高槻中 入学後にコース分けへ

2014年8月22日 金曜日

高槻中の塾対象説明会の様子をご紹介します。

学校の近況です。

大阪医科大と法人合併を行ったのですが、狙いは次の通りだそうです。

①経営基盤の強靭化・骨太化
②高大連携の新しいカリキュラム
③生徒の視野を広げる教育環境

大阪医科大への夏期医学部実習が行われているそうです。

SSHの指定を受けており、研究開発課題として「先端学力知とグローバルマインドセットを備えた生命科学系リーダーを育成する」こととし、「探究型学習の本格的スタート」「アウトプットが出来る人材の育成」を行っておられます。

また、「卓越した語学力と国際的な視野を持って世界を舞台に活躍できる次世代のリーダーを養成する」ことを使命とし、世界を見据えたグローバル進学校を目指しておられます。その実現に向けて、新たにコース制を導入されます。

そのコース制ですが、今年度より導入されているようです。コースは以下3つですが、入学時は単一コースで中3から分かれることになります。

GL(Global Leader)(標準コース)
中学入学時は全員このコースで、中3から他2つのコースも含めた3つに分割される。従来型カリキュラムを基本とし、独自英語教育などを実践。高2から文理分けし、難関大の理系・文系学部を目指す。

GS(Global Science)(理系コース)
中3でGLから分割となり、SSH事業を核として大学や研究機関と連携し「課題研究」を実践。難関大医学部や理系学部への進学を目指す。

GA(Global Advanced)(文理融合コース)
中3でGLから分割となり、SGHに合わせた文理融合型教育実践によってグローバル課題解決に向けて挑戦する次世代リーダーを育成。文理分けは高3とギリギリまで引っ張る。難関大文系理系だけでなく、海外リーディング大への進学も目指す。

大学合格実績についてです。

国公立大現役合格者数は88名。2010年度83名⇒2011年度103名⇒2012年度109名と増えてきていましたが、2013年度99名⇒2014年度88名と2年連続で減少。次年度志願者数に与える影響が心配です。

浪人も含めた国公立大合格者数は161名で、うち22名が医学部医学科です。また、京大22名中13名が現役、浪人1名が医学部医学科。大阪大23名中18名が現役。医学部医学科は現役で10名が合格、浪人含めると22名となります。

2014年度入試結果です。

前期-78名、中期-75名、後期-61名、トータルで218名の志願者数減となりました。

前期では4科受験者が減っており、中期では合格者平均点と受験者平均点の間ぐらいが入学者平均点、後期は洛星が受験日をズラした関係で戻りが読みづらく合格者数を前年より多めに出した、という状況になっています。

前期不合格でも後期で合格したのは20名ほどおり、前期結果700番台でも後期合格になっています。

前中後期3回受験し、最後の後期で合格したのは8名いるそうなので、最後まであきらめずに頑張ることも大切なようです。

追加合格が前期10名(3点下)・中期77名(8点下)・後期13名(5点下)出ています。2/10ぐらいまでかけてじわじわ電話で打診していったようですが、今後はスピーディーに追加をアナウンスするとのことです。ご注意ください。

最後に、2015年度入試に向けてです。

帰国生対象入試を刷新し、年内(12/14日)実施とされます。

また、その帰国生入試で定員が約15名となることから、前期が140名⇒130名、中期90名⇒85名と定員削減となります。難化の可能性があるので要注意です。

大阪桐蔭中 入試要項大幅変更の「なぜ?」

2014年7月24日 木曜日

大阪桐蔭中が実施されました、生徒・保護者向け説明会にお邪魔してきました。

説明会では、特に生徒さんたちのスピーチが印象に残りました。

さて、その説明会の中で、2015年度入試の要項が発表されました。詳しい中身は次の通りです(画像をクリックすると拡大します)。


※作成には万全を期していますが、詳細は学校HP等で必ずご確認下さい

赤い字で示しているところが、今年度入試から変更されている部分となります。入試日程だけでなく、入試科目についても手が入っています。特に、統一解禁日から5日目となる水曜日に後期を「先送り」されたのは、中学入試が「早期決着」となっている昨今の状況を鑑みますと、驚きです。

ここからは、開成教育グループ 入試対策課の「推測」でお話を進めます。

入試日程・入試科目の変更に至った背景には、2015年度から募集を開始する「神戸大学附属中等教育学校」の存在があるのではないでしょうか。

同校は、2015年度では40名募集、2016年度以降では80名募集の予定とされているなど、決して大きな募集定員を持っている訳ではありません。しかしながら、開催する説明会は大盛況で、7月20日(日)に実施が予定されている「KUチャレンジ」と銘打った一般適性検査の試行テスト(私立中でいうところのプレテストみたいなものでしょうか)には、300名定員のところに667名(男子304名・女子363名)という多数の申込があり、抽選で受験出来る300名が選ばれるなど、かなり注目を浴びています。

神戸市東灘区にあるこの学校のことを大阪桐蔭中が意識する「理由」について、次の画像をご覧ください(同じく、画像をクリックすると拡大します)。

大阪桐蔭中に通う中学1~3年の居住地についてまとめられた資料(同校学校案内より)なのですが、地元である大東市よりも西宮市在住の生徒が多く、尼崎・宝塚・川西・伊丹の各市からも多く通っています。

これらの地域は、JRに乗れば一本で学校最寄りの住道もしくは野崎に着きます。地理的には大東市に近いとはいえ、川を挟んだ向こう側にある吹田・高槻・茨木の各市と比べると、意外と通いやすさでは兵庫県の方に分があるようにも思えます。

兵庫県からの通学者が多いので、神戸大学附属中等教育学校に受験生が流れてしまう可能性が高い、ということになります。

反対に言うと、今回の神戸大学附属中等教育学校の募集開始によって「併願の私立中学を探そう」となった際に、大阪桐蔭中は通学圏内であることを充分にアピールすることで「受験者増」を狙っている、ということも考えられます。

ということで、同校を意識した(と思われる)入試要項の変更が各所に見られます。

①初日の入試科目を「算国+理or社選択」にした
⇒ 神戸大学附属中は「言語表現」「数理探究」の両領域に加え「自然環境」「市民社会」のどちらかの領域を選択、という試験科目

②今春は火曜日実施だった後期を、2015年度では水曜日に先送りにした
⇒ 神戸大学附属中の入試日は1月20日(火)

入試要項に大きく変更が入った理由は他にもあるのでしょうけども、最も大きな影響を与えたのは神戸大学附属中の存在ではないか?と思った次第です。

どうなる? 2014年度近畿地区中学入試②

2013年10月8日 火曜日

開成教育グループにお通いの皆さんには去る2013年9月16日(月祝)に開催を致しました「中高進学フェア」内、「中学入試分析会」にて詳しくご説明申し上げた2014年度近畿地区中学入試の最新情報を当ブログにおいてもご紹介するシリーズです。前回からスタートした、全5回のシリーズであれこれと情報をお届けしたく存じます。

初回だった前回はこちらのエントリー「どうなる? 2014年度近畿地区中学入試①」で、大阪府内各校の入試日程についてお話を差し上げました。

引き続き今回も入試日程についてご紹介します。今回は、近畿地区内でも大阪府以外の兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県の各校の入試日程の位置取りを確認します。

次の画像は、2014年度入試において各校がどの日程で入試を実施するかを一覧にしたものです。なお、画像をクリックして頂きますと、今春2013年度入試から来春2014年度入試にかけて、各校がどのように入試日程を動かしてきたのかが分かる画像が表示されます。ご興味・ご関心がある方はそちらも合わせてご覧ください。


※作成には万全を期していますが、入試日程は必ず各校のHP・入試要項等でご確認下さい

(クリック後表示される表の見方)
右向きの青矢印:2013年度入試日程から位置取りを「先送り」とした所
左向きの赤矢印:2013年度入試日程から位置取りを「前倒し」とした所
青い丸印:2013年度入試では試験を実施していたが、2014年度入試では「廃止」する所
赤い丸印:2013年度入試では試験を実施していなかったが、2014年度入試から「新たに実施」する所
「入試回数」の字が赤い部分:2014年度入試に向けて入試回数を「増やした」所と回数の変遷
「入試回数」の字が青い部分:2014年度入試に向けて入試回数を「減らした」所と回数の変遷

大阪府の入試日程一覧をご紹介した際にも触れましたが、こちらでも左向きの赤い矢印である「入試日程前倒し」が目立ちます。

また、大阪府ほどではないにせよ、兵庫県と京都府においても初日午後に入試回を新設する学校があります。

上の2つのことがあって、全体を見渡すと初日と2日目に極端に入試回が設定されています。反対に、週が明けるとグッと入試をやっている学校が減り、木曜日である23日以降にもなると受験生個々人にフィットする学校を探すことがかなり難しくなります。

今回ご紹介した府県における入試日程上の注目校ですが、初日午後や2日目午後など積極的な午後入試策を取られるだけでなく、コース制を2014年度から新導入される甲南中、高槻中の後期とバッティングしていた入試回(後期)を1日前倒しすることにした洛星中、新たに開始する女子募集に関しては男子の入試回と分けて実施する西大和学園中、といった所でしょうか。

西大和学園中の女子募集開始についてはこちらのエントリー「西大和学園中 2014年度入学生より女子の募集を開始!」やこちらのエントリー「西大和学園中 世界に大輪を咲かす「やまとなでしこ」を」で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。

前回・今回の2つのエントリーで近畿地区各校の入試日程をご紹介し、合わせて前年度からの日程の位置取りの動きも確認しました。これによって見えてきたことについて、次回以降の3回のエントリーに分けて分析を進めて参ります。

開明中高 京都大合格者数が昨年6名から今年14名へ

2013年8月21日 水曜日

開明中高の塾対象説明会に行ってきました。

当ブログでこの学校をご紹介するのは初めてではないでしょうか。

開明中高では、2014年の100周年に向けて新校舎を現在建築中です。地上8F・地下1F、免震、120キロワットの太陽光発電などエコに配慮した中身、週3~4日の給食提供(中学)に向けた厨房、といった施設の「安心・安全・エコの都市型キャンパス」となる予定です。完成が楽しみです。

学校生活の様子を簡単にご紹介します。

最近、手帳を持たせて生活や学習面の管理を行っているそうで、その説明が少しありました。

コース替えについてですが、中2進級時にはコース替えをしないものの、中3及び高1進級時にはコース間移動があります。なお、高2から文理及び大学レベル分けを行うため、コースは取っ払われることになります。

開明中高ではクラブ活動は奨励しているものの、「週3日」「日祝の活動なし」「高2で卒部」となります。ここは受験生の意見や考えが分かれるところではないでしょうか。

開明中高では目標として「京都大30名」を大きく掲げておられますが、今春の大学合格実績はどのようなものでしたでしょうか。

今春国公立大の合格率は以下の通り「例年並み」であるものの、京都大の合格者数は昨年の6から今年14と大きく伸ばしています。共学1期生卒業時に打ち立てた「17名」に次ぐ数なので、大変「良い」のではないでしょうか。

2007年度57.1% ⇒ 2008年度56.1% ⇒ 2009年度60.7% ⇒ 2010年度56.0%
⇒ 2011年度55.0% ⇒ 2012年度55.6% ⇒ 2013年度56.6%

国公立大合格者数は、といいますと、今春133名。昨年も139名なのでほぼ同数と考えられますが、共学1期生卒業年度である2007年度の186名と比較するとさみしいものがあるのは否めません。ただ、分母である「卒業生数」が2007年326名⇒2013年度235名と約100名も減っていることが大きく影響しており、結果近畿地区の国公立大合格者数が6年前水準の2/3の数になってしまっている、という状況がありますので、その点も鑑みて実績は見た方がよいと思います。

2013年度入試結果です。

中学入試結果については、以下箇条書きでご紹介します。

・1次後期での受験者が増加。
・実専願合格者285名中、3回出願者は112名。2回出願者は107名。実専願合格者に占める複数回出願者の割合は76.8%(昨年86.0%)となる。
・S理数コースの歩留まりが高く、例年2クラスでの運営のところを今年は3クラス運営にしている。
・理数コースでの専願と併願の合格ラインの違いは15点を原則としている。
・2011年度には出した追加合格だが、昨年・今年と出していない。
・併願動向は添付の資料の通り。明星で約100名増、高槻も前年比約1.5倍と、人気の男子校との併願が増加。
・今年度の3回の入試はほぼ同じレベルだった。ただし、1次前期を専願で受験する者は第一志望ということもあって問題をよく研究していることから問題に慣れており、結果追跡においては模試の偏差値が低めの生徒でも合格している様子。
・併願合格者の納入金全額返還または一部返還制度の利用者数は以下の通り。

2010年度 124名中74名
2011年度 122名中70名
2012年度 111名中63名
2013年度 137名中53名

高校入試結果です。男子30名・女子14名と、昨年の32名・8名と比べると女子の入学者数が増えたようです。

公立トップ10の併願状況としては次の通りの人数となっています(文理学科・普通科の表記)。

北野 6・4(昨年3・2)
茨木 2・2(昨年3・3)
豊中 2・4(昨年5・1)
大手前 15・14(昨年9・8)
四條畷 10・9(昨年4・5)
天王寺 2・3(昨年6・6)
高津 6・4(昨年5・5)
生野 5・6(昨年4・4)

2014年度入試の情報です。

中学入試では、日程・コース・募集定員に変更はありません。

なお、2次を出願したものの、受験しなかった場合は受験料返還に応じてくれます。その制度の利用者数は以下の通りです。

2010年度 632名
2011年度 492名
2012年度 498名
2013年度 487名

高校入試も特に変更点はありません。特徴を1つ挙げるとするならば、5科各100点の500点満点と、国(1.5倍)・数学(2倍)・英(1.5倍)の3科で500点満点のどちらか高い方での判定する、という形を2011年度入試から実施しているという所があります。文理学科に向けて3科を中心に学習している方でも気兼ねなく受験出来る、そんな判定方法になっています。

2013年度中学入試 結果分析④ ~評価されている学校~

2013年6月22日 土曜日

6月中の毎週土曜日に更新をする5回シリーズとして今春の中学入試結果についてお送りをしています。これまでは・・・

2013年度中学入試 結果分析① ~府県別受験率~
2013年度中学入試 結果分析② ~午後入試の台頭~
2013年度中学入試 結果分析③ ~大学附属校の人気動向~

の3つのエントリーで、近畿2府4県の中学受験率、近年実施校が増えている「午後入試」、「大学附属校」特に関関同立附属校の人気動向について検証しました。

前回のエントリーでは、関関同立附属校の人気が一時期より落ち着いたものになっていることをご紹介しましたが、今回はそれら関関同立附属校からも受験生を奪っているのではないか、と思われる学校とその条件や共通項について見ていきます。

まずは、下の表をご覧ください。

こちらは、今春入試で大阪・兵庫・京都の各府県において統一解禁日の志願者数が前年よりも増えた学校を、多い順にいくつかご紹介しています。

志願者が増えた学校に共通する事柄は何かないかな?と思い、前々年⇒前年の大学合格実績(旧帝大+神戸大の合計、関関同立合計)の推移を学校名・志願者増減の右側の方にくっつけてみました。

すると、すべての学校とまではいきませんでしたが、例えば、難関国公立大である旧帝大と神戸大の合格者数が大きく伸びている高槻中が志願者数を大きく伸ばしていたりと、志願者を増やした学校のうち多くの学校が大学合格実績の点で向上していることがわかりました。

その高槻中ですが、過去からの入試状況についてグラフにまとめてみました。

ご覧の通り、一番入りやすかったと思われる2011年度から一気に志願者数・倍率が上昇しており、今春は3.4倍もの高倍率となっています。これはひとえに、ここ数年の高槻中の大学合格実績の良化が支持されているものです。

特に倍率が高騰したのが後期で、その後期の入試結果は以下の通りとなります。

13年度 受験者数418名・合格者数45名 9.3倍
12年度 受験者数320名・合格者数54名 5.9倍

9倍という恐ろしい倍率がついていますが、前期も恐ろしい倍率となっています。特に、12年度より後期が新設されたことによって前期の募集定員が40名減となっていますので、特にこの2年は難化が激しいものとなっています。

13年度 受験者数430名・合格者数150名 2.9倍
12年度 受験者数386名・合格者数170名 2.3倍
11年度 受験者数339名・合格者数199名 1.7倍

この倍率の高騰が思わぬ所に影響を与えています。そう、「出題傾向の変化」です。かつて以上に今は優秀な受験生が多く集まる入試となってしまっている高槻中では、例えば1点に数多くの受験生がひしめき合うなど、合格・不合格を決めるのにも大変ご苦労されていることと思います。今年の入試では国語で大きな出題傾向の変化があり、受験生を苦しめました。

上の画像は、昨年度である2012年度の前期国語の解答用紙です。

ご覧いただければすぐわかりますが、3~40字程度の記述が3問ほどあり、最後には60字の記述が用意されています。仮に最後の60字の記述問題を取りそこなったとしても、他の問題でカバー出来そうな気がする解答用紙になっています。

対して・・・

こちらが2013年度前期の国語の解答用紙です。前年のものと比べると、3~40字の記述問題が少なくなってしまい、代わりに最後の問題に100字もの記述をさせる問題が登場しています。100字も書かせる、というのは中学入試の世界では中々見かけない問題ですし、こちらの解答用紙を見ている限りでは、この100字の記述を丸々落としてしまったならば他の問題で合格最低点に乗せることが出来なさそうな、そういう感じがします。

大学合格実績の良化が優秀な受験生を呼び、徐々に学校自体のレベルが上がり、ひいては入試問題を難化させないと合否判定に支障が出るような所にまでなり、難しい入試問題を突破した優秀な受験生がまた大学合格実績で成果を出し、それがより一層優秀な受験生を呼び・・・、と大変良いスパイラルに入っていくことになります。

大学合格実績の良化が受験生の数とレベルを押し上げる効果があることを、高槻中を例にとってご紹介しました。

他にも、大学合格実績で評価を得ている学校が多くあります。そういった所の取り組みや今後の展望(つまり今の高3や次に控えている現高2などの大学合格実績予想)等についてもお聞きになった上で学校選びをされると良いでしょう。また、過去に中学受験を経験された受験生やその保護者の方々は、入試の前年の大学合格実績を見て、特に保護者の皆さんが志望校を厳しく選定されていたようです。

次回はこのシリーズ最終回となります。

帝塚山中高 大学合格実績が上昇

2012年9月11日 火曜日

帝塚山中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

まずは2012年度入試結果です。

中学入試における今春の日程別実志願者数は以下の通りとなっています。

1次:301名(昨年273名)  2次A:842名(昨年727名)  2次B:411名(昨年384名)

コース別の入学者数は以下の通りとなりました。

男子S理35名(昨年45名) 男子英数96名(84名) 女子英数85名(昨年75名)
特進Ⅱ97名(昨年74名) 特進Ⅰ75名(昨年100名)

また、コース別の主な併願校についてもご紹介いたします。こちらは、アンケートで20名以上の記入があった学校としてご紹介いただいたところになります。

男子英数:東大寺学園・西大和学園・大阪星光学院・清風・大阪桐蔭・洛星・奈良学園・高槻・洛南・清風南海・明星
女子英数:四天王寺・清風南海・大谷・洛南・大阪桐蔭・奈良学園・神戸女学院・大教大池田・金蘭千里・奈良女子大附・京都女子
女子特進:大谷・奈良学園・四天王寺・奈良女子大附・大阪桐蔭・近大附属・大阪女学院

高校入試結果です。

男子英数206名(昨年166名)・女子5科631名(昨年562名)という受験者数で、入学者数は以下の通りとなりました。

男子英数17名(昨年10名)・女子英数9名(昨年7名)
女子特進Ⅱ9名(昨年6名)・女子特進Ⅰ8名(昨年8名)

出願者における府県別の構成比率は以下の通りとなっています。私立無償化政策が手厚い大阪府と京都府の構成比率が下がっているのが特徴ですが、特に大阪府にその傾向が顕著に見られます。

奈良県 70.9%(昨年59.2%) 大阪府18.5%(昨年26.9%) 京都府8.0%(昨年10.4%)
兵庫県1.3%(昨年0.8%) その他1.3%(昨年2.7%)

大学合格実績についてご紹介します。

全体の合格実績の中で、難関国公立大の実績を中心にご紹介しますと、東京大3・京都大10・大阪大10・神戸大17・国公立大医学部医学科22(防衛医大2含む)という実績になっています。特に国公立大医学部医学科については前年比147%の伸びで過去最高の数、奈良県で3位・近畿で14位という好結果となっています。

コース別に実績をご紹介します。

男子英数コースからは東京大2(浪人1)・京都大3(浪人2)・大阪大6(浪人1)・神戸大6(浪人1)・国公立大医学部医学科9(浪人6)、国公立大合計は60(浪人28)となりました。

女子英数コースからは東京大1(浪人1)・京都大7(浪人0)・大阪大3(浪人0)・神戸大8(浪人2)・国公立大医学部医学科13(浪人9)、国公立大合計は56(浪人14)となっています。女子英数コースからの大学合格実績で特筆すべきは、学年40位以下の生徒から京都大・神戸大・滋賀医科大といった所にも合格しており、「上位生だけが良い所に通っている訳ではない」ことを証明しています。

女子特進コースからの大学合格実績は、大阪大1・神戸大3を筆頭に国公立大43名で昨年よりも上昇、現役合格率は今春86%となりました。

今春卒業生は「中学入試において奈良県各校が近畿地区統一解禁日に合流した初年度の入学生」の卒業年であり、募集面でかなり苦労した年の入学者です。にもかかわらず大きく実績を伸ばしている点が特筆点です。大変なご苦労の末に実績を向上されたようなので、今回の卒業生を送り出すまでにかなりのノウハウを蓄積されたものと思われます。

ちなみに、来春は男子S理系1期生が卒業する年となっており、今春以上の実績が期待できるとのお話がありましたので、こちらも大変楽しみです。

2013年度入試情報です。

中学入試では、以下のような変更点があります。

①女子英数スーパー選抜クラス(1クラス)を中1から募集開始。
  ⇒ 従来は入学後に編成していたものを入試段階から分けて募集する形になる
②女子特進コースⅡクラスと同Ⅰクラスを1つにまとめて女子特進コース(3クラス)として募集。
③入試科目・配点・問題を全コース・クラス統一。算数は男女英数型をベースに出題。

なお、入試科目は3科4科選択制で、3科は算国理の1.2倍の450点満点で算出。4科は4科合計と算国理の1.2倍で高い方の得点で判定してもらえます。

入試日程については今春から変更はありません。

高校入試ですが、内部進学を含めて女子特進Ⅰは3クラス・他3つのコースは各2クラスの募集となります。外部からは各コースとも約15名を入学者として迎え入れる予定とされておられます。

今春の大学合格実績の上昇が呼び水となって、受験者が増えることが予想されます。帝塚山中高を志望される受験生は注意が必要かと思われます。

追手門学院中高 高槻に移転か?

2012年8月22日 水曜日

JR茨木駅、阪急茨木市駅・同石橋駅、といった所からスクールバスに揺られて通学する必要がある追手門学院中高ですが、今後の展開次第ではもうスクールバスに乗る必要がなくなることになりそうです。

追手門学院中高が移転する可能性がある、という情報をキャッチしました。

候補地となっている所はいくつかあるようで、正式にも決定していないようですが、候補地の中でも最も有力視されているのがJR摂津富田駅から徒歩すぐの所にあるパナソニックの高槻事業場、だそうです。もしこの地への移転が正式に決定した場合、スクールバスに乗らなくても駅から歩いて学校に行けることになり、アクセス面で大変有利になります。

また、こちらのエントリー「西大和学園 JR島本駅前に大きな一手」やこちら「続報! 西大和学園の島本町進出」でご紹介をしたJR島本駅前への西大和学園の進出、こちら「立命館中高 長岡京移転と新コース体制」で詳しいことをご紹介したもののこちら「立命館中高 キャンパス移転を1年延期」で移転が1年延期になることをご紹介した立命館中高の長岡京への移転、といった人気校の新開校あるいは移転がありますし、すでに関西大学の附属校である関西大学中等部・高等部も大学の新キャンパスと共に開校していることも考えますと、ここしばらくの間でJRあるいは阪急の高槻近辺が非常に注目を集めています。

今回のこの追手門学院中高の移転がパナソニック工場の跡地に移転することになれば、更にこの高槻~長岡に人気校が増えることになり、この地域はさながら「学校銀座」といった風情の土地になることでしょう。

加えて、これもまだ確定した話ではないようですが、移転先には追手門学院大の新キャンパスも併置される予定もあるようです。しかも、既存学部を移転させるのではなく、これを機に新しい学部を作るという構想があるようで、いくつかの情報筋からは「看護学部ではないか?」という声があります。設置が後発となった大学であっても、看護学部・学科に関してはどの大学もレベルが高い受験生が多く集まっていますので、こちらについても実現すれば非常に面白いことになると思われます。

追手門学院中高の今後の動き、大変気になるところです。

高槻中 伸びる大学合格実績と中学入試受験者数

2012年7月12日 木曜日

高槻中の塾対象説明会にお邪魔してまいりました。

高槻中

学校での新しい歩みと従来からの教育内容についてまとめます。

高槻中高では昨年から改革に着手されており、東京などの様々な学校を訪問・研究されてきたそうです。その結果、「卓越した語学力と国際的な視野を持って世界を舞台に活躍できる次世代のリーダーを養成する」ことを学校の使命とされ、今改革に取り組まれているようです。

進学等の目標については以下の通りであると発表されました。

①難関国立10大学(旧帝大+神戸大・一橋大・東工大) 130名入学
②国公立医学部+大阪医科大 40名入学
③中学3年学年末 英検2級 130名合格

教育面においては、特に英語に関して大きなテコ入れが行われています。通常6時間の授業に加え、ネイティブによる20人規模の会話中心の授業を週3時間実施(H25入学生から中学3年間、今年度入学制は週2時間で試行中)されています。

また、全教室に電子黒板(85インチ)をこの夏に新設置、希望の教員全員にiPadを配布。スピード感のある授業展開と新しい教育を目指されています。

英語ではすでに導入している習熟度別授業ですが、数学でも中3・高1で導入するそうです。

最近、高槻中高が注目を浴びるようになってきたのは、ひとえに「大学合格実績の向上」があるからだと分析しています。気になる今春の大学合格実績については以下のようなものとなっています。

①国公立大の現役合格者数は109名、昨年103名から微増。過去10年間では2位の数。
②現役進学率は55%、4年ぶりに50%を超えた昨年の56%とほぼ同率。
③大阪大の現役合格者数は20名、浪人の16名も含めた36名は歴代1位の数。
④国公立大医学部医学科は現役で9名、過去10年間で2位の実績。浪人生の合格者数15名を加えると24名が合格。

そんな大学合格実績の向上を受けて、高槻中は今春受験者数が大きく増えています。その辺りのことを細かくご紹介したいと思います。

(続きを読む…)

吹田東高 定員割れ校から脱却した理由

2012年5月14日 月曜日

大阪府立吹田東高の説明会にお邪魔をして参りました。

吹田東高①

説明会開始直後いきなり「本校は校則が厳しい学校です」と言われ、少々驚きました。受験生及び在校生からの評価としてもこの点が多く挙げられるようになってきている、ということを合わせてご紹介されました。

その「厳しい校則」ですが、具体的には「茶髪・化粧・ピアス禁止」「携帯電話は校舎玄関に設置の個人ロッカー内に入れ、下校までは一切触らせない」「遅刻が少ない(年2000件程度で、多い学校はこの10倍はあるそう)」といった点が挙げられます。

吹田東高では約10年前から「スイヒ改革」なるものが着手されています。様々な取り組みのご紹介をお聞きする限りでは、その改革が軌道に乗って良い形で循環していることが伺えました。

具体的にいくつか取り組みをご紹介します。まず、1・2年生で確かな学力の定着と向上を図るために、以下の取り組みを行われています。

①英語・数学・国語の小テストを週1回実施することで基礎学力を向上させる
②漢検・英検は全員受験が必須
③大阪大と提携し、阪大生を「校内家庭教師」として派遣してもらう「青葉台セミナー」
④大手予備校の講師による講習を実施する「S講座」
⑤全国模試は年2回受験(高3は年3回)

特に④については関関同立を狙うレベルの内容となっているため、生徒たちからは「難しい」との声があるそうです。しかしながら、吹田東高では関関同立に一般入試で合格させることが最大の目標とされているため、この講座についてはこのレベルで今後も進められるそうです。

また、3年生には以下の取り組みがあります。

①年間を通じての放課後講習・夏期講習(国語・数学・英語)
②大手予備校の講師による講習を実施する「S講座」、文系は英語・国語、理系は英語・数学

厳しい校則、上記のような学習面での取り組みなどは高校受験生たちにどのように映っているのでしょうか?受験生たちからの「評価」の1つとして測ることができる入試結果についてご紹介します。

今春の吹田東高の倍率は1.28倍、第1学区内の後期入試実施校の中では7番目に高い倍率となりました。数年前は定員割れが出るほどの学校でしたが、ご紹介したような取り組みが評価されて定員割れからの脱却に成功しておられます。

今春入学者の男女比は130:190で、女子が圧倒的に多い学年となっています。女子に人気となっている理由としては「変更した制服が人気となっている」とご紹介がありました。

吹田東高②

こちらが制服の写真です。特に女子はカッターシャツの色のバリエーションが豊富に用意されている点が特にウケている理由なのではないでしょうか?

在籍生徒の地域別割合は以下の通り(カッコ内は前年の占有率)となっています。

吹田市 40.6%(37.5%)、茨木市 35.6%(39.7%)、大阪市 11.3%(9.4%)
摂津市 6.8%(8.4%)、箕面市 2.8%(1.9%)、豊中市 1.9%(1.4%)
高槻市 0.9%(1.4%)

吹田東高が第一志望であったかどうか?の調査結果3年分は以下の通りです。

第一志望だった 現高1生 59.3% 現高2生 68.6% 現高3生 65.7%
現高1生で「いいえ」と回答した生徒の第一志望校:山田、北千里、槻の木、高槻北、刀根山
咲くやこの花、大阪ビジネスフロンティア、千里、箕面、摂津、春日丘、三島、市立東
千里青雲、吹田、関大北陽

特に今年は山田高の第一志望者が50名ほどいたそうで、年々第一志望校の顔ぶれや人数構成が変わってきているそうです。

高校入試に備えて塾に行っていたか?の問いに対する過去3年分の回答は以下の通りとなっており、吹田東高に入学するための塾での対策が重要になってきていることがわかります。

現高1生 85.2%、現高2 82.3%、現高3生 80.2%

学習面・生活指導面ともにしっかりとした面倒見で生徒をひっぱって着実に成績や大学合格実績を上げ、結果として高校入試において人気・レベルとも上昇傾向に入っています。スタートした当初は大変なご苦労があったと思われる「スイヒ改革」は、今完全に軌道に乗っています。

私立中学校 入試結果報告セミナー 今年も開催

2012年4月23日 月曜日

毎年4月下旬に西宮で実施されます、「私立中学校入試結果報告セミナー」ですが、今年も開催されることが発表されました。早速ご紹介いたします(画像をクリックすると拡大します)。

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私立中学校 入試結果報告セミナー

私立中学校入試結果報告セミナー

日時:2012年4月27日(金) 10時半~15時
場所:西宮市フレンテホール(JR西宮駅南側すぐ)

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参加校の顔ぶれを見ていますと、昨年までご参加されていなかった高槻中・同志社香里中・帝塚山中といった人気校の名前も見えます。これら3校は今年の中学入試において受験者を増やした学校たちですので、来年度入試に向けての動向が気になるところです。

また、このイベントは数校合同で実施されるタイプの説明会ですが、通常の「ブースによる相談コーナー」の他に「各中学校の入試ご担当者によるミニ講演会」が催される点が他の説明会と大きく異なる点です。

昨年は会場の都合上12校だけしかミニ講演会の実施が無かったのですが、今回は上の画像の通り32校もの講演が3会場に分散して実施されます。

開成教育グループ 入試対策課はここ数年、毎年お邪魔させていただいていますが、このミニ講演会で思いもよらない「ウラ情報」や新年度入試に向けてまだ発表されていないネタなどが聞けるなど、たいへんありがたい会となっています。

今年はどんな爆弾情報が飛び出すでしょうか、今から楽しみです。