【国家試験の合格率を】近畿圏 薬学部 公募制推薦 出願数 合格者数 推移【受験生は気にするのか?】

2023年12月11日 月曜日

全体的に志願動向が昨年比マイナスではないかといわれている薬学部ですが、公募制推薦の結果の多くが判明しましたのでまとめてみました。

過去からの数値が確認できる範囲に限られますが、薬学部を設置している近畿圏の大学についてまとめてみました。

すると、現時点で合格者数が判明している8大学の合計では出願者数が309名減少、合格者数は347名マイナスとなっていますので、難易度はほぼ変化していないことになります。但し大学ごとには差があります。

そこで、過去3か年の薬剤師国家試験合格率の3か年(第106回、107回、108回)の平均値の高い順に並べてみました。トップの京都薬科だけはまだ公募推薦の合格者数が発表されていません(京都薬科大学様への業務連絡です。よろしければ教えてください)が、第2位の近畿大学から4位の神戸薬科までは合格者数を増やしています。受験者の学力層が上がったのでしょうか。と、このように薬剤師国家試験の合格率の高い大学には学力的に自信のある受験生が集まった可能性も高いと思います。

そんな中で3位の大阪医科薬科大学は出願40増に対して、合格者は15増に留めましたので、こちらはハードルを上げたと考えられます。

一方、以前このエントリーでも紹介した武庫川女子ですが、薬学部に関してはかなり合格者を絞り込んだ厳しい入試となったようです。

兵庫医科大学の薬学部は2022年に兵庫医療大学を吸収する形で開設されたばかりですので、この国家資格の合格率は以前の兵庫医療大学のものになるわけですが、兵庫医科大学に対する期待感からでしょうか、次第に競争率は上昇しています。

一般選抜で薬学部を目指している受験生の皆さんへ。公募で合格者を絞り込んだ大学が狙い目となるかもしれません。参考にしてみてください。