帝塚山中学校・高等学校にお邪魔してきました(学習環境編)

2016年9月8日 木曜日

前回(帝塚山中学校・高等学校にお邪魔してきました(「男女併学」編))に続きこの学校の学習環境についてです。まず、グラウンド、この広大なグラウンドに加えて、野球など部活動用のグラウンドも近所にあります。駅前なのにこれほど広い校地が取れている学校はほかにはないと思います。また、プールは屋内プールです。夏の「臨海学舎」の遠泳に備えて体育以外の先生も総出でみんなが泳げるように指導されているそうです。

理科系の実験室がなんと7つも。この学校では理科の先生に加えて実験助手が3、4名いらっしゃるらしく、実験に力を入れています。何と年間に1000件以上の実験を行っているそうです。生徒一人あたりでは全体の授業の3分の1ほど(つまり週1~2回)が実験なのだそうです。生物でも解剖など本格的な実験が行われており、大学の医学部医学科の合格人数117名(関西で9位)を誇るだけのことはあります。屋上には天文台もあります。
また家庭科室では女子はもちろん男子も裁縫や調理の実習を行います。試食をするためのテーブルまで用意されています。
本格的な和室があります。茶道部が使うための茶室も本格的です。ここで、作法の授業も行われるのだそうです。

ずらりと並んだ自習ブース。なんと夜8時まで使えます。もちろん最後には先生が玄関(つまり駅の目の前)まで生徒を誘導してくださるのだそうです。


5万冊の蔵書を誇る開架式の図書館です。最新の本が常に供給されています。隣の「帝塚山大学」の図書館の本を取り寄せることも可能だそうです。


このランゲージセンターは英語のリスニングとスピーキングを養成する施設です。パソコンがずらりと並んだ部屋なのですが、そのパソコンにはカメラが付いています。つまり発音の口の形まで指導できるわけです。ちなみにネイティブの先生は6名いらっしゃるのだそうです。

音楽室は3つ!同時に3部屋で授業が行われています。そして、この中学校ではなんと女子は全員バイオリンが必修なのだそうです。
学習・スポーツ・情操面の全てを伸ばす抜群の教育環境を備えた素晴らしい学校であるとの印象を受けました。