スピード」は10メートル(国際規格では15メートル)の壁を登る速さを競います。
「ボルダリング」の施設は5メートルほどの高さで作ることができますので、商業施設の中などにも建築可能で、数も次第に増えてきました。しかし、もっと高い壁が必要な「リード」や「スピード」用の設備は数が限られているようです。特に「スピード」ではコースや突起物の配置が国際基準で決められていますが、競技人口もまだ少ないため、その本格的な練習施設は国内には無いのだそうです。
その国際規格に準拠し、この3つの種目が練習できる施設が大阪府枚方市の常翔啓光学園の中に間もなく完成します。常翔啓光といえば全国制覇7回を誇るラグビー部も有名ですが、ワンダーフォーゲル部も登山やクライミングで全国大会に毎年出場する強豪です。今回建設されるクライミングウォールはこのワンダーフォーゲル部のトレーニングにも使われるそうですが、この壁でトレーニングを積んだ高校生が3年後のオリンピック選手になることは十分考えられます。
また、昨年クラブに昇格したばかりの吹奏楽部(といってもすでに中高合わせて部員が53名もいて、ダブルリードやバスクラ、ハープまでそろっているんですけど)のために、音楽棟も建設中です。ちなみに系列の大阪工業大学では、この4月梅田に新キャンパス(OIT梅田タワー 地上22階 地下2階)がオープンしましたが、常翔啓光学園も負けないくらいハード面でも充実してきました。これから中学選び、高校選びをする皆さんは、一度学校を見学してみてはいかがでしょうか。



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2017年4月17日
日時:2017年4月30日(日)10:00~14:00
対象:小学生および保護者
場所:大阪新阪急ホテル
アクセス:JR大阪駅/地下鉄・阪急・阪神梅田駅徒歩すぐ
内容:各中学校別の『相談コーナー』・在籍生達の先輩との『交流コーナー』・生徒による『学校紹介パフォーマンス』
参加校:14校
大阪薫英女学院、大阪女学院、大阪信愛女学院、大谷、金蘭会、堺リベラル、四天王寺、樟蔭、城星学園、城南学園、相愛、帝塚山学院、梅花、プール学院
今年で5回目になる大阪市立女子中学校フェアが開催されます。
昨年度の様子をいくつかご紹介します。
まず、10時過ぎに来場した人は入場制限がかかってしばらく待たされる状態だったそうです。10時の開場から入場したい場合は受付開始の9時30分までには到着しておいた方が良さそうです。
在校生から直接話が聞ける『相談コーナー』や『交流コーナー』は盛況でした。
各校のパフォーマンスを一挙に観覧できるイベントも開催されました。学校の生徒達による楽器演奏やダンスの披露など、生き生きとした在校生たちの姿を見ることもできました。今年もその期待通りのフェアになることは間違いなしです。ぜひ参加してみてください。
ちなみに、来場すれば《女子中グッズ》も頂けるようです。
また詳細につきましては、イベントHP(http://www.joshichu-fair.net/)に詳細や最新情報・お問合せ欄などが掲載されていますので、そちらも合わせてご確認ください。
以下はプログラムからの引用です。
大阪の私立女子校14校が一堂に会し、各学校の情報が一度にご覧いただけるフェアです。いろんな学校を見て、知って、あなたに一番ぴったりの学校を見つけてください。


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2017年4月14日
関関同立と産近甲龍のランキングを紹介しましたが、それならその二つを足したらどうなるの、というお声も頂戴しましたので作ってみました。 8大学をそれぞれ色分けすると見にくくなりますので、関関同立と産近甲龍を2色に塗り分けてみました。

やはり進学に強い学校が並びます。1位は文理学科併設の公立トップ校の一つ四條畷高校ですが、2位から4位まで私立が並んでいます。700以上の合格数、さすがです。そのあとも石山、生野、茨木、と公立のトップグループが並んでいます。そのあと、草津東、東大津、三島、池田、泉陽といった、高校入試の難易度では、2番手以下の学校が続きます。三島と泉陽はともに学校行事が充実しており、部活の加入率が高いなど、のびのびと生徒が自主的に活動しているイメージが強い学校ですが、近年大学進学にも力を入れており、現役での合格数も向上しています。こちらも卒業者数で除して学校規模補正を加えてみました。

御覧のように、やはり近畿外からのランクインはありませんでした。通学が困難な距離からの志願者は全国的に減少しているといわれますが、特に私立大学の場合は学費の問題も含めてその影響が強く出ているのでしょう。

高校入試の難易度ゾーン別にみてみましょう。占有率125%以上の50校の入試難易度(開成公開テスト基準偏差値)と占有率を散布図にしてみました。高校募集を行っていない学校は推定値、複数学科がある学校は定員が多い方のコースの偏差値を代表値としています。 縦軸が難易度となりますので、同じゾーンで右に行くほど関西8大学に強い学校ということになります。ただし、上位ゾーンでは国公立大志願者層も増えますので、左に位置していることが、大学入試に弱いという意味にはなりません。あくまでも関西のトップ私大受験に強いのかどうかの判断材料として御覧ください。とはいえ、これらの学校は占有率が125%以上とそもそも高めの集団ですので、いずれも難関私大に強い高校だといえるでしょう。

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2017年4月13日
今日は産近甲龍の合格者数の合計数でのランキングを作ってみました。ベスト50です(50位と51位が同数ですので、51校です。)
(数値は週刊朝日を参考にしています。空欄は高校からのアンケートで無回答という意味ですので、ゼロでない可能性もありますが、集計上一応ゼロとして集計しています。)

東大津、草津東、桃山学院の3校が抜きんでています。ただし東大津と草津東は京都産業大と龍谷大の割合が高いのに対し、桃山学院は近畿大学だけで240名合格しており、大半を占めています。近畿大学だけでランキングを作ると、1位は桃山学院、2位は泉陽、3位は清風、4位は清教学園、5位は初芝富田林と2位の泉陽以外は私立高校が並んでいます。募集定員のうち理系が占める割合が高く、難易度も上がっているため私立の進学校の優位性が表れているということでしょうか。
しかし、公立高校も健闘しています。昨日と同じように卒業者数で割って、学校規模による有利不利を補正してみました。

この補正を加えると、1位から7位まで公立高校が並びます。1位の草津東は体育科もあり、サッカーも全国レベルという学校ですが、大学受験に関しては推薦制度の利用を勧めないなど、私立の進学校のような方針をとっているようです。2位の東大津は部活も盛んな学校ですが、レベルが高い教材を使用し、高1から大学入試を意識した内容で授業が進められています。公立としては規模が小さい八日市高校や槻の木高校も上位にランクインしています。槻の木高校は単位制普通科の進学校として、14年前に作られた学校です。(正確には旧高槻南高校と旧島上高校を統合し、旧島上高校の校舎に設置)2学期制(半年で単位を認定できる)というメリットを生かして機動的なカリキュラムが組まれています。2学期制といっても前期、後期にそれぞれ3回、つまり年間6回の定期テストがあり、長期休暇でも受験対策の補習授業が組まれ、先生も生徒もとても忙しい学校なのですが、国公立大学への合格者数も伸ばしており、進学校として立派な実績を上げています。
この、槻の木高校と八日市高校、ともにこの春の高校入試に関してはなぜか低倍率となりました。(槻の木高校は1.03倍、八日市高校はまさかの0.99倍)御覧のような進学実績をたたき出している高校ですので、狙い目だといえるでしょう。

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2017年4月12日
今回は関関同立の合格者数の合計数でのランキングを作ってみました。250名以上の実績のある上位53校です。
(数値は週刊朝日を参考にしています。関西学院大のみ実人数での発表で、他の3大学については合格回数の合計数です。)
この数値ですと、大規模校の方が有利になりますので、卒業者数で割った「占有率」でランキングを作ってみました。こちらは上位50位までです。

一人で2合格以上するために、上位の方では100%を超える数値となっています。もちろん、このランキングの上位に位置していない学校には、国公立大学をメインに考えていて関関同立受験をしない生徒が多い学校も含まれていますから、学校の受験学力の優劣を表すものではありません。しかし、このランキングに入っている学校は少なくとも難関大学を目指す生徒が集まっている進学校だといえるでしょう。
学校選びの御参考になさってください。

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2017年4月11日
大阪堺市堺区浅香山の閑静な住宅地の中にある女子校「堺リベラル中学校」を運営する愛泉学園が、次年度から「堺リベラル高等学校」を新規設置するという情報が入ってきました。(設置認可申請中)
しかし、この学校をご存知の方からすると、それって「香ヶ丘リベルテ高校」の事じゃないの?となるはずです。学校名は違いますが、場所も運営法人も同じ学校です。しかも5年前に堺女子高校から校名変更したばかりですし・・・。
そこで、学校の先生に突っ込んで聞いてみました。すると・・・。
現在、「香ヶ丘リベルテ高校」には表現教育科と普通科がありますが、その中の表現教育科を独立させて、「堺リベラル高校」とする。今の表現教育科の来年の2年生、3年生はそのまま「転校」させる、とのことです。つまり来年開校なのに3学年が一気に揃うという珍しい現象になりそうです。校地は今の学園の中に併設となる見込みだそうです。そういえば去年訪問したときに学校の一部が工事中でした。こういう事だったのか・・・。

香ヶ丘リベルテ高校の表現教育科というのは、声優やミュージカル、ダンス、軽音楽といった授業に加えてスピーチやプレゼンテーションなど、社会で生きていく力の養成も行っている面白い学科です。中身も本格的で、たとえばダンスの授業では、HipHopやJazzなど様々なスタイルを身に着けるだけでなく、振り付けを自分たちで作ってみる、見せ方を考えるなど、基礎から実践まで体系的なカリキュラムが組まれています。実際ここから芸術系の大学進学や、プロとして活躍している人がいるというのも納得できます。
ところで、併設されている堺女子短期大学には美容や保育の専門分野がありますが、香ヶ丘リベルテ高校の普通科の方にもファッションビジネスや保育進学のコースがあります。さらにそれ以外に資格取得を目指すライフデザインコースや、スポーツや特技が生かせるフィジカルコースなど6コースが用意されています。社会での活躍を早い時期から想定した教育がなされています。もちろん大学への進学希望にも対応しています。
府立天王寺高校に3名、生野高校文理学科1名、住吉高校5名、泉北高校2名、清風南海高校3名、四天王寺高校2名、大阪女学院高校4名、関西大第一高校1名・・・。
実は堺リベラル中学校からの合格実績です(学校HPより)。この学校は「サンライズコース」という外部進学向けのコースと「サンシャインコース」という香ヶ丘リベルテ高に進学するコースに分かれています。(名前もおしゃれですね。)「サンライズコース」の徹底した反復学習や公立入試対策授業、外部模試への受験を薦めるなどの取り組みが形になって表れているようです。従って、今後は堺リベラル中学校に入学すると、「堺リベラル高校」「香ヶ丘リベルテ高校」「外部難関校」と3つの選択肢が用意されることになります。さまざまな目的や進路希望にきめ細かく対応できるというわけです。
堺リベラル中学校としては開校8年目にして大きな改革となります。どのような形でプレスリリースされるのか、注目したいところです。


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2017年4月10日
朝起きたら昼だった。昼飯食っていたら友達に会ったので遊びに行った。気が付いたら留年していた。というだらしない大学生の話ではなくて、大学院含めて6年かかるのが標準になりつつあるという話です。
大学院への進学率ベストテンを紹介します。
(大学ランキング2017 朝日新聞社刊 の数値を参考にしています。)

ご覧のように、理学部では、なんと東京大では90%以上が大学院に進学しています。2位の北海道大学をはじめとして、いずれも研究環境に恵まれた国立大学が並びます。10位の千葉大でも72%と、4年で卒業して就職する方が少数派となっています。

工学・理工学部系で並べてみると、もっと割合は高くなります。工学部は機械メーカーなど製造業に就職する率が高い分野ですが、企業は即戦力を求めて、大学院と共同研究を行い、そのまま大学院生を採用するというケースもあります。理系は大学院に行く率が高いといわれますが、その通りだといえるでしょう。
では、景気の改善による就職状況が改善している文系ではどうでしょうか。いままで最も大学院進学率が低かった、経営・経済・商学系もまとめてみました。

確かに、理学部や工学部より低いのは確かですが、それでもベスト4は1割を超えています。大手企業への就職率や公務員試験合格率が高い大阪経済法科大でも13.8%と高い割合になっています。
それでは、まだ学問分野としての歴史が浅い学際系ではどうでしょうか。

学際系といっても都市環境やシステムデザイン、生命系は理系に分類されると思いますが、文系に分類される東京大の教養や京都大総合人間など、大学院進学が企業への就職と結びつかない分野でも結構高い割合で大学院に進学しています。
さて、ここで、学費の話です。大学院の学費は学部と同じ、つまり国公立でも2年間で100万円以上必要となり、一人暮らしをしている場合は生活費も含めて2年間で400万近い出費となります。もちろん私立大学は学費が国公立よりはるかに高額なところが多いですから、その分費用がかかります。(但し、京都女子大のように、半額になる大学もあります。)分野による差はありますが、研究者になるのであれば、博士前期課程(修士課程)の2年間に加えて博士後期課程(博士課程)の3年間が標準的な在籍期間となりますので、合計5年間ですとかなりの金額になる計算です。しかし、実は大学院生は実験助手やTA(ティーチング・アシスタント)など学部学生を教える先生のお手伝いや、資料整理といった大学内でのアルバイトや各種給付型の奨学金など様々な援助もありますので、負担を最低限に(場合によっては黒字化?)することは可能です。
大学選びの時には4年間と考えずに、大学院に進学することも想定して選ぶという考え方も必要でしょう。


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2017年4月7日

兵庫県、阪急「雲雀丘花屋敷」駅すぐの雲雀丘学園中学校・高等学校は近年人気が高まっています。こちらの理事長の方は代々サントリー創業家ということですが、そのブランドで人気があるのではなく、大学合格実績も東大現役1、京大現役2、阪大17(内現役14)(2017年度入試速報値)と難関大学も含めて高い数値を出しており、進学校としても定評があります。しかし、こちらの高校のアクティブ・ラーニングもなかなか充実しています。
まず、2016年で既に13年実施されてきた「One Day College」という特別講義は、大学の最先端の先生を招いて行われ、生徒が書いたレポートのうち優秀作品が冊子に掲載されるというものです。ここまで聞くと、いやぁどこでも同じようなものあるんだけどな、という話になりますが、この講義はなんと30種類も用意され、その中から選ぶことができます。
2016年度のテーマは、「医学部で学ぶこと」(関西医大講師)「とっても身近な知的財産権‐携帯電話、アニメ、音楽から‐」(関大法学部教授)「曲線の秘密‐円から楕円へ‐」(大阪市立大研究員)「ポピュラーミュージックから世界を見る」(同志社大学教授)「ビジネスプランを作ってみよう」(日本政策金融公庫所長代理)「カッコいいデザインとは?」(九州大学准教授)「経営(商)学部で学ぶこと」(マサチューセッツ工科大学研究員)などなど・・・・。日本のみならず海外からもすごい研究者を集めてきています。また、これ以外にも環境系、歴史系、工学系など分野の幅が広く、非常に面白い企画となっています。
このテーマ設定だけにとどまらず、この学校では生徒さんのノートと感想、学校の先生のコメントが掲載された冊子が後日作成され、配布されます。自分が参加できなかった講義の内容も知ることができるという仕掛けになっています。併せて他の生徒のノートを見ることで、ノートの取り方の参考にもなるという効果もありそうです。

このイベント以外にも夏休みを利用して大学で研究体験をする企画もあるそうです。
というわけで、大学合格実績が良くなったので人気が出た、というものではなく、やはり生徒さんを育てるためには、大変であってもこれらの教育イベントを数多く企画・運営なさっている先生方の工夫や苦労が評価されたという事でしょう。それもあって中学入試では出願者が昨年より26%も増加(初日比較)しています。こちらのオープンスクールや説明会の予定も学校ホームページで案内しています。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


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