関関同立 大学合格ランキング①

2016年8月22日 月曜日

関西の有名私大にどの高校から「現役で」合格者、進学者が出ているかをお伝えしたいと思います。

関西大学は高槻市の2学部(ミューズキャンパスの「社会安全学部」、高槻キャンパスの「総合情報学部」)と堺市の1学部(堺キャンパスの「人間健康学部」)以外は吹田市の千里山キャンパスに10学部が集結している大学です。今年度130周年を迎えるそうです。(あと76日だそうです。)

このリストは「サンデー毎日」7月10日号から引用しています。進学者数÷卒業生数=進学率の高い順にランキングしています。

 

御覧のように関西大学は1位から10位まですべて公立高校で占められています。そのうち大阪府立が9校と大阪からの受験生が多いことが表れています。但し同じ吹田市にある高校からは北千里、隣接の豊中市の高校からは桜塚がランクインしているだけで、大阪府下の広い範囲に、ランクインした高校が分布しています。

自主性を重んじる自由な校風を特徴とする大阪府立高校が多くランクインしていますが、現役合格者数をこれほど輩出しているということは、高校での授業のレベルや補習などの対応が進んでいるということだと思います。

 

関西学院大学は、神戸のイメージが強いのですが、実は少し離れた兵庫県西宮市に本部があり、そこに11学部のうち9学部が集中しています。少し内陸に入った三田市に「総合政策」と「理工」の2学部が設置されています。

私立高校の学校名には薄く色を付けています。こちらのランキングには私立高校が3件入っています。1位の兵庫県立国際高校と3位の芦屋国際中等教育学校は同じ敷地内にある学校で、関学のある西宮市の隣の芦屋市にあります。いずれも国際教育、語学教育で有名な学校です。同じように6位の小林聖心女子学院も徹底した英語教育で定評があります。文部科学省からSGU(スーパーグローバルユニバーシティー)に指定されている関西学院大学には、やはり英語に強い高校からの合格が多いようです。(続く)
 

 

高槻中 注目を集める共学化の内容とは

2016年6月13日 月曜日

高槻中の塾対象説明会に行ってまいりました。

当ブログでも以前より取り上げさせていただいておりましたとおり、新たな取り組みをここ数年続けてきていた同校ですが、2017年入試よりついに「共学」での入試が始まります。

気になるポイントはたくさんあるかとは思いますが、
① 募集定員
② 男女比
③ 入試日程
④ 入試科目
あたりといったところになるのではないでしょうか。

まず、①の募集定員ですが、「男子約180名」と「女子約90名」となります。募集定員自体は、昨年までと大きく変わるわけではありませんが、男子校としての募集だった昨年までと比べ、「女子約90名」分男子の募集定員が少なくなるということもできるでしょう。②の男女比については、「2:1」となります。

次に、③の入試日程です。これまで同校は、前期・中期・後期の名称で計3回の入試を行われてきました。2017年度入試からは回数が「2回」になり、名称も「A日程・B日程」と変更されます。「A日程」は1/14(土)の午前8時45分から、「B日程」は1/15(日)の午後2時30分から実施されます。昨年までと違い連続日程となりますので、受験を検討されているみなさんは、注意が必要となります。

④の入試科目については、「A日程」が3教科型(国語・算数各120点、理科80点)と4教科型(国語・算数各120点、理科・社会各80点)のいずれか一方の型で受験することになります。問題自体は共通問題で、400点満点で判定が行われます。3教科型は「3教科の合計点×1.25」で判定され、4教科型は「4教科の合計点or国語・算数・理科の合計点×1.25 or国語・算数・社会の合計点×1.25 のうち最も高い得点」で判定されます。「B日程」は国語・算数各120点、理科80点の320点満点で判定が行われます。

日程ごとの入試科目については、従来の前期・中期日程と同じになりますが、試験時間については変更があります。国語・算数はそれぞれ「60分」に、理科・社会はそれぞれ「45分」と少し長くなります。同校としては試験時間を長くし、受験生にじっくり考え問題を解いてもらうことで、高得点で合格してもらいたいとの思いがあるようです。結果、募集定員の変更なども相まって、合格者平均点が上昇する可能性があります。特に女子については、男子に比べ定員が少ないこともありますので、かなり高レベルの入試が行われることが想像されます。問題傾向については、2017年入試については大きく変更されることはないとのこと。これまでに行われた入試問題をしっかりと解き、きっちり対策を行う必要があるでしょう。

その他、出願は「インターネットを利用して同校HPから行うWeb出願」に変更されます。どうしても不安のある方は、事前連絡が必要ですが同校にある専用端末を利用して出願を行うことも可能のようです。ただし、事前連絡については年内12/24(土)までに行う必要がありますので、ご注意ください。

新しい校舎についても、一部が2017年入試の行われるころに間に合うとのことです。HPもリニューアルされ、新たな取り組みが次々に目に見える形となっている同校に、ますます注目が集まります。気になる学校説明会については、以下の画像をクリックするとPDF文書が開きますのでご確認ください。女子受験生向けの学校説明会はWebでの予約が必要ですので、同校のHPを注意してご確認ください。

以上、高槻中の塾対象説明会についてでした。

※記事作成には万全を期していますが、2017年入試の内容については必ず同校HP等でご確認ください。

高槻中学校・高槻高等学校HP
http://www.takatsuki.ed.jp/

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高槻中学校・高等学校にお邪魔してきました

 

高槻中学校・高等学校にお邪魔してきました

2016年5月31日 火曜日

高槻中学・高校がなにやら騒がしいので覗いてみました。

あ、建物が消えている。

医大体育館横の建物が消えて、基礎工事が行われています。確かに来年から共学化するのでトイレや更衣室を改装するのかと思えば、何と思い切って校舎が立て替わっています。今の高校の校舎もそのうち消えるらしく、新たに図書館と講堂など大型施設ができるようです。

テニスコートも囲まれている。

ここにはアリーナ棟という多目的ホールを建築するそうです。テニス部かわいそう、と思ったら、グランドの向こうにテニスコートが4面新設する工事が行われていました。

工程表と完成予定図面も戴きました。今の小6が入学する頃には半分完成し、次の年度にはほぼ残り半分が完成するようです。医学部への進学者も多く、理系の生徒が多い学校ですが、物理・化学・生物・地学(!)の実験室が計7教室、準備室が4室並んだ最新鋭の校舎が作られるそうです。

来年から共学化する高槻中学・高等学校ですが、設備もさらに充実させて受け入れ態勢万全なようです。ちなみにこの学校は昔からプールがありませんので、水泳の授業が男女一緒ならいやだなというご心配もございません。

女子の受け入れ人数は決まっていますが、部活への参加など、細かい内容を現在検討中との事です。また新たな情報が入りましたらお知らせしたいと思います。

 

関西大学中等部・高等部にお邪魔してきました①(情報機器編)

2016年4月4日 月曜日

JR高槻駅近くに関西大学の社会安全学部と隣接してそびえる関西大学中等部・高等部は小等部と併せて6年前に創設された学校です。高校は「安全科学科」と珍しい学科名でありながら、文部科学省のSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され国際交流学習も盛んな学校です。但しこの4月から「普通科」に学科変更されるそうです。

本ブログでは2010年に開学式の模様を報告しましたが、6年経過してどのように使われているのかという点にも着目して見させていただきました。

まず13階建ての校舎は6基あるエレベーターで移動します。小学生は1階から5階まで、中学校は学年別に6階から8階の3フロア、9階が職員室と保健室で10階が図書室、11階から13階がこれまた学年別に高等学校のフロアとなっています。13階からの見晴らしは最高です。屋内の照明はLEDで、ほとんどが自動で点灯・消灯する仕組みです。

カナダ製のしっかりした机は6年間使用したようには見えません。

コンピュータールームです。普通の学校では教卓に向かってコンピューターを配置しているところが多いのですが、ここでは真ん中にミーティングテーブルを置いて、周りで作業する仕様になっています。

この部屋にも貸出し用のMacBook Airがずらりと40台。同じようなキャビネットが校内随所にあり、全部で600台のノートパソコンが生徒用に準備されているそうです。

広大な図書室

見晴らしの良い閲覧室

ここにもMacが・・・

進路指導室にも

Macが・・・

職員室にもMacのデスクトップが林立し、教室には電子黒板や書画カメラ、生物室にもデジタル顕微鏡と、最新のデジタル設備が詰まっていました。

(②へ続く)

 

関西大 2016/3/26土 オープンキャンパスの様子

2016年3月29日 火曜日

関西大が2016年3月26日(土)に、千里山キャンパスにて開催されたオープンキャンパスにお邪魔させて頂きました。

当日は『関西大学に触れる!』『入試を知る!』『学部の学びに触れる!』『情報を集める!』という4つのテーマごとに、テーマに沿った数多くのコンテンツが用意されていました。

中でも人気を集めていたのは、『関西大学に触れる!』。関西大学の全容を紹介すべく受験生だけに特化せず、現高1生や保護者のみなさんにも役立つ情報を提供する「関西大学 概要説明」や、現役関大生がリアルな関大を紹介する「関大生によるプログラム キャンパスライフ紹介」や「キャンパスツアー」などのコンテンツには、早くから多くの方々が会場前で開演を待たれておられました。

他にも広いキャンパスのあちらこちらで応援団の演舞や溌剌と誘導されている学生スタッフのみなさんの姿が印象的でした。最後に、アンケートに協力した参加者には関西大グッズがプレゼントされるなど、また足を運びたくなった受験生も多かったのではないかと思います。


そんなみなさんへ、今年度は次の日程でオープンキャンパスが開催されます。千里山キャンパスはもちろん、高槻キャンパスや堺キャンパスでも開催されますので、実際に足を運ばれて『関西大学に触れ』てみてはいかがでしょうか。

 

 

金光大阪のグランドが人工芝化

2016年3月7日 月曜日

先日、大阪府高槻市東上牧の金光大阪中学校・高等学校にお邪魔してきました。

正門横を工事車両が出入りしていたので、先生にお尋ねしてみたところ、グランドをすべて人工芝にしているとの事でした。ネット越しの写真なのでわかりにくいのですが、右側の少し茶色く見えるところはゴムチップを撒いているところで、人工芝の目を立てて根元に落としている作業中だそうです。人工芝は熱を持ちやすく、夏は結構熱くなりますが、これは黒いゴムチップが熱を持つからなのだそうです。そこで快適性と安全性の為にコストの高い茶色のゴムチップを混ぜているそうです。続けてクラブハウスの建て替えも行うのだそうです。

 サッカーや野球などのスポーツも盛んなこの中学・高校ですが、校舎の横に人工芝のグランドができることで、練習にもさらに熱が入る事でしょう。

 

京都産業大 公募推薦対策講座を開催

2015年9月15日 火曜日

京都産業大が、各地で公募推薦入試に向けた説明会を開催されます。

詳しくは次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


京都産業大 公募推薦対策講座

日時・場所:
奈良 9/27(日) 奈良商工会議所 13:00~16:30
高松 9/27(日) 高松センタービル 13:00~16:30
高槻 10/8(木) 高槻現代劇場 17:30~19:30
姫路 10/7(水) 姫路・西はりま地場産業センター 17:30~19:30
草津 10/4(日) ホテルボストンプラザ草津 13:00~16:30
大阪南 10/3(土) あべのハルカス 13:00~16:30
岡山 10/10(土) 岡山コンベンションセンター 13:00~16:30
大阪北 10/11(日) ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター 13:00~16:30
枚方 10/15(木) ラポールひらかた 17:30~19:30
京都 10/17(土) 京都産業大学 13:00~16:30
神戸 10/24(土) 三宮研修センター 13:00~16:30

内容:公募推薦ガイダンス、英語対策講座、国語対策講座、数学(理系)対策講座、個別相談
(対策講座実施科目は会場によって異なりますので、大学HP等でご確認下さい)


公募推薦入試の制度に関する説明や日程、また判定の方法などについて詳しく説明してもらえるだけでなく、各科目の対策講座では、英語・国語・数学(理系)の出題傾向や重要ポイント、勉強方法などを人気予備校の講師が解説して下さいます。

ただし、対策講座の実施科目については会場によって異なりますので、お目当ての科目の対策講座がどの会場で実施されているのかを調べた上で、参加する会場を選ぶようにしましょう。

 

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京都産業大 理学部に「宇宙物理・気象学科」を新設

 

 

同志社香里中 後期で大きく易化

2015年8月4日 火曜日

同志社香里中の塾対象説明会に行ってまいりました。

2015年度入試結果についてです。

今春の入試日程は、前期1/17土・後期1/19月の2回とされ、募集定員は前期男女とも約95名・後期男女とも約25名で変わりはありませんでした。2013年度入試よりB入試(協定校入試)を廃止し、男女募集定員を50:50に変更してはや3回の入試を経たことになります。

前期は「4科必須受験し、4科で判定」としていたところ、2015年度入試より「4科受験⇒4科or算国理×1.25or算国社×1.25のいずれかで判定」とされています。これで、前期と後期が同一の判定方法となり、より分かりやすい入試となっています。

志願者数は次のような状況となりました。

前期 男女とも昨年とほぼ同数
後期 女子の志願者が大幅減かつ欠試者も昨年より多く、結果倍率が昨年2.5倍⇒今年1.8倍と易化

居住地ごとの志願状況は次の通りです。

大阪府
大幅減(特に寝屋川市と堺以南で大きく減り、反対に吹田・摂津・茨木・高槻は増加)

兵庫県・京都府
減少(京都は八幡・京田辺・木津川・相楽郡で後退)

男女別の併願先については次のような回答を得ているそう(同志社香里第一志望は除く)。

男子
同志社 関大一 関西学院 立命館 教育大系 高槻 洛星 清風南海 六甲
女子
同志社 同志社女子 立命館 関大一 関西学院 四天王寺 教育大系 開明 帝塚山学院 大阪桐蔭 京都女子

2016年度入試に向けては特段の変更はありません。

教科別出題・対策ポイントについても細かいお話を頂戴できました。

国語
説明文 前期2,000字程度・後期2,000字程度、小説 前期4,000字程度・後期4,000字程度
漢字 小学校で習う漢字のみで、出題数「書き取り8問」「読み5問」「選択肢問題2問」
言葉に関する問題は2014・2015年度は出題していないが、出題する年もある
前後期で難易度に差は設けず、奇をてらった問題ではなくオーソドックスなものを出題
機械的・表面的な読解力ではなく、文章内容の本質を理解する読解力を求める
漢字はトメハネハライ・字形のバランスを見るなど、丁寧かつ正確に書く力を重視(小学生が日常であまり使わない言葉で正答率に差がついた)

算数
前後期とも、計算問題が小問3問、数量についての問題が大問で3問、図形問題が大問で3問
(平面図形2問、立体図形1問)
2016年度入試でもほぼ同様の出題形式・問題量・難易度で出題
図形については大問3つのうち、1問は独立した小問を3~4問で構成する
平面図形と立体図形ともに出題する
1番では基本的な計算・分配法則や部分分数などの工夫を必要とする計算・還元算などを出題
中学入試における典型的な問題を中心に、やや難しい問題も出題(図形が多い)する
日頃からやや難しい問題を試行錯誤して正答を導く学習をしてほしい

社会
地理約30点・歴史約30点(江戸までと明治以降を半々で出題)・公民約20点という配分で、各分野とも教科書に出ている用語等を中心に出題し、時事も分野を問わず出題する
特別な指示のある場合を除き、漢字で書ける解答をかなで書いた場合は減点とするので、漢字で書ける問題はすべて漢字で書くように
教科書に記載されている基本的な問題が中心となって出題されている

理科
物理・化学・生物・地学の4分野を、毎年それぞれ大問2~3つで構成するなど、万遍なく出題
配点は各分野およそ20点ずつの80点満点
教科書に載っている基本的な実験や観察の内容、自然観察に基づく問題であったので、「教科書に載っている観察内容をしっかり理解しておく」ことが対策となる

 

関連記事:
同志社系列校 2015/3/26合同説明会の様子

 

 

高槻中 女子受け入れ開始に向けて準備が進行中

2015年7月22日 水曜日

高槻中の塾対象説明会に行ってまいりました。

高槻中高と法人合併を行った大阪医科大は、今年3月に大阪薬科大とも法人合併契約をしており、高槻中高単体だった法人から段階を経て規模を大きくされています。

同校はSSHだけでなく、2015年度よりSGHアソシエイトの指定を受けており、文系・理系ともに探究活動や課題研究が活発に行われています。「勉強だけしたい子には向かない学校」との発言もあり、これまでの学校の姿を思って入学すると「ミスマッチ」が起こる可能性がありそうです。

事実、小テスト実施⇒その後の追試実施や、基礎学力を重視して中2進級時にも成績不振者は進級させない対応をするなど、これまでの高槻とは違った運営をしており、保護者からも「違う」との声もあるようです。

説明会の中で、校長先生から「自由な雰囲気は無い」「全く違う学校に」というフレーズが出てきたり、「おおらかにやってきたが、締める所は締めて成績が上がるようになってきた」というご報告があったり、今年度のパンフレットに大阪医科大在学の女子学生のインタビューが掲載されていたりしているなど、これまでとは明らかに違う運営・広報の手法を採られています。

既報の2017年度からの共学化と呼応する形で、「20~30年先を見据えたもの」とする新校舎を作る予定です。共学化1期生入学する2017年度に1期を、その後図書館も含めたものとして2期工事が行われます。

「将来、あらゆる分野の第一線で活躍できるグローバルリーダーを育成する」ことを進めるため、GL・GS・GAの3つから成る新たなコース制を導入済みです。また、2017年度より共学化を果たし、従来からある帰国生対象入試も今春から前面に押し出すなど、多様性のある教育環境を構築しつつあります。

その昨年度より導入されているコース制についてですが、コースは以下3つも、入学時は単一コースで中3から分かれるという形を採られています。

GL(Global Leader)(標準コース)
中学入学時は全員このコースで、中3から他2つのコースも含めた3つに分割される。従来型カリキュラムを基本とし、中2までは週5時間の英語授業とネイティブ教員による週3時間の英会話授業によって、生徒全員の英語基本スキルと活きた英語コミュニケーション力を育成。高2から文理分けし、難関大の理系・文系学部を目指す。

GS(Global Science)(理系コース)
中3でGLから分割となり、SSH事業を核として大学や研究機関と連携し「課題研究」を実践。難関大医学部や理系学部への進学を目指す。

GA(Global Advanced)(文理融合コース)
中3でGLから分割となり、文理融合型教育実践によって、SGHアソシエイトとしての役割であるグローバル課題解決に向けて挑戦する次世代リーダーを育成。文理分けは高3とギリギリまで引っ張る。難関大文系理系だけでなく、海外リーディング大への進学も目指す。

適性がある生徒が多いようであれば、GSやGAのクラスは増やしても構わないという見解を持たれておられます。

この度のコース制導入とも併せ、英数国のカリキュラムを刷新。教科書を検定教科書に戻し、基礎基本を重視した指導としていたり、中1・2段階の科目別の取り組みは以下とし、中3から発展を積み重ねるなど、これまでの伝統・習わしをあえて崩した取り組みにシフトをされています。

英語 「使える英語」の習得を目指す(週5時間+英会話週3時間)
数学 基本の徹底(週6時間)
国語 言語活動の充実(週5時間)(昨年は「古文もやめた」と発言あり)

大学合格実績についてです。

国公立大現役合格者数は104名。2010年度83名⇒2011年度103名⇒2012年度109名と増えてきていましたが、2013年度99名⇒2014年度88名⇒2015年度104名と推移し、下降傾向に歯止めがかかっています。

浪人も含めた国公立大合格者数は166名(昨年161名)で、うち20名(昨年22名)が医学部医学科となっています。

京大18名中13名(昨年22名中13名)が現役、医学部医学科はなし。大阪大23名中15名(昨年23名中18名)が現役、となっています。

直近6年の統計によると、東京阪神28%を含む国公立大に63.5%が進学。また、国公立大医学部医学科は7.6%が進学しています。

2015年度入試結果です。

入試回を3回に増やして今春で4年目、今年は帰国生入試を大々的に行うなどされています。

その帰国生入試では、出願10名・受験9名・合格8名・入学5名という結果になりました。募集定員15名だったので10名の欠員が出たことになり、その分は全て前期に回して合格者を出したとのことです。

前期では社会が難しく4科型の出願も減っていることから、次年度は社会を簡単にして新判定方式も加えることになっています。

中期が実施された火曜日は神戸大学附属と六甲とあたり、昨年の75名減に続き今年は約150名の志願減となりました。減った約150名は丸々兵庫県からの志願減。合格者数は絞ることになりましたが、中期合格者からの入学者数は増えています。

中期では兵庫の有力校と重なる日程で兵庫からの受験生が大幅に減るなど苦戦しましたが、一転して後期は兵庫県からの志願が前年の倍。後期でもやはり社会の選択者が少ない様子です。

2016年度入試に向けた情報です。

帰国生対象入試において「事前面談廃止(ただし事前の相談で検定取得や模試成績の確認は引き続き必要)」「英語筆記試験を全員に課す」ことに。

また、前述の通り、前期における4科入試受験者の判定方法が増えます。4科・国算理に国算社を加えた3パターンから最も高い得点で判定される、ということになります。

また、社会の入試問題を簡単にすることが宣言されています。これもまた朗報です。

前期または中期を受けた受験生に限って、後期の出願は1/20に窓口出願が可能です。

 

関連記事:
高槻中 2017年度より共学化が確定

 

 

確定! 2015年度大阪府公立高 前期 最終出願状況②

2015年2月21日 土曜日

去る2015年2月16・17日の2日間に渡って受付られました大阪府公立高 前期選抜の出願状況について詳しくご紹介をしているシリーズです。

前回はこちらのエントリー「確定! 2015年度大阪府公立高 前期 最終出願状況①」で、主要な専門学科各校に関して、最終倍率だけでなく、昨年以前の過去6年間倍率と、毎年出願前に実施・発表されている「第2回 進路希望調査結果」と合わせてご紹介しました。

今回は、普通科全校について、旧4つの学区に分けて状況を分析したいと思います。

なお、普通科全体の倍率は3.31倍と、昨年の3.44倍から0.13ポイントのダウンとなっています。

では、旧学区ごとに見ていきたいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

旧1学区全体では3.36倍となり、昨年の3.51倍から大きく下げています。

先だって発表された「第2回進路希望調査」の段階では春日丘高と山田高が6倍オーバー、5倍を超えている学校に三島高、4倍台後半の桜塚高・高槻北高が追っているという構図でした。しかしフタを開けてみると、春日丘高5.30倍、山田高5.24倍と6倍台だった2校は共に5倍台前半に落ち着きました。

その他の学校を見渡しても5倍台の学校が無いどころか、3番手には高槻北高の4.29倍が出てくる、ということで、過去の最終倍率や今年の第2回進路希望調査結果から考えると少々拍子抜けするような、落ち着いた倍率になりました。

続いては旧第2学区です。

旧第2学区全体では3.00倍となり、昨年の3.18倍から下がっています。この3.00倍は大阪府全体の3.31倍を大きく下回っているだけでなく、旧4学区間で比較した際にはダントツで低い値となっています。受験生の多くが専門学科に流れていることや、私立高校の専願者が多い、といった推測が出来る地域です。

寝屋川高が5倍ちょうどとなっているのを頂点とし、牧野高4.19倍、香里丘高3.95倍と続いており、こちらも前期での普通科募集開始初年度のことを思うとかなり落ち着いた状況になっていると言えます。3倍台前半~2倍台後半に位置する学校が多くなっています。

旧第3学区についてです。

旧第3学区全体では3.40倍となり、この学区でも昨年の最終倍率3.53倍から下がっています。

夕陽丘高と東住吉高の2校が「40名募集」というイレギュラーなことになっており、そのせいで夕陽丘高7.15倍・東住吉高7.40倍という高倍率になっています。共に昨年最終倍率よりも大きく下げてはいますものの、他の学校と比べるとかなりの高倍率であることには変わりありません。

その他の特徴としては、こちらでは他の旧学区と比べて4倍台の学校が多い、ということが挙げられますでしょうか。富田林高(4.45倍)・清水谷高(4.36倍)・布施高(4.75倍)・河南高(4.66倍)・阿倍野高(4.41倍)・山本高(4.59倍)の6校がそれに当たります。

また、それに続く3倍台後半の学校も多く、全体としては高倍率の学校が多い印象です。一方で、1倍台あるいは2倍台前半という低倍率学校が他の旧学区より多いこともまた特徴点となっています。

最後、旧第4学区についてです。

旧第4学区全体では3.45倍と、大阪府全体3.31倍を上回っており、なおかつ旧4つの学区で分けて見た際には最も倍率が高い地域となっています。昔からこの旧第4学区というのは「公立志向が強い」地域であるのですが、それが今回も証明された形です。

トップは泉陽高5.20倍、それに次ぐ久米田高は4.33倍。久米田高は第2回進路希望調査時点では6.08倍でしたから、その下落幅は非常に大きなものとなっています。進路希望調査時点の「6.08倍」を見て慌てて出願先を変えた受験生が多く出たようです。

その久米田高を含み、4倍台の学校が6校存在します。その中には堺西高という、他の4倍台校と比べると難易度の上ではそう高くないと言える学校もあります。この学校は例年高い倍率を示していますが、今年もそれを維持した形です。この成績層の受験生たちをひきつける「何か」がこの学校にはあるようです。

各校個々の倍率を、旧4学区に分けて見てまいりました。次回のエントリーは、今回のこの大阪府公立高前期選抜の出願動向をもう少し「大局的」に見るべく、学科単位での倍率動向に注目してみたいと思います。