甲南女子大 看護師合格率は3年連続100%!

2013年9月9日 月曜日

甲南女子大の高校・予備校対象説明会に行ってきました。

甲南女子大には文・人間科学・看護リハビリテーションの3学部に10学科設置されていますが、特に人気が高いのが人間科学部 総合子ども学科と看護リハビリテーション学部の看護学科となっています。

主な学科の特徴をご紹介します。

文学部の英語英米文学科が昨年から「英語文化学科」はと名称変更していますが、特徴的な取り組みが多く注目に値します。

①英語アドバンストコース(定員約20名)を設け、英検2級・TOEIC500点レベルから卒業時に全員がTOEIC800点台を目指す。年2回のクラス入れ替えがある。
②エアラインプログラム(定員35名程度)ではANA総研と提携し、企業体験に優先的に参加。学内に設けられたANAルームには元CAが常駐している。同プログラム出身者CA内定者が出ているそう。
③2011年度からの小学校での英語活動必修化などに伴って「児童英語教員養成プログラム」を開講。

看護学科ですが、関西でもトップクラスの人気・レベルとなっています。タイトルにもあります通り、看護師国家試験合格率は3年続けて100%、となっています。看護学科出身者の就職のうち95%(昨年93%)が看護師としてのものですが、保健師1%(昨年3%)・助産師4%(昨年3)の占有率で存在しています。ただし、養護教諭は昨年1%いましたが、今年は0でした。また、看護師として就職した学生のうち39%が公立病院、残り61%が民間の病院となっています。

なお、看護師以外の資格の合格率は次の通りです。

保健師 100%(昨年88.3%)(今年全国平均86.0%)
助産師 100%(昨年100%)(今年全国平均98.1%)
理学療法士 94.9%(昨年92.2%)(今年全国平均88.7%)

学科紹介の最後ですが、看護学科と並んで人気である総合子ども学科についてです。同学科からの就職は今春112名で、

幼稚園34名(30%)
保育士34名(30%)
小学校14名(13%)
一般企業30名(27%)

となっています。

2014年度入試についてです。

変更点は以下の通り。昨年に比べて、あまり重要な変更はないようです。

①AO入試のエントリー期間が7/1~8/31に変更(これまでより10日程短くなっている)
②文学部及び人間科学部におけるファミリー推薦入学選考での入試科目に筆記試験(基礎能力テスト1科目または小論文、学科によって指定が異なる)が追加。

ファミリー推薦ですが、出願した方の全員が必ず合格するとは限らないそうなので、ご注意ください。

一般AⅠ・AⅡ及びセンター利用入試Sに関しては入学後2年間の学費を半額にしてもらえる「スカラシップ」の判定がされます。一般入試での基準は「得点率70%かつ各学科の合格者の成績上位20%まで」となります。

ただ、得点率70%とあるものの実際には看護で80%、他2学部でも75%程度がラインとなっているそうです。それだけレベルが高い受験生が多く集まっているということです。スカラシップご希望の方は、他の受験生よりも相当上のレベルが必要になることでしょう。

また、推薦入試合格者であっても同一学科であれば一般AⅠ・AⅡあるいはセンター利用入試Sを受験してスカラシップをチャレンジ可能。指定校や公募推薦(専願)などの専願型の入試で合格を得ている生徒がチャレンジするなら受験料は無料、公募推薦(併願)などの併願型で合格を得ている生徒なら受験料有料となります。面白い制度ですので、ぜひチャレンジしてみてください。