【速報】園田学園中学校 高等学校 2026年度より共学化【次年度はまだ女子校】

2024年4月24日 水曜日

86年前に創立の高等女学校をルーツに持つ女子校、園田学園に関するニュースです。

以前このエントリーでも紹介しましたが、新しく明るい校舎、タブレットを利用した最先端の教育活動、多彩な文化部、戦績も立派な運動部など、多方面で魅力的な学校なのですが、この度共学化が発表されました。

2026年度の中学募集(現小学5年生)、高校募集(現中学2年生)から順次共学化となるようです。現在在籍している生徒は女子だけのまま卒業となります。

兵庫県は男子校、女子校といった別学の学校が多い地域ですが、ここに来て共学化が加速しています。今後の情報にも注意です。

神戸山手女子中学校高等学校 共学化 校名変更

2024年4月23日 火曜日

ちょうど100年前の1924年に設立された「山手学習院」(その2年後に旧制高等女学校に転換)をルーツに女子教育を続けてきた神戸山手女子中学校高等学校に関するニュースです。高校では1学年100名程度の規模ですが、選抜高等学校野球大会(春の甲子園)の開会式で例年大会歌の合唱を担当するなど存在感のある学校です。2020年より関西国際大学の傘下に入り、コース、学科の改編等改革が行われてきましたが、この度2025年度からの共学化と校名変更が発表されました。

共学化に伴い、学校名から「女子」の文字は無くなると思っていましたが、新校名は「神戸山手グローバル中学校高等学校」となるようです。「グローバル」ということばを入れることで、既に行われている英語教育や国際理解活動にも力を入れていることがアピールできますね。

詳細については今後の学校説明会などでご確認ください。

【5月25日(土)は】雲雀丘学園中高 オープンスクール(?)【雲雀丘花屋敷が熱い】

2024年4月22日 月曜日

このブログは学校選びを支援する目的で作られていますが、学校選びといえば切り離すことができないのが通学手段、通学手段といえば鉄道、ということで鉄道ネタとなりますが、鉄道ファンでない方もお付き合いください。もとい、鉄道ファンになってください。

5月といえば、年2回開催される阪急電鉄の「レールウェイフェスティバル」の1回目が正雀工場(摂津市)で開催され、運転シミュレーターの体験や表字幕でビンゴ、車両シート生地を使った座布団が当たる抽選会など鉄分濃度がそれほど高くない人でも楽しめるイベントが行われていたのですが、今年から秋だけの年1回開催になってしまいました。しかし、その代わり(?)平井車庫(阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅が最寄り)で能勢電鉄との共同のイベントが5月25日に開催されます。

懐かしの車両を大阪梅田~十三間のイメージで3編成並べて留置するなど撮り鉄にとってはたまらない内容となっています。

ところでこの車庫の引き込み線に隣接する雲雀丘学園中学校高等学校では、同じ日に入試関連のイベントが開催されるとの情報が入ってきました。但しイベント内容も含めて現在準備中だそうで、HPなどでの告知は5月に入ってから、との事です。5月に入ったら学校HPをチェックしてみましょう。

【やはり大阪は】私立高校 専願率推移【増えてます】

2024年4月19日 金曜日

入学者が確定したこの時期、学校の教職員の方とお話させていただく機会が多いのですが、そこで話題になるのは大阪の高校授業料無償化の入試動向への影響です。もうすでに各方面から報じられているように、私立も公立も基本的に授業料が無償(正確には今年の入学者は来年から)となりますが、それに伴いコース制などの教育内容や設備が充実している私立高校を選ぶ受験者層が増え、大阪の私立92校合計で専願者が1524名増、専願率が31.6%(昨年28.6%)と過去最高水準となりました。一方でなぜか定員を合計で500名以上増やした大阪の公立高校では定員割れが続出し、私立高校側からすると併願の「戻り」が激減しました。

そこで、当グループ生の専願率はどのように推移したのかをまとめてみると、コロナ禍による2020年3月の一斉休校時で、いち早く何らかの方法で教育活動を再開した私学が評価され、2021年度入試では35.0%を記録しましたが、今年は再びその水準に近くなっています。

因みに周辺府県の数字も計算してみましたが、京都や兵庫はむしろ私立高校専願率が下がっています。

9月15日(日)には「マイドームおおさか」を借り切って「開成進学フェア」を開催する予定です。例年数多くの私立中学校、高等学校が参加してくださっています。公立高校、中高一貫校の校長先生もお招きして講演をしていただく予定です。小中学生の皆さんは是非参加して、自分に合う学校を見つけてください。

【速報】ヴェリタス城星学園高等学校 共学化【衝撃】

2024年4月17日 水曜日

このエントリーでも何度か紹介させていただいた、大阪城の南にあるヴェリタス城星学園高等学校から衝撃のニュースが飛び込んできました。ヴェリタス城星学園高等学校は中学創立時から数えると65年の歴史を持つミッション系の女子校で、かわいい制服も人気なのですが、15日の学校ホームページにいきなり「2025年春、男女共学化。」の特設サイトができているではありませんか。

これは衝撃です。しかも制服も変更、コース制も変更されるとのことです。つまり新しい学校が生まれるといっても過言ではないでしょう。これは楽しみです。もちろん現在も行われていて評価の高い「学びの森」という探究活動など良い点はそのまま活かされるようです。

というわけで、変更点の詳細は今後の学校説明会や個別相談でご確認ください。

私立高校入試の現状(その2)

2024年3月27日 水曜日

次に合格者に対する入学者の割合を地域別に調べてみました。

こちらも地域による差があります。高校生の6割近くが私学に在籍している東京都は高めの割合となっていますが、ここ2年少し下がってきています。高等学校授業料無償化策が段階的に導入される大阪府では、今年の入学生は公立でも私立でも2年次から授業料が無料、従って授業料が安いというアドバンテージが無くなった公立高校の志願者数が2000名以上減少しましたが、当グループ生は元から私学志向が高く、その影響はそれほど大きく出なかったようです。大阪府の無償化が高1からとなる、現中1生が受験する2026年度入試には、大阪の入学率が東京よりも高くなるかもしれません。

滋賀県が低くなっているのは、京都府に近い地域の受験生を中心に、滋賀県立高校のみならず京都府の私学にも進学するためです。

このように高校入試は地域によって状況に差がある、というお話でした。

私立高校入試の現状(その1)

2024年3月26日 火曜日

今年の高校入試も終わり、受験生の進学先もほぼ決まってくる時期となりました。そこで、当グループ生の状況を元に分析してみたいと思います。

当グループが展開している地域である程度の受験生数がまとまっている大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、東京都の私立高校について分析してみました。ここの都府県別は受験生の居住地ではなく私立高校の所在地によって区別しています。

まずは合格率。例えば滋賀県に住んでいる受験生が京都府の私学に出願すれば京都府の私立高校出願者となりますが、出願をしたけれども受験しなかった場合も分母に残りますので、京都府は低めになっています。東京都が低めになっているのは、入試日程を複数回用意している高校が多く、チャレンジで受験する受験生もいるためです。(続く)

近畿圏 私立中学校・高等学校 2025年度入試日程

2024年3月25日 月曜日

ようやく2024年度入試が終わってほっとしているところですが、次年度の入試日程も決まっています。近畿圏はほぼ今年と同じです。新中3、新小6の皆さん、いよいよスタートですよ。2026年度からは滋賀県の県立高校入試制度が変わり、大阪の公立高校日程が変わる可能性もあります。今の中1(新中2)の学年は注意をしておきましょう。

【祝】スーパーサイエンスハイスクール(SSH)令和6年度内定校【首都圏&近畿圏】

2024年3月18日 月曜日

3月13日(水)文部科学省は令和6年度のSSH指定校の内定を発表しました。これに指定されると、初年度は1200万円、2~3年目は1000万円、それ以降も750万円までの補助が頂けるというありがたい制度で、例えば高槻中高はこの補助を利用してクラス人数分のデジタル顕微鏡や図鑑などの高価な図書を購入しています。

今回公表されたのは基礎枠の47校、文理融合基礎枠14校、科学技術人材育成重点枠4校の全国合計65校です。その中から当グループの教室がある、首都圏と近畿圏+徳島県の学校をリストアップしておきます。

将来理系に進むかもしれないと考えている小中学生はチェックしておきましょう。

【速報】大阪府公立高校 2024年度一般入学者選抜志願状況【最終集計発表】(旧3・4学区)

2024年3月8日 金曜日

【旧3学区】

旧3学区の状況です。今年度から3校が募集停止となりましたので、地域としての定員は139名の減少ですが、その3校を除くと実は定員は341名増となっています。それに対して417名の志願者減で、結果的に平均倍率が1.07倍と例年よりも落ち着いた状況になっています。

未充足校に関しては例年の4~5校から倍増?と予測しましたが、最終集計では12校が未充足となっています。

【旧4学区】

募集定員が昨年よりも278名増加しているこの地域ですが、出願数は昨年よりも361名減少し、平均倍率は1.03とこちらでも例年に無い低い水準となりました。未充足校が10校を超えるか?と予測しましたが、結果はちょうど10校。出願最終日の出願者が243名もおり、調整がなされた形です。今までは志願倍率が高く、狭き門だった鳳と登美丘がまさかの未充足となりました。

このように今年は全体の平均倍率は下がっていますが、文理学科設置校など上位進学校はやはり高い倍率となっています。受験生の皆さんは力を出し切れるよう体調管理に気をつけつつ、最後までがんばっていただきたいと思います。