近畿大 入試合格対策講座&説明会・相談会

2011年9月30日 金曜日

近畿大が公募推薦入試を間近にした10月以降、各地で「入試合格対策講座&説明会・相談会」というものを実施されます。詳しくは以下の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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近畿大 入試合格対策講座&説明会・相談会

近畿大 入試合格対策講座

日時・場所:
10月1日(土)  14:00~17:00  岡山会場(岡山コンベンションセンター4F)
10月2日(日)  14:00~17:00  徳島会場(とくぎんトモニプラザ4F)
10月8日(土)  14:00~17:00  和歌山会場(和歌山英数学館6F)
10月9日(日)  14:00~17:00  奈良会場(秋篠音楽堂 ならファミリー6F)
10月9日(日)  14:00~17:00  高松会場(アルファあなぶきホール4F)
10月10日(祝)  ①9:30~12:30 ②14:00~17:00  大阪南会場(難波御堂筋ホール7F)
10月10日(祝)  14:00~17:00  神戸会場(生田神社会館4F)
10月16日(日)  14:00~17:00  津会場(アストプラザ アスト津4F)
10月22日(土)  14:00~17:00  京都会場(イオンモールKYOTO Kaede館6F)
10月22日(土)  14:00~17:00  名張会場(近畿大学工業高等専門学校 1号館1F)
10月30日(日)  14:00~17:00  名古屋会場(ウインクあいち12F)
11月3日(祝)  ①9:30~12:30 ②14:00~17:00 大阪北会場(梅田センタービルB1F)
11月13日(日)  14:00~18:00  東京会場(主婦会館プラザエフ7F)

※大阪北と大阪南は午前・午後の2部制、午前・午後は同一内容
※東京は「医学部・農学部入試対策講座」の開講

万全を期していますが、詳細は必ず大学HPでご確認下さい

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当ブログでは近畿大の話題を頻繁にお届けしています。特に最近のエントリーではこちら「近畿大 着実に増える志願者数と女子比率」がございますので、近畿大のことを詳しくお知りになりたい方はこちらも合わせてご確認下さい。

最近では女子の受験者・入学者が増えているようです。女子の受験生の皆さんも積極的に近畿大に挑戦する傾向にありますから、今回のこれらの説明会でも女子受験生が多く見受けられるかもしれません。

ぜひお近くの会場で実施される回に参加して、公募推薦入試に向けて貴重な情報を掴んでくるようにしましょう。

京都産業大 公募推薦対策講座

2011年9月29日 木曜日

京都産業大では、公募推薦入試を目前に控えたこの時期に、各地で受験生向けの説明会を実施されます。詳しくは次の通りです。

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京都産業大 公募推薦対策講座

京都産業大 公募推薦対策講座

日程・場所:
10/1(土) アルファあなぶきホール(香川県県民ホール)
10/2(日) 三宮研修センター
10/2(日) 奈良商工会議所
10/9(日) ホテルボストンプラザ草津
10/9(日) 和歌山東急イン
10/10(月・祝) 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
★10/15(土) 京都産業大学(6号館)
★10/16(日) 梅田スカイビル(アウラホール)

時間:いずれも13~16時半
内容:
①公募推薦ガイダンス
京都産業大学の公募推薦入試について、制度のポイントや日程、また判定の方法などについて説明します。
②対策講座
英語・国語・数学(理系)※の出題傾向や重要ポイント、勉強方法などを有名予備校の講師が解説します。
③個別相談
英語や国語、数学(理系)※などの科目に関する相談、入試や学部での学び、学生生活などの相談に個別に対応します。

※数学(理系)対策講座、個別相談(数学)は京都・大阪会場のみの実施

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どの会場も実施時間は同じですが、数学(理系)対策講座と数学の個別相談については京都と大阪の会場でのみ開催されます。理系学部志望者は、上記の開催日程に★印がついている京都産業大あるいは梅田スカイビルで実施される回へ必ず出向いて話を聞くようにしましょう。

京都産業大のHPには次のような説明があります。

「公募推薦入試のポイントや判定方法などを説明する公募推薦ガイダンス、出題傾向や合格に向けての重要ポイントなどを有名予備校講師が解説する対策講座を行います。その他、入試科目や学部での学び、学生生活などに対応する個別相談など、京都産業大学の公募推薦入試の全てがわかります!」

事前申込不要・入退場自由のイベントですから、気軽に参加出来ます。

浪速中高 急ピッチで進む教育改革

2011年9月28日 水曜日

浪速中高の塾対象説明会に行ってきました。

浪速中高

浪速中高は、ここ数年の間に様々な動きをされています。以下にまとめてみます。

2007年 中学共学化
2009年 宿泊学習施設である「多聞尚学館」が完成
同年 関西大との連携を取りつけて2010年度より「関大コース」を設置
2010年 総面積約12,000㎡もの面積を誇る多目的総合球技場である「浪速ふくろうスタジアム」を堺市南区豊田に設置
2011年 校舎敷地内に「浪速武道館」を建設
2014年 8F建ての新校舎が完成予定

と、ここまでかなりの急ピッチで教育改革が進められていますが、2014年の完成を目標として新校舎をお作りになるようですから、この勢いはまだまだ止まりそうにありません。

一貫しているのは、とにかく施設などハード面に力を入れる改革路線であること、です。

また、いまでこそ中高ともに共学となっている浪速中高ですが、かつては男子校の代表のような学校でした。その時のイメージと共学化した今のイメージとでは全然違うものになってきていた昨今ですが、武道館が出来たりスタジアムが出来たりということで、「かつての浪速」の良い面があらためて前面に押し出されてきているような、そんな気がします。

同時に、現在の中学生・高校生たち、あるいは教育事情に合わせた形でしっかりと改革を進められています。例えば、新設された武道館には弓道場がございます。今年の7月・8月に実施された高校の2回のクラブ体験会において、女子の1番人気は2回とも弓道だったそうです。女子に人気があるから弓道場を造った、というわけではないでしょうけども、「浪速らしさ」を踏襲しつつも今の中学生・高校生が欲しているものをきっちりと取り入れる、という点は素晴らしいと思います。

さて、教育内容について簡単にご紹介します。

中学では2010年度より関大コースが設置されており、今年で2年目を迎えているわけですが、中学においては関大コースも特進コースも共通履修としており、共に高1進級時には「普通科Ⅰ類」のカリキュラムを準用することになっているそうです。

高校の理数科と普通科Ⅰ類は週36時間及び実力アップ講座という補習が週2時間課されている、という点で共通しているものの、文理分けの時期が若干異なっており、理数科は3年次、普通科Ⅰ類は2年次からの分割となっているようです。

普通科Ⅱ類・Ⅲ類は週34時間で、実力アップ講座は希望者のみの受講となっています。

大学合格実績ですが、今春598名が卒業した中で、国公立大合格者数は30となっています。昨年が16名・一昨年が20名だったので、かなりの飛躍です。また、2009年より関西大とのパイロット校協定を結ばれています。一般なども含めて今年は合計44名が関西大へ進学しており、関関同立の中では関西大が最も合格者数が多くなっています。

しかし、合格大学の中で最も合格者数が多いのは近畿大の224名で、2位の桃山学院大96名の倍以上となっています。やはり大阪南部の大学受験生たちの間では近畿大は圧倒的な人気となっていることがわかります。

2012年度入試に向けてですが、高校では大きな変更点はないものの、中学では募集人数の変更が発表になっています。関大約35名⇒約40名、特進約105名⇒約80名という変更になっています。特進で大きく人数を減らしている点が特徴です。また、これまでは35名1クラスを基本として募集人数を計算していたのが、次年度からは40名1クラスを基本として各コースの募集人数を決められているようです。

今大阪府内の私立中高の中で最も元気がある1校の浪速中高の様子でした。

近畿地区主要私立大 公募推薦の定員割合

2011年9月27日 火曜日

間もなく、私立大の公募推薦入試が開始となります。大学受験生の皆さんはしっかりと準備を進めておられることと思います。

「公募推薦?自分は受けないよ」

という大学受験生もたくさんおられるでしょうけども、国公立大を第一志望としている方であればまだしも、私立大への進学を考えている受験生の皆さんは公募推薦でどこかは必ず受験をして欲しいと思います。

といいますのは、近畿地区に多くの私立大がありますが、大々的に公募推薦を実施している大学がほとんどで、関関同立や甲南大のように商業科や工業科出身の高校生のみを対象として細々と実施していたり、全く公募推薦入試を実施していない大学はあまり無いからです。

また、大学によって差があるものの、公募推薦に多くの募集定員を割いている大学も一部ではあり、場合によっては一般入試の方が募集定員が少ない、という所もあります。

次の表は、近畿地区私立大の2012年度の定員と今年行われる公募推薦の定員を調べ、各大学で公募推薦に割かれている募集定員の割合を計算したものの一部です。産近甲龍(甲南大は大々的な公募推薦を実施していないので割愛しています)はもちろんですが、公募推薦での募集定員比率が高い所を3校、逆に募集定員比率が低い所を3校、それぞれご紹介しています。

近畿地区主要私立大 公募推薦定員割合

上記の表には収録出来ませんでしたが、今年の公募推薦入試において募集定員の比率についての全体的な状況は次のようになっています。

公募推薦の募集定員の割合が・・・

50%以上の大学・・・7校
40~49%の大学・・・18校
30~39%の大学・・・28校
20~29%の大学・・・32校
10~19%の大学・・・8校
9%以下の大学・・・1校

※公募推薦の募集定員が発表になっていない大学は集計から省いています

全募集定員の半分以上を公募推薦で取ってしまっている大学がなんと7校もあり、それに次いで高い割合である40%台の大学が18校もあります。いかに各私立大が公募推薦入試で多く入学者を確保しようとしているかが良く分かる資料です。

私立大に進学する気持ちがある受験生の方にとっては一番最初の大きな受験機会、となります。この大きなチャンスをみすみす見逃してはいけません。

公募推薦入試が始まるまでの学習は、お近くの個別指導学院フリーステップにお任せ!フリーステップでは公募推薦に向けた勉強のバックアップはもちろんですが、受験大学を選ぶ時のサポートも万全です。これから本格的にエンジンをかけようと思っている大学受験生の皆さんは、ぜひ一度個別指導学院フリーステップに行ってみて下さい。

フリーステップのHPはこちら

西大和学園中高 26年目を迎え「次のステージ」を模索

2011年9月26日 月曜日

西大和学園中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

西大和学園中高

西大和学園については過日のこちらのエントリー「西大和学園 JR島本駅前に大きな一手」で移転?新校設置?の計画があることをお知らせしています。以来、あちこちのブログや掲示板で当ブログの記事が紹介されているようで、爆発的なアクセス数上昇となっています。西大和学園に対する注目度が高い、ということが証明されたわけなのですが、今回の説明会ではその件について西大和学園の公式見解が聴けるチャンス、ということになります。

冒頭、早速その件も含めて26年目を迎えられた西大和学園の次なる一手、についてお聞かせいただけました。

西大和学園として今後目指すところは「大学・大学院を有する総合学園を作る」ことだそうです。現在、大学・第二の西大和学園の中高・小学校を設置すべく、調査・研究を進めておられるそうです。

この「第二の西大和学園」というものですが、現在では男子・女子・共学のいずれなのかは未定だそうです。それも含めて、大学・第二の西大和学園の中高・小学校のうちどれから設置をして、いつ開校するのか、というような具体的なことはまだ一切決まっていないようです。

また、過日のエントリーでは「将来的には中高も移設」と記載しました。当該記事を書いた時の情報ソースにはその旨がはっきりと記載されていたのですが、「奈良の学校が大阪と京都の境目に移転することはありえるのだろうか?」という疑問もありましたので、あえて「あるいは奈良の現校地を残したまま島本駅前に新校を作る」という、勝手な予想となる表記も致しました。

その現中高の移転についてはどうなのか?について改めて今回の説明会で「現校地にある中高については変わりは無く今後もずっと進めていく」との発言がありました。

今回のこの一連の説明の中で「島本」という地名は一切出てきませんでしたが、今回ご説明いただいたこれらのことから、過日に「西大和学園 JR島本駅前に大きな一手」でご紹介したJR島本駅前の計画では、おそらく大学・第二の西大和学園・小学校これら3つのすべてを建設するのではないか?と勝手に予想しています。

説明会で「既成概念に囚われず、他の学校では出来ないような「西大和学園だから出来る教育」をやっていきたい」ということを大きな声で言われていたのが印象に残っています。今後の展開については、そのお考えがそっくりそのまま行動となって具現化されている、そんな気がします。

同時に、西大和学園では、大阪府の公立高改革によって大阪府の公立高のレベルが上がっていることもそうですが、京都府などその近辺の府県の高校のレベルも高くなっているという事実を引き合いにし、中学入試の意義にまでも疑問を投げかける人が出て来ていることを挙げて「私学の危機」と捉えてられています。

JR島本駅前の件も含めてですが、そういった私学が直面している危機を察知し、いち早く手を打つべく西大和学園はかなり大きな規模で学校・教育の広がりや発展を考えている、そんな気がします。

そんな西大和学園の教育方針ですが、「生徒一人一人が生き生きと輝ける魅力的な学校を創造する」という言葉の下、以下6つに注力されておられます。

①自主自立を促し、主体的かつ意欲的に取り組める生徒を育てたい
②高い志をもち、社会に貢献できる生徒を育てたい
③笑顔であいさつの出来る生徒を育てたい
④思いやりと感謝の気持ちをもった生徒を育てたい
⑤国際社会で活躍できる生徒を育てたい
⑥確かな学力と幅広い教養を身につけた生徒を育てたい

今後の展開としては、細かい点ではありますが、現在は60分授業となっているところを50分授業とし、生徒会など子どもたちが自主的に活動を行う時間を確保したい、と考えられているようです。また、「英語と音楽」というような教科横断型の授業を導入していく予定もあるようです。

最後に、2012年度入試についてです。

特に中学入試においては、3科日程を廃止して3科4科選択日程のみとした上で、同日程を午後入試化している点が大きな変更点となっています。詳しくはこちらのエントリー「西大和学園中 入試回数減少+午後入試に!」でご紹介していますので、合わせてご確認下さい。

新情報としては、「集合時間を設定せず、試験開始10分前に試験会場に入室すればよい」という形になることが挙げられます。詳しくは学校発行の入試要項などでご確認下さい。

2回あった入試が1回になることで、入試難易度や入試問題の出題傾向がどうなるのか、についての心配が多くあると思います。

前者については実際に入試が終わるまではわからない、というのが正直なところです。なお、入試問題はこれまでの形式に準じたものとし、問題構成は基礎的な事柄から発展的な事項へと掘り下げていくように工夫しつつ、出題難易度は平均点を満点の65%前後になるようにする、ということが発表になりました。

高校入試については変更点はありません。

西大和学園の「次のステージ」を探している様子がはっきりと示された、実に西大和学園らしい説明会でした。

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百合学院中高 高校を進学に特化した2コース制へ

2011年9月22日 木曜日

兵庫県の女子校である百合学院中高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

百合学院中高

タイトルにもありますとおり、現在のスカラー・自己探求(IE)・創造表現(CE)の3コース体制から、選抜特進・特進の2コース制とすることで、より進学面を強化したものへと変更されることになっています。

それぞれのコースが目標とする進学先は次の通りです。

選抜特進:京阪神、国公立大
特進:関関同立・産近甲龍

この改革に至った背景として、最近保護者・生徒から国公立大進学の希望が多く出ていたり、理系では薬学・看護の希望者が多いなど、進学に対する意識が変わってきている点を挙げておられました。

上記のような進路を実現させるため、学力上位層向けのハイレベル講習を来年より実施予定とされています。また、同様に学力上位生向けのプログラムとして代ゼミサテラインもすでに導入されているようですが、こちらは選抜特進は必修、特進は希望者が対象という形でコースごとに濃淡をつけられています。

特進コースにおいては、これまで自己探求(IE)や創造表現(CE)で実施してきた活動の中で次のようなものを引き続き実施されることになっています。

企業探究プログラム、表現活動プログラム、インターンシップ

7限目を「自習学習の時間」として設定して全員参加とされていますが、同時に学年団の教員全員がこの自習学習の時間に対して何らかの形で携わっており、特に学力アップの基礎となる学習法をアドバイスされているそうです。

その他には習熟度別授業を英数で実施する、といったオーソドックスなことも実行されています。社会は日本史B(特に近現代史・文化史など)に力を入れているようで、高1から始めておられます。

習熟度別授業は併設の中学校でも導入されており、すでに10年が経過しているそうです。2クラスの生徒たちを英数国においては3段階に分けており、中1英語に限っては5クラスに分けているという、非常にきめ細かい対応をされています。

定着度の確認や徹底についてもきめ細かいご対応をされています。

隔週の火曜日に確認テストを実施し、合格点である70%を取れていない者を対象として土曜日に指名者補習を行う取り組みがありますが、これは昨年から開始されています。

変わった取り組みとしては、7つ設定されたテーマの中から興味がある講座を選択して学ぶ「Step Time(選択授業)」があります。生徒自らが楽しみながら企画・運営に携わり、資料を集めたり考えたり表現したり、最後に発表会を行うということで生徒主導型の授業となっています。なお、このStep Timeは国や県が指定する特色教育振興モデル校の補助事業対象としてスタートしているそうです。

百合学院中高の教育内容について、高校での大きな変更点を交えながらお伝えしました。

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咲くやこの花中 早くから特定の分野に絞って能力を引き出す

2011年9月21日 水曜日

咲くやこの花中の保護者・生徒対象説明会にお邪魔をしてきました。

咲くやこの花中高 外観①

こちら開成教育グループでは、咲くやこの花中を受験する生徒たちを対象とした「咲くやこの花中学受験コース」を、JR野田駅前教室にて開講しています。

適性検査の内容は後述する「4つの分野」によって大きく異なりますが、共通しているのは「知識だけを問う問題ではなく、思考のプロセスが問われる」問題になっています。

そんな一筋縄ではいかない適性検査の対策ではありますが、それを専門に扱っているのが上記開成教育グループのJR野田駅前教室で開講している咲くやこの花中学受験コースです。

咲くやこの花中の受験をお考えの方は、ぜひ一度JR野田駅前教室にお越し(お電話)下さい。

咲くやこの花中学受験コース についてはこちら

JR野田駅前教室 についてはこちら

咲くやこの花中高 外観②

さて、咲くやこの花中の教育面についてです。

以下の4分野から構成されており、入試を受験する時にこれらのうちで1つだけ(第2志望は選択不可)選択する必要があります。

ものづくり(理工)分野(20名募集)
理科と数学の授業時間が多く、基礎学力の充実を図った上で発展学習に取り組む。併設高校進学時には、理数系列 or ロボット工学系列の選択が可能。

スポーツ分野(20名募集)
スポーツに関する授業時間が多く、実技と共にスポーツ科学の基礎的知識も教授。併設高校進学時には、スポーツ系列に進学。

言語分野(20名募集)
国語や英語の授業時間が多く、語彙力・読解力・コミュニケーション能力を育む。併設高校進学時には、言語文化系列に進学する。

芸術(美術・デザイン)分野(20名募集)
美術やデザインに関する授業時間が多く、美術の基本的な表現技法を学ぶ。 併設高校進学時には、造形芸術系列 or 映像表現系列から選択。

4種類の分野があるのですが、入学時にこれらの中から1度選択した分野・系列は中学3年間はもちろんのこと、高校進学時も6年間変更できません。なお、併設高校には食物文化科と演劇科があるのですが、それらも選択不可となっています。どの分野・系列とも個性が強いので、受験時に選択のミスをする事は許されません。

この春、中学1期生が併設高へ内部進学しています。どの系列に何人、というようなデータは今回は非公開でした。

咲くやこの花中高 制服

クラブ活動についてです。咲くやこの花中では、4つの分野ごとに加入できるクラブが決められています。次の通りとなっています。

ものづくり(理工)分野:科学部・数学研究部
スポーツ分野:器械体操部・陸上競技部
言語分野:文芸部・英語部・書道部・社会科部
芸術(美術・デザイン)分野:美術部

6年間学習する分野が固定されている上に、クラブ活動も各分野に合わせたものしかチョイス出来ないということで、まさに特定の分野にどっぷりとつかる学校生活です。

その中でも器械体操部・陸上競技部については土日も含めて毎日練習があるそうです。ですから、平常の授業も含めて、スポーツ分野の生徒は毎日何らかの活動を学校で行うことになる、ということでしょうか。かなり過酷な日々が待っている、そんな気がします。

特定の分野を選び、それを6年間かけてひたすら磨き続ける。いろいろな意味で他の学校とは違った特色を持った学校です。

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清風中 前期理Ⅲ選抜には遅刻者対応時間割あり!

2011年9月20日 火曜日

清風中の塾対象説明会にお邪魔してきました。

清風中

過日にこちらのエントリー「清風中 理Ⅲ選抜試験を統一解禁日午後に実施!」でご紹介しました通り、統一解禁日である14日(土)の午後に2教科での判定となる理Ⅲ選抜入試を新設されます。今回の説明会ではその点についても詳しくお聞きしていますので、後ほどご紹介します。

まずは教育面で特徴的な点からご紹介いたします。

校内に設置されている「読書・論文指導部」という所が中心となって実施する「国語力アッププロジェクト」というものがあり、今回の説明会ではその部分の解説に大きな時間が割かれていました。

これは、入試の文章問題に対応出来る読解力を養ったり、文章を要約する力、感想や意見を表現する力を身につけさせるために、独自の課題を使って想像力を高めて物事を論理的に考えられるように訓練する取り組みです。生徒が自分自身の経験に基づいた文章を構成出来る力を養うために、小論分指導も行われています。

添削の必修期間として設定されている中1~高1には実に計100回もの添削が、希望制となる高2・3でも合計50回の添削機会があるそうです。これだけモノを読んだり書いたりすれば、相当の力がつくことでしょう。

生徒指導面においての特徴としては、「チェックカード」というものがあります。これは日常生活を記録して毎日提出させるもので、きめ細かな生徒指導を実現する上で欠かせない物となっているようです。

さて、現在清風中には理Ⅲ・理数・標準の3コース体制とされていますが、理Ⅲの中には「理Ⅲプレミアム」という入試で合格・入学してきた生徒たちも含まれます。この理Ⅲプレミアム入試で合格した者だけで1クラスが構成されているようです。「プレミアム」と付くものの基本的には理Ⅲコースの位置づけとなるため、万が一理Ⅲプレミアムでの学習についていけなくなった場合は理数コースへ下がることになる、とのことです。その点、お知りおきいただいた方がよいでしょう。

今回の説明会の目玉である、2012年度入試についての情報を以下にご紹介してまいります。

募集定員は400名、来春から標準の定員を40名減じ、その分をそのまま理Ⅲへ振っています。よって、理Ⅲの定員が半分の200名を占めることになります。

2012年度入試より統一解禁日午後に「前期理Ⅲ選抜」を新設することになっていますが、その入試での試験科目は国算2教科。16時集合・16時15分試験開始・19時半ごろの終了となっています。

ここで新情報です。なんと、遅刻者対応として17時集合・17時15分試験開始・20時半ごろ終了の組を設ける、とのことです。ただし、何らかの事情で遅刻するのでこの時間割での受験を希望する場合は、事前に連絡を入れておくことが必要となります。よって、連絡なしで遅刻して飛び込みでこの組で受験を希望しても受理されませんし、17時以降に遅刻して来ても受付は不可となります。ご注意ください。

その前期理Ⅲ選抜では、理Ⅲ一般クラスと理Ⅲプレミアムクラスでの合否判定が行われるそうです。

理Ⅲプレミアム入試と、前期理Ⅲ選抜における理Ⅲプレミアムクラスの合格難易度の差ですが、残念ながら現時点では全く読めません。理Ⅲ一般の合格ラインについてもどのようになるか、ここではあえて明言することは避けておきたいと思います。

また新情報です。複数回の受験をしている場合は、後の方の受験回で加点が行われます。詳しくは次のようになっています。

・前期理Ⅲ選抜受験者で、前期も受けている場合、前期理Ⅲ選抜で10点加算
・後期受験者で、前期・前期理Ⅲ選抜のいずれかを受けている場合、後期で10点加算
・理Ⅲプレミアム受験者で、前期・前期理Ⅲ選抜・後期のいずれか1つを受験している場合、理Ⅲプレで10点加算

さて、ここで1つ大きなポイントです。今回新設される前期理Ⅲ選抜は国算2教科の入試、240点満点となっており、入試科目が少ない分他の入試回と比べて満点が低くなっています。よって、前期とのW受験による10点加点はかなり大きな効果を発揮することになります。

最後に、今回の説明会で各教科のポイントもお教えいただきましたので、それをご紹介したいと思います。

国語:素材文を正しく読み取る力を問う記述問題を若干出題している。
算数:確実な計算力と思考力を問う図形問題を重視。
理科:毎年計算問題を出している。小数になる場合なのに分数で記載すると不正解とするので注意。
社会:教科書からの出題からを心がけており、漢字指定の無い問題はひらがなで記載してもよい。

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追手門学院大手前中 改革1期生の大学合格実績

2011年9月16日 金曜日

追手門学院大手前中高の塾対象説明会に参加してきました。

追手門学院大手前中高

校舎6Fからの景色です。大阪城が目の前に見えるという、これ以上ない眺めの良い所に位置しています。

今回は中学校の取り組みや入試についてご紹介したいと思います。

追手門学院大手前中の教育の特色としては、国語を「スクールサブジェクト」とされている、という点が挙げられます。以下のように、国語に関するたくさんの取り組みが行われています。

朝読書
日記綴り(学習日誌)
行事作文
道徳教育
自校教育(追手門の歩み)
群読発表会

また、国数英の3教科をそれぞれ週6~7限と設定し、公立の1.5~2倍の授業時間数を確保されていますが、先取り学習はせずに教科書とドリル等の教材で「深さ」を追われています。

その辺りのことについては、昨年の説明会の模様「追手門学院大手前中 「先取り学習をしない」一貫校」でもご紹介していますので、合わせてお読みください。

かつては先取り学習や特色授業に力を入れられていた時期もあるそうですが、紆余曲折を経て現在のこの形に落ち着いたようです。

また、学力の定着度合いを測るのに不可欠なテスト類も、年5回の定期テストに加え、五ツ木やベネッセといった業者模試も年4回実施されています。

また、ただテストをさせて終わりではなく、テスト前後が一番知識を蓄えている時であることから、テスト終了後の指導に特に力をいれられているそうです。

正規の授業の他の取り組みとしては、S・A・B・C 4段階の習熟度に分けての補習、というものもあります。これは特進・進学といった枠を取りはらって編成されているそうです。

6年間かけて難関国公立大へ通すことを目標として、追手門学院大手前中では6年前に教育改革に着手されました。その時に入学した生徒たち、いわば改革1期生の皆さんが今春大学入学を迎えています。どのような大学合格実績だったのでしょうか。

今春は国公立大11名となっており、昨年の4名・一昨年4名から約3倍と大きく上昇しています。また、関関同立も30名となり、昨年18名・一昨年15名あたりから考えると2倍ちかくとなる実績となっています。

これまでよりも合格者数を大きく伸ばしているのですが、今春卒業生は約150名であることを考えると、卒業生に占める国公立大の合格者比率が高いこともわかります。

ちなみに、今春中高一貫生で難関国公立大(個人が特定されますので大学名は伏せておきます)に合格者が出ていますが、その方の中学入学前後の成績は平均以下だったそうです。中学入学時には中学受験の勉強が充分間に合っていなかった受験生であっても、6年間で見事に花開かせてくれたという良い例ではないでしょうか。

さて、2011年度の中学入試結果と2012年度入試についても簡単に触れておきます。

今年2011年度入試では、志願者数221名⇒受験者数188名⇒合格者数186名となり、入学は133名(男子85名・女子48名)となりました。

特徴的なのはA日程の特進コースの倍率が2.07倍となっている点で、特進に関しては高い倍率・レベルを維持させている様子がわかります。その代わり、特進の合格基準に達していなくても進学での合否判定も行われていますので、特進がダメであっても進学で合格通知が来た、という受験生がたくさんいたようです。

日程別の手続き率は以下の通りとなっています。特にB日程(午後入試)の手続き率の低さを鑑みて、来春より午後入試は廃止とされるそうですので、ご注意ください。

A:94.7% B:36.7% C:64.7% D:70.6%

2012年度入試ですが、前述の通りB日程の午後入試は廃止し、午前入試へとスライドされます。

新たな制度として「A日程受験者についてはB日程以降を受験した場合に加点が行われる」という制度が新設されます。同時に、特待生制度も新設されます。ランクは2種類で、それぞれ次のような形となっていますが、詳しくは学校にお問い合わせください。

特待S:入学金免除+授業料(3年間)全額免除
特待A:入学金免除+授業料(3年間)半額免除

中高進学フェア

金光八尾中高 中高一貫生大学合格実績が大きく上昇

2011年9月15日 木曜日

金光八尾中高の塾対象説明会に参加しました。

金光八尾中高

まずは中学の教育内容についてです。

特進Ⅰ・Ⅱのコース編成とされて今年で4年目を迎えられています。1期生が現在高1に進学していますが、特進Ⅰの生徒については高校入学者と混合しない「特進Ⅰ」というコースで学習しています。完全6年一貫、ということになります。

特進Ⅰは中3から国数英を中心に発展的学習(先取り学習)を行い、進度が早くなります。高校進学時には前述のとおり「特進Ⅰ」という名称でそのまま持ちあがり、高校入学者と混合しないのが特徴点となります。

一方で特進Ⅱは基礎・基本の徹底に努める、というのが特徴です。高校進学時にはS特進・特進・総合進学のいずれかに進学することになります。

特進ⅠとⅡは中2までは基本的に同じ学習内容・進度となっており、基礎・基本の徹底を図りつつ発展的な内容も踏まえたカリキュラムとされています。よって、中1・2の間は原則としてコースの変更がなく、中3進級時にコース分け試験を実施し、改めて特進Ⅰ・Ⅱに振り分けられることになります。

ちなみに、両コースとも併設高校進学時に「内部進学者学力試験」を実施することになっているそうです。

さて、金光八尾中の授業時間の多さを物語るデータをご紹介しましょう。金光八尾中の1年間の授業時間数は公立中よりも350時間多いそうです。中学の3年間で1050時間の差になります。それに夏期・冬期の講習や勉強合宿の時間を加えると3年間で1200時間の授業時間数の差となり、公立中の実に1年以上分の差となります。金光八尾中の3年間は公立中の4年間分の授業時間に相当することになります。

続いて、高校の教育内容です。

今春よりS特進が新設されていますが、それと同時に併設中から特進Ⅰコース1期生の内部進学を迎えることによって生まれた特進Ⅰがあり、全部で4コース体制となっています。

S特進・特進・総合進学の3つとも週35時間の授業が基本となっていますが、次のように平日講習の時間数で差をつけておられます。

S特進:週7時間の必修講習
特進:週3時間の必修講習+週4時間の選択講習
総合進学:週3時間の必修講習

高2進級時に改めてコース変更が行われます。また、高2からは美術コースも設置されます。この美術コースですが、普通科でありながら専門的な美術の勉強が出来るコースです。また、私立大文系学部の受験にも対応したカリキュラムとなっていますので、将来は芸術系しか進路が無い、ということにはならないようになっています。大阪私学美術展では18年連続で学校優秀賞を受賞されていたり、大阪府知事賞や多数の優秀賞を受賞されていたりと、かなりハイレベルな実力を養成してくれます。

今春の大学合格実績はどうだったでしょうか。

国公立大合格者数は49名、残念ながら昨年の61名から大きく下げています。ただし、現役合格者数は45名ですから、現役合格率は高いと思います。

また関関同立では、特に一筋縄では合格を勝ち取れない同志社大の合格者数が過去最高となっている点が特徴的です。

今回の説明会で特に強調されていた点の1つが、今春卒業した中高一貫生の大学合格実績について、です。昨年よりも大きく伸びているのでご紹介を致します。

中高一貫生だけでの国公立大合格者数は18名(昨年11名)となっていますが、その中には京都大1名(昨年ゼロ)・大阪大2名(昨年ゼロ)神戸大1名(昨年1名)が含まれています。昨年は合格者がいなかった京都大・大阪大に複数の合格者を輩出している点は白眉です。

また、中高一貫生だけでの関関同立合格者数は92名で、昨年の28名から大きく伸びています。これも大幅な増加となっています。

大学合格実績を中心に見ていますと、金光八尾は「関関同立へ」という目標を持つ生徒層が多かった時代から徐々に国公立大志望者が増え、今では京都大や大阪大といった難関大を含めて実際に国公立大に合格者をコンスタントに出し始めております。

これまで持っていた金光八尾という学校のイメージが変わりつつあります。受験生・保護者の皆さんはぜひ一度その目で金光八尾の教育力をお確かめ下さい。

中高進学フェア