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開成教育グループ


立命館大学 入試カレンダー

2018年12月10日

またまた急に寒くなってきました。大学受験生の皆さん、大丈夫でしょうか。高校によっては既に実質授業が終了しているところもありますが、ここで焦って夜遅くまで頑張ってしまうと朝早くエンジンがかからない頭になってしまいます。入試は午前中が勝負ですよ。

それはさておき、私立大学の出願~手続き締め切りまでの日程はもう一度確認しておきましょう。例として立命館大学の入試カレンダーを貼っておきますが、同じようなものが各大学の入試ガイドにくっついていると思います。高校調査書も必要となりますので早めの準備をしておきましょう。


中学校プレテストは実施回数を増やせば動員数は増えるのか

2018年12月7日

昨日の話の続きなのです。プレテストの動員数が増えている学校の多くが実施回数を増やしているという話をしましたが、果たしてどの程度増えるものでしょうか。

もちろん他校との日程重なりなど外的要因がありますので単純比較は難しいとの前提ではありますが、立命館守山は昨年186名(1回)に対して今年は414名(2回合計)となっており、昨年比で2.23倍と大きな伸びとなりました。これは単に回数を増やしたのではなく、「適性検査型プレテスト」という新たな評価方式によるテストの導入も大きかったと思います。実は適性検査型や英語入試に対応している模擬テストは、まだ一般的ではなく、どの方式での受験が自分にとって有利なのかの判断がついていない受験生も少なくありません。そのためにも、複数の評価方式を採用している学校は、受験生にどの方式が有利なのかを知ってもらうためにも別日程で別方式のプレテストを実施するというのが有効になると思います。

常翔啓光は9月に「プレテストチャレンジ」という新たな取り組みを行いました。正直9月は時期的に早すぎるのでは、と思いましたが、結果的にイベント告知が2か月前倒しになった効果でしょうか、昨年と同時期11月実施のプレテストの1回を見ても昨年比1.18倍となっています。学校行事との兼ね合いなど日程の選定は難しいところだと思いますが、2回実施のプレテストの場合、日程を大きく離した方が動員数は伸びているようです。

また逆に昨年と同時期実施に加えて2週間後に追加設定したプール学院も、1回目だけで昨年より1割増やしています。2回合わせて宣伝する中で、特待生候補になるには1回目を受験してと伝えたことと、科目に変化を出したことで、どうせプレテストを受験するなら1回目が有利ですよという印象が伝わったことが影響したと思います。

今の集計段階で、プレテストを1回→2回に増やした中学校の平均昨年比は1.71倍。今後プレテストの回数を増やす学校が増えたとすると、日程の重なりが出ますので、1校当たりの動員数はこのように伸びないかもしれませんが、設定方法によってはもっと受験生にとってありがたいプレテストになっていくかもしれません。

近畿圏 私立中学校 プレテスト 受験者数ランキング(途中集計)

2018年12月6日

近畿の私立中学校では恒例の、学校内で行われる「プレテスト」の日程もいよいよ終盤となってきました。現段階でプレテストの全日程が終了した学校のうち、78校の受験人数が判明しました。現段階で近畿圏のプレテスト受験者数は昨年の約9%増、それがそのまま受験者増につながるとは限りませんが、中学受験者数は全体的に伸びる可能性があります。

今判明している段階ではプレテスト受験者数暫定第1位は1000名以上集めた清風南海、同2位は龍谷大学付属平安、同3位は近畿大学付属、そのあと、親和、関西大学北陽、常翔学園、帝塚山学院、大谷(大阪)と規模の大きい中学校が続きます。(昨年受験者数の多かった大阪桐蔭や、帝塚山学院の2回目、箕面自由学園の3回目など、まだ受験者数が判明していない回については集計に入れていません。)

昨年差のランキングを作ってみました。昨年実施のなかった滝川、武庫川女子も昨年差プラスでカウントしています。1位~12位までは御覧の通りです。

やはり実施回数が増えた学校は人数も増やしています。プレテストは10月末~11月の土日祝に日程が集中(例えば11月17日は15校)しますので、学校にとっては大きな負担だとは思いますが、複数日程が用意されていることは受験生にとって、とてもありがたいことです。

一方、実施回数の変更が無くても受験者数を伸ばしている学校もあります。龍谷大学付属平安は昨年までの取り組みへの評価に加え、野球部の甲子園第100回記念大会出場によるイメージアップも大きかったということでしょうか。育英西は関西大学・立命館大学との協定の浸透、常翔学園は大学進学実績の向上、そして初芝富田林は新たな校長先生を迎えての学校改革への期待感から大きく伸ばしています。ともかく1月の入試ではこれらの学校の受験者数、難易度の変化にも注目です。

大学のAO入試と男女比

2018年12月5日

某医科大学の入試において女子が冷遇されていたというニュースがありましたが、やはり筆記試験のような客観テストだけでなく、志望理由書や面接のような採点基準がわかりにくい試験は、恣意的な扱いがなされる危険性が伴うものです。2020年度大学入試改革では受験生を点数だけでなく、多面的な評価をするべきだとの方針が示されていますが、居住地、性別、年齢など本人の努力以外の属性で有利不利が出ないようにしていただきたいものです。しかし、現状はどうなのでしょうか。

そこで、E-ポートフォリオの導入やAO入試に積極的な関西学院大学を例にとって、男女比を調べてみました。

ありがたいことに関西学院大学は昔から合格者数を男女別に公表しています。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_001056.html

そのデータを元に過去5年分を表にしてみました。(某出版社サイトにも同じような数値がありますが、こちらは大学発表のデータを使っています。)そして、女子の方が多い(つまり50%超の)枠に色を付けてみました。すると11学部5か年分で、合格者が居なかった2017年の文学部を覗いた54枠のうち、男子優勢は16枠のみ、つまり圧倒的に女子の合格者が多くなっています。理工学部や経済学部など、そもそも女子の出願者が少ない学部は合格者割合も小さくなっていますが、それでも合格率は高くなっています。(2018年度理工学部では、(合格者/出願数)を表すと男子は(4/14)女子は(2/3)となり、実質倍率に直すと男子は3.5倍、女子は1.5倍、つまり女子は男子の2.3倍合格しやすい事になります。)【スクープ】男子というだけで一律減点か??というのは冗談で、やはりこの手の入試に有利な女子が多いということでしょう。

というわけで、今後大学入試での採用が広がると思われる「多面的評価」に対応するためには、練りこまれた志望理由書が書けるように学習の過程をマメに記録する事はもちろん、面接や口頭試問でもぼろが出ないように日々のニュースや社会問題に対するアンテナも立てて、読みやすく丁寧な文字(←結構ここ大事)が書けるようにしておきましょう。

首都圏の私立中学校、今週末の入試関連イベント

2018年12月4日

今回は首都圏の私立中学校の入試関連イベントについてです。この時期でも各校で入試関連の行事があり、12月8日(土)だけでも62件、12月9日(日)は20件ものイベントが予定されています。一度にこれだけの校数による開催では、どれに参加しようか迷ってしまいそうです。

各校様々な企画がありますが、中には東海大学菅生の「理科実験教室」や八雲学園の「英語祭」など入試というよりも学校の様子を知ることができるイベントもあります。小5以下の学年でも学校の様子を知るために参加してみては如何でしょうか。

(森上教育研究所様の資料を基に再編集しています。正式な情報や・会場等詳細については各校のHPなどをご確認ください。)

関西外国語大学 今年最後のオープンキャンパス

2018年12月3日

その昔、船場の豪商の別荘地として開発された大阪住吉区帝塚山。今でも大きなお屋敷の立ち並ぶ閑静な高級住宅地ですが、その東側は文教地区でもあります。今も帝塚山学院中高の立派な校舎が駅前にありますが、かつてはそこに当時は女子大だった帝塚山学院大学・短大もあり、少し東の万代池の北側には大阪府立大学・大阪府立看護大学と統合して移転した大阪女子大、さらにその隣に今では枚方に移転した関西外国語短期大学が並ぶなど、多くの学生(特に女子)の集うにぎやかな街でもありました。

その関西外国語大学の中宮学舎も往時の雰囲気を受け継いだ豪華な外観となっており、噴水の周りに配置された校舎は、シンメトリーなデザインで、屋根は落ち着いたライトグレー、壁面もレンガ色のタイルで統一されており、リゾートホテルのようでもあります。

今年最後のオープンキャンパス(+一般入試対策講座)が15日(土)に開催されます。外国語学部受験を考えている受験生は、是非参加してみましょう。開催時刻等詳細な情報は大学HPでご確認ください。事前申し込みは不要とのことです。

【不穏な情報】近畿大学 一般公募推薦試験結果【現実に?】

2018年11月30日

11月17日、18日に行われた近畿大学の一般公募推薦入試(前半)の結果が発表されました。それに伴って受験者数や合格人数も大学のHPに発表されました。(実質倍率が10倍を超えているところを黄色で塗ってあります。)

(近畿大学HP https://kindai.jp/exam/results/pdf/h31_suisen_181129.pdf を引用)

それによりますと、法学部、経営学部の実質競争倍率がとんでもないことになっています。特に11月17日に経営学部の経営学科をスタンダード方式で受験したのは2097名ですが、それに対し合格したのは昨年の約半数の108名、商学科は1620名に対してこれまた合格者は昨年の約半分の77名と実質倍率が20倍を超えるというとんでもない状況になっています。つまり、今年度この2学部に出願した受験生は極めて運が悪かったといえるでしょう。一方薬学部や工学部は昨年より多くの合格者を出すなど近畿大学全体が難化しているわけではありません。たまたま今回の日程で「文高理低」の傾向が極端に現れたとみるべきでしょう。

このように文系の学生にとっては外的要因によって難易度が急に上がったわけですので、今回思うような結果にならなくても学力が急落したというわけではありません。まだまだ今年度入試は序盤戦ですので、今後の日程に関しては弱気にならずに予定通りの志望校に向けて準備を重ねていきましょう。

常翔学園中学校 追加説明会

2018年11月29日

近年、私立中学の受験準備に関しては、早めの準備、つまり低年齢化が進んでいるのは確かなのですが、受験に際しては入試日直前まで出願可能なWeb出願導入校が増えた影響でしょうか、受験校決定は遅くなってきているようにも感じます。というわけで、特に募集が好調な中学校には個別の問い合わせが多いからでしょうか、追加説明会が設定される場合もあります。

以前このエントリーでも紹介した常翔学園中学校からも追加説明会のご案内が届きました。12月8日(土曜日)の午前中です。予約制ですが、今まで学校の説明を聞いたことが無いが、興味があるという小学6年生とその保護者が対象となっています。入試日程や科目の選択はもちろん、場所の確認も含めて、是非一度学校までお出かけしてみましょう。

ノートルダム女学院 中学高等学校 クリスマス入試説明会

2018年11月28日

今年もそろそろ街はクリスマスモード。偽サンタが店頭に出現する季節となってきましたが、ミッション系の学校、特に女子校はしめやかな(盛大な?)イベントが盛りだくさんです。クリスマスツリーの点灯会やミサ、ページェント、キャンドルサービスといった「本物の」クリスマスのお祝いができます。同志社大・同志社女子大は毎年ヘンデルのメサイアの全曲演奏をしますが、これまたスケール感があって羨ましい限りです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

京都、東山のノートルダム女学院中学高等学校もミッションスクールですが、このクリスマスの雰囲気の中で入試説明会を行うというお知らせが届きました。何気なくチラシの下の方を見ると・・・、グローバル英語コースは2人に1人が英検準一級、関関同立の推薦枠47名、上智の推薦枠4名・・・と、さりげなくとんでもないことが書いてあります。12月8日、9日に加えて14日、21日も個別相談の説明会が開催されるそうですので小中学生女子は、保護者の方と一緒に一度足を運んでもっと詳しく聞いてみましょう。

因みにクリスマスを一緒にお祝いしたい方は、12月20日(木)14:00から、小学校、中学校、高等学校、大学合同のクリスマス会が地下鉄北山駅から徒歩7分のノートルダム女学院大学「ユニソン会館」にお集まりください。「ユニソン」会館での「ハーモニー」も楽しみですね。

私立大学入試 不穏な情報

2018年11月27日

私立大学、特に大規模な大学に関しては、ご存知の通り文部科学省による入試定員の厳格化の影響で、合格者の絞り込みが行われています。2016年から2018年までに一般入試で、首都圏GMARCH合計で1万5千人以上、関西でも関関同立合計で1万3千人以上合格者数が減少しています。このような難関私立大学が第一志望の受験生にとって、この2018年度入試は大変厳しい結果となりました。その影響でしょうか、その下の学年、つまり2019年度入試を迎える今の高3生による中堅大の指定校推薦枠の消化率も高くなっているようです。

一方、公募制推薦の出願者数が増加している大学も多くなっています。指定校での入学者は確定している、それによって減少した座席に、昨年より多くの人が応募している・・・。つまりその結果として、今年度の公募制推薦での不合格者が増加しているようです。

ということで、一般入試に関しても、複数の判定方式を活用するなど、出願方法も含めてより手厚い準備が必要だといえるでしょう。