初芝立命館中高 提携1期生が立命館大へ進学

2012年6月29日 金曜日

初芝立命館中高の塾対象説明会に行ってきました。

初芝立命館中高

今年は立命館大との提携後初めて入学した子たちがそれぞれ高校・大学へ進学する年となっており、特に高校⇒大学の内部進学の動向について注目が集まっていました。その辺りの所を詳しくお聞かせいただけていますので、順を追ってご紹介してまいります。

まずは中学・高校の教育方針について簡単にまとめておきたいと思います。

中学の間に、社会に出てから必要となる「あいさつ」「時間を守る」「約束を守る」「勉学に励む」の4つを徹底させるべく毎日ご指導に当たられているようです。アンケートによりますと、この取り組みに対する評価は「満足」「おおむね満足」の合計が98%であるそうです。

多くの家庭が共働きであることと、大阪府外から通っている生徒がいることも勘案して、食事提供ではなく食育を重視した「給食制度」を採用されているのも初芝立命館中の特徴です。

高校の特徴です。

コースは「立命館」「グローバルS」「グローバルA」「体育科」の4つあり、グローバルSとAの間は高2・3進級時に入れ替えが行われるものの、立命館は3年間コース変更されないことになっています。

グローバルSは国公立大・難関私立大を目指すコース、一方同Aは推薦枠などを使っての私立大現役合格を目指すコースという位置づけとされています。

もう一つ、初芝高時代から存在する体育科は、野球・サッカー・剣道・陸上の4ついずれかのクラブに入ることが義務とされるコースです。入試においては推薦での入学が多く、一般の入学試験を受けての入学も可能とされていたものの、来春より推薦のみの募集へと変更されることが発表されました。

それでは、内部進学の状況についてご紹介をして参ります。

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関西大倉中 持ち直した志願者・入学者数

2012年6月28日 木曜日

関西大倉中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

今回は中学校に関する内容に絞ってご紹介したいと思います。

中学校の教育内容ですが、人間力を高める教育に主眼を置かれ、主に「総合学習やキャリア教育などでの意欲喚起」「進学校としての教科教育に代表される能力開発」「学校生活を通して誠意を身に付ける」ことに取り組まれています。中でも印象的だったのが「職業体験」に代表されるような社会体験の機会を多く持っておられる点で、早い段階から主体的に自己の進路を選択・決定できる意欲や能力、しっかりとした勤労観、職業観を身に付けさせていることがわかります。

教科面でのお話ですが、中学の間は英数国の3教科を中心に、基礎の徹底を図られています。その3教科の取り組みは次の通りとなっています。

国語
①漢字検定の導入 中学目標は3級(全員合格している)、高校では2級が目標
②漢字テスト・読書の時間・聞き取りテスト
③「表現」の時間では学校内を取材して回り、調査結果を発表する

英語
①2年生で習熟度別授業を実施
②全学年でネイティブの授業を週1回、チームティーチングで実施
③鍛錬テストで基礎の定着を確認
④英検を推奨 中学では3級(全員合格している)、高校では準2級が目標
⑤高1の夏に希望者を対象としてオーストラリアへホームステイに行く

数学
①6年一貫校用のテキスト「体系数学」を使用
②2年生で習熟度別授業を実施
③週1回、鍛錬テストで基礎の定着を確認

気になるのが6年一貫生の大学合格実績です。6年一貫生は今春105名が卒業され、その内、32名が国公立大に合格されています。高校入学組も含めた国公立大合格者数は143名なので、22.4%が6年一貫生が占めていることになります。

6年一貫生の中で上位の子たちだけで構成される「六貫S」の1期生が今春卒業しています。大きな期待の中、現役は京都大1・大阪大3・神戸大1・国公立大合計11という実績を出しています。私立大は関西学院大9・関西大4・同志社大4・立命館大2というのが現役の結果となりました。

入試関連の情報です。

今春入試では志願者数631名(昨年351名)・入学者数119名(昨年76名)となりました。今年度は前年度より1回入試が増えて合計3回実施となっているのと、前年度までと2回目入試の日程が大きく変わっていることから直接の比較をしてもあまり意味をなさないのは承知の上ではあるものの、既存2回分の入試の志願者数を比べてみました。

志願者数 2011年度 351名 ⇒ 2012年度 411名

このように、2回の入試での比較においては60名の志願者増となりました。

今回の説明会ではプレテストの判定と各日程の合否の相関に関してご紹介いただきましたが、一部例外があるもののB判定以上あれば100%合格が可能であるのと、C判定あればA・B日程であれば70~80%の確率で合格しているという実態をお教えいただきました。

次年度である2013年度入試は、1/19(土)AM・1/20(日)PM・1/21(月)PMの3回入試で決定されています。初日のみ3科4科選択制となり、以降2回の入試では算国2科での入試となります。

秋に実施されているプレテストは今年は11/11(日)とされています。プレテスト結果等に関する内容が含まれた説明会が11/17(土)に実施されるようなので、こちらも合わせてスケジュールとして知っておきたいところです。

立命館大 2007年度以来5年ぶりの志願者増

2012年6月27日 水曜日

立命館大の高校・予備校対象の説明会にお邪魔してきました。

立命館大の学生数は約33,000名、2つのキャンパスには合計で13学部ありますが、衣笠Cは文系学部しかないので女子比率が高い傾向にあるそうです。

立命館大と言えば「全国各地から受験生が集まる大学」として有名ですが、2012年度入試においては全国:近畿の比率が54:46となり、昨年52:48から更に近畿地区の占有率がダウンし、ここ数年は近畿地区の入学生構成比が半数を割る一方で近畿地区以外からの入学者の占有率がどんどん高くなってきている状態です。

2015年にJR茨木駅前に新キャンパスを開設予定となっていることは皆さんもよくご存じのことと思います。移転対象となる学部は衣笠Cから政策科学部、BKCから経営学部の2つとなっています。2013年度入試でこれら2つの学部に入学した場合、3回生時点でキャンパスの移転に当たることになる点を知っておく必要がありますから、ご注意ください。

これら2学部に加えて他に1学部新設する予定もあるようです。ただ、新学部の募集定員については他学部の定員を削って調達する予定だそうで、大学全体の定員としては増える予定はないそうです。残念。

今春の就職決定率は91.4%。2010年度93.4%⇒2011年度91.7%と1.7%ダウンしたのに続き、今年もダウンしています。この点は非常に気になるところです。一方で大学院進学率は14.3%で、特に理系は半数以上が大学院へ進学しているとのことです。

2012年度入試結果についてご紹介します。

まずは、おさらいの意味も込めて、今春入試における主要な変更点等を以下にまとめます。

①文学部では10専攻4プログラムから1つを選んで入試を受ける形から、8学域18専攻へ再編。伝統的な哲学・文学・史学・地理学・心理学に加え、文化遺産や芸術、現代アジア文化や観光、英語コミュニケーションなど新たな分野も加わり、専門領域が拡がる。入学時に8つの学域のいずれかに所属した上で2回生で専攻を選択する形へ。
②理工学部を現行の4学系11学科体制から「4学系9学科体制」に移行。現行の「電気電子工学科」と「電子光情報工学科」が統合され「電気電子工学科」に、現行の「電子情報デザイン学科」の名称が「電子情報工学科」に変更、現行の「機械工学科」と「マイクロ機械システム工学科」が統合され「機械工学科」となり、2012年度以降の学系・学科体制は以下のようになる。
・数学物理系…数理科学科、物理科学科
・電子システム系…電気電子工学科、電子情報工学科
・機械システム系…機械工学科、ロボティクス学科
・環境都市系…都市システム工学科、環境システム工学科、建築都市デザイン学科
③試験会場に三重・福井・大阪南・松江が追加

こういった点を始めとした多くの変更があった2012年度入試でしたが、結果、志願者数は対前年比112.5%・85,138名となりました(昨年は97.3%・75,683名)。その一方で、合格者数は対前年比103.0%・27,674名に留まり(昨年は104.9%・26,857名)、倍率が3.0倍に復活(2010年度3.4倍⇒2011年度2.8倍)するということで、大変良好な入試結果となりました。

志願者が増えた中でも、特にセンター試験利用型入試以外の立命館大が独自で実施している入試形態、つまり「第一志望と考えられる受験者が最も多い入試形態」での志願者が増えている点が立命館大の関係者の皆さんを最も喜ばせているようです。

「茨木新キャンパス開設の影響で志願者が増えたのではないか?」との考えがありますが、移転予定2学部とも志願者が前年よりも増えていることから、何らかの影響があったと考えても良いかもしれないと思われます。次年度の動向にも要注目です。

上でご紹介した主な変更点以外に、新しく今年度から導入された「入試受験前予約採用型奨学金」についてですが、今年度は以下の適用状況となりました。

出願数:593名
採用候補者数:399名
入学者数:119名

出願593名を400名の枠まで絞り込む際はどのような選考が行われたのか?が大変気になるところですが、どうやら「機械的に収入の少ない家庭の受験生から順に定員になるまで候補者を決めた」そうです。

今春入試においてのちょっとした情報の1つに「選択科目」についてがあります。文系の3科目目としては日本史が圧倒的に選択率が高い中、世界史と文系数学では後者の方が今年は多かったそうです。文系数学での一発逆転を狙っている受験生が多いようです。来年受験予定の皆さんも、一度今年の入試問題を見たり出題傾向を調べてみたりするなどしてみてください。

2013年度入試に向けてですが、多くの変更点が出ています。

①入試名称の変更(名称だけで出題形式・傾向に変更なし)
スタンダード3教科型(文系A方式・理系A方式) ⇒ 全学統一方式(文系A・理系A)
特定科目重視3教科方式 ⇒ 学部個別配点方式
薬学部スタンダード3教科型(薬学A方式) ⇒ 薬学方式(薬学A)
②英文記述問題を課す英国2教科型(W方式)を廃止
③情報理工学部の英国数3教科型を「センター試験併用方式(英国数型)」に変更
④3月入試における文系3学部(産業社会・国際関係・経営)の学部間併願が廃止に

この記事を書いている筆者は④の変更が結構痛いと思っていますが、受験生の皆さんはどうお感じでしょうか?

様々な情報がたっぷりの、立命館大の説明会の様子でした。

花園中高 特進Aからの大学合格実績が来年の人気を呼ぶ?

2012年6月26日 火曜日

花園中高の塾対象説明会に行ってきました。

花園中高

中学校では中2まではコース分けをせずに進み、中3進級時に6年一貫生のみのクラス編成となる「一貫S」か、高校入学組と混ざる「T」に分けられます。Tはその後高1進級時に「特進A」「特進B」「進学カルティベート」に分けられます。なお、高校入試で外部高校を受験する予定の方は、中3進級時にTに所属すれば外部受験が可能となるようです。

高校には先ほどご紹介した3つのコースがありますが、特進Aには特別奨学金が用意されており、いわゆる「実績の稼ぎ頭」を育てるコースとしての位置づけ、特進Bには関関同立+それ以外の大学の理系学部の指定校推薦枠、進学カルティベートにはその他すべての指定校推薦枠を与えておられ、これら大学受験に向けた対応によってコースの違いを明確化している印象です。

さて、入試結果を簡単にご紹介いたします。

中学入試です。志願者数は70名、入学者数は30名(昨年38名)となりました。入学者のうち女子はちょうど半分の15名となっています。

公立中高一貫校型入試である「むげん入試」を導入以来、昨年23名⇒今年25名と、この型・日程の志願数が増えているのが特徴です。また、成績的にも上位者が多いことが入学後実施の「新入生学力テスト」の成績でも証明されており、この型での入学者の今後に期待がかかるところです。

高校入試は中学入試とは対照的な結果で、予定していた以上の入学者数となったそうです。要因としては「専願が増えた」ことを挙げておられましたが、長年花園高と言えば併願が多い印象でしたから、今回の専願の増加はまさに「念願」といったところではないでしょうか。

特進Aコース対象の特別奨学金制度の適用状況は次の通りとなりました(第1回・第2回計)。

全額奨学生(50万円)
専願 受験者18名 ⇒ 入学者18名
併願 受験者84名 ⇒ 入学者5名

半額奨学生(25万円)
専願 なし
併願 受験者101名 ⇒ 入学者11名

大学合格実績をご紹介いたします。

進学カルティベートコース1期生が今春卒業しています。80名の卒業生のうち、のべ59名が四年制私立大に合格・55名が進学となりましたが、その内、産近甲龍+佛教大には14名が進学されています。

今回は詳しくご紹介いたしませんが、説明会でいただいた資料の中にあった進学カルティベートの指定校推薦枠の数・状況から考えますと、実際は一般入試での合格よりも指定校推薦による進学者が多いのかな?といった印象を受けました。

反面、特進Aの卒業生58名中国公立大合格者数は26名(浪人4名)となり、特に京都大3(浪人なし)・神戸大4(浪人なし)・滋賀大4(浪人なし)・滋賀県立大5(浪人なし)といった所の結果に光るものがあります。私立大では立命館大の32(浪人なし)が最も多く、次いで京都産業大25(浪人なし)、関西大21(浪人なし)と続きます。

また、今春の大学合格実績のうち、一貫コース卒業生45名の主な実績に関しては以下の通りとなっていることも合わせてご紹介します。

国公立大
京都大・京都教育大・京都市立芸術大・京都府立大・滋賀県立大・兵庫県立大 計6名(すべて浪人)

私立大
同志社大2(浪人1)・立命館大12(浪人5)・関西大5(浪人2)・関西学院大1(浪人なし)・龍谷大12(浪人5) など

国公立大合格者がすべて浪人生であることと、私立大の中で関関同立+龍谷大の中にも浪人生が目立っています。

今春の特進Aコースの大学合格実績が大きな呼び水となって、次年度の高校志願者数がもっと増えることも考えられます。

甲南女子大 2013年度入試で多くの変更点あり

2012年6月25日 月曜日

甲南女子大の高校・予備校対象説明会にお邪魔してきました。

甲南女子大

文・人間科学・看護リハビリテーションの3学部に10学科設置されている甲南女子大の中でも特に人気が高いのが人間科学部 総合子ども学科と看護リハビリテーション学部 看護学科の2つです。

看護学科は関西でもトップクラスの人気・レベルとなっていますが、国家試験合格率も高いものとなっています。今春は・・・

看護師 100%(全国平均90.1%)
保健師 88.3%(全国平均86.0%)
助産師 100%(全国平均95.0%)

となりました。

看護師を養成する過程で行われている学内でのサポート体制は次の通りとなっています。

①入学時から複数の教員がアドバイザーグループを担当し、学びや学生生活の悩みに対応する「アドバイザー制度」。
②国家試験対策としては、学生代表と教員によって組織される国家試験委員会を設立し、グループ学習で国家試験合格を目指す。また、2年次から専任教員によるサポートとして模試・対策講座・Webを活用した学習支援なども行われる。
③甲南系列の3病院や関電病院、淀川キリスト教病院といった有名な病院を実習先として多く確保。

様々な病院や施設で実習を行うことを通して病院によって仕事の進め方が異なることを体験し、学生のうちに適応力や自己表現力を向上させることを狙っているとのご紹介がありました。

今春の看護学科出身者の就職のうち実に93%が看護師としてのものだそうですが、保健師・助産師がそれぞれ3%ずつ、養護教諭も1%の占有率ではありますが存在しているようです。看護だけでなく保健師や養護教諭といった職に興味がある受験生も一度甲南女子大の看護学科をお考えになってはどうでしょうか?

また、看護師として就職した学生のうち39%が公立病院、残り61%が民間の病院となっていることもお教えいただきました。

さて、看護学科の人気に押され気味ではありますが、文学部 英語英米文学科が今年から「英語文化学科」と名称変更した同学科には注目に値する特徴的な取り組みが多くありますので、ご紹介します。

①英語アドバンストコース(定員約30名)を設け、英検2級・TOEIC500点レベルから卒業時に全員がTOEIC800点台を目指す。年2回のクラス入れ替えがある。
②エアラインプログラム(定員35名程度)ではANA総研と提携し、企業体験に優先的に参加。中部空港でのインターンシップなどもある。学内に設けられたANAルームには元CAが常駐していたり、複数の現場経験者を専任スタッフとして迎えて航空業界を目指す学生をサポート。1期生が現在4回生で、CA内定者が出ているそう。
③2011年度からの小学校での英語活動必修化などに伴って「児童英語教員養成プログラム」を開講。

最後に2013年度入試の情報です。タイトルにもありますとおり、変更点が多く注意が必要です。

①募集定員 看護学科で85名⇒90名に(編入学制度を廃止してその分の定員をこちらに回した形)
②AO入試 英語文化学科と生活環境学科で評価のポイントを変更
③センター利用入試 前期・後期において心理学科では英語、総合子ども学科では国語を必須に
④一般入試B・C 看護学科で英語を必須に
⑤出題範囲 一般入試の数学の出題範囲を変更、数ⅠAに加えてⅡを追加
⑥合格発表 Webサイトから確認出来るように

一般AⅠ・AⅡ及びセンター利用入試Sに関しては入学後2年間の学費を半額にしてもらえる「スカラシップ」の判定がされることになっています。一般入試での基準は「得点率70%かつ各学科の合格者の成績上位20%まで」となっています。

また、推薦入試などですでに甲南女子大を合格している受験生であっても、同一学科であれば一般AⅠ・AⅡあるいはセンター利用入試Sを受験してスカラシップをチャレンジ可能となっています。指定校や公募推薦(専願)などの専願型の入試で合格を得ている生徒がチャレンジするなら受験料は無料、公募推薦(併願)などの併願型で合格を得ている生徒なら受験料有料となります。詳しくは入試ガイド等でご確認下さい。

京都市・乙訓地域 公立高校合同説明会 開催

2012年6月22日 金曜日

京都市・乙訓地域の公立高校が合同で説明会を開催されます。

詳しくは次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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京都市・乙訓地域 公立高等学校 合同説明会

京都市・乙訓地域 合同説明会

日時:2012年6月30日(土)・7月1日(日) 10 時~16 時(2日目は15時30分まで)
場所:京都パルスプラザ(京都市伏見区)
内容:全体会(各校6分程度のプレゼン)、各校ブース設置
※公立高校28 校参加

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教育委員会のHPには昨年は7,500 名が来場したとの記載があります。多くの受験生・保護者が本格的に高校選びに動いているという証拠ですから、この流れに乗り遅れたくないものです。京都市・乙訓地域の高校受験生の皆さんは必ずこの合同説明会に行くようにしましょう。

甲南大 理系学部でのAO入試が廃止に

2012年6月21日 木曜日

甲南大の高校・予備校対象の説明会に行ってきました。

大学となって昨年で60周年、当時は文理学部1つだったのが現在では8学部。ここ数年では新キャンパス・新学部の設置に力を入れておられますが、私大には中々見当たらない生物学科があるなど特に理系に力を入れている印象が強いです。

3つのキャンパスがありますが、岡本キャンパスでは理工系の学部以外に関しては「学部専用の建物」というのは無く、いろいろな学部の生徒・教員が混ざり合って生活しているのが特徴です。また、ポートアイランドキャンパスはフロンティアサイエンス学部用のキャンパスですが、ここには自分専用のデスクとロッカーを完備した「マイラボ」と呼ばれるスペースが4フロアあるそうで、快適な勉強環境が整っています。

甲南大は2011年度版大学ランキングで「親身な就職指導(キャリア関係の充実度)」で全国1位の評価となりましたが、そのキャリア教育は次のような方針で取り組まれています。

①学部教育とキャリア教育とを密接に連携させる
②4年間継続してキャリア教育を実施する
③モラルやマナーを備えた豊かな人間力を培う教育
④体験型・参加型を中心とした授業運営を行う
⑤教職共同による授業運営を行う
 
今春就職決定率は96.1%、昨年95%から上昇していますし、毎年120~150名が学ぶ教職課程においては今年63名が公立学校教員採用試験に合格(昨年44名・一昨年53名)されています。

教員採用試験対策としては次のような取り組みが行われています。

①小中学校へのインターンシップ、ボランティアの実施(神戸市・芦屋市・宝塚市)
②採用試験対策で面接講座を実施
③専任教職員6名の他、兵庫県・大阪府・大阪市の元校長やキャリア教育を専門とする10名教職指導員が曜日ごとに常駐
④学校の教室を再現した実習室
⑤自分の授業風景を録画したり、指導教員に評価してもらえる

さて、2012年度入試結果です。

志願者数は昨年度から5.8%減少となりました。昨年も約10%減少しましたが、これで4年連続の減少となっています。特にセンター関連の入試方式での志願者減が目立ちます。センター利用型入試の不人気は 「一般入試とのレベル差がありすぎる」「ラインが高すぎる」「出せる学部に制約があるなど制度がわかりにくい」というのが考えられる理由だと分析しています。

合格者数は昨年並みの99.7%に出されました。志願者の減少幅よりも少ない減少に抑えられていますので、その結果倍率は3.6倍となり、昨年の3.8倍から微減という形に収まりました。

男女比としては女子が減りつつある状況だそうです。

学部の人気動向ですが、一般入試では経済学部が3%の増加となっているものの、実は昨年大きく志願者を減らしているので、2年前の水準にも戻っていない状態です。また、法学部の人気回復(一般で約4%の増加)は大学の方にも予想外だったようです。公務員志望の受験生が多く集まったのではないでしょうか?

来年度である2013年度入試には次のような変更点が出ています。

①文学部歴史文化学科で新たにセンター併用型(A日程C方式)を実施開始
②知能情報学部ではセンター利用型(C日程後期)を実施開始
③理工学部・知能情報学部・フロンティアサイエンス学部のAO入試を廃止
④知能情報学部の後期日程(B日程)と後期センター併用型(B日程C方式)を廃止
⑤フロンティアサイエンス学部のセンター利用型(C日程前期)4科目型を廃止

理系学部ではAO入試を全く実施しないことになりますが、どうもAOでの入学者の入学後の成績を調べたところ芳しいものではなかったことが原因のようです。

最近、AO入試に対する大学側の考えが変わってきているようで、多くの大学で縮小・廃止傾向に向かっています。甲南大もその流れに乗った形になりますが、これによってどのような入試動向になるかに注目したいと思います。

岡山中 東大国立医学部コースの出題方針に大きな変更 

2012年6月20日 水曜日

岡山中の塾対象説明会に行って来ました。

まずは、大学合格実績からご紹介をします。

今春の東大国立医学部コース卒業生は28名(うち10名が難関大コースからの転コース生)でした。その28名の詳細は次の通りとなっています。箇条書きでご紹介をしますと・・・

・東京大受験者数7名⇒合格者数3名
・国公立大医学部医学科受験者数12名⇒合格者数3名
・上記を含む国公立大の現役合格者数10名
・13名が進学、残り15名が浪人で次年度へ持ち越し

東大国立医学部コースは「東大と国公立大の医学部しか受験させない」という方針を頑なに守りとおしてきたそうですが、例えば京都大を志望する生徒などへの対応が不十分である点をこの度見直され、今後は歯学や薬学といった医学部以外の医系学部、あるいは優秀な他大学の対策も講じることが出来る様にする方針にされるようです。

一方、難関大コース生は122名が卒業。大阪大1名・神戸大1名・北海道大1名などの難関国公立にも合格していますが、51名が浪人したそうです。

2012年度入試結果についてです。

実は、今年の入試結果から浮き彫りになったことがそのまま次年度の入試における変更点に結びついています。

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京都学園中高 大きく伸びている大学合格実績

2012年6月19日 火曜日

京都学園中高の塾対象説明会に行ってきました。

京都学園中高

まずは入試結果を簡単にご紹介いたします。まずは中学入試です。

今春は志願者数81名(昨年99名)、昨年から約2割減少となりました。加えまして入学者数50名(昨年69名)で、こちらは昨年から約3割減となり、志願者数と共に大きくダウンしました。過去のデータもいただけましたのでよく見てみますと、過去10年で最も志願者数が多かったのが2008年度の162名なので、そこを基準に考えますとちょうど半減していることになります。

ちなみに、3学年の全在籍者における男女比は大体2:1となっているようです。

高校入試結果です。志願者数1,548名(昨年1,768名)、入学者数436名(昨年375名)となり、志願者数の減少に対して入学者数は増加となり、入学者の確保という面では成功されています。

特徴としては、5年ほど前から特進A・Bの入学者数の増加が著しく、その特進と国際を合わせた今春入学者の占有率が全体の65%にもなっているという点が挙げられます。また、今年は国際で例年より上位者が集まった入試となったというご報告もいただきました。

さて、タイトルにもあります大学合格実績についてご紹介します。

今春の四年制大学への進学率が74.8%となり、昨年の73.5%から上昇し過去最高の値を更新されました。

大学に合格した総数が543名となり、昨年の532名から微増となりましたが、入学に必要であると思われる偏差値がおよそ50以上の大学に合格した者の割合が72.9%となり、こちらも過去最高となっています。この割合は年々上昇しているようでして、比較として約10年前の2003年の数字を拝見しますとなんと29.1%しかありませんでした。この10年で四年制大学を受験・進学する生徒を増やすためにいろいろとご努力されてきたことが実を結ばれています。

国公立大合格者数は35名(昨年26名)、関関同立は120名(昨年88名)となり、いずれも昨年より大きく伸びています。

京都学園中高は関西大とのパイロット校提携をしていますので、関西大の合格者数に関してはパイロット校枠での合格が多いのではないか?と疑問視される向きがあると思います。その点についてもデータを公表いただきましたところ、今春の関西大合格者48名(昨年31名)中パイロット枠での合格は4名に留まっているとのことで、残りの40名強は一般入試を含むその他の入試形態で合格を勝ち取っていることがわかります。

ここ数年で大学合格実績が伸びている京都学園中高ですが、特に近年では公募推薦及び一般での大学受験が増えてきているそうです。以下、昨年・今年の受験者数データをご紹介しますと・・・

公募推薦 2011年度200名⇒2012年度216名
一般入試 2011年度172名⇒2012年度208名

となっています。

大学合格実績を上げようとするのであれば、まずは指定校推薦やAO入試といった専願制の試験で進学する生徒たちを引き留め、学科試験が課されるような公募推薦や一般入試での受験を積極的に行うように促さなければなりません。その点において京都学園中高では年々確実に「実力で勝負する」という層が増えているようで、大変好ましい状況に入っていると思われます。

関西学院大 正答率40%以上の問題すべて合えば・・・

2012年6月18日 月曜日

関西学院大の受験生・保護者対象の入試説明会にお邪魔してきました。

関西学院大

来年度入試に向けて、変更点や新しく導入されるものがたくさん発表になっています。順番にご紹介します。

まずは、教育学部が学部を再編し、2013年度より教育学科「幼児教育コース」「初等教育コース」「教育科学コース」の1学科3コース制へ変更となる旨を発表されています。教育学部を志望の方は詳細を大学案内等でご確認下さい。

三田キャンパスには学生のためのフリースタディスペースである「KSCコモンズ(仮称)」が2013年4月に作られる予定となっています。今回の説明会でもあまり詳しいことはおっしゃっていただけませんでしたので、オープンキャンパスなどで直接大学の方にお聞きになると良いでしょう。

また、経済的に大学進学が困難な受験生へ朗報です。「ランバス支給奨学金」という、受験前に採用が決定する奨学金が新設されることになりました。

これは、入学後年額30万~45万円(学部により金額は異なる)の支給を、最大4年間継続して(継続には審査あり)受けられるもの。採用候補者数は約150名を予定されていますが、適用にあたっての条件は次の通りとなっています(大学案内やHP等で必ずご確認下さい)。

①2013年度全学日程・学部個別日程・関学独自方式日程及びセンター利用型入試の受験予定者
②日本国籍を有する者、または永住者、定住者、日本人(永住者)の配偶者・子
③国内高等学校等を2013年3月卒業見込みの者または2012年3月以降に卒業した者
④上記の高等学校での評定平均値が「4.0以上」である者
⑤家計支持者(父および母)の「最新(平成23年中)の所得証明書」記載の収入金額が700万円(給与・年金収入の場合)以下の者。
⑥申請期間は11月1日(木)~11月30日(月)
⑦採用候補者発表は12月14日(金)

今春には同様の予約型奨学金を立命館大がいち早く取り入れておられますが、それと似た制度になっています。

さて、2013年度入試に向けた情報です。

まずは、もうすでに受験生のお手元や各高校の進路指導室に置かれている最新の入試ガイドに大きな誤り(理工学部 学部個別日程の出題方法)があるようなので、ご注意ください。念のために紹介しておきますと・・・

P.22 一般入学試験 理工学部 学部個別日程
(誤)「英語」はマーク式のみの出題とし、「数学」「物理」「化学」「生物」は記述式のみの出題とする。

(正)「英語」はマーク式・記述式の出題とし、「数学」「物理」「化学」「生物」は記述式のみの出題とする。

2月5日(火)に神学部の関学独自方式(関学英語併用型)を導入し、同学部ではセンター利用型入試の5科目型も新設されることになっています。

なお、今回の説明会でこっそりお教えいただいた、今春のセンター利用型入試(1月出願)のおおよそのラインは以下の通りとなっています。

文系5科目 78%、文系3科目 82%、理工7科目 72%、理工5・4科目 75%

さて、よく「関西学院大の英語は難しい」と言われます。確かにその印象は誰もが持っていることと思いますが、それに対して大学の方が「実は標準レベルの出題が多いんですよ」とアピールされておられました。

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