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開成教育グループ


2017 年 6 月 のアーカイブ

高2・高3夏期合宿を実施します!

2017 年 6 月 26 日 月曜日

開成ハイスクールでは、7/15~7/17の日程で毎夏恒例の「高2・高3夏期合宿」を行います。
ライバル同士が、自分を変え志望校合格の目標に近づくために切磋琢磨しています。
この合宿には、以下の4つのコースがあります。

①高3対象 京阪神・国公立大合格コース
②高3対象 関関同立・私大合格コース
③高2対象 京阪神合格スタートコース
④高2対象 難関大(国公立・私大)合格スタートコース

高3においては、国公立大学合格のために必須となる英作文・英語長文、数学の証明問題、国語記述をはじめ、センター対策や関関同立対策までさまざまな講座が開講されます。いずれも開成ハイスクールのトップ教師による指導を受けることができます。

高2においては、入試本番を1年後に控え、自分自身の志望校合格のために、現時点で何が必要なのかを確認し、入試の基礎力を徹底的に学習します。

ライバルたちが頑張る姿を直接見ることで、これまでの自分の甘さを痛感する人もたくさんいると思います。しかしこの夏、そのことに気づき、自分を変えることがとても大切です。これは、通常授業では感じることのできない合宿ならではの絶大なる効果だと思います。

自分と向き合い自分を変えるために、また確実に志望校合格を近づけるように、ぜひとも開成の熱い熱い夏期合宿に奮って参加してください。絶対に損はさせません!

開成ハイスクール英語科 福原 俊幸

高校入学から約3か月

2017 年 6 月 19 日 月曜日

高校1年生は初めての定期テストが終わり、もうすぐ期末テストを迎えようとしています。
中学では1桁の順位だった生徒も2桁、3桁に順位を落とし・・・といった生徒も少なくないように思います。部活も大変だけど、周りもあまり点数が良くなかったからまあまだ大丈夫だろう・・・なんて考えている生徒・・・危険ですよ。3年生から受験勉強をしようなんて考えていたのでは大学受験は到底乗り切ることはできません。定期テストで結果を残せない生徒が受験で成功する可能性は低いです。一つひとつのテストを大切にし、基礎ができてこそ受験勉強が活きてきます。そもそも入学時の学力が均衡している生徒同士ですから、今、差がついてしまっているのであれば、その分どこかで人一倍勉強をし、取り戻さなければなりません。でないとその差は埋まりません。単元のつながりを考えると、リセットするのではなく長期的な復習時間を計画、確保する必要があると思います。
有名なボクシングの選手が次のような言葉を残しています。
「お前が休んでいるとき、俺は練習している。お前が寝ているときも、俺は練習している。お前が練習しているとき、もちろん俺も練習しているさ。(フロイド・メイウェザー)」
全国にはいろんな学生がたくさんいます。受験時にその学生たちと戦える基礎を今のうちから一つひとつ築いていきましょう。
うまくスタートダッシュがきれた生徒もそれを維持するのは至難の業だと思いますので油断せず学習を進めてください。
そして余裕が出てきたら、解法の「寄り道」をしてください。1つの問題に対して解法は複数あることがあります。解法に厚みをつけることで更なる飛躍ができます。遠くから見るときれいな山々も近くに行くと樹海が広がっていてそれらがその山々を支えていることを発見できたり、小さな花に気づけたり、そうするとまた違った見え方ができます。数学も似ているように思います。
せっかくの高校生活、充実したものにしましょう。そして最後には大きな花を咲かせましょう!みんなの更なる飛躍を期待しています!

開成ハイスクール数学科 堀川大介

高3生諸君へ ~飛躍の夏を迎えるために~

2017 年 6 月 12 日 月曜日

 6月も半ばとなった。間もなく梅雨に入り、長く厳しい夏の前の少し落ち着いた時期となる。毎年何とか時間を見つけて、京都市内の自宅から、車で大原三千院に紫陽花を見に行く。国道367号線(京都と福井をつなぐ道路で、通称鯖街道と呼ばれている)沿いにあるこの寺は、特に今の時期、緑色の木々や苔が大変見事で、雨の日の三千院は実に味わい深い。大学生となる来年には、一度是非とも足を運んでみられることをお勧めしたい。

3月から高3の授業が始まって、ほぼ3か月半が経過した。順調に成績を伸ばしている受験生がいる一方で、まだ非常に苦戦している受験生も多数存在するのが実情である。どの教科についても言えるが、まずは毎回の授業の内容を完全に消化し、自分の中に定着させることを大きな目標として、日々の勉強に励んでもらいたい。今は、授業内容を完全に血肉化し、受験生としての基礎力をじっくりと養成していく時期である。模試結果が返ってきた受験生も多いであろう。自分の弱点をしっかりと洗い出し、その克服に向けた実践を日々積み重ねて欲しい。

特にクラブ活動がまだ続いている受験生は、しっかりと勉強時間を確保することが何よりも大切である。クラブと勉強の両立は決して容易なことではないが、勉強量を維持していかないと決して学力が身につかないのも厳然たる事実である。限られた時間をしっかりと遣り繰りしながら、最大限の努力を続けてもらいたい。クラブ活動を行いながら、第1志望大学に現役合格を果たすという自分の矜持のために。

夏期合宿や夏期講習が開始されるまでちょうど一か月ある。受験生にとって最大の学習量を確保出来る夏休みの勉強を最大限効果のあるものとするために、今からのひと月の過ごし方は極めて重要である。一気に夏に力を伸ばしていくためにも、全力で勉強に取り組んで欲しい。

志望校合格という最終目標に向かって懸命に努力を続けていても、思い通りの結果が出ずに、込み上げてくる様々な否定的な感情の起伏で、心折れそうな日も必ずや経験するであろう。しかしそれは受験生の誰もが背負っている宿命である。真剣に合格に向けて努力すればするほど、結果が欲しいのは当然であり、だからこそ結果の出ない苦しみもその分大きくなる。ただそれでも勉強を続けていかなくてはならない。

荘子の言葉に「明鏡止水」という言葉がある。「曇りのない鏡と波立たない静かな水」の意から、「心が澄みきっていること」を示す。勉強でもスポーツでも、目標に向かって全力で立ち向かえる場を与えられているという事実は、実にしあわせなことである。そのことに感謝しながら、「明鏡止水」の心境で今後も努力を続けてもらいたい。

開成ハイスクール国語科 森脇 庸介

慣れてきたころの落とし穴

2017 年 6 月 5 日 月曜日

新学年になって早2か月。新しい環境にも慣れてきた頃ですね。今回、私からは、新しい環境に慣れてきたときにこそ、持っておきたい心構えについてお話したいと思います。

一生懸命に勉強しても成績が上がらない。そんなことってありますよね。そんなときには、「何が原因なのかな?」って考えると思います。「勉強量が足りない?」「勉強の仕方が悪い?」という感じに。もちろん、今あげたことが原因となっている可能性はあります。しかし、成績の上がらない原因の1つに『生活習慣の乱れ』があるということはご存知ですか?

生活習慣というと、「挨拶」や「整理整頓」が頭に思い浮かびますが、その中でも成績を上げるために、特に重要視したい生活習慣は、『時間を守る』ことです。新しい環境に慣れてくると、時間にルーズになっていきます。新年度の最初の頃は、余裕を持って学校へ登校していたのに、それが徐々に遅くなっていき、今では時間ギリギリに登校している。そんなことはないですか?
そこで、私がこれまで多くの高校生と接してきて感じることは、「時間を守らず、授業に遅刻する受験生は、成績が大きく飛躍しない」ということです。これはかなり核心を突いた事実であると思います。

やむを得ない遅刻はあるにしても、授業に遅刻をする原因は、単純明快。授業や勉強よりも優先すべきことが他にあるからですよね。つまり、遅刻をするということは、勉強よりも優先することが他にあり、勉強が二の次になっている状態と言い換えることができます。

ここで、こういった状態をスポーツに置き換えて考えてみてみましょう。
スポーツの世界は、常に真剣に全力で取り組まなければ、実力はつきません。「友達との話が長引いた」などを理由に、毎回練習に遅刻。ダラダラ練習しながら「レギュラーになります!」「優勝します!」って胸を張って言われても、みんな「???」ってなりますよね。本当にレギュラーになりたい、優勝したいのなら、練習に遅刻せず、休まず、全力で真剣に取り組むはずです。
勉強も同じです。「成績を上げたい!」「第一志望の大学に合格したい!」と思うなら、塾に「少しくらい遅れても・・・」「無理して行かなくても・・・」という心の怠惰は生まれないはずです。「少しくらい遅れてもいいかな?」くらいの熱意では、実力はつきません。人が成長できるかできないかは、キツイときにどれだけ行動できるかです。苦しいとき、辛いときほど頑張って行動する。その中で自分の限界を知り、突破する。そうして人は少しずつ成長していきます。

その第1歩が、遅刻せずに授業に臨むこと。地道な努力が、最後に大きな花を咲かせます。「時間を守ること」。これは誰にでもできることです。能力の問題ではなく意識の問題です。

開成ハイスクール英語科 坂田 和彦