立命館アジア太平洋大学(APU) オープンキャンパス

2019年6月14日 金曜日

というわけで、こちらのブログはAPUウィークとなりましたが、最後に来月のオープンキャンパスのお知らせを貼っておきます。しかし、関西や関東の受験生にとって、そんなに手軽に行けませんよ、というご心配はご無用。交通費とホテル代がセットになったJTBのパッケージツアーが用意されています。何と普通の半額以下の激安料金となっております。

(画像クリックするとPDFが開きます。裏面にツアーパックの料金がありますのでご確認ください。)

 

やはり大学の良さや面白さは実際に行ってみなくてはわかりません。この機会に是非どうぞ。

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(学習支援+マルチカルチュラルウィーク編)

2019年6月13日 木曜日

大学HPに詳しく説明が出ていますが、学内に「SALC=Self-Access Learning Center」という「言語自主学習センター」なる施設があります。簡単に言えば、授業以上に語学を勉強したい学生が利用できるもので、TOEFLなど英語力を高めるだけでなく、中国語・韓国語・マレー/インドネシア語・スペイン語・タイ語・ベトナム語を学ぶこともできるというところです。実は実際にここでの実働部隊は学生のアルバイトで、外国人に日本語のサポートをする日本人学生もいれば、日本人にベトナム語を教えるベトナムからの留学生もいるというわけです。学内のこれらの「お仕事」にはお給料が出ますが、職種は関係なく同じお給料だそうです。

それ以外にも健康相談や心理相談、就職についてなどそれぞれ専門のスタッフがカウンセリングに応じてくれるオフィスもあります。

さて、学内にはChinise Weekののぼりが目に付きましたが、これがこの大学特有のイベント「マルチカルチュラル・ウィーク」です。今週は「中国週」だそうです。なるほど、それでチャイナドレスの女子が踊りの練習をしているわけですね。

このイベントは中国出身の留学生を中心に中国の文化を踊りや劇で紹介する、というもので、居ながらにして世界のテーマパークを巡っているような体験ができるとのことです。中には在日大使館の後援や企業からの寄付を集めるなど、ビジネスマンさながらの活躍で経費も集め、本格的な演出を行っているものもあり、昨年のコリアン・ウィークではレーザー光線での舞台効果付きのK-popのダンスパフォーマンスがおこなわれ、一般市民や他大学生の観覧で大混雑したとのことです。

 

というわけで、APUを堪能させていただきました。自分が高校生の頃にこの大学があったらよかったのにな、と思いながらバスで下界に帰ったのでした。

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(APハウス編)

2019年6月12日 水曜日

自宅から通えない生徒は、基本的に1年間、こちらの学内の寮で1年間過ごします。寮は一人部屋と二人部屋が選択でき、二人部屋は海外からの留学生と同室になります。同室といっても間に両方からカギがかかる仕切りがあって、寝るときやお出かけするとき、もちろんお着換えの時などは閉めておくことができます。最初は英語でしかコミュニケーションが取れませんが、留学生の日本語能力も上がってきますので、最後は日本語も使えるようになってきます。1人部屋にはトイレと洗面所がありますが、二人部屋にはそれが無い代わりに本棚が広くなっています。キッチンとお風呂は共同。当番制でお片づけをすることになっていますが、留学生の中には、家事は使用人がやってくれている、といった豊かなご家庭の出身者もいて、ともかく自分で使った後を自分で片付ける、という文化からご理解いただく、という局面も少なからずあるようです。

エアコンや冷蔵庫などひとまず必要な設備は整っていますので、最小限の衣類などの荷物だけで一人暮らしを始めることができます。電気の消し忘れを防ぐ意味もあって、部屋の鍵を壁の鍵穴に差し込むと、部屋の電気が点くようになっています。

フロアによって男子、女子に分かれています。大学全体では先に書いたように国内学生:留学生=はほぼ1:1ですが、自宅通学の国内学生もいますので、寮では4:6、つまり国内学生の方がマイノリティとなります。したがって共用部分には英語による掲示物が目に付きます。

自炊はできますが、食材はどうするのかといえば、学内の生協は結構充実しており、寮の中にも小さな生協の売店がありますので、ひとまず困ることはありません。その生協の店舗でレジを打っているのはヒジャブ(イスラム圏の女性が頭にかぶる布)を身に着けた女子学生ですし、宗教上の理由で食品に制約がある学生のために、牛肉が入っていない、豚肉が入っていない、などのお弁当や、製造過程で全くお酒を使わない醤油、ハングルしか書いていないカップ麺など、ここに来ただけで世界の広さを感じることができます。もちろん少し慣れてくると、休みの日には近所のスーパーや、バスで山を下りて買い物にも出かけるそうです。(山を下りることを「下界に行く」と彼らは言います)

さて、寮の話に戻りますが、このように共有部分には畳の部屋(ここで一緒に勉強するのが楽しみだったそうです)や卓球、ビリヤードなど一緒に楽しめる部屋もあり、寮を出た2年生以降でも、そのころに仲良くなった留学生と一緒に勉強(日本語の朗読練習に付き合う代わりに英語で書いたレポートの添削をしてもらう等)するようになるようです。因みに(RA=レジデント・アシスタント)という1年生の寮での生活サポートを希望すれば2年になっても寮に住むことができます。もちろんお給料も出ます。(続く)

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(教室と図書館編)

2019年6月11日 火曜日

一般の講義室はご覧のようにプロジェクタ標準装備の今風なつくりになっていますが、特徴的なのは図書館です。

まず、1階部分に「PANGEA(パンゲア=2億5千万年ほど前に、大陸が分裂する前のつまり世界が一つだった大きな大陸の名前)」と呼ばれるスペースがあり、ここでは議論や相談をするスペースです。この写真は休日の朝ですが、既に数組集まって議論しています。

こちらのコーナーは壁面がすべてホワイトボードになっている個室がいくつか並んでいます。女子学生2名が何やら楽しそうに何かを書いているので、絵でも描いているのかなと覗いてみると、「公的領域」「私的領域」「民主主義」・・・・。学生の政治参加についての議論をしているグループでした。恐れ入りました。ちなみにこのお二人は4月に入学したばかりの日本人の1年生だそうです。意識高いなぁ。

こちらの図書館では「Writing Center」というコーナーで論文作成の指導も受けられます。基本は大学院生などのアルバイトが論の組み立て方から校閲までしてくれるらしく、学生にとってとても心強いのだそうです。もちろん図書館の蔵書も充実しており、開学当初は京都の立命館大学からも多くの本を移送してきたそうですが、英文の雑誌類も多種類収集しており、日々蔵書は増えています。

海外へ出かける日本人学生も、日本国内旅行に出かける外国人学生も多いので、旅行ガイドコーナーも充実。

集中したいときは自習室も完備

山の緑もさわやかな落ち着いた閲覧室。

うらやましい限りです。

実は図書館を案内してくれたのは東京都立高校出身の2年生女子ですが、彼女によると「APUの求める学生像というのは、海外に留学するとか、プレゼンテーションで活躍するとか、将来は起業するとか、何か外への発信をすることを推奨しているように感じるのですが、不十分な知識でそんな活動に意味があるのかと、疑問を持っていて、もっと本を読まなければいけないと思っています」とのこと。大学が推奨する「批判的思考力」によって大学を批判しているという、なかなか興味深い状況になっています。とはいえ、こうやって大学案内のスタッフをやっているので、APUが大好きなのだと思いますけどね。(彼女の写真は許諾を得ていませんので掲載いたしませんのであしからず。)

(続く)

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(キャンパス立地編)

2019年6月10日 月曜日

大分県別府市の山の上、JR別府駅からバスで40分位の眺望良好な場所に学校法人立命館によって2000年に設立された「立命館アジア太平洋大学」にお邪魔してきました。開学にあたって、生徒募集のための事務所を2年前から韓国やインドネシアに開所するなど準備も万端で、初年度から28か国より791名が入学、その後の定員増を経て、今では学部学生に限ってみても63の国・地域から集まった(無国籍1名含む!)2894名の留学生と2587名の国内学生が一緒に学んでいます。留学生:国内学生の比率は約1:1という比率は国内の大学で第1位となっています。

今回キャンパスを案内してくれたのは2人の在校生ですが、そのうち一人はこちらの4回生で実はフリーステップの卒塾生。お元気そうでなにより。お懐かしゅうございます。確か京都の立命館大学に入学したはずでしたが、連携制度を使って国内留学の末、こちらに編入していたようです。

彼女はインドネシアの高校で日本語を教える活動や、海外留学を複数回経験しているのですが、実はこの大学、普通に4年間授業を受けて、卒論書いて卒業という学生生活ではなく、彼女のように長期海外留学にでかけたり、国によっては兵役のため帰国しなければならないなど様々な状況にも対応できるように、休学制度や自主退学した後でも2年以内なら簡単な手続きで復学(再入学)できるなど柔軟な制度を持っているようです。

御覧のように別府湾一望の眺望。平日のお昼にはランチトラックが数台やってきて、屋外での食事を楽しむ学生も多いとのことです。楽しそうですね。(続く)

【東京渋谷】大学進学ガイダンス 6月30日【史上初】

2019年6月7日 金曜日

昨年度までは開成教育グループは私立大学の入試担当者に集まっていただく合同説明会を、首都圏では実施してきませんでしたが、いよいよ令和元年の今年から各大学のご協力のもと、開催できる運びとなりました。

 

講演予定大学は以下の8大学です

 

駒澤大学

中央大学

東京理科大学

東洋大学

法政大学

明治大学

立教大学

早稲田大学

(50音順)

 

各大学入試担当の方より40分間の説明、および代々木ゼミナール教材研究センターからの講演、フリーステップ教育技術研究所からの講演、代々木ゼミナールのトップ講師 西谷昇二先生の講演など、盛りだくさんになっております。

会場の詳しい場所やタイムスケジュールはこちら

に掲載しておりますので是非ご覧ください。

事前申込制となっておりますのでそのページよりお申し込みください。ご来場お待ちしております。

【校名変更】四天王寺東(現 四天王寺学園) 高等学校・中学校【東が付きます】

2019年6月6日 木曜日

四天王寺の境内にある女子校の話ではありません。姉妹校として藤井寺球場跡に新たに2014年にできた「四天王寺学園中学校」、2017年にできた「四天王寺学園高等学校」についてのお話です。羽曳野市にあった「四天王寺羽曳丘中学校・高等学校」は2019年3月末をもって閉校となりましたので、お引越しをした、という解釈をする方もいらっしゃいますが、移転というわけではなく、別の学校ができた、という扱いになるようです。

 

「四天王寺藤井寺」という名称ではなくて、「四天王寺学園」というおしゃれな名称だったのですが、やはり「四天王寺中学校・高等学校」との混同があったのでしょうか、高校としてはわずか2年で名称変更となります。その名称とは「四天王寺東」。確かに四天王寺の南東にありますので、位置関係から付けたのか、何か仏教的な意味がある名称なのか、詳しくは分かりませんが、少なくとも四天王寺との混同はなくなりそうです。

中学校は6月8日に学校見学会が開催されます。事前申し込みが必要となっていますので学校ホームページをご確認ください。トップページに「お申し込みはこちら」のボタンがあります。

 

因みに泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」の近くに「東大谷」高等学校がありますが、阿倍野にある大谷中学校・高等学校のほぼ真南にあたります。近年移転しましたから、その前の位置関係を表すのかと思い出してみましたが、移転前の「東大谷」も大谷の敷地の南西にあったような気がするのですけど・・・。すみません。また、由来を聞いてきます。

芦屋学園中学校 オープンスクール

2019年6月5日 水曜日

兵庫県芦屋市六麓荘という日本有数の高級住宅地の中、つまり最高に落ち着いた環境の中に芦屋学園中学校・高等学校はあります。上層階からは大阪湾が一望、空気が澄んでいたら関西国際空港から淡路島まで見渡すことができます。

しかし、こんな高級住宅地にある学校ですから、さぞかしお高いんでございましょ?と思うあなた、いえいえ、兵庫県の私立高校を年間納入金額の高い順に並べてみると、下から3番目、しかも駅から直結のスクールバスも無料と、大変通いやすい条件が整っています。

高校からの入学も可能ですが、この環境で基礎学力から、留学生と談笑できるレベルの英語力まで身に着けるには中学からの入学がおススメです。

今ならさわやかな夏服の現役生がお迎えしてくれるはずです。中学校のオープンスクールは6月15日となっています。申し込みは学校ホームページのイベント予約のバナーからどうぞ。

武庫川女子大学附属中学校・高等学校 「小学生プログラミング教室」

2019年6月4日 火曜日

甲子園球場の近く、広大な敷地を有する武庫川女子大学附属中学校・高等学校からのご案内です。建築や薬学・栄養学といった専門分野を持つ武庫川女子大学の附属校ですから中学・高校にも理系を志向する生徒が集まっており、2006年私立の女子高としては日本で初めて文部科学省からSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)に指定されています。部活動では全国レベルの合唱部が有名ですが、自然科学部、天文部、パソコン部など理系の部活も盛んです。

小学校ではプログラミング教育が導入されていますが、私立中学校ではそれ以前から取り入れてられている学校も少なくありません。武庫川女子中もその一つですが、今回のイベントはそういった背景を生かしてプログラミングロボットを在校生と一緒に作ってみようというものです。

Webからの申し込みが必要となっております。詳しくは学校ホームページをご覧ください。

中堅私大戦線 異常あり

2019年6月3日 月曜日

私立大学定員厳格化の影響で、関西でも関関同立近などの難関大規模校の合格ラインはここ2~3年上昇しつつありますが、今年度は出願動向にも影響が出て摂神追桃も難化、さらにその影響が中堅私大にも広がりつつあります。

高校現場でも先輩方が受験でなかなか合格が取れず苦しんでいる姿を見た下の代が、指定校推薦に流れるという現象が起きており、その結果中堅私大は一般入試を行う前にすでにお席が埋まっている状態になっています。

 

こちらが大阪商業大学の2016年から2019年の状況をまとめたものです。

御覧のようにAO入試が昨年より37名増、指定校推薦の消化率も進んで昨年より104名増え、その影響で昨年よりも919名も多く出願した一般入試の実合格者を減らさざるを得ず、結果的に実質倍率が5.77倍と厳しい戦いになりました。

勿論この大学の志願者が増えたのは新校舎の完成や就職率の高さといった魅力や入試日程の追加も理由として考えられますが、2019年度中堅私大の状況を象徴する数字となっています。大阪商業大学と同じように系列の高校を持っている大学は、そこからの入学者数を操作するのは困難ですから、一般入試の難易度・競争倍率への影響が大きく出ます。今年の高3生は特に最新の入試難易度情報で受験校選びを行いましょう。