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開成教育グループ


【石川県ですが】国際高専International College of Technology 入試関連イベントSchool introduction event【寮が用意されています】

2024年5月2日

2018年に開校した国際高専から入試関連イベントが送られてきました。

国際高専ってなに?という方は、2017年に紹介したこちらの記事をご覧ください。

【新規開校】国際高専【しかも全寮制】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

1・2年生の間は全寮制ですので、受験者が石川県在住の必要はありません。日本在住の必要すらありません。教員も半数以上が英語圏のネイティブですから、むしろ英語圏からの入学生の方はストレスがかからないかもしれません。

学費は年間182万円ほど、それに寮費が54万円、食費が63万円ほど。つまりトータルで300万円ほどになりますが、大学と提携している理工系のアメリカの高校に行くことを思えばお安いといえるでしょう。

というわけで、入試イベントのチラシはこちら

そして裏面がこちら

I would like junior high school students living in English-speaking countries to see this as well.

【かなり明らかになってきました】追手門学院大学 理工学部 カリキュラム【まだイメージです】

2024年5月1日

2025年度の開設に向けて準備が進んでいる追手門学院大学の理工学部に関する情報です。

理工学部といえば関西では、立命館大、近畿大、関西学院大、同志社大、甲南大、摂南大、大和大(古い順)に設置されていますが、来年はここに追手門学院大学が加わります。

理工学部は、簡単にいえば「調べる」理学と「作る」工学が合体したもので、機械工学、金属工学、土木工学から化学、物理学、天文学、数学・・・すべてが守備範囲となる言葉なのですが、今回設置予定の追手門学院大学の理工学部はどの分野に軸足を置いているのかな?と思っていたら、カリキュラムイメージが発表されてました。

なるほど、今人気のデータ分析を行う「数理・データサイエンス学科」、ロボットに応用されている制御工学などを学ぶ「機械工学科」、それらを動かす回路設計や電力インフラといった電力工学などを扱う「電気電子工学科」、情報処理とプログラミングから情報セキュリティーも含む「情報工学科」と最先端の専門分野が用意されています。

また、この専門分野を学ぶ前に「基盤共通科目」が用意されており、微分積分やプログラミングなどを基礎から学ぶことができるようになっています。これらの学科名や内容については今後変更の可能性がありますが、かなり意欲的なカリキュラムです。今後の続報が楽しみですね。7月、8月のオープンキャンパスで詳しく聞いてみましょう。

【今年も開催】同志社 合同学校説明会【七夕は同志社で】

2024年4月30日

突然ですが・・・

2011年7月31日

2012年8月5日

2013年6月23日

2014年8月3日

2016年7月31日

2017年8月6日

2022年7月3日

2023年7月9日

と、日付を並べてみましたが、これは過去の同志社合同学校説明会の開催日です。2015年、2018年、2019年も開催されたはずですが、こちらの記録に残っていません。2020年、21年はコロナ禍で開催は無かったと思います。しかしこうやって並べてみると、開催日に結構幅があるようですね。それはともかく、今年も小学校から大学まで、同志社に存在する学校すべてが集まる合同学校説明会が7月7日に開催されることになりました。同志社の目指すもの、教育理念、教育方針がわかると同時に、併設校それぞれの特徴がしっかりと理解できる機会です。受験生はもちろん、それ以下の学年でも参加してみてはいかがでしょうか。

【大阪府】大阪公立高校の倍率低下の原因と影響【私立はホクホク??】(後編)

2024年4月26日

(昨日からの続き)

公立高校の入学者数は公表されていませんが、募集定員以上の受験生がいた学校は募集定員が入学し、定員割れした高校は出願者が全員入学したとして、全日制普通科+専門学科の110校で試算してみました。すると、入学者合計は2022年度28,622名、2023年度は28,776名、そして2024年度は29,132名と今年は356名も増加しているではありませんか。実はこの110校合計で昨年度よりも定員が550名増えているので、定員割れの学校が増えた=公立の入学者が減った、とはならないのです。

また、これは第3回進路希望調査の数字ですが、通信制の高校を希望している人数も昨年度の4,280名から今年度4,655名と375名増加しています。そこで私学への入学が減る要因である「公立中学校卒業者の減少295名」+「公立高入学者増加356名」+「通信制の増加375名」を計算すると1,026名となり、これで私立高校の約1,200名入学者減少の説明が付きそうです。

そこで、最初の話に戻りますが、公立高校の定員割れが増えた原因は、そもそも公立が定員を増やしたから、それに私立専願が1,500名ほど増えたから、となります。その影響ですが、私立高校では、公立高校の入学者増に加え、併願戻り率の低下と通信制の台頭(大阪では中学校卒業者の約7%が通信制を希望。因みに兵庫県では3.83%)で入学者が減少した、ということになります。 理由がわかってすっきりしましたが、私立高校の立場で考えると、なんだか「もやもや」するのでした。

【大阪府】大阪公立高校の倍率低下の原因と影響【私立はホクホク??】(前編)

2024年4月25日

大阪府では定員割れの公立高校が、2023年度全日制134校中39校→2024年度は131校中66校、と激増しました。原因として大阪府で高等学校の就学支援金の充実(高校の授業料無償化)が段階的に導入されることによって、公立高校から私立高校へ受験生が流れ、そのため私立高校が潤っているといわれていますが、本当でしょうか。

大阪には全日制の私立高校が94校ありますが、出願者数の合計は専願に限ると2023年の18,470名に対して2024年には19,994名と1,524名増えています。しかし、併願は2023年度の45,998名に対し、2024年度は43,192名と2,806名も減少しています。

私立高校の入学者数合計は、まだ集計の途中で概数となりますが、1,200名ほど減少しているようです。専願者は増えたものの併願受験生の減少に加えて公立の平均倍率も低下したため公立不合格からの戻りが減少したことが原因と考えられます。

大阪府下の公立中学校卒業者数は2023年度の66,808名から2024年度の66,513名と295名減少していますので、従来の比率で考えると公立と私立の入学者がそれぞれ約180名、120名の減少となりそうなものですが、その10倍にもなる約1,200名減少の原因は何でしょうか。(明日に続く)

【速報】園田学園中学校 高等学校 2026年度より共学化【次年度はまだ女子校】

2024年4月24日

86年前に創立の高等女学校をルーツに持つ女子校、園田学園に関するニュースです。

以前このエントリーでも紹介しましたが、新しく明るい校舎、タブレットを利用した最先端の教育活動、多彩な文化部、戦績も立派な運動部など、多方面で魅力的な学校なのですが、この度共学化が発表されました。

2026年度の中学募集(現小学5年生)、高校募集(現中学2年生)から順次共学化となるようです。現在在籍している生徒は女子だけのまま卒業となります。

兵庫県は男子校、女子校といった別学の学校が多い地域ですが、ここに来て共学化が加速しています。今後の情報にも注意です。

神戸山手女子中学校高等学校 共学化 校名変更

2024年4月23日

ちょうど100年前の1924年に設立された「山手学習院」(その2年後に旧制高等女学校に転換)をルーツに女子教育を続けてきた神戸山手女子中学校高等学校に関するニュースです。高校では1学年100名程度の規模ですが、選抜高等学校野球大会(春の甲子園)の開会式で例年大会歌の合唱を担当するなど存在感のある学校です。2020年より関西国際大学の傘下に入り、コース、学科の改編等改革が行われてきましたが、この度2025年度からの共学化と校名変更が発表されました。

共学化に伴い、学校名から「女子」の文字は無くなると思っていましたが、新校名は「神戸山手グローバル中学校高等学校」となるようです。「グローバル」ということばを入れることで、既に行われている英語教育や国際理解活動にも力を入れていることがアピールできますね。

詳細については今後の学校説明会などでご確認ください。

【5月25日(土)は】雲雀丘学園中高 オープンスクール(?)【雲雀丘花屋敷が熱い】

2024年4月22日

このブログは学校選びを支援する目的で作られていますが、学校選びといえば切り離すことができないのが通学手段、通学手段といえば鉄道、ということで鉄道ネタとなりますが、鉄道ファンでない方もお付き合いください。もとい、鉄道ファンになってください。

5月といえば、年2回開催される阪急電鉄の「レールウェイフェスティバル」の1回目が正雀工場(摂津市)で開催され、運転シミュレーターの体験や表字幕でビンゴ、車両シート生地を使った座布団が当たる抽選会など鉄分濃度がそれほど高くない人でも楽しめるイベントが行われていたのですが、今年から秋だけの年1回開催になってしまいました。しかし、その代わり(?)平井車庫(阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅が最寄り)で能勢電鉄との共同のイベントが5月25日に開催されます。

懐かしの車両を大阪梅田~十三間のイメージで3編成並べて留置するなど撮り鉄にとってはたまらない内容となっています。

ところでこの車庫の引き込み線に隣接する雲雀丘学園中学校高等学校では、同じ日に入試関連のイベントが開催されるとの情報が入ってきました。但しイベント内容も含めて現在準備中だそうで、HPなどでの告知は5月に入ってから、との事です。5月に入ったら学校HPをチェックしてみましょう。

【やはり大阪は】私立高校 専願率推移【増えてます】

2024年4月19日

入学者が確定したこの時期、学校の教職員の方とお話させていただく機会が多いのですが、そこで話題になるのは大阪の高校授業料無償化の入試動向への影響です。もうすでに各方面から報じられているように、私立も公立も基本的に授業料が無償(正確には今年の入学者は来年から)となりますが、それに伴いコース制などの教育内容や設備が充実している私立高校を選ぶ受験者層が増え、大阪の私立92校合計で専願者が1524名増、専願率が31.6%(昨年28.6%)と過去最高水準となりました。一方でなぜか定員を合計で500名以上増やした大阪の公立高校では定員割れが続出し、私立高校側からすると併願の「戻り」が激減しました。

そこで、当グループ生の専願率はどのように推移したのかをまとめてみると、コロナ禍による2020年3月の一斉休校時で、いち早く何らかの方法で教育活動を再開した私学が評価され、2021年度入試では35.0%を記録しましたが、今年は再びその水準に近くなっています。

因みに周辺府県の数字も計算してみましたが、京都や兵庫はむしろ私立高校専願率が下がっています。

9月15日(日)には「マイドームおおさか」を借り切って「開成進学フェア」を開催する予定です。例年数多くの私立中学校、高等学校が参加してくださっています。公立高校、中高一貫校の校長先生もお招きして講演をしていただく予定です。小中学生の皆さんは是非参加して、自分に合う学校を見つけてください。

【速報】高岡法科大学 2025年より募集停止【蔵書も心配】

2024年4月18日

富山県には私立大学は富山国際大学、高岡法科大学の2大学があるのですが、そのうちの一つ、高岡法科大学の大学HPに4月15日付で2025年度以降募集停止の告知がなされました。Yahooニュースに転載されている北國新聞の記事によると、100名募集に対して、今年度の入学者数は37名、とのこと。確かにこれでは学部改編が認められる基準を下回る可能性が高く、次年度の生徒募集活動が始まるぎりぎりのこのタイミングで苦渋の決断となったようです。法学のみの単科大学ですので、規模は小さいのですが、この地域で法学が学べる貴重な場だったために残念です。

ところで、法律関係を中心に10万冊の蔵書を誇るこの大学の図書館は、労働法の大家、沼田稲次郎博士の著作を集めている事でも有名です。4年後の大学閉鎖後、それらが散逸する事が心配です。(ここからは立命館大学教職員の皆さんへ業務連絡)そういえば立命館大学の図書館は建て替えたばかりで、書架に余裕ありますよねぇ。沼田先生が博士号を取ったのも確か立命館大学、そのご縁でお声をかけてみてはいかがでしょうか。