【近畿圏】園田学園女子大学・神戸松蔭女子学院大学の共学化【続々と】その1

2024年3月11日

昨年12月に女子大学の募集状況ランキングをこのブログで紹介しましたが、

【2024年度入試では】近畿圏 女子大学 募集状況【どうなる?】その1 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

3月に入り、2大学が共学化するとの情報が入りました。

2大学とも以前紹介したランキング外、つまり定員充足率では厳しい状況となっていました。

(元資料は「大学の真の実力情報公開BOOK」(旺文社)の各年度版を参考にしています。今年度の入学者数はまだ確定していませんので、昨年度までの数値を紹介します。)

昨年度まで募集のあった近畿圏の女子大学は17校ですが、園田学園女子大学の定員充足率3か年平均は12位、2023年度は少し盛り返しましたが、それでも未充足の73.2%、一方神戸松蔭女子学院大学は15位、2023年度に42.6%と落ち込んでいました。今年度の入学者数はまだ確定していませんが、このタイミングで共学化を発表したということは、厳しい状況だったのでしょう。

因みに先のランキングで最下位の神戸海星女子学院大学は2023年度には95名募集に対し、入学者が26名、充足率が27.4%となり今年度から募集停止となりました。一方2023年度から共学化した神戸親和大学は女子大時代に6割程度だった充足率が一気に120%を超え、特に265名募集の教育学部には329名、定員の1.24倍が入学しています。兵庫県のこの2大学の明暗がこれらの女子大学への影響を与えたのではないでしょうか。

2022年度には18校あった近畿圏私立女子大学は2025年度には14校となります。(続く)