大阪・滋賀・京都・兵庫・奈良・徳島・東京・神奈川・埼玉・千葉に展開する小学生・中学生・高校生 クラス指導、個別指導の進学塾・学習塾

開成教育グループ


センター試験まであとわずか

 1月14日・15日に実施させるセンター試験まで、いよいよ残りわずかの日数となりました。現在、私は担当している高3生たちと、センター試験直前の最後の個人面談を実施しています。
 面談の中では、センター試験の目標点・私大入試の出願先など具体的な話をしています。個人面談をしていて強く思うことは、「何よりもメンタル面が大切である」ということです。残りの数週間をどう過ごすかで、センター試験の結果は大きく変わります。実際に、私が指導し、直前期に急激に成績が上がった生徒をたくさん見てきています。
 この時期に成績が上がる生徒の共通点は、これまでコツコツと勉強をしてきた生徒だということです。成績があがる理由を、表を使って説明しましょう。
 例えば、配点が5点の問題が4問あったとします。4問の問題には、それぞれ3つのポイントがあり、問題に正解するためには3つのポイントをすべて知っておかねばならないとしましょう。

 まずは、図1を見てください。これはまだ、本格的に受験勉強を始めていないので、残念ながらすべての問題のすべてのポイントがわかっていません。もちろん、この状態ではテストの結果は0点です。

 次に、図2を見てください。受験勉強がかなり進み、○が増えました、しかし第1問ではポイント①がわかっていないので、得点は0点です。また、第2問~第4問でも、わかっていないポイントがあるために、結局テストの得点は0点です。

 さて、冬に得点が上がる理由がわかりましたか。つまり、図1⇒図2の段階では、勉強した結果がテストの結果(得点)には表れませんが、ある一定の時期からは、テストの結果に学習の効果が表れていきます(図3)。

 図1と図2を比較すると、図2の方がよく勉強しているわけですが、テストの結果はいずれも0点です。しかし図2の段階では、もう少し勉強をがんばると一気に満点を取ることが可能です。
 さあ、模試の結果が悪いと嘆く前に、これまでの自分の勉強を信じて、ラストスパートをかけてください。これまでに取ったことのないような点数が、本番で取れるかもしれないですよ!

開成ハイスクール数学科 前田 佳邦


コメントは受け付けていません。