【開成進学フェア 参加校紹介】関東第一高等学校【首都圏】

2021年8月25日 水曜日

首都圏(近畿圏以外の全国?)では「関一」と略される江戸川区にある、野球部とサッカー部で有名な「関東第一高等学校」についてです。JR総武線の新小岩駅から高低差がほとんどない道を徒歩15分、静かな住宅地の中にある丸い校舎が特徴的な、1学年700名前後のマンモス校です。

荒川とは名前の通り、江戸、東京に幾度も水害を発生させた荒ぶる川だったため、江戸時代から幾度も河道の付け替えが行われましたが、大正に入り、埼玉の川口と赤羽の間にある、岩淵水門から東京湾まで、荒川放水路という大規模な人工河川の建築が始まりました。その放水路の近くの安定した地盤にこの学校がある、という話で、地理のお勉強にもなったと思いますが、地理といえば帝国書院。実は96年前に社会科教材の地図帳で有名な帝国書院を創設した守屋荒美雄(もりや すさびお)氏が創設した「関東商業学校」という男子校がルーツです。82年前に現在地に移転、工業科を設けていたこともありますが、2004年から共学化、今では普通科のみの学校となっています。男女比も、ほぼ同数となっています。

コースは「特別進学」「進学A」「進学G」「スポーツ」の4つに分かれていますが、スポーツコース以外は進級時に移動することが可能です。特別進学コースは勉強合宿も行うなど、大学合格に向けた様々な対策が行われています。国公立9名、早慶上理17名、MARCH25名など難関大学への合格実績もなるほどです。

また、英語教育にも力を入れており、全員が英検に挑戦します。またオーストラリアの姉妹校との短期留学も行っています。

部活動の充実もこの学校の魅力の一つです。運動系21、文化系16の部活が盛んに活動しています。部員数89名の野球部、101名のダンス・DJ部、65名の女子フットサル部、72名の吹奏楽部など、規模の大きい部活が多く、毎日のように活動しています。

というわけで、オチは毎回同じになりますが、詳しくは9月25日から開催(特設サイトオープン)の「開成進学フェアオンライン(首都圏版)」をご覧ください。)

お申し込みはこちらから。開成進学フェア オンライン2021 | イベント・トピックス | 個別指導学院フリーステップ[関東] (kaisei-group.co.jp)

【開成進学フェア 参加校紹介】中央大学杉並高等学校【首都圏】

2021年8月24日 火曜日

西武新宿線の上井草、JR西荻窪の間の、かの名車スカイラインを生み出したプリンス自動車本社(その後、日産自動車荻窪工場となり、現在は広大な公園+ショッピングモール+マンション)の近くにある中央大学杉並高等学校についてです。中央大学の附属校は4校あり、中学併設が無く高校からの募集だけなのは、ここと文京区の中央大学高等学校の2校です。中央大学高等学校と比べると、杉並の方は募集定員が300名と多く、中央大学への進学者の割合も高い(9割超)ので、最初から中央大学狙いであれば、模擬裁判選手権や教育模擬国連といった探究活動や、課題図書の指定や卒業論文の作成など、高大接続のカリキュラムが充実の杉並がお勧めとなります。併せて全国レベルのボート部や女子バスケットボール部、女子バレーボール部などの課外活動も充実しており、校則もそれほど厳しくない、という学校です。

残念ながら今はコロナ禍でバス通学ができず、双方の駅から徒歩で20分ほどかかりますが、平時なら学校斜め向かいの荻窪病院前にバス停がありますので、そこからは徒歩1分です。因みにその荻窪病院はプリンス自動車の前身、戦時中に零戦の6割以上を作成した中島飛行機株式会社の東京病院が前身なのでした。

それはさておき、最近改修が行われた学校設備も含めて、この学校独自の学びについて、開成進学フェアオンラインでご確認ください。お楽しみに。

【開成進学フェア 参加校紹介】杉並学院高等学校【首都圏】

2021年8月23日 月曜日

JR中央線には、与謝野晶子、太宰治、三好達治らの文豪も近くに住んでいたという阿佐ヶ谷、ライブハウスの多い高円寺、という駅が並んでありますが、そのちょうど中間地点付近に見えるカラフルな鉄筋地下1階地上3階の校舎がゴルフの石川遼の出身校、杉並学院です。(お茶の水から三鷹までは複々線ですので、三鷹方面の各停に乗ると左手によく見える)元はNコン常連どころか国際コンクールにも出た合唱部でも有名な女子校でしたが、2000年に共学化して、合唱も混声合唱になりました。それでも2019年の東京都合唱コンクールで金賞と良い伝統は受け継がれています。今では1学年400名前後で、女子が約53%と、ほぼ男女同数です。

コースは国公立大を目指す「特別進学」と主に難関私大を目指す「総合進学」の2コースに分かれていますが、1年次は共通カリキュラムで、特別進学コースでも部活動の制限はありませんから、それほど大きな違いは無いようです。

早い時期から整備されているICT環境や、ナイター設備のあるゴルフ練習場、ピアノレッスン室を併設している音楽室など設備も充実。詳しくは「開成進学フェアオンライン」をご覧ください。

因みに、久保田早紀の「異邦人」の歌詞は八王子から中央線に乗って通学する途中の車窓の風景から思いついたといわれています。「子どもたちが空に向かい、両手をひろげ」ていた「子ども」は国立(くにたち)駅西側の空き地の光景を元に作ったとのご本人のインタビューもありますが、当時、既に駅近くの線路沿いにはそれほどの空き地は無く、この歌詞が作られた1970年代に既に高架化されていた三鷹以東の景色の方が良く見えたと考えると、当時の杉並学院の前身「菊華高等学校」の生徒の姿も参考にしたかもしれません。( その頃は高校の校舎が敷地の東と南に建っており、車窓からグラウンドがばっちり見えたはず)

【開成進学フェア 参加校紹介】日本大学鶴ヶ丘高等学校【首都圏】

2021年8月19日 木曜日

16学部87学科を擁する学生数7万人以上の日本最大の大学、日本大学には附属幼稚園が3園、小学校が3校、附属中高が全国に26校あります。そのうちの1校、日本大学鶴ヶ丘高等学校も進学フェアに参加していただきます。因みにすぐ北に専修大学附属高校があって、最寄り駅は「明大前」。要するに学校が過密なのです、杉並区というところは。

元々は1935年、東京高等獣医学校の附属校として設立されました。戦後にこの高等獣医学校が東京獣医畜産大学校となりましたが、1951年に日本大学に吸収されて、付属校も日本大学の附属となったという歴史がある学校です。(学校はこの1951年を創設年としています)その創設時から共学校として、渡辺篤史やあおい輝彦ら数多くの著名人を輩出しています。

部活動はアメリカンフットボールと野球が有名ですが、スキーや剣道、空手なども全国レベルのようです。バレーボールのコートが3面取れる体育館や室内温水プール、トレーニングセンターなどスポーツ施設も充実しています。

コースは日大への推薦を「普通コース」(次年度から「総進コース」(認可申請中)と、外部受験を目指す「特進コース」に分かれています。

卒業生のうち、例年6割以上が日本大学に進学、それ以外は国公立や他大学などを含め、卒業生の95%以上が現役で大学に進学しています。成績にもよりますが、日本大学への推薦資格を維持したまま国公立大学を受験できる制度もあります。

といった学校ですが、如何でしょうか。 詳しくは進学フェアオンラインの動画をお楽しみに。

【開成進学フェア 参加校紹介】芝浦工業大学附属中学高等学校【首都圏】

2021年8月18日 水曜日

東京オリンピックの会場となった有明アリーナや体操競技場の近く。東京メトロ有楽町線の「豊洲駅」から徒歩7分、新交通ゆりかもめの「新豊洲駅」から徒歩1分の好立地に移転してきた「芝浦工業大学附属中学高等学校」についてです。

ちょうど100年前の1921年、日本国有鐡道50周年記念として作られた「鉄道中学校」という工業系男子校がルーツです。当時は国鉄で働く若者に中等教育を提供するという目的で、定時制が設けられた時期もありましたが、その後、経営は国鉄から鉄道弘済会(キヨスクを運営していた会社ですね)、そして芝浦学園へと引き継がれ、学校名も芝浦工業大学高校と名称変更しました。5年前には豊洲校舎が完成して現在地に移転、4年前から高校が、今年から中学も共学化されたという学校です。

今では芝浦工業大学への推薦枠もありながら(約7割が進学)、一橋や東工大などの難関国公立への合格者もいる進学校です。

6階建ての新築の校舎ですが、玄関ロビーにはそのルーツを証明するように、鉄道関連の展示コーナーがあります。旧国鉄時代の改札口は鉄道ファンにとってはたまりませんな。その向かいには約100台のパソコンが並ぶ広大なコンピューター室が・・・。サイズ感が大学並みです。考えれば芝浦工業大学の豊洲キャンパスがすぐ近く、というわけで高大連携のSTEAM教育ができるわけですね。加えて各種実験室や加工技術室、200Vの動力線まで引き込んでいるファクトリーなど、本格的な理系を目指している学生にとってはたまらない設備がてんこ盛りです。

部活も加入率が8割ほどと盛んです。屋上には5立ちできる弓道場、人工芝のゴルフ練習場など、スポーツ施設も充実。とても魅力的ですね。中学募集人数が高校募集に比べると多いので、できれば中学からの入学がお勧めです。

(ここで、文章で書いたものを画像や映像で見たいと思われた方は、9月25日から開催(特設サイトオープン)の「開成進学フェアオンライン(首都圏版)」をご覧ください。)

イベント詳細はこちらをどうぞ。開成進学フェア オンライン2021 | イベント・トピックス | 個別指導学院フリーステップ[関東] (kaisei-group.co.jp)

【世田谷プラットフォーム】オンデマンド 大学説明会

2021年8月6日 金曜日

東京都の世田谷区には12の大学があるのですが、(と、あっさり書きましたが、こんなに過密なのね。でも千代田区の方がもっと多い!)今もオリンピックで大活躍の日本体育大学や、日本女子体育大学、多摩美術大学などを除いた6つの大学(国士館、駒澤、昭和女子、成城、東京都市、東京農業)と、世田谷区、それに東急や世田谷信用金庫といった産業界が連携している「世田谷プラットフォーム」という事業があります。大学間での単位互換も有りますが、企業も巻き込んだ人的、物的交流が行われるという点で、双方にメリットがある取り組みです。と、前置きが長くなりましたが、この6大学がオンラインで合同の大学説明会を行うとのことです。

説明会の視聴ができるのは10月に入ってからですが、既に申し込みは始まっています。これらの大学に興味のある受験生は、まとめてみることもできますのでお勧めですよ。詳しくはQRコードからどうぞ。

このブログについてですが、来週は夏休みに入りますので、次回の更新は16日です。引き続きよろしくお願い申し上げます。

【今年も開催します】開成進学フェア オンライン2021(首都圏)

2021年7月30日 金曜日

 首都圏でも「開成進学フェア オンライン」を開催します。

 オリンピックで盛り上がっている東京ですが、残念ながら、コロナウイルス感染者がまた増加傾向にあるとの事で、特に人を集めてのイベントの開催が難しい状況です。というわけで、首都圏でも開成進学フェアはオンライン開催となります。

 詳細はこちら

開成進学フェア オンライン2021 | イベント・トピックス | 個別指導学院フリーステップ[関東] (kaisei-group.co.jp)

 エントリー(申し込み)についてですが、8月16日から、インターネット(塾生は会員サイト経由で、一般の方向けには別の申し込みフォーム)で受け付けを開始します。

駒澤大学 自己推薦選抜対策講座

2021年7月9日 金曜日

箱根駅伝でも有名な、東京都世田谷区駒沢が本部の仏教(曹洞宗)系の駒澤大学は400年以上の伝統がありますが、いまや都内に3つのキャンパスを持ち、1万4千人以上の学生が通う大きな大学となっています。設立の経緯から仏教学部、文学部など文系のイメージが強い大学ですが、放射線系の医療技術が学べる医療健康科学部も設置しています。キャリア教育でも定評があり、就職率も高くなっています。

そちらからオープンキャンパスのお知らせが届いたので、夏休みに大学を見ておくといいよね、と思ってもう一枚見ると、今週末に自己推移選抜対策講座が用意されているではありませんか。オンライン面接体験コーナーも用意されています。というわけで、駒澤大学を考えている受験生は利用をお勧めします。事前申し込み制です。詳しくは大学HPをご覧ください。

建国中学校・高等学校にお邪魔してきました(その1)

2021年6月24日 木曜日

大阪市住吉区、南海高野線の我孫子前駅の南東には、大阪市立大和川中学校、浪速高等学校・中学校大阪市立大学の杉本町キャンパスなど、学校が多い地域なのですが、そのど真ん中に建国幼稚園、小学校、中学校、高等学校があります。高校の1学年は40~50名ほどのこじんまりした学校です。韓国の方が中心になって設立した学校という事で、民族系の学校だと思われているかも知れませんが、実は高校生の54%は日本国籍、在日の韓国籍が30%だそうですので、合計84%は日本語を母語としている生徒で占められています。残り16%は韓国、中国、英語圏などだそうです。

授業を見せていただきました。なんと中国語の授業です。映像を見ながら中国の伝統文化と共に、文法を学ぶという、いきなり本格的な授業です。中国語は選択制だそうですが、ネイティブの中国の先生が2名常勤でいらっしゃるそうです。

こちらはゲーム形式で単語テストがオンラインで行われています。新高1・新中1は全員Chrome Bookを購入、2年、3年生は学校から貸与されているとの事で、この授業でも活用されています。ICTが進んでいるという事で、例年なら年間30日程度の海外研修も、コロナ禍のこの1年は海外の学校とのオンラインでの交流を行うことができたそうです。(続く)

【スクープ】京都女子高等学校 入試科目+日程変更

2021年6月16日 水曜日

 大規模なコース改編が行われる京都女子中学校・高等学校ですが、高校募集における入試の変更情報を入手しました。

 まず、現状では2月10日は推薦受験生による面接試験のみ、学力試験は統一日を外した12日に5科目の試験が行われていたわけですが、これが2022年度入試から2月10日を「A日程」として、ウィステリアとⅡ類の推薦試験(つまり専願)が3教科+面接で行われ、併せてウィステリアは専願の、他のコースは専願・併願の試験が5教科で行われます。

2月12日は「B日程」としてウィステリア(こちらは従来通り専願のみ)、Ⅱ類、に加えて「CSコース」(Challenge Spiritの略だそうです)という選抜クラスの募集が、3教科入試で行われます。つまり、「A日程」でⅡ類推薦を確保して、「B日程」でCSにチャレンジするなど、2回受験のチャンスがあるというわけです。

 従来は統一日程と異なる入試日だったので、他の私学との併願も多かった京都女子高校ですが、10日に本格参入するという事と、B日程は3教科入試になるという点で、併願パターンの組み方に大きな影響が出てくると思います。

 というわけで、中3女子の皆さんは、入試でも変更点の多い京都女子高等学校の説明会には是非参加するようにしましょう。