同志社香里中 後期受験者の75%が大学附属校との併願

2013年9月10日

同志社香里中の塾対象説明会にお邪魔してきました。

同志社大及び同志社女子大への内部進学についてです。

こちらのエントリー「同志社系列4中高合同説明会 当日の様子」でもご紹介していますが、例年同志社香里高からは95%ほどが内部進学されているようです。また、今回の説明会でも、今春卒業生のうち同志社大及び同志社女子大への内部進学者は94.3%を占めた、というお話がありました。

先にご紹介をした過日のエントリーでもお分かりの通り、系列4高校のうちで実は2大学への内部進学率が一番高いのが同志社香里高となっています。同志社大からは一番遠い場所にあるのですが、内部進学の意味では同志社大へは「一番近い」ということになります。

2013年度入試結果です。

協定校入試である前期Bを今年度より廃止し、前期で男子5名・女子15名、後期は男子女子とも5名ずつの定員増とされています。

前期では男子が昨年度1.8倍から今年度1.9倍と倍率を上げたものの、女子は定員増にもかかわらず志願者数が減り、倍率も昨年度1.8倍から今年度1.4倍とダウンしています。前期の男女別の合格最低点を比較すると、2012年度では男子<女子だったのですが、2013年度では男子>女子となっているなど、女子の志願者数減がおおきく影響を与えていることがわかります。

後期では、男子は志願者数が30名増加しているが合格者数は絞ったために倍率が前年1.9倍から今年度2.8倍と高騰しました。女子に関しても前年2.0倍から今年度1.6倍とダウンし、合格最低点も下がっています。

後期受験者の併願状況を細かくご紹介いただきました。最も多いのが同志社香里中の前期後期W受験でしたが、それも含めて4大学附属校との併願が全体の75%を占めているとのことでした。また、数は少ないものの女子では帝塚山学院中の併願も顔を出すようになった、ということで、純粋な関関同立の附属校だけでなく、関関同立との「連携・提携校」との併願パターンも考えられるようになってきているようです。

さて、前期・後期制を導入して初年度に入学した現中2生の、入試時点の成績とその後の成績との相関が初めて表で示されました。詳しい成績状況についてのご紹介は割愛をしますが、今後このデータを蓄積していき、「入試日程」「前期・後期の募集人数分け」「前期と後期W受験のインセンティブ」などについて検討する際にデータを役立てたい、とのことでした。

最後に、2014年度入試に向けてです。

変更点はなし、です。

追加合格については、合格者登校日の様子次第で出すとのことです。前期での辞退者が出れば前期不合格者から、同じ要領で後期から辞退が出れば後期不合格者から、それぞれ追加合格を出すとのことでした。