【やったぜ】私立大学 定員厳格化 緩和か?

2022年6月8日 水曜日

以前、このブログで私立大学の定員厳格化について、批判的な記事を書きましたが、

私立大学 「定員厳格化」を検証する(1) « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

文科省の方々、このブログを読んだのでしょうか、なんと、定員厳格化を緩和するとの報道がなされました。(読売新聞等)

これまでは、単年度での定員超過率を元に補助金カットを行っていましたが、学内定員で判断する、つまり、単年度で超えても、次年度以降で絞り込めばセーフ、というルールになる、との内容です。これで各大学が入学手続き状況を見ながら発表していた追加、補欠合格が減少することとなりそうです。新聞記事には〈受験生が入学金の「二重払い」を余儀なくされるケースが目立つ〉、と書かれていましたが、実際には追加合格となっても、保護者の経済的負担を考え、繰り上げ校への手続きを言い出すことができない受験生もおり、もやもやしたまま入学式を迎えるというケースも少なくありません。従って今回の方針変更はありがたい事ではありますが、ここ6年間、受験生やそのご家庭に無用な経済的・心理的負担をかけた責任は感じていただきたいと思います。