大阪・滋賀・京都・兵庫・奈良・徳島・東京・神奈川・埼玉・千葉に展開する小学生・中学生・高校生 クラス指導、個別指導の進学塾・学習塾

開成教育グループ


大阪府私立高校 入学者数ランキング2022 (旧3学区)

2022年5月16日

次は旧3学区の学校を並べてみました。

1位 近畿大学附属高校 1033名

ついにでました1000名超。大阪府下最大となります。府立高校の3~4校分となります。それだけに学校の設備もマンモス。5万冊の蔵書を含む図書館、4試合同時進行が可能な柔道場、ハンドボール10面取れる人工芝のグラウンド・・・圧倒されます。

2位 興國高校 983名

大阪最大規模の男子校、難関国公立を目指すスーパーアドバンス、ゲームも扱うITビジネス、公務員試験対策を行うキャリアトライなど 特徴的で多様なコースが自慢です。もちろんスポーツも盛んな学校ですね。

3位 上宮高校 613名

このエントリーで新校舎を紹介しましたが、その完成の前から変わらず600~700名規模を維持している学校です。コースが3つとシンプルで、いずれも大学進学に向けての設定となっています。併設中学からの入学が88名ですから、高校から525名が入学したことになります。学校見学の機会がありましたら、真新しく広大な図書館は必見です。

4位 清風高校 584名

上宮高校のご近所、というより斜め向かいにある清風高校も多くの入学生を迎えています。こちらは併設中学からの入学が340名と既にお席の6割近くが埋まっている状態です。併願での戻り率は25%と非常に高くなっていますが、これは今も昔も公立のトップ校の併願として使われている証だといえるでしょう。今年の大学合格実績も国公立に現役で193名、既卒まで加えると279名が合格と、公立TOP高を凌ぐ実績となっています。次年度もさらに人気は高まることでしょう。

5位 桃山学院高校 578名

520名募集に対して578名入学、こちらも併願戻り率が20%と高めの学校となっています。つまりこちらもトップ校の併願となっているわけですね。11年前に男子校から全面共学化しましたが、今では4割以上が女子となっています。因みに高校には制服はありません。「標準服」はありますが、留学時に使う国際コース生以外は購入の義務も無いようです。(続く)

大阪府私立高校 入学者数ランキング2022 (旧2学区)

2022年5月13日

この地域の府立高校の平均倍率が低く、併願からの戻りが少なかった旧2学区についてです。まず、表にしてみて気が付きましたが、女子校は1つになっているのですね。

1位 大阪桐蔭高校 679名

中学からの進級289名を含め、安定して600名以上の高校入学を維持している大阪桐蔭。その安定の理由の一つが上位難関公立校の併願という受験生が多いという点です。何と併願合格者の23%にあたる90名も併願で戻ってきています。

2位 常翔学園高校 636名

こちらは併設中学からの進学が90名ですから、高校からの入学者が多数を占めます。以前このエントリーでも紹介したように新たな設備も完成、コース編成もリニューアルして今年も多くの入学生でにぎわっています。

3位 四條畷学園高校 606名

例年400名前後が入学する学校ですが、今年は600名超!専願だけで募集定員を超えている人気ぶりです。元から元気な学校ですが、HPの全面リニューアルでその魅力が伝わったという事でしょうか。さらに元気な学校になっていくことでしょう。

4位 大阪産業大学附属高校 603名

大阪桐蔭と同じ法人のこちらの学校も多くの入学者を迎えました。昨年よりも減少していますが、それでも600名超。 併願者が多い学校で、併願の戻りが少なかったという外的要因が入学者減少の主な原因ですので、人気が減少したわけではありません。アメフトをはじめとする部活も活性化していることでしょう。

5位 大阪電気通信大学高校 481名

普通科と工学科を併せ持つこの学校は専願率が高く、こちらも専願だけで募集定員を超えていました。情報工学を中心に理系人気が高まってきていることも影響しているのでしょうか、ここしばらくは募集定員以上の入学者を迎えています。共学校ですが、女子率はまだ2.5%と少なくなっています。急募、工学系女子!(続く)

大阪府私立高校 入学者数ランキング2022 (旧1学区)

2022年5月12日

中間テストの時期が近づいてきました。高校に合格、入学して舞い上がった毎日を送っている皆さん、そろそろ現実に戻ってきてください。

それはさておき、私立高校の入学者数が明らかになってきましたので、入学者数ランキングを作ってみました。高校募集を行っていない学校は併設中学校からの進級者のみになりますが、リストに入れています。

今年の状況をわかりやすくするために、 2015~2021の過去7年間の平均と、2022年度との差も計算してみました。旧1学区の学校ランキングです。

1位 箕面自由学園高校 879名

昨年も765名の入学者を迎え教室が足りない状況だったのですが、今年はどんなことになっているのでしょうか。府立高校の多くが300名前後の定員ですから、その3倍というとんでもない人数となっています。大学進学実績も急上昇中ですが、この人数で部活動もさらに活性化していることでしょう。

2位 大阪高校 765名

高校からの募集のみでこの規模はすごいです。ここ8年間では最高の人数となっています。数多くの大学と連携した探究学習など多彩な学びも人気です。この規模になりますと生徒同士の相互の刺激も期待できますね。

3位 大阪成蹊女子高校 505名

500名超という規模は、女子校で大阪府下最大となっています。60名募集の美術科である「アート・アニメーションコース」を除くと普通科ですが、その中を6コースに分けて行われている女子に特化したキャリア教育が支持されている形です。

4位 履正社高校 469名

併設中学からの進級は34名ですから、ほぼ高校からの募集による入学者という事になります。新校舎の完成、強化クラブに所属する「競技コース(旧Ⅲ類)」の生徒以外の部活動も可能となるなど、ハード・ソフト面でのリニューアルが中学生のハートを掴んだということでしょう。

5位 大阪学院大学高校 458名

昨年から減少はしていますが、安定して多くの入学者を迎えている高校です。2020年に新校舎が完成、JR岸辺駅からのアクセスが良くなりました。阪急京都線の南にある旧校地には総合スポーツ施設の建設が進んでいます。こちらも楽しみですね。(続く)

【4校集まるのは】北摂私立中学 合同相談会【昨年に続いて2回目】

2022年5月11日

今週末に「北摂私立中学合同相談会」が開催されます。 かつては大阪府北部、茨木市にある追手門、関西大倉、高槻市にある大阪青凌の3校がJR高槻駅前で開催していた合同相談会ですが、昨年から薫英女学院も加わって茨木のイオンモールの1階で4校合同の形で開催されるようになりました。

校舎もコースも真新しい追手門学院、英検1級合格者をはじめ、英検取得で全国トップレベルの大阪薫英女学院、新校舎での多彩な学びの大阪青凌、こちらも新校舎が竣工した関西大倉、と話題の人気校4校合同でのブース形式での説明会です。

予約・申し込み不要となっております。保護者の皆様、お買い物もついでにできますので是非お越しください。

こちらは昨年7月に開催されたときの様子。人が映りこまないように終了間際に撮影したものです。早い時間帯には列ができていました。

立命館宇治中学校・高等学校 オープンキャンパス

2022年5月10日

コロナ禍による休校期間中でも、オンラインで授業や校内イベントをやり切った京都府宇治市の「立命館宇治中学校・高等学校」から、今年もオープンキャンパスのご案内が届きました。ここしばらくは定員を絞って複数回に分けての開催でしたが、今年は中高1つずつの設定となっています。この学校は特に、特色のある教育内容、充実の学校施設など、行かなければわからないことが多いと思いますので、志願者はもちろん、少しでも興味のある受験生は参加してみては如何でしょうか。5月26日から受付開始となっています。詳しくは受付開始の頃に学校HPをご覧ください。その前に全体説明を聞いておきたい中学入試を考えていらっしゃる方は、5月21日にオンライン説明会もありますので、そちらもご覧ください。

西大和学園中学校 21世紀型特色入試 説明会

2022年5月9日

「東の早慶・西の大和」という元気なTVCMを見かけましたが、その大和大学を生み出した奈良の西大和学園は5年前から「21世紀型特色入試」という入試方式を導入しています。答えのない課題を与えられた受験生が、グループで取り組むディスカッション型の入試で、募集枠の少なさから一般入試よりもハードルが高いとも言われていますが、実はこの入試を受けておけば一般入試での優遇制度があります。

この入試方式の説明会が来週行われます。受験生保護者の方は一度聞いてみては如何でしょうか。詳しくは学校HPをご覧ください。

統計から見る教育②

2022年4月28日

この統計には各都道府県別のデータは無いのですが、各都道府県の県庁所在地のデータはありました。そこで、近畿2府4県だけ取り出してみて、同じグラフを作成してみました。

すると、これも私立中学校受験の比率が高い神戸市が「幼・小学校」の割合が高く、私立公立とも大学進学志向の強い奈良は「高校」での補習教育費が高くなっています。奈良県の大学進学率は全国7位(京都が1位、兵庫は3位、大阪は4位)と近畿圏でトップというわけではないのですが、大学系列の高校は少なく、受験をして進学する割合が高いのではないかとも考えられます。合計では大阪市の補習教育費が一番低くなっていますが、月額1万円の「塾代助成制度」があることを考えると、実際は「中学校」の部分が過小表示されているようにも感じます。

というわけで、地域によって求められる「補習教育」はかなり違いがあるのね、と感じたわけでした。

ゴールデンウイークに入りますので、このブログはしばらく休載となります。次回は5月9日に更新予定です。お楽しみに。

統計から見る教育①

2022年4月27日

日本政府は膨大な統計資料を作成していますが、ちょっと面白いものを見つけましたので紹介します。今回は「家計調査」です。

家計調査 | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp)

この調査は、「統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。」と説明されていますが、何にいくら使ったのか、という用途別の支出をまとめたものです。

学習塾という立場から、「補習教育費」に注目してみました。対象別の調査がなされているので、学齢層別に積み上げ棒グラフにしてみました。

まずは、地域別です。一番大きいのは関東。特に幼児教育~小学校の支出が他地域よりも大きくなっています。私立小学校受験、私立中学校入試が盛んな地域ですので、その影響もあるでしょう。東海、近畿と続きますが、いずれも私立中学校が多い地域でもあります。(続く)

【校舎丸ごと】追手門学院中学校 オープンスクール【探究学習】

2022年4月26日

そろそろゴールデンウイークが迫ってまいりましたが、中学受験生にとってはそろそろ受験校の候補を考えたい時期でもあります。このタイミングでちょうどよいイベントが用意されています。新築の校舎もまぶしい茨木市の追手門学院中学校でオープンスクールが開催されます。一度見に行ってみては如何でしょうか。

今回は体験授業のプログラム9種類とクラブ体験、校舎見学などがセットになっています。探究的な学び・協働的な学習活動を追求した多彩なテーマ学習活動を実現できる構造の校舎や周辺環境も必見です。今回のイベントの対象は小6だけではなく、小5、4も参加できます。それぞれの体験授業には定員が設けられていますので先着順となりそうです。お申し込みは早目の方が良さそうですね。詳しくは学校HPをご覧ください。

【さらに強まる】賢明学院中学校 入試関連イベント【関学との絆】

2022年4月25日

今年も5月・6月に大阪府堺市の賢明学院中学校では「授業体験&入試説明会」という入試関連イベントが開催されます。チラシの上にはご覧のように校名の前に「関西学院大学系属校」との文字が・・・。元は独立したミッション系の女子校でしたが、2010年に共学化し、2019年には関西学院の系属校となる協定を結び、関西学院大学への進学枠も確保できることになりました。昨年には賢明学院小学校の校長に、関西学院初等部の元副部長(関西学院では小学校を初等「部」といい、そこの学校長は「部長」といいますので、「副部長」というのは教頭先生にあたります)が就任されました。そして、この4月からは賢明学院中高の校長に、関西学院高等部元部長(つまり元校長)がいらっしゃったので、より関西学院色が強くなった、というわけです。その影響もあるのでしょうか、コース間移動などの制度も一部リニューアルされるようです。詳しくは説明会でご確認ください。