大学合格別進学先割合の推移【関西】

2023年4月19日

関西大学に関しても同様に分析を行ってみました。すると、不思議なことに他大学と異なった結果となりました。

まず、国公立への流出ですが、今年がここ5年間で最高となっています。関西学院や立命館と比較すると、関西大学の入試はマーク式が中心とはいえ、大学入学センター試験から傾向がかけ離れており、国公立受験者の併願としては使いにくいイメージがありましたが、大学入学共通テストとなった3年前から問題文の文字数が増え、英語でも長文問題の比重が上がったことが、関西大学の入試問題に近づいてきたということでしょうか、国公立の併願者が増えているのかもしれません。一方、関大合格者は、関関同立+国公立以外の大学には入学しない、という傾向は変わりません。むしろ国公立や同志社への入学者が増えたということは、関西大学の受験者の学力層が上昇している可能性も考えられるのではないでしょうか。