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開成教育グループ


2011 年 12 月 のアーカイブ

センター試験まであとわずか

2011 年 12 月 26 日 月曜日

 1月14日・15日に実施させるセンター試験まで、いよいよ残りわずかの日数となりました。現在、私は担当している高3生たちと、センター試験直前の最後の個人面談を実施しています。
 面談の中では、センター試験の目標点・私大入試の出願先など具体的な話をしています。個人面談をしていて強く思うことは、「何よりもメンタル面が大切である」ということです。残りの数週間をどう過ごすかで、センター試験の結果は大きく変わります。実際に、私が指導し、直前期に急激に成績が上がった生徒をたくさん見てきています。
 この時期に成績が上がる生徒の共通点は、これまでコツコツと勉強をしてきた生徒だということです。成績があがる理由を、表を使って説明しましょう。
 例えば、配点が5点の問題が4問あったとします。4問の問題には、それぞれ3つのポイントがあり、問題に正解するためには3つのポイントをすべて知っておかねばならないとしましょう。

 まずは、図1を見てください。これはまだ、本格的に受験勉強を始めていないので、残念ながらすべての問題のすべてのポイントがわかっていません。もちろん、この状態ではテストの結果は0点です。

 次に、図2を見てください。受験勉強がかなり進み、○が増えました、しかし第1問ではポイント①がわかっていないので、得点は0点です。また、第2問~第4問でも、わかっていないポイントがあるために、結局テストの得点は0点です。

 さて、冬に得点が上がる理由がわかりましたか。つまり、図1⇒図2の段階では、勉強した結果がテストの結果(得点)には表れませんが、ある一定の時期からは、テストの結果に学習の効果が表れていきます(図3)。

 図1と図2を比較すると、図2の方がよく勉強しているわけですが、テストの結果はいずれも0点です。しかし図2の段階では、もう少し勉強をがんばると一気に満点を取ることが可能です。
 さあ、模試の結果が悪いと嘆く前に、これまでの自分の勉強を信じて、ラストスパートをかけてください。これまでに取ったことのないような点数が、本番で取れるかもしれないですよ!

開成ハイスクール数学科 前田 佳邦

生徒面談

2011 年 12 月 19 日 月曜日

 定期テスト期間が終わると、私たちは生徒面談を実施します。話をするのは、成績や進路、勉強方法についてはもちろん、学校や友人、家庭のことなど様々です。
 生徒は一人一人、必ず素敵な一面を持ち合わせています。それは、色々と話をしていく中で必ず発見できます。ほとんどの生徒が、自分ではその一面に気づいていませんが…。
中には、中学生のときから私が担当している生徒もいます。あんなに小さかった生徒が、今では私の身長を越してバスケ部のキャプテンをしていたり、あんなに幼い声だった生徒が、声変わりをして、私よりも低い声で話しかけてきます。
 彼らはみな、昔と変わりなく本音で話をしてくれます。話の途中で涙を浮かべたりする生徒などもいます。思春期は、私たちが思っている以上に茨の道のようです。面談は、生徒が大人になっていく過程を垣間見る場でもあります。
 確かに、思春期には精神的につらいことがたくさんあります。しかし、それを乗り越えた生徒は、本当の意味で「強い」「優しい」人間になれるのだと私は思っています。

 つらくなったらいつでも声をかけて下さい。私自身、大した人間ではありませんが、生徒に「元気」「やる気」を与えるのが使命であると思っています。

 大道@西田辺教室

「べし」の判別

2011 年 12 月 12 日 月曜日

 11月から、開成ハイスクール西田辺教室にて、高校2年生を対象とした「古典」の講座が開講されました。大学入試に向けた古典対策のスタートということもあり、非常にたくさんの生徒たちが受講しています。高2生にとって、古典というとまずは「文法」という意識が強いらしく、文法についての様々な質問を受けます。
 今回は、よくある質問のうちの1つ、「べし」について述べたいと思います。
 そもそも「べし」の語源は、「宜(うべ)し」の音変化とする説が有力で、上代から現代に至るまで広く用いられています。「当然または必然的にそうなること」もしくは「推量する」の意が原義で、そこからいくつかの意味に分化したと考えられています。また、中世以降「べし」の接続は複雑化し、上一段・下一段・上二段・下二段活用には、イ列音・エ列音に伴うものもみられ、その他、様々な背景や諸説を多々持つ助動詞です。ただ、受験生にとっては「意味用法の判別」が大きく課題となるでしょう。
 「べし」の意味用法は、一般に「推量・意志・可能・当然・命令・適当」の6つです(このほかに予定や義務を用法に加えることもあります)。では、どのようにこの6つの意味を使い分けるのでしょう。
これを明確に線引きするのは、なかなか難しい問題です。というのは、「べし」にはグレーゾーンが存在するからです。例えば、「適当(~するのがよい)」と「当然(~すべき)」はどこで線引きができるのでしょう。まずはこの2つの使い分けをイメージするために、皆さんの古典の先生を思い浮かべてみてください。先生が「君は、もっと古典を勉強すべきだ」と言ったとします。この時の「べき」は、「適当(した方がよい)」or「当然(すべき)」のどちらでしょうか?
 その先生がとても穏やかな先生だったとします。その場合、「勉強すべきだ」の「べき」にはそれほど強制力はなく、「した方がいいよ(適当)」が皆さんの解釈になるでしょう。一方、それがとても厳しい先生だったとします。その先生に「勉強すべきだ」と言われたらどうでしょう。きっと皆さんは「絶対すべきだ(当然[命令])」と解釈しますよね。つまり、同じ使い方であっても解釈は個人によって変わり、また、作者の意図した用法と、読み手の用法が合致するとも限りません。そもそも「適当(した方がよい)」or「当然(すべき)[命令]」は強弱の問題ですから、どこまでが「適当」で、どこから「当然」に変わるのかという明確な区別はできません。
 従って、文中に「べし」が出てくる度に、いちいち悩んでいては読解が進みません。そこで、ある程度大まかな用法の塊を頭にインプットすると読みやすくなります。
 初心者向けの「べし」用法区分の1例を挙げると、

 ①自分(一人称)の気持ちを表す「べし」 例)意志
 ②相手(二人称)に物事を勧める「べし」 例)勧誘・当然・命令
 ③第三者(三人称)を推測する「べし」  例)推量・当然

 このように、人称による3つの用法区分は読解の大きな目安となります。几帳面に6つの意味を考えていくのも場合によっては大切ですが、「べし」のベクトルがどこに向いているのかというような、手際のよい読解技術も必要です。助動詞は、細かい意味用法や文法知識と同時に、要領よく大意の読解に活かしていくことも大切なのです。

開成ハイスクール国語科 重留英明

楽しい高校生活とは…?

2011 年 12 月 5 日 月曜日

 高校生と話をしていると、受験勉強をすることは、つまり楽しい高校生活を犠牲にすることだと思っている人が多いように思われます。
 そう考えるのは、実にもったいないです!大学受験は一生涯で一度しかないもので、自分を大きく成長させるチャンスなのです。
ところで、人間が大きな喜びを感じる瞬間は、どんな時だと思いますか?それは、自分が壁を乗り越えて成長する時です。みなさんにも経験はないでしょうか?何回も失敗しながら初めて逆上がりができた時、朝晩一生懸命練習して部活でレギュラーになれた時、勇気を振り絞って好きな子に告白して、思いが届いた時…。その瞬間の喜びは、強く心に残るものです。そして、乗り越える壁が大きければ大きいほど、喜びも大きなものとなります。
 大学受験は高校生にとって、おそらく今までの数多くの壁の中で、最も大きなものでしょう。なぜなら、受験勉強をしていると、必ず次のような悩みに何度もさいなまれるからです。「なんで勉強しているのか分からない」「将来何がしたいのか分からない」「頑張っているのに成績が伸びない」「受験勉強がつらい、もうやめたい」。そのたびに自分と向き合って、なんとか顔を上げて前に進んでいかなければなりません。あきらめることは簡単ですが、続けることは本当に大変なことなのです。
 では、想像してみてください。辛く長い受験勉強を頑張り抜き、試験のプレッシャーにも負けず戦い抜いたあなたがいます。合格発表の日、あなたは大学へ向かいます。緊張と不安で何も考えられません。なんとか会場に到着しますが、今度は怖くてなかなか合格者の受験番号が載った掲示版に目を向けることができません。それでも思い切って自分の受験番号を探します。そして、あなたの受験番号を見つけます。その時、あなたが見る世界が変わります。今までの辛かった日々が、輝く宝石へと姿を変えます。
 大学受験は自分を成長させる、最高に贅沢な機会です。

開成ハイスクール英語科 津留天然