常翔学園中 開校説明会の様子

2010年7月13日

常翔学園が来年4月に開校させる「常翔学園中学校」が、初めて保護者・生徒対象に説明会を実施されました。学校が目指す教育などについてのより詳しい情報を得るのと、中学受験生・その保護者たちからの注目度や反応を見るために、その説明会に参加してきました。

常翔学園中 開校説明会

「開校説明会」と銘打たれた今回の説明会、用意された会場は満員となる約350名の受験生・保護者が集まっておりました。大阪には60校を超える私立中学がある中、明らかに遅い船出となる同校ではありますが、これだけの受験生・保護者が(しかも降りしきる雨の中を)集まったことに、非常に大きな期待が寄せられていることを改めて実感しました。

さて、上の写真では少々わかりにくいのですが、会の開会時に常翔学園高 合唱部の皆さんによる校歌斉唱が行われました。ピアノ演奏もテープではなく生演奏をしてくださいましたので、非常に躍動感のあるオープニングとなりました。

これまで、このブログでは過去に以下の2回常翔学園中についてご紹介してまいりました。

常翔学園中 2011年4月開校へ
常翔学園中 江坂・吹田・上新庄からスクールバス運行

今回は、それらの情報以外で判明した部分を中心にお伝えいたします。

以前ご紹介したとおり、コースはⅠ類とⅡ類の2コース制となっています。それぞれの取り組み内容や目指す進学先は次のようになっています。

Ⅰ類:深堀学習と徹底した応用力養成で難関国公立大を目指す。24名1クラスの少数精鋭コース。
Ⅱ類:スパイラル定着学習で国公立・難関私立大を目指す。38名2クラス体制。

また、中高6年間を以下4つの期間に分けて段階ごとに目標を設定して進学に備えることもすでに明らかになっていますが、それぞれの段階での取り組み目標やコースごとの人数(予定)は次の通りです。

常翔学園中の4ステップ

この枠組みの中で、「大阪工業大・摂南大との連携」や50分×2コマを連続して授業を行う「100分授業の実施」といった細かい取り組みをいくつも重ね合わせていき、目指す大学への進学を実現させる、というものになります。

気になる入試日程や科目数なども判明しています。

常翔学園中 2011年度入試

初日のみ2科3科選択制をとり、その後2回の入試については2科入試となっています。16日(日)は午後入試である点もお知りおきください。

五ツ木駸々堂模試でどれぐらいの成績があれば入学可能なのか?についての目安も先生方から発表いただきました。Ⅰ類は将来的に難関国公立大を目指すという特性上、中学入学時点で偏差値50程度の力は必要である、と同校もお考えになられたようです。これについては当初の予想通りです。また、Ⅱ類については偏差値42という、はっきりとした値を言われていましたが、おそらく偏差値40程度の受験生でもプレテスト受験⇒その後のやり直し を徹底すれば充分に合格のチャンスはあるでしょう。

なお、10月31日(日)にはプレテストも実施されます。ここでは出題傾向や問題の難易度などを実体験できますから、必ず受験しておくべきでしょう。また、プレテスト終了後11月6日(土)には「結果手渡し会」という、プレテスト結果の返却と来る入試に向けてのアドバイスを受験生個々にしてくれる催しが行われます。常翔学園中の先生方が実際にお教えくださいますので、見逃せませんね。

常翔学園中 制服

中学校の制服も展示されていました。男子は青のストライプのネクタイ、女子はエンジと白のストライプのリボンが特徴点となっています。実物は、学校見学会などでご覧ください。

冒頭でご紹介したとおり、今回の開校説明会は350名ほどの受験生・保護者が参加されていました。当日は朝から断続的に雨が降るあいにくの天気でしたが、それにもかかわらずこれだけの人数が説明会に集まった、ということで、受験生・保護者の期待度は非常に高いことがわかりました。今後この中学校を志望校としてお考えの方は、プレテストの受験とその後の結果手渡し会は必ず参加しておき、受験希望者の動向と受験生本人の「立ち位置」を確認しておくべきでしょう。