中学受験にも英検等の民間試験利用広がる

2016年9月2日 金曜日

9月1日の新聞などで2020年から始まる、大学入試センター試験に代わる新テスト(大学入学希望者学力評価テスト)に英検やTOEFLのような民間試験をそのスコアの一部として認定する方向であることが報道されました。実際、すでに千葉大学や神戸大学といった国公立大学、青山学院、立教、法政、立命館、関西学院といった難関私立大学ではすでに出願資格やみなし得点(センター利用の場合の英語の点数を資格によって満点にみなすなどの方法)で利用されていますが、実質この方法が新テストを利用するすべての大学に適用されるようになるというわけです。

大阪府の公立高校でも英検準1級なら満点換算など、高校入試にも次第に取り入れられてきています。

さらに、近畿圏の中学校入試においても英検等の民間試験の活用が広がってきました。これまでは中学入試では帰国子女枠など特殊な例を除いて英語力を問う入試は少なく、したがって本格的に中学入試の準備に入る4年生、5年生になると、それまで習っていた英語をやめてしまう例が多かったのですが、これからはそれまでに得た英語力も武器になるというわけです。近畿圏の状況をまとめてみました。

現時点での情報ですが、近畿圏で12校が英検等の利用を表明しています。詳細な加点方式や条件については各中学校の入試概要をご確認ください。

(9月29日追記 :「常翔学園中学校」の方法の記述が誤っていました。加点ではなく、みなし得点となります。お詫びして訂正いたします。)


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