同志社大の入試説明会に参加してきました。
同志社大 今出川キャンパスで行われたこのイベントですが、ご覧のとおり大盛況でした。
まず、上の写真にも少し映っていますが、来年4月に新設される「グローバル・コミュニケーション学部」についての説明が30分間ありました。
続いて、この春の入試結果分析や、来る2011年度入試の制度上の注意点やポイント、対策に関する説明がありました。
10分の休憩をはさみ、約1時間の英語対策講座が行われました。
同志社大と言いますと、関西の私立大を代表する学校です。いろいろな模擬試験でも同志社大のレベルは非常に高く設定されていますので、とても敷居が高く感じます。
例えば、実際に英語の入試問題を見てみますと、「長文が長い」「難しい単語が出題されている」「日本語訳や英作文といった記述問題が出されている」ということで、やはり敷居の高さを感じざるを得ないところです。
しかし、苦手意識を持っている方が多いであろう長文読解問題を見てみますと、文を読んで書かれている中身について答える、いわゆる「読解問題」が少なく、逆に語彙力があれば正解を導き出せる問題である「知識問題」が意外と多いことに気付かされます。
次の表は、実際にこの英語対策講座で出された資料の一部なのですが、長文読解問題として出題されている[Ⅰ][Ⅱ]において、文脈を考慮せず、単語や熟語の力がしっかりしていれば解答を導きだすことが出来る問題数と割合についてまとめたものです。
何と、どの学部・日程でも9割以上の割合となっています。基本的には読解問題ですから、前後の文脈から答えを判断しないといけない問題がいくつかは入っていないといけないのですが、非常に低い割合になっていることがわかります。
特に長文読解問題は「すごく難しいんじゃないの?」という印象ですが、しっかりとした語彙力があればある程度は対応出来ることが証明された形です。
この日の英語対策講座でも言及されていましたが、同志社大合格に必要となる「しっかりとした語彙力」というのは「大学受験向けの単語集として一般的に知られている単語集1冊をしっかり覚えているレベル」ということのようです。今後の学習を進める際の参考にして下さい。